書籍・雑誌

2017年9月 1日 (金)

8月の読書記録 読書メーターより

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やけに漫画の多い月になった、「ツバキ堂文具店」と「夜の床屋」が収穫か。

読んだ本の数:24
読んだページ数:7244
ナイス数:1218

幻剣 双猿: 隠目付江戸日記(八) (光文社時代小説文庫)幻剣 双猿: 隠目付江戸日記(八) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】1巻飛んで8巻である。 図書館で貸出済だったのである。 6巻まで私が借りていたのだから7巻だけ借りるという人は珍しい・・・嫌味かな。 話は急遽、国許に帰る事になる、何やら不穏な動きがあるらしい。 死んだはずの闇猿の頭目・片山が生きているらしい、それに新たな手練れ「双猿」の二人が加わっているらしい。 果たして洋之介はお国の陰謀を解決できるのか、新たな敵の腕前とは。 双猿の剣が機能しなかったは洋之介の機転とは言えスッキリしなかった。 剣豪小説なのだからそこはハッキリ白黒付けて欲しかった。
読了日:08月02日 著者:鳥羽 亮
自選 影狩り(2) 化粧の城: マイ・ファースト・ビッグ自選 影狩り(2) 化粧の城: マイ・ファースト・ビッグ感想
「影狩り」やっぱり時間つぶしに良い。 こう言っては失礼なのかも知れないが、ほんの数時間時間つぶしに手に取れる本はそんなに無い。 ストーリーも絵柄もちょうど良い、やはり、さいとう劇画はエンテーテイメントに特化している。 しかし、十兵衛はしみじみ見ると、髭を生やしたゴルゴ13だなあ。 冷静で沈着な雰囲気もゴルゴだなぁ。 影狩り久しぶりに堪能した、良き時間だったと思う。
読了日:08月05日 著者:
剣客商売 27 (SPコミックス)剣客商売 27 (SPコミックス)感想
剣客商売も27巻目少しはマンネリもするが相変わらず良い味を出している。 「虻」が何の話か分からなかった、こねくりまわし過ぎた感がある。 小兵衛親子の介入が少なくなっきた様に感じる。 もう少し剣戟シーンが欲しかった。 長いシリーズ山あり谷ありで良いので無いでしようか。 すっかり、大島やすいちの画柄に馴染んでしまっている自分をしみじみ感じる。
読了日:08月05日 著者:
剣客商売 28 (SPコミックス)剣客商売 28 (SPコミックス)感想
「剣客商売」の28巻目、番外編の長編掲載。 越後は新発田から江戸に出て来た「お福」の人生が描かれる。 いろいろな主人に仕え、いろいろな人生訓を学ぶお福。 当初、理不尽と思えた事柄も学ぶうち理解するようになる。 良い事の無かったお福の人生、でも、安らかな日々を送れるようになったことは良かったと思う。 手裏剣の修行で三浦の師匠を想うお福の一途さが胸を打つ。 いろいろな人との交わりがお福を変えたのだと思う小兵衛もその一人、お福は幸せな人生を終えられたと思います。 今回は大二郎は登場しない、そんな回も良いのでは。
読了日:08月06日 著者:大島やすいち,池波正太郎
斬鬼嗤う: 隠目付江戸日記(九) (光文社時代小説文庫)斬鬼嗤う: 隠目付江戸日記(九) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】だんだんマンネリ感に飽きてきた。 江崎藩の侍が殺されて洋之介が谷部らと調査、藩に恨みを持つ者と雇われ剣客一味と対決、見事死闘を切り抜け一件落着。 ひねりも何もない、一本調子で前に読んだものと変わりが無い。 後一巻で終わるが、ややしんどくなって来た。 脇役を重視するとか道中物にするとか見た目を変えないと読み進めない。 江崎藩の隠目付の着眼点が、やはり無謀だったか・・・ 続編もあるらしいが次巻で一旦本を置こう。
読了日:08月06日 著者:鳥羽 亮
斬奸一閃: 隠目付江戸日記(十) (光文社時代小説文庫)斬奸一閃: 隠目付江戸日記(十) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】遂に十巻のお出まし、と言っても前回と変わりは無い。 節目という訳では無くシリーズの区切りを付けたみたい。 「おれん」の登場とかシリーズ続行は必至、亡き妻の佳江の面影を感じたり、なんか密偵の仲間に加わりそうな雰囲気。 取り敢えず、今回で本を置く事にしよう。 終わりが無さそうな予感がする。 1~3巻位までは面白かったが、ストーリーが毎回同じでは読む意味が無い。 変化が欲しかったのだが・・・
読了日:08月08日 著者:鳥羽 亮
ワイルド7R(2) (マンサンコミックス)ワイルド7R(2) (マンサンコミックス)感想
暇を持て余し、手を伸ばす。 もう・・・亡くなったんだなぁと感慨ひとしおです。 書下ろしで手抜きと思ったが、想えばこの頃から具合が悪かったんだなぁ。 そんな状況でも、とにかく一本仕上げた、凄い執念だと思う。 これが遺作になってしまった。 新撰組、書きたかったろうな、俺も読んで見たかった。 コンビニコミックスで「俺の新撰組」上・中・下が刊行中だ、また手に取って見るか。 でも、安っぽいんだなぁ・・・思案中。
読了日:08月08日 著者:望月 三起也
超犬リープ 第1巻 (Sun wide comics)超犬リープ 第1巻 (Sun wide comics)感想
懐かしさに本棚から引き出した。 どんな話だったか忘れてしまっていた。 ロボット犬が活躍する話という事は判っている。 読んでこんなに荒唐無稽な話だという事が判った。 空を飛び、地を走るスーパーロボット犬リープ、電子頭脳が組み込まれている。 でも、そんなに優秀でも無い、人間よりやや優秀と言ったところか。 ただ、桑田次郎の画が良い、あのスタイリッシュな「8マン」を思わせるような、そう、8マンの犬版なのだ。 久々に少年マンガの世界に遊んだ。
読了日:08月08日 著者:平井 和正
超犬リープ 第2巻 (サンワイドコミックス)超犬リープ 第2巻 (サンワイドコミックス)感想
昔懐かしい本です。 昔、勤めていた出版社の刊行です。 昭和62年か・・・遙か昔ですね。 全国の本屋さんを駆け回ってた時代です。 桑田次郎、「8マン」「エリート」「デスハンター」懐かしいな。 画は綺麗だが、お話が人類に厄災を及ぼす未来人とか時空を超えて現れる恐竜とか、やたら重いテーマだから、どうもスッキリしない。 もう少しかっこ良いと思ってました。 でも、あの時代に戻れた気がして、良かったです。
読了日:08月08日 著者:平井 和正
蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第1巻) (講談社コミックス)蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第1巻) (講談社コミックス)感想
「釣りキチ三平」で有名な作者が、「赤旗・日曜版」に連載した、多感な中学生の頃を描いたエッセイ・コミックス。 先ず一巻は「校門を掘る少女」から、豪雪地帯である秋田県の田舎に生まれた矢口少年は、ある日雪に埋もれた校門を、たった一人で掘り出している少女を見かける。 それは、校長がポケットマネーでプレゼントした校門であった。 自然に全校に伝わり誰彼と無く掘り出す伝統となった。 普段、思いもしない学校への愛着を描いたものでした。 四季折々に触れ、いろいろな行事、遊び、で描く抒情詩である。
読了日:08月09日 著者:矢口 高雄
蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第2巻) (講談社コミックス)蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第2巻) (講談社コミックス)感想
第二巻である、今回は盆踊りの曲を作詞・作曲したり踊りの振り付けを考えたり行動で自主性を高める話や「七人の侍」を学校上映会をして会場費を集めたり運営まで乗り出す矢口少年たちの活躍を描く。 農業品評会を一から手作りする工程を描いた「ホームプロジェクト展」など、奮闘を描く。 昔の生活を観て、懐かしさと共にこんな事もあったよなぁと、しみじみ感じるノスタルジーです。 矢口氏は「ふるさと」「おらが村」など色々書いているが底辺に農業の事、農家の事があり、郷愁と共に力強く描いている。 手元に置いて手に取りたい一冊です。
読了日:08月09日 著者:矢口 高雄
蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第3巻) (講談社コミックス)蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第3巻) (講談社コミックス)感想
続いて、第3巻。 今回は地名に関する疑問からウラン鉱石を探るべく谷に分け入る話。 「火石田」という地名からウラン鉱を探しに行って「熊」に出くわすという、冒険譚なのですが、結局何も無かったという話。二話目は自分のルーツを探し「加瀬谷東嶺」という絵師を調べる話、しかし、これも関係が無かったとの結論に・・・最後は中学の修学旅行の話で「想い出づくり」 修学旅行の想い出よりも全員で行くために「石運び」のバイトに精を出した想い出が一番と気付く感動編。 あの頃は貧困で行きたくても行けない人も多かったなぁ。
読了日:08月09日 著者:矢口 高雄
蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第4巻) (講談社コミックス)蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第4巻) (講談社コミックス)感想
さて、4巻目です。 新校舎に付随するグラウンドの拡張用地が決まり、いち早く競技大会をしたい矢口少年たちが自分達でグラウンド整備までしてしまおうと画策する奮闘編。 二話目はシューベルトの「鱒」に関わる「見える魚は釣れない」そして、「友情」に関する二編、誤解による喧嘩と勘違い二つともちょっとした擦れ違いで起こる誤解を悔い改める話。小さな頃、やんちゃな友達が大きくなって立派な事業主になっている事をさり気なくは話す友情譚。「赤旗」に描いているせいか、教訓の様な話がちょくちょく交じる。 エピソードだけで良いと思う。
読了日:08月09日 著者:矢口 高雄
蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第5巻) (講談社コミックス)蛍雪時代―ボクの中学生日記 (第5巻) (講談社コミックス)感想
いよいよ最終巻です、ここではいろいろな感謝の言葉が表現されています。 漫画に目覚めた頃おばあちゃんの援助が有り難かったこと、銀行を辞めてどうにか漫画家で食べて行けるようになった事、そして、最大の見せ場は演劇でオリジナルの演目「市助落とし」を演じられた事。 かなりのスペースで描いている事から、本当に印象に残っている事だと思う。それに、自身の高校進学の件、母への感謝、いっぱい詰まった感動も、これで最後です。 矢口氏の多感な中学生時代を、たっぷり感じた全五巻でした。 またいつか手に取る事と思います。ありがとう。
読了日:08月10日 著者:矢口 高雄
新装版・梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七) (講談社文庫)新装版・梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七) (講談社文庫)感想
【図書館】最期の「絶筆」と知り図書館で借りて来た。 いろいろな思いもあった事だろう、しかして絶筆、後は判らない。 絶筆と知っていて読むのと知らないで読むのと、感想が入り混じる想い。 途中まで読んでくと、やはり梅安さんの今後を予想される場面が多い。 「おもん」との別れとか、梅安宅の新築とか、彦次郎と小杉十五郎との共同生活等これからを匂わせる文章が増えた。 どのように着地点を用意したか結果を想像できないのが心残り。 インタビューの「梅安余話」が江戸の暮らしを伝えてくれて嬉しい。
読了日:08月12日 著者:池波 正太郎
中途半端な密室 (光文社文庫)中途半端な密室 (光文社文庫)感想
【図書館】久しぶりに手にした東川本、懐かしいですね。 氏のハチャメチャユーモアは嫌いでは無い。 しかも、デビュー前の作品が並んでいる、密室ありアリバイ崩しあり、初期の初々しさが残っている。 目いっぱいアイデアを出しきった、ちょっぴり茶目っ気のある作品をお楽しみ下さい。 「本格推理」に投稿した作品を中心に、敏ちゃん、ミキオのコンビが推理する安楽椅子探偵物。 軽~く、愉快に、不思議な世界に遊ばせてくれます。 たまには良いかも・・・
読了日:08月13日 著者:東川 篤哉
甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 (文春文庫)甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 (文春文庫)感想
【図書館】優しい職人肌の清太郎、しっかり者で商才に長けた幸次郎、抜群のコンビで店を切り盛りして行く。 季節のお菓子を縦軸に、そして、人情の機微を横軸に物語は進んで行く。 職人ものは田牧大和の独壇場だが、いつもに増して人情味が良い。 良く調べている作品は読んでいて気持ちが良い、お菓子のちょっとした表現にも表れる。 第二弾も図書館に予約してしまった。
読了日:08月16日 著者:田牧 大和
若旦那隠密 (幻冬舎時代小説文庫)若旦那隠密 (幻冬舎時代小説文庫)感想
佐々木裕一の新シリーズです。 どうも良くない、主人公の性格と話の流れがちぐはぐです。 最初、佐伯泰英の「古着屋総兵衛」と同じ流れかと思ったのですが、ちょっと毛色が違う。 本当に「隠密」になりたくない主人公が、なよなよしてる。 半分近くまで、このせめぎ合い、とうとう終わりまで意思を固めていない。 序盤で方針をハッキリしないと物語に集中出来ません。 痛快時代劇と銘打っているのだから隠密として起つとして物語のスタートを切って欲しかった。 とにかく爽快さも剣戟の楽しさも無い作品であった。
読了日:08月18日 著者:佐々木 裕一
ツバキ文具店ツバキ文具店感想
【図書館】ドラマが真っ最中の時、予約したものが最近手元に来た。 未だ予約中の人が列をなしているみたい、早速読んで直ぐに返却しよう。 ドラマを最終回まで観たからストーリーは判ってると思ったら細かいところで違ってた。 小説は鳩子の一人称の滑り出しから順調で、大事な場面で手紙文が入る、こういうの好き。 先代の双子の妹の「スシ子」さん、ドラマには出て来なかったけど良い味出してる。先代と真逆な性格で顔は同じ、「カシ子」と「スシ子」喰いっぱぐれの無いようにが洒落てる。 二人とも亡くなっているのだがほのぼのしてるなぁ。
読了日:08月20日 著者:小川 糸
夜の床屋 (創元推理文庫)夜の床屋 (創元推理文庫)感想
面白い! 初っ端の「夜の床屋」から、洒落ている。 とある無人駅の理容店がたまたま夜の11時に開店した。何故っ?・・・ 日常の謎かと思わせてファンタジーの世界に寄せて行く。 上手い。短編集を組むうえで「眠り姫を売る男」を劇中劇に入れるなどウイットに富んでいる。 ミステリーと言えないけど、何となく奇妙でファンタジック。 佐倉と高瀬の凸凹コンビも楽しい、また会いたい。 
読了日:08月23日 著者:沢村 浩輔
陰陽師 阿部雨堂 (新潮文庫)陰陽師 阿部雨堂 (新潮文庫)感想
【図書館】まんまと表紙に騙された、陰陽師でも無ければ呪術も無し。 阿部雨堂を名乗る「吉次」は全くの偽・陰陽師、口八丁・手八丁で世の中を渡る調子の良い奴。 町娘の三人小町の「丑の刻参り」の噂を聞く、その標的はこの三人のうちの誰かを占って欲しいとの小町から依頼が・・・江戸情緒溢れる会話とか情景描写は良いのだが、ちょっと謎解きがもたつき過ぎないかなぁ。 「おこと」の事も説明過多、さらっと流しても良かったかも。 まっ、そんな中一つの事件を解決した手腕は見事。 戯曲師の甲悦を忘れたが良い味出してます。
読了日:08月26日 著者:田牧 大和
鬼平犯科帳Season Best仲夏の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳Season Best仲夏の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
暑い夏に、熱い(厚い)鬼平を読む。 暑い盛りに懲りずに悪事に精出す悪党共を情け容赦なく取り締まる、ご存知長谷川平蔵、バッタバッタと斬り捨てる。 やはり、鬼平は爽快だなぁ。 576頁の厚さに堪能しました。
読了日:08月30日 著者:さいとう・たかを 池波正太郎
迷: まよう迷: まよう感想
【図書館】アミの会、第四弾! しかも、二冊同時発行!! やはり、アンソロジーは面白い。 各作者の思いが同じテーマでも、これほど離れているかと思える事。 それぞれの良さはあるが、「置き去り」に興味を持った。 二件の置き去り事件、最終的に同じ場所で起きた別々の事件、外国の事ゆえ増々恐怖を覚えた。 最後に置き去り事件の当事者が旅行会社に勤め、クレーム担当になっているというのが、泣かせる。 続いて、リクエストをしている同時発売の「惑」を読んで見たい。
読了日:08月31日 著者:アミの会(仮),大沢 在昌,乙一,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,福田 和代,松村 比呂美
晴れの日には 藍千堂菓子噺晴れの日には 藍千堂菓子噺感想
【図書館】藍干堂菓子噺「甘いもんでもおひとつ」に続く第二弾!! 相変わらず、藍干堂は季節のお菓子で大繁盛。 そんななか、晴太郎は一人の女性と知り合う。 「佐菜」それともう一人娘の「さち」、この二人と晴太郎の関わりが本巻の肝である。 節目節目のお菓子をあしらったところは一巻と同じく季節感を出している。 晴太郎の祝言を巡り、厄介な敵役まで登場、果たしてどうなるのだろうか・・・ 五話中三話が書下ろしなので続きは望めないと思うが、出来れば晴太郎、幸次郎、茂市の世界観をもう一度見たいものである。   
読了日:08月31日 著者:田牧 大和

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2017年8月 2日 (水)

7月の読書記録 読書メーターより

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「うぽっぽ」「隠目付」時代劇にハマった1ヶ月でした。 それぞれ不満はあるものの楽しめる時代小説です。
7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4307
ナイス数:1006

凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
【図書館】紅葉おろしに肩を押され、粉雪が舞い散る朝まだきを駆ける。 うぽっぽと馬鹿にされても意地がある、疝気の虫をどうにかなだめ、悪党たちを打ちのめす。 臨時廻り・長尾勘兵衛、小さな罪には目こぼしもするが、巨悪の奴らは容赦はしない、獅子奮迅の活躍を描く第四弾! 
読了日:07月02日 著者:坂岡 真
超高速! 参勤交代 (講談社文庫)超高速! 参勤交代 (講談社文庫)感想
映画(DVD)で観たので読む気は無かったのですが、暇を持て余して手に取った。 映画と違い政醇の心理描写とか段蔵の生き様とか丁寧に描いて、エンターテイメントになっている。 画像で観るのと違う迫力を感じた。 政醇感が描き方のポイントが違うと思う、優しくて逆境に負けない政醇が描かれていると思う。 仙台~東京は5日間では如何せん早過ぎると思う。 実際に映画化の時、市役所職員が駆けていたけど・・・大変だと思うよ。
読了日:07月06日 著者:土橋 章宏
藪雨―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)藪雨―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
【図書館】ついに、想いを寄せていた「おふう」が死んでしまった。 追憶にひたる「うぽっぽ」は死んだようになってしまう。 坂岡さん、果たして殺してしまう必要があったのだろうか、これから後に登場するであろう「静」の為だったら、あまりに都合が良すぎませんか。 物語の世界観をもう少し考えても良いのでは・・・どうしても死ななきゃあならない場面でもないし。 マンネリならマンネリで「おふう」は「おふう」であって欲しかった。 合掌!
読了日:07月08日 著者:坂岡 真
病み蛍―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)病み蛍―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
【図書館】シリーズ第6弾! 世に報われない事がいっぱいある、そんな怒りや悲しさを胸に秘め、今日も江戸の街を歩く臨時廻り同心・長尾勘兵衛。 今回の巨悪は勘定奉行だが、解決に爽快感が無い。それは、ちょっと手が出せない悪でもあの解決策は無いな。 良く調べて見栄を切るくらいの気風が無けりゃ、「うぽっぽ」の心意気が無くなる。 うぽっぽ、ガンバレ!
読了日:07月12日 著者:坂岡 真
かじけ鳥―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)かじけ鳥―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
【図書館】綾乃と鯉四郎の結婚、捜し歩いた静との再会、一巻に詰め過ぎじゃないのってくらい「詰め込み過ぎ」 続編がありそうだけど、読んでる人はこれで終わりって位、中途半端な終わり方。 シリーズに飽きて来たんじゃないのかな。 出版社に言われて渋々書いているような・・・続編、読もうかどうか検討中。
読了日:07月15日 著者:坂岡 真
秘剣水車―隠目付江戸日記〈2〉 (光文社時代小説文庫)秘剣水車―隠目付江戸日記〈2〉 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第二弾! 強敵、現る、一介の辻斬りと成り果てた、天童流の遣い手・滝川泉十郎、棲ざましい剣風と共に鉢を割る「霞斬り」 洋之助、絶体絶命の危機! 秘剣・水車を会得するが、果てして効果があるものか。 今回、洋之助が今まで味わったことのない恐怖を感じる。 剣戟シーンが冴えわたる一篇です。
読了日:07月16日 著者:鳥羽 亮
妖剣鳥尾―隠目付江戸日記〈3〉 (光文社時代小説文庫)妖剣鳥尾―隠目付江戸日記〈3〉 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】必殺剣・鳥尾が迫る、洋之介も防ぎようが無い。 果たして「水車」だけで勝つことが出来るのか。 隠し目付シリーズも3作目、仇討ちとお家騒動も絡んで周辺が慌ただしい。 鳥羽さんの作品は、季節の情緒と迫力ある剣戟のシーンが心に残る。 若干、人間ドラマがサラッと書いている節がある。 おみつや玄次の絡みも取り入れたら膨らみを持てると思うのだが・・・ 取り敢えず次巻を読もう。
読了日:07月19日 著者:鳥羽 亮
猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン (グランドジャンプ愛蔵版)猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン (グランドジャンプ愛蔵版)感想
ブログで「神の犬」の感想文を書いた、読んだ読み友から読んで感想が届いた。 それを読んで、ふと「セントメリーのリボン」を本棚から取り出した。 やはり良い、自然の豊かさや人生の機微が堂々とした「絵」から浮かび上がってくる。 竜門卓、潔い生き方の探偵である、しかも、「猟犬専門」というのが良い。 そんな竜門が盲導犬探しを手伝う事に・・・リボンを付けたセントメリーが新しい飼い主の元に向かうラストは、何回見ても泣けてしまう。 改めて谷口ジローに合掌!
読了日:07月22日 著者:谷口 ジロー
るきさんるきさん感想
【再読】るきさんとえっちゃんの楽しい日常、視点が常識人と少し違う、るきさんは付き合ったら大変だけど観察していると楽しい人間だ。 久々に本棚を漁って読んで見た。 なんと、34年前の作品、それでも古臭く感じないのは絵柄とセンスが良いからだと思う。 るきさんという名前は何処から来たんだろう、るきなんて名前無いよな・・・またいつか取り出して読むんだめぅな。
読了日:07月23日 著者:高野 文子
鬼剣 蜻蜒(やんま)―隠目付江戸日記〈4〉 (光文社時代小説文庫)鬼剣 蜻蜒(やんま)―隠目付江戸日記〈4〉 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】隠目付シリーズ、第四弾! 今回のお相手は、棲ざまじい剣風の示現流。 鬼蜻蜒の構えから振り下ろされる示現流の初太刀、受けられるか甲源一刀流・水車の剣。 恐ろしい相手と対峙する洋之介、藩の上層部に蠢く陰謀に巻き込まれる、一気呵成にたたみ掛ける気合で挑む洋之介の度胸を描く痛快編。 
読了日:07月23日 著者:鳥羽 亮
死顔―隠目付江戸日記〈5〉 (光文社時代小説文庫)死顔―隠目付江戸日記〈5〉 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】隠目付シリーズも、もう5巻。 今回の強敵は、労咳を病む娘の看病に明け暮れる剣豪の父。 薬の高麗人参を手に入れる為、止むを得ず修羅場に立つ。 迫りくる直心影流・鬼面切り、迎い打つ甲源一刀流・水車の剣。 果たして水車の剣は立ち向かえるのか。 あくまでも暗殺ではなく「立ち合い」と信じる山岡の心情が悲しい。 予想通りに娘は死ぬ、知りながら看病に勤しむ山岡の心情が切ない、ただの剣豪小説では無い、人間ドラマを感じた。
読了日:07月27日 著者:鳥羽 亮
自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
又読んでしまった。 無用ノ介の世界は、すっと入っていける。 流れ流れの無用ノ介、親子二代の「のらいぬ稼業」今日も今日とて、賞金首を求めて旅の空。 何の因果か押崎三兄弟と命をやり取る運命に・・・妖剣を相手に無用ノ介の必殺の剣が冴える。 やはり自選は表現能力を駆使している。
読了日:07月28日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
続いて自選の第二集。 「さむらい渡とのらいぬ無用ノ介」が良い。 武士社会に生きる渡と賞金稼ぎの無用ノ介、おのずと生き方が違う。 しかし、義理人情の世界は同じであろう。 弟を斬って来た渡の動揺が紙一重の差で無用ノ介の命を救う。 親兄弟の居ない無用ノ介の胸に去来するものは・・・
読了日:07月28日 著者:さいとう たかを
剛剣 馬庭: 隠目付江戸日記(六) (光文社時代小説文庫)剛剣 馬庭: 隠目付江戸日記(六) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズも永くなると、何となくマンネリ化してくる。 そもそも、江崎藩内の騒動というのがマンネリの元。 隠目付VS助っ人剣豪という図式は飽きた。 江崎藩の内には強豪はいないのか、義理やしがらみで洋之介と闘わねばならない運命的な物は無いのか。とにかく、今回の悪役は、馬庭念流の「岩砕き」これも助っ人剣豪である。 僅差で勝つが、いまいち合点がいかない。 闇猿・黒蜘蛛も特殊な術を持っているのかと思ったが、あっけなく敗れてしまった。 もう少し、ミステリー感が欲しいと思いました。
読了日:07月29日 著者:鳥羽 亮

読書メーター

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2017年7月 6日 (木)

6月の読書記録 読書メーターより

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読んだ本の数:14
読んだページ数:5175
ナイス数:1077

不忠: 鬼役(二十一) (光文社時代小説文庫)不忠: 鬼役(二十一) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】不忠・・・いろいろな事に遭遇し、自分の役目にも迷いが・・・蔵人介が生き方に逡巡する場面も。 相番の出世とそれが無くなり御鉄砲奉行の役目に就くため大阪に赴任する桜木の顛末を描く一篇がサラリと描かれる。 次の相番は誰に・・・権力闘争が激しくなり、水野、鳥居の動きも忙しくなってきた。 遠山の金さんの使い方が荒いように思える、もう少しワンポイントで使った方が良いと思うが。 蔵人介の密命が権力闘争に使わらねばと思う、ストーリーはエンターテナーで良いと思ってます。 後味が良くあらねば坂岡真じゃ無い。
読了日:06月04日 著者:坂岡 真
愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ感想
【図書館】1992年から2016年に書かれた北村氏のエッセイ集。 北村氏が敬愛する、鮎川哲也氏、都筑道夫氏、泡坂妻夫氏の想い出から子供の頃の話、マンガの事、短歌の事、映画の事、ありとあらゆる思いが詰まっているエッセイです。 しかし、多岐に及んで小説から雑記まで、読んでいるなぁと思う。 しかも、ちゃんと覚えている。 ほとんど同時代を過ごしているので少年の頃のエピソードは、「あった、あった」と膝を叩く。 そのうえ、住まいも近い埼玉県、同じ頃同じ地域で過ごしていた。 まさに、快傑ハリマオ、月光仮面なのである。
読了日:06月07日 著者:北村 薫
いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)感想
【図書館】お蔦さんシリーズ、第二弾! 図書館にリクエストしたら三弾が先に来て、返却期間が短いので急ぎ読了。 いつものように、お蔦さんと望の日常が続いている。 しかし、友達と別れたその晩、一転する。 友達の家が血みどろで、家族が行方不明に・・・ 連作短編のほのぼのした一巻と異なり本格ミステリーの形相を呈して来た。 友達との交流を通じて大きく成長する望の姿を描き、さりげなく助言するお蔦さんの姿が心憎い。 理事長とお蔦さんの親友のエピソードは要らないと思う、何でもかんでも、つなぎ合わせるのは小説じみてしまう。 
読了日:06月12日 著者:西條 奈加
リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13感想
またまた読んでしまった。 ふとした瞬間に手を伸ばしてしまう、読者が選んだベスト13つまらぬ筈が無い。 ゴルゴはどれを取っても面白い、ちょっと読みたいそんな時、傑作集は有り難い。 しかし、良く続いているものだベスト13が出てから15年も経ってしまった。 プロダクション方式が続く理由だろう、いつまでも続く事を祈る。
読了日:06月13日 著者:さいとう たかを,さいとう・プロダクション
みやこさわぎ (お蔦さんの神楽坂日記)みやこさわぎ (お蔦さんの神楽坂日記)感想
【図書館】お蔦さん、シリーズ第3弾! また、連作短編に戻る、どっちかと言うと短編の方が好きです。 お蔦さんには重いシリアスものより、短編で軽妙洒脱なお話の方が似合うと思います。 いろいろとめぐる季節の中でお蔦さんと望の日常が綴られる、ちょっとした引っ掛かりの謎を解き明かす。 謎と言うよりは生き方みたいなもの、関わり合いといった事が描かれる。 ウェイトが望にかかって来た感じがする、少年の成長譚なんだろうな。 神楽坂の雰囲気を伝えてくれるシリーズです。
読了日:06月15日 著者:西條 奈加
うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
風変わりなタイトルに惹かれ手にした一冊。 タイトルから、おふざけなのではと思いましたが、なんのなんの正統派捕物帳です。 罪に問われるはざまっていうか微妙な問題、見事に解決し後味も爽やか。 登場人物も、いろいろ癖のありそうな人物ばかり、面白くなりそう。 坂岡真の時代小説は真面目か不真面目か読んで見るまで判らない小説が多い、これは真面目派なんでしょう。 シリーズが長そうなので図書館にリクエストしよう。
読了日:06月17日 著者:坂岡 真
死笛―隠目付江戸日記〈1〉 (光文社時代小説文庫)死笛―隠目付江戸日記〈1〉 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】適当な本が無いかと図書館を物色中、これに当たりました。 カバー裏の解説で判断しましたが正解でした。 隠目付の設定が面白かったです。 凄腕の隠居と言う設定は目新しいものでは無いのですが、剣戟の棲ましさは、やはり剣道を習っていた著者特有のものだと思います。 登場人物に惹かれ、続きも図書館にリクエストを。 しかし、「江崎藩」のエピソードだけで果たしてもつのか・・・ まぁ、読んで見る事にしましょう。
読了日:06月19日 著者:鳥羽 亮
神の犬 (1) (小学館文庫)神の犬 (1) (小学館文庫)感想
【再読】谷口ジローが亡くなって・・・古本屋に行くと、ついつい昔の作品を探している自分を発見する。 良い漫画家だったなぁ。 目に止まった、この本に手が伸びた。 ブランカという遺伝子操作された軍事戦闘犬、これは、その流れを引く子供たち2頭の物語である。 戦闘調教から逃れ荒野に消えたブランカ、その子供にも軍の魔の手が伸びる。 凄ざましい能力を秘めたタイガとナギ、次々と軍の追っ手をなぎ倒す。 そんな2頭にも犬の愛情がある。 谷口ジローが贈る、運命に逆らう自然の気高さを描き切った作品である。 犬が愛おしい!
読了日:06月20日 著者:谷口 ジロー
寒椿ゆれる―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)寒椿ゆれる―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】猿若町捕物帳の第四弾。 同心・玉島千蔭は苦み走った良い男、江戸を騒がす事件を追っている。 そんな、千蔭にお見合い話が舞い込んだ、二六歳、少し婚期が遅れた感があるが、ちょっと変わった考え方をする女性であった。 猪鍋に纏わる事件を解決し、安珍清姫もどきの事件のケリをつけ、寒椿に思いを寄せる切ない恋の決着をつける。果たしてお見合い話の行く末は。人気若手女形・水木巴之丞、美貌の花魁・梅が枝の知恵を借り、花の大江戸を駆け回る。近藤史恵の捕物帳、なかなか現代物である。シリーズ前作を読んで見ようかなと思う。
読了日:06月20日 著者:近藤 史恵
涅槃の雪 (光文社時代小説文庫)涅槃の雪 (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】天保の改革が描かれる、そこに庶民の生活と政治のやり取りがクロスオーバーする。 登場人物は、遠山金四郎景元、鳥居耀蔵甲斐之守、水野忠邦、いずれも曰く有り難しの面々、面白くない筈が無い。遠山VS水野・鳥居の確執に、否応なく巻き込まれるのが、吟味方与力の高安門佑とお卯乃である。 門佑、お卯乃の日常に何かと改革の風潮が絡んでくる、まぁ、改革ありき生活だから仕方ない。二人の恋の行く末と改革の収束を交えて語る西條版・天保の改革。 市川団十郎の幼き日が描かれる等、随所にエピソードが散りばめられているのが最高!
読了日:06月22日 著者:西條 奈加
黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)感想
19世紀・ヴィクトリア朝初期、霧の倫敦に「バネ足ジャック」が登場。 その3年後再びジャックが現れる、しかも連続殺人犯として。 向かい撃つはロンドン警視庁の名物警部・ジェイムズ・ロッケンフィールド。 藤田和日郎が思い入れたっぷりに描く怪奇と冒険の浪漫のゴシック活劇。 悲しきバネ男の恋情と熱血刑事との友情、ハラハラドキドキして心熱くなる協奏曲。 たまには郷愁にも似たお話しも楽しいものですね。 黒博物館のキュレーターさんがとっても素敵です。
読了日:06月22日 著者:藤田 和日郎
女のシゴト道 (文春文庫)女のシゴト道 (文春文庫)感想
【再読】以前読んだ物を再読してしまった(笑) 今回は大田垣らしさがなく職業の説明に汲々としていると、書いたが、前回の感想を見ると、全然そんな事は書いて無い。 読んだ時の状況で感想って大分変るんだなぁと実感した。 あとがき位のスタンスがちょうど良い。
読了日:06月24日 著者:大田垣 晴子
恋文ながし―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)恋文ながし―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)感想
【図書館】今日も今日とて臨時廻り同心の長尾勘兵衛は厄介事を抱えていた。 色々な難事をサラリと捌いて飄々として季節の物を食す、やっぱり酒が上手そうだ。 臨時廻りは経験が物を言う、酸いも甘いもかみ分けた勘兵衛は一人、思う家出をした女房の事。 「うぽっぽ」第二弾、順調な滑り出しです。
読了日:06月28日 著者:坂岡 真
女殺し坂 (徳間文庫―うぽっぽ同心十手綴り (さ33-3))女殺し坂 (徳間文庫―うぽっぽ同心十手綴り (さ33-3))感想
【図書館】女殺し坂・・・何か謂れがありそうな坂の名。 何人もの命が奪われた、勘兵衛が調査に乗り出すが・・・それとは別に勘兵衛の妻に関わる事が描かれる。 果たして、出奔の謎は解けるのだろうか。 二十年前、どのような事があったのか,おさよは本当にお静なのか、謎は謎を呼び夢の彼方に・・・以外と荒療治もする勘兵衛の一面を見たような気がする。
読了日:06月30日 著者:坂岡 真

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2017年6月 2日 (金)

5月の読書記録 読書メーターより

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5月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4179
ナイス数:1329

海街diary 8 恋と巡礼 (フラワーコミックス)海街diary 8 恋と巡礼 (フラワーコミックス)感想
「海街diary」も8巻目、静かに季節は変わり、人の生き方も変わっていく。 千佳と浜田の子供が出来ちゃた、そして結婚、でも祈るのは相手の幸せ。 すずのサッカー特待生の掛川への説明会で初めて茶畑を見て感動。 静岡に行ったら海のある生活は無い、しかし、すずは頑張る決意を。 四姉妹それぞれの生き方が大きく変わる、ストーリーも変わらずにはいられない。 ますます目が離せない四姉妹物語、さて、どうなります事やら。
読了日:05月01日 著者:吉田 秋生
掌の中の小鳥 (創元推理文庫)掌の中の小鳥 (創元推理文庫)感想
「THEどんでん返し2」を読んで本編を読みたくて古本屋で買って来た。 読み進めて行く内に、なんか読み覚えがあると感じる。 うろ覚えのまま読み終わり、登録の際確認するとなんと【再読】でした。 でも、好きな加納朋子の作品、細かなトリックなど忘れていたし、新たな気持ちで読了した。 やっぱり、良い物は良い! しかし、3年前の事を忘れてしまうとは、認知症にかかってしまったのかも(笑)
読了日:05月01日 著者:加納 朋子
怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)感想
【図書館】暇つぶしに良さそうなので借りて来た。 「幽霊」とか「化け物」や「血みどろ」の画を集めたモノなのですが、浮世絵の様式美が綺麗です。 真剣に描かれたものや滑稽なもの、様々に浮世絵の技術を駆使して表現されています。 怖いもの見たさと言うより、浮世絵の表現方法を改めて見つめ直した数時間でした。 295P、たっぷり楽しめました、ほとんどがオールカラーで臨場感満載ですよ。 「国芳」「国貞」「北斎」「芳年」やっぱり良いなぁ。
読了日:05月03日 著者:日野原 健司,渡邉 晃
村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-感想
【図書館】図書館をブラブラしてて見つけた、四人のイラストレーターに誘われました。 四人と村上春樹の友達感がココロ良い。 和田誠と安西水丸のイラストがリラックスさせてくれました。 佐々木マキって「ガロ」の時代から漫画で読んでいたけど、今日の今日まで「女性」だと思っていた。 一生の不覚、でも、今日判明して良かった、覚えておこうと思った。 本のサイズが小さいのが玉に瑕だがオールカラーで楽しめるのが嬉しい。 でも、大橋歩の銅版画が9ミリ四方だから、ほぼ同寸で鑑賞できる幸せも。 村上春樹は特に好きではないが・・・
読了日:05月04日 著者:村上春樹,佐々木マキ,大橋歩,和田誠,安西水丸
教えたくなる名短篇 (ちくま文庫)教えたくなる名短篇 (ちくま文庫)感想
【図書館】シリーズも6冊目、増々、難解度上げて来てます。 「すごろく将棋の勝負」とか「ほんもの」など、性が合わないのか、何を言いたいのか、ちょっと判らない。 読み込み不足なのか・・・ウィットが効いたストーリーが楽しいのですが。 「舞踏会の手帖」は良かったが、「ささやかな平家物語」は良く判らなかった。 いろいろな短編を紹介してくれる本作だが、好みに合う合わないは判れるところだろう。 その中で気に入った作家を選んで行こうと思う。 解説の北村薫と宮部みゆきの掛け合いが一服の清涼剤。
読了日:05月07日 著者:
今日も怒ってしまいました (文春文庫)今日も怒ってしまいました (文春文庫)感想
日常の些細な怒りにミリさんの感情が爆発。 でも、怒りの矛先があっちこっちにフラフラ、怒りと言うよりも勘違いも多々ある、ミリさんの性格でしょうね。 多分、優柔不断な性格なのでは、怒っても本気で怒ってないと感じられるところがミリさんのエッセイの良い所なのでしょう。 直接的に怒りをぶつけられたら、読んでいるこっちも良い気分では無いでしょうから。 四コママンガに本音が覗きます、この位怒ってもいいよ。
読了日:05月07日 著者:益田 ミリ
静かな炎天 (文春文庫)静かな炎天 (文春文庫)感想
【図書館】羽村晶シリーズの短編集。 相変わらず、タフで人情味のある女探偵である。 七月から十二月に掛けて、依頼を片付けたり、店長の富山の用事を仰せつかったりの日々を描く。 なるほど、歳月は早いものですね、読み始めた頃は二十代半ばの晶が、「四十肩」を患っているとは・・・しかし、ウィットにとんだ会話や行動力はあの時のまま、この分では男っ気の無いまま五十歳台に突入するのも時間の問題、たまにはロマンスっぽいのも見たい気もするのだが・・・晶の多忙なクリスマスイブの一日を描く「聖夜プラス1」がノンストップで面白い。
読了日:05月08日 著者:若竹 七海
カナリヤは眠れない (ノン・ポシェット)カナリヤは眠れない (ノン・ポシェット)感想
変わってる、整体師・探偵・・・変わってるよなぁ。 しかも、素人なのに事務所調査(事務所荒らし)までしてしまう・・・うーん、やり過ぎと違うのかな。 著者の比較的初期作品、いろいろ試してみた作品なのだろうと思う。 整体師・合田力、身体の悩みをその掌で判る男。 ある患者の肩こりから隠れた病巣、精神的な悩みを探り当てる。 読んで爽快なのだか、荒唐無稽さが目に付く。 ゴシップ記者と整体院の受付嬢たちとの絡みが爽やかです、それぞれが心の悩みを抱えている。 帯に書いてあった様に「心も身体も爽快」には、なれなかった。 
読了日:05月10日 著者:近藤 史恵
花酔ひ (文春文庫)花酔ひ (文春文庫)感想
既婚男女の東京と京都に流れる不倫の協奏曲。 浅草の呉服屋の一人娘・麻子を巡る恋愛の昏い潮流。 各人の性癖が生々しく描かれる、昔から秘めていたものが噴出するとき人は逆らうのか流されるのか・・・千桜の幼少期に植え付けられた性癖を考えると、罪深い事をするなぁと伯父を恨みに思うことも。 しかし、こうもタブル不倫が成功するものか、と考えると小説は成り立たないか。 着物・京都・浅草・葬儀社、日本の暮らしを生き生きと活写した官能小説です。 花房観音が解説を書くのも、さもありなん。
読了日:05月13日 著者:村山 由佳
我ら荒野の七重奏我ら荒野の七重奏感想
【図書館】ちょっと急ぎ足の感がする。 中学校入学から卒業までの、吹奏楽部の裏方をする「親の会」に参加する事となった、あの「山田陽子」の活躍を描く物語である。 何故、あのなのか、それは前作「七人の敵がいる」でPTAの役員をして暴れまくった陽子の後日談だからである。 にしても、エピソードが多い割に、たいして活躍していないと思えるのだ。 やはり、三年間をこのページ内で収めるのは無理があると思う。 エピソード毎に「やれ!やれ!」と思っている内に、解決してしまう、やや肩透かし感は否めない。 ちょっと残念!
読了日:05月17日 著者:加納 朋子
倒れるときは前のめり倒れるときは前のめり感想
【図書館】好きな作家のエッセイは共感できる。 本の事、暮らしの事、映画の事、ふるさと高知の事、多岐に及んで著者の心情が書かれている、現在から「振り返って一言」がそのテーマを書かれた時の気持ちのブレと言うか変遷を伺えて楽しい。 子供出来ないのかな? 子供をテーマにした出来事の件がちょっぴり淋しい。 高知愛に溢れる筆致が判り過ぎる程判る、タイトルにも表れていますね。 短編が二編収録されているが、続きを読みたくなってしまう。 自衛隊物と図書館物が読めないでいる作家さんです。
読了日:05月25日 著者:有川 浩
無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)感想
初めての作家さんです。 本の解説を見て購入しました。 良いですね~神楽坂、元女優のお婆ちゃん。 江戸っ子気質で孫との会話も洒落ている。 日常の謎に教訓を散りばめた考え方に共感を持てます。 料理が出来る孫とまるっきりしない祖母、これが言われっぱなしで無い二人の世界が構築されているのが良い。 たちまち「お蔦さん」の世界に引きずり込まれてしまう、続編がありそうなので図書館で探してみます。 西条奈加さん、時代小説の作家さんなんだ、そっちも読んで見たくなりました。
読了日:05月25日 著者:西條 奈加
幻月楼奇譚 (3) (キャラコミックス)幻月楼奇譚 (3) (キャラコミックス)感想
最初に読んだ時も書いている(2013年)、そんなうろ覚えの作品です。 にも、関わらず古本屋で購入してしまう・・・お話が頭に入らないのですね。 画が好きだから買ってしまう、これもBLの一種なのでしょうか。 頁数の割にストーリーが複雑すぎる、役者も多すぎる。 何回、読んでもすんなりと理解できない。 雰囲気だけ楽しんでいれば良いのでしょうか。 三年に一回くらいの刊行です、何巻出てるのかも判らなくなります。 「百鬼夜行抄」の方がまだ判りやすい。
読了日:05月28日 著者:今市子
幻月楼奇譚 (4) (キャラコミックス)幻月楼奇譚 (4) (キャラコミックス)感想
3巻に続き4巻を読んだ。 多少ストーリーが整理されて読みやすくなった。 もう、幇間と若旦那の仲はほっておいて、幽霊譚に比重が掛かっている。 お話をスッキリさせて登場人物を整理した方が良いと感じる。 料亭の話で昭和感を出そうとしているのだが、どうも込み入った感が否めない。 すんなり、一本の話を処理した方が良いと感じる。 今回はスッキリした方だと思う。 連載が間が開くのでストーリーが練れていないのだろう、一年で1本から2本では身が入らないのも判るが・・・ 絵だけは相変わらず上手い!
読了日:05月29日 著者:今 市子
冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫)冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫)感想
良かった。 静かに染み入るような思いがヒシヒシと感じる短編集です。 冠婚葬祭のシーンに当てはめて描く日常空間、変に納得してしまう共有空間、時折り挟んでくる不思議空間。 中島節、炸裂である。冠・婚・葬・祭のドラマに登場人物が微妙に重なり合う、バトンタッチで狂言回しをしていくような、しかし、「最後のお盆」には誰が出ていたんだろう? お化けは何人か出ていたのは確認しているのだが・・・ほんと、人の描き方が上手い作家さんだと思います。
読了日:05月31日 著者:中島 京子

読書メーター

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2017年5月 1日 (月)

4月の読書記録 読書メーター

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今月は「ビブリア古書堂・最終巻」と「アンの青春」が読めただけで幸せです。

4月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:5557
ナイス数:1267

花を呑む花を呑む感想
【図書館】 珍しく風邪を引いた信次郎、伊佐冶親分の調査を聞いて、引っかかる事が。 亡骸の口に牡丹の花が溢れていた・・・信次郎と清之介が鎬を削る捜査が始まった、清之介はそんなにも積極的ではないが、徐々に巻き込まれていく。 信次郎と清之介の心に潜む闇がもつれ合いほどけていく、どこまで行っても相容れる事は無い。 今回、伊佐冶親分の嫁のおけいが思わぬ活躍をする。 それにしても、伊佐冶親分の言葉に救われる思いがする、この作品の良心だと思う。 お常の使い方が又憎い。
読了日:04月01日 著者:あさのあつこ
乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)感想
パリヤのお話が続く、結婚を前に、いろいろ考えていることがある。 人見知りで口下手のパリヤは、どう表現して良いか悩む。 いろいろな行動をするのだが、パリヤの一生懸命さに心を打たれる。 徐々に、でも熱く静かに寄り添って行く、パリヤ!ガンバレと応援している自分がいた。 静かに受け止めるウマルも良い。 ママゴトしてるみたいだけど。 アミルの出番が少ないのがちょっぴり淋しい。 しかし、森薫氏の描きこみは相変わらず凄い!
読了日:04月03日 著者:森 薫
LIMBO THE KING(1) (KCx)LIMBO THE KING(1) (KCx)感想
スタートからして興味をそそられる。 「眠り病」? 「タフな海兵隊員」? 「伝説の英雄」? 判らんことだらけで唐突に物語は始まる。 徐々に「眠り病」の脅威が判る、その脳にダイブする人たちの話とか、これって「サイコダイバー」の話?  ダイバーとコンパニオンのコンビで潜脳するのか、そこで観られる世界がLIMBO、そこの最高権威がKINGって訳だ。 夢の世界が「田中相」のファンタジックな画で描かれるって事か・・・ 一風変わった作品の多い田中氏、輪を掛けて変わってる。 でも、凄い話になりそう、先が期待させられる。
読了日:04月03日 著者:田中 相
ランド(4) (モーニング KC)ランド(4) (モーニング KC)感想
ますます混迷を深める世界観、一体、作者は何を語ろうとしているのか? 果たして株式会社ランドとは、杏とアンを育てる和音の目的とは・・・判らない、全体像が全く読めない。 全体を統べる男・阿比留天音は何の目的があるのか。 徐々に判った感じでもあるが、謎が広がっただけだったりして。 ますます目が離せない。
読了日:04月03日 著者:山下 和美
晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫)晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫)感想
高田郁さんのエッセイ。 漫画原作者時代の「川富士立夏」のペンネームで書かれたもの。エッセイですからいろんな事柄が提示される、その時々で出来る事も出来ない事も起こる、でもその際、出来るだけ真摯に向き合うかと言う気持ちの表れが感じられる。 「みおつくし・シリーズ」が終わって次のシリーズ物に手を出していないが、そろそろ・・・あっ「あい」も読書途中だった(笑)「海文堂書店」さん出版社営業時代、私もお世話になった書店です。時代が終わったと感じます。 神戸の老舗だったのに・・・高田さんの真面目な生き方が伝わる本です。
読了日:04月05日 著者:髙田 郁
(P[こ]7-1)くるくるコンパス (ポプラ文庫ピュアフル)(P[こ]7-1)くるくるコンパス (ポプラ文庫ピュアフル)感想
【図書館】相変わらず良い味出している、話は修学旅行の中学将棋部3人の冒険譚。 と言えば大冒険と思うが、これが計画倒れのハチャメチャ行状記。 京都旅行を抜け出して大阪の転校生に会いに行く計画をしたカズト等一行、不良高校生やガラの悪いオッチャンにからかわれたり、大阪のおばちゃんや宅配便のお兄さんに親切にしてもらったりのテンヤワンヤ。 笑って泣けてシンミリする青春小説。 越路オサムの独壇場、最後はホロリとしてしまいました。
読了日:04月05日 著者:越谷 オサム
あなたに贈る×(キス) (PHP文芸文庫)あなたに贈る×(キス) (PHP文芸文庫)感想
【図書館】キスが禁止されて何年経つのだろう、キスが死に至る病とは。 キャリアとの接触が無ければ心配することは無い、しかし、誰がキャリアなのか判別する手段は無い。 全寮制の学園で「その死」が噂される。 真相を探る美詩がたどり着いた結末とは・・・近藤史恵が描く哀しくも綺麗な青春ミステリー、アッと驚くどんでん返しにご期待下さい。 あとがきにもあるが、絶望からの脱出に少しでも役立てば。 人生捨てたもんじゃ無い! 近藤史恵、ほんとに引き出しの多い作家です。
読了日:04月07日 著者:近藤 史恵
アンソロジー 隠すアンソロジー 隠す感想
【図書館】アミの会(仮)のアンソロジー第3弾! 今回は「隠す」をテーマに展開する、物理的な物から心理的なものまで、密やかに進行する。 ミステリーだから隠すのはお手の物、しかし、隠し方が一様では無い。 手練れ達の手練の技をご堪能ください。 全11編に隠された共通のなにかとは、謎解きの合間に探すのも一興かと・・・(笑) 個人的には「少年少女飛行倶楽部」のメンバーの幼少期を描くスピンオフ短編が楽しかった。 アンソロジー第4弾も待ち遠しい!
読了日:04月10日 著者:大崎 梢,加納 朋子,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,永嶋 恵美,新津 きよみ,福田 和代,松尾 由美,松村 比呂美,光原 百合
神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (文春文庫)神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (文春文庫)感想
【図書館】宇江佐真理の江戸市井編の短編集。 やはり、泣かせる、一篇一篇淡々と進むのだが、そこに気になる状況が浮かび上がる。 いつもの様な一日、お江戸の昼下がり、そんな商いの一日にも気になる事が出てくる。 各河岸に暮らす人々の暮らしを描く好編です。 「おちゃっぴい」の続編で、菊次郎や伊勢蔵が登場するのが嬉しい。
読了日:04月15日 著者:宇江佐 真理
市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)感想
【図書館】YouTubeで春日太一氏の論説を聞いた。 なかなか面白かった、で、この本を知り借りてみた。 なるほど丁寧に市川論を展開している。 初めて聞く話もあり、共感する部分も多い。 石坂氏のインタビューは役者から見た監督論という感じでリアルでした。 やはり、「犬神家~」のリメイクを面白くないと思っていたのは私だけでは無かったと納得。 市川昆が画にこだわり抜いた監督と言う事が良く判る本です。 時代劇にも造詣が深い方の様なので他の著作も読んで見ようと思いました。
読了日:04月16日 著者:春日 太一
自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
古本屋で買って来た、以前は文庫本で全巻揃っていたのに古本屋に売ってしまった。 懐かしさに手に取ってしまった。 当時の記憶が甦ります、懐かしいなぁ「少年マガジン」毎週本屋に駆け込んだものです。 一作目の「虎穴に入った無用ノ介」は流石劇画家さいとう・たかお良く出来ている。 地獄自斉か懐かしい・・・(笑)
読了日:04月17日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
「さむらい渡とのらいぬ無用ノ介」 1巻と一緒に古本屋で買って来た。 中の一編が母と言う心情に無用ノ介らしく解釈されて泣かせる。 マンガで泣くか(笑) 実の母と育ての母、実の母が注ぐ子への愛情、守り抜く意気地、母を知らない無用ノ介の胸裏に浮かぶものは・・・「無用ノ介の唄が」子供を守って戦う無用ノ介が何とも人情味がある。 これって、賞金稼ぎの話だよな(笑)おセンチ劇画の面目躍如! でも無用ノ介は何と見ても面白い!
読了日:04月18日 著者:さいとう たかを
何が困るかって何が困るかって感想
【図書館】坂木司のショートショート。 日常のちょっと気になる事を綴った少し気持ちが悪いお話を集めたもの。 感情移入して行くと、肩透かしを喰らう。 そんな話の連続で、頭がクラクラしてくる。 読んでいて、どこか別の次元に引っ張り込まれる感覚を味わえる本です。 「短劇」が似たようなテイストかな。
読了日:04月19日 著者:坂木 司
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想
ビブリアシリーズ、完結! 古本に全く興味が無かった大輔、ひょんなことから始まった、このシリーズも、遂に大団円。 途中、長考する事もあったが、どうやら終わったようです。 終盤には古書の知識をひけらかす臭さも見られるようになったが、どうにか恋愛物で終われたようです。 初回発表当時の「古本屋さんと私」みたいな日常のエピソードが読みたいと思っていました。 番外編・後日談・前日談があるそうなので、是非、そんな話を希望します。 長い間、ご苦労様でした。
読了日:04月19日 著者:三上 延
教場 (小学館文庫)教場 (小学館文庫)感想
教場・・・何のことだ? 読んで見ると警察学校の事と判った。 警官育成機関、いろいろな特訓があるのだろうと頁を捲る。 しかし、そんなもんじゃ無かった、リンチ、共同制裁、悪事に手を染める者も・・・面白い、警察を辞めさせる篩にかける、1エピソードと1エピソードが繋がっている。 果たして無事に卒業出来るのだろうか。 ワクワク、ドキドキが止まらない! 長岡弘樹・・・「傍聞き」以来の作家だが、そのテイストは変わってはいなかった。
読了日:04月21日 著者:長岡 弘樹
書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ感想
【図書館】北村薫の1990年~2005年までのエッセイ。 本とそれに纏わる事柄を淡々と記す。 万人向けとは言えないが北村ファン、本好きなら納得の一冊。 独特の語り口が良いんだよなぁ。 しかし、読書量は半端じゃないな、一体どんな生活をしているのだろうか。 書評などは好みと好まない本が混在しているのは仕方ない事だろう。 続編「愛さずにはいられない」も図書館に予約した。
読了日:04月21日 著者:北村 薫
アンと青春アンと青春感想
【図書館】アンちゃんの奮闘録、第二弾! 一作目に続き、明るく元気なアンちゃんに出会えました。 和菓子に纏わる謎とお客さんとの触れ合い、アンちゃんはいつも考えています。 これで良いのか、何か出来る事があるのでは、そして、一歩ずつ成長しています。 立花さんとの触れ合いは乙女の事としてのなのか、それとも、恋愛の兆しの表れなのか・・・それにしても、坂木さん良く調べて書いている、脱帽物です。 「甘酒屋の荷」に含みを持たせています。 アンちゃん、まだまだ青春です!
読了日:04月22日 著者:坂木 司
口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)感想
【図書館】口入れ屋のおふくは臨時で頼まれる女中奉公にたまに駆り出される。 そんな雇先で起こる出来事に対処する、しかし、いろいろ経験するうちに自分の生き方に疑問を覚えるが、しっかりと前を向いて歩いて行く、でも、無理をしないで日々の生活を全うする生き方を選ぶ。宇江佐真理、人生は儘ならない事が多いけど、しっかりと前を向いて歩くことを教えてくれた。 惜しい作家を亡くしたと思う、まだ読みたいシリーズがあったのだが・・・冥福を祈る。 
読了日:04月24日 著者:宇江佐 真理
教場2教場2感想
【図書館】今回もいろいろな生徒が登場する、その性格と考え方などを頭に入れて物語を構築する、著者の制作姿勢に舌を巻く。 極限に至る心理描写がハッとさせられる、全部判って温情を掛ける態度にホッとする。 長岡弘樹・・・凄い思考回路かと思う、こういう「一捻り」のある物語をもっと見たいものだ。
読了日:04月26日 著者:長岡 弘樹
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)感想
【図書館】面白い、最後の最後でひっくり返される快感、これは何回でも爽快である。 まず、表紙から良い、子供が三輪車に乗っている、しかし、影は・・・ 好きな作家ばかり集まっているのが良い、一回は読んだ事がある、どっちか言うと何回もの作家ばかりだ。 しかも、小気味が良い作品ばかりだ、推理なので作品ごとには解説できないが、必ず「あっ」と言う展開が待っている。 好きな作家なので読んだ事がある作品が六作中三作あったのが惜しいところ。 でも、「掌の中の小鳥」は本編も読みたいと買って来てしまった。 ブラボー!
読了日:04月30日 著者:乾 くるみ,大崎 梢,加納 朋子,近藤 史恵,坂木 司,若竹 七海
鬼平犯科帳 Season Best 爽秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳 Season Best 爽秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
どっぷりと「鬼平」の世界に浸る。 良いですね~江戸情緒、悪を憎んで人を憎まず。 たっぷり570P、春の季節に秋を愛でる。 「季違いじゃが、仕方ない」・・・bye・獄門島(笑)
読了日:04月30日 著者:さいとう・たかを,池波正太郎

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2017年4月 3日 (月)

3月に読んだ本 読書メーターより

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読んだ本の数:8
読んだページ数:2488
ナイス数:919

狩撫麻礼作品集―カリブソング (SideA) (Beam comix)狩撫麻礼作品集―カリブソング (SideA) (Beam comix)感想
偉大なる?漫画原作者、狩撫麻礼がいろいろな漫画家とコラボした短編集。 漫画家を主体にした短編集は有るけど、漫画原作者をフューチャーした作品集というのは初めて。 しかも、曲者揃いと来たもんだ、あまり売れなかったんじゃないかな。 でも、私にとっては面白い、狩撫のイズムを知っている漫画家ばかりだから。 大友の旧作を読めたのもラッキー! マイナーってなんだ、マイナー万歳!!
読了日:03月01日 著者:狩撫 麻礼
狩撫麻礼作品集―カリブソング (Side B) (アスペクトコミックス)狩撫麻礼作品集―カリブソング (Side B) (アスペクトコミックス)感想
狩撫麻礼サイドBです。 またまた、個性的な面々です。 トップバッターが松本大洋、ラストがやまだないと、なんともそそられるメンバーじゃないですか。 大洋はじめ反逆の絵師ばかり、麻礼の感性をそのまま絵にする個性の持ち主。 古き良き漫画のパワーを懐かしく思い出します。 単行本未収録の漫画が載っているのも嬉しいですね。 松本大洋の「ピンポン」を思い出します。
読了日:03月03日 著者:狩撫 麻礼
山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 (ポプラ文庫)山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 (ポプラ文庫)感想
ポプラ文庫だから子供だましは仕方ないと思うが、トリオにする必要があったのか不明。 幹夫の推理がイマイチ、もっと大胆でミスリードを誘わないと・・・でも。山手線探偵と言う発想は面白い。 ただ、看板を出せないので顧客も来ない。 テンポ良くストーリーは進む、ライトコメディミステリーとしては良く出来ていると思う。 伏線の回収も見事だと思う。 次回に気を持たせる要素も面白い。
読了日:03月06日 著者:七尾 与史
シャルロットの憂鬱シャルロットの憂鬱感想
【図書館】 表題作「シャルロットの憂鬱」は、「ペットのアンソロジー」で読みました。 シャーマンシェパードの雌は元警察犬、躾が良くて少し甘えん坊な四歳です。 不妊治療を諦めた共稼ぎの夫婦とシャルロットの生活を描いたコージーミステリー。 いろんな事件の起こる中、飼い主の真澄さんと浩輔くんの暖かい愛情に包まれたシャルロットの毎日、犬と人間の気持ちが繋がってゆく、そんな物語です。 近藤史恵さんの視点が暖かい、何もしない事を褒めるという発想は目からウロコでした。
読了日:03月10日 著者:近藤 史恵
山手線探偵2: まわる各駅停車と消えた初恋の謎 (ポプラ文庫)山手線探偵2: まわる各駅停車と消えた初恋の謎 (ポプラ文庫)感想
「やまたん」の第二弾、相変わらずテンポよく進む。 山手線の各駅のミニ情報など楽しい。 推理はいつも通りご都合主義だけどジュブナイルとすれば許せる範囲、ボギーもどきの少年など遊びまくっている。 龍墓村殺人事件も、そんなに盛り上がりは無かったけど、行きつく寄り道が楽しいよね。 シホと雨の出会いを描く事件は次回以降にお預け。 3巻・・・手に取ったら読んで見ます。
読了日:03月14日 著者:七尾 与史
店仕舞い 鎌倉河岸捕物控(二十七の巻)店仕舞い 鎌倉河岸捕物控(二十七の巻)感想
今頃、読んでます。 老舗・金箔屋が突然の休業、疑問に囚われた金座裏は独自に探索を始める。 調べる内に浮かび上がる金沢藩の陰謀が・・・シリーズも永くなり徐々にボルテージが落ちて来た。 そろそろ、キャラクターの行く末に決着付けて終幕を用意した方が良いのでは? 佐伯氏の作品では最後に残った、たった一つの作品。 ワクワク感より年寄りの安定感が強く出ている作品ばかりだもんなぁ。
読了日:03月19日 著者:佐伯泰英
鬼平犯科帳Season Best陽春の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳Season Best陽春の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
また鬼平の世界に遊んでいます。 ストーリーは間違いないのですが、さいとうプロの絵柄が本当にマッチしています。 プロダクション制作には、いろいろと考え方があると思いますが、良質の絵柄をコンスタントに供給するには、これも一つの方法かと思います。 640P、たっぷり味わって100円(古本)、満足満足!
読了日:03月25日 著者:さいとう たかを,池波 正太郎
本バスめぐりん。本バスめぐりん。感想
【図書館】 本バスめぐりん? 変わった題だ。 頁を捲ってみると、「移動図書館」の事。 定期コースを本を積んで、二週間ごとに回る図書館バスの話。 その運転手役の久志は定年退職をし始めてばかりの一年生、相棒の菜穂子はボーイッシュで活発な女の子。 本バスめぐりんは市内16ヵ所火曜日から金曜日に2~3ヵ所廻り、それなりに愛好者も多い。 そんな「めぐりん」を巡る人生模様、いろいろな人が居て、いろいろな事が事が起き、いろいろな事件がある。 これは運転手テル(久志)が回り逢う人の輪が暖かい物語です。
読了日:03月30日 著者:大崎 梢

読書メーター

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2017年3月 1日 (水)

2月に読んだ本 読書メーターより

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「風に舞い上がるビニールシート」が心に残る。

読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4678ページ
ナイス数:972ナイス

きままな娘 わがままな母 (集英社文庫)きままな娘 わがままな母 (集英社文庫)感想
母娘の日常が描かれて行くお話、お互い言いたい事をいいあう関係、でも、少しだけ思惑が違う。 沙良と駒子の人生、微妙にすれ違う。 早く結婚して欲しいが、側にもおいて置きたい駒子の気持ちの揺れが、何となく判る。 老後の事、自分の将来、いろんな事が胸に去来する。 くも膜下からの生還は良かったけど、それまで以上に元気な母。 果たしてこれからも一緒に暮らせるのか、ちょっと心配。 母娘の暮らしが気に掛かるラストでした。 
読了日:2月3日 著者:藤堂志津子
風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)感想
遅れ馳せながら読みました、良いですね~どの世代にもピッタリな物語が入っている。 全六編、良いのですが「ジェネレーションⅩ」が一番気に入った。 いろんな伏線と共に世代感を描いている、最後の最後に「落とす」感覚が最高に良い。 さすが森絵都さんいっぱい書いているだけあるな。 表題作も良いが、少し間口を広げ過ぎた感がある。 「鐘の音」が後味が悪い、もっと仏師で成功譚みたいな話を期待したのだが・・・ しかし、全体的良くまとまった短編集である。 
読了日:2月6日 著者:森絵都
闇同心そぼろ (幻冬舎時代小説文庫)闇同心そぼろ (幻冬舎時代小説文庫)感想
橋廻り同心・猪山主水之介、何故か隠密廻りの「五陵組」に抜擢される。 その矢先、同僚の坂木が相対死で発見される。 真相を探る内、巨大な悪にぶち当たる。 豪快、壮絶、北辰一刀流の剣が冴える、主水之介がバッタバッタとなぎ倒す。 遠山の金さんも巻き込んでの大活躍、果たして愛女・あやめの危機は回避されるのか。 坂岡真の痛快剣戟時代小説、読み逃していた一冊です。 良いですね~時代エンターティメント、何も考えなくて読める爽快です。
読了日:2月8日 著者:坂岡真
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)感想
【図書館】 三舟シェフの第三弾! 待ってましたの三作目、人に寄り添うシェフの人柄が良いですね~ フランス料理は良く判らないのですが、その描写で何となく美味しそうな雰囲気が感じられる。 タルタルステーキって手間暇が掛かる料理なんですね。 ちょっぴり切ない謎解きの味付けがラストで語られてパーティが終わる、静かな余韻を楽しむ。 こんなビストロに行ってみたいなぁ、木洩れ日に照らされてアフタヌーンティーを楽しみながら。
読了日:2月10日 著者:近藤史恵
偽りの森 (幻冬舎文庫)偽りの森 (幻冬舎文庫)感想
花房観音と言う事で官能を期待したが、ちょっと肩すかし。 京都の老舗料亭の四姉妹の生き方を巡る物語。 京都人の「いけず」を前面に出した小説。 こんなに「家」に執着する家族がいるだろうか、嫌なら出て行けば良いのに、それでも、戻って来てしまう精神とは。 無理に「細雪」を意識している小説にしたかったのかな。 四姉妹の性格がそれぞれ特異であり掘り下げ不足かな。 そろそろ、路線変更を狙っているのかも。 登場人物がすべて関わり合う物語、盛り込み過ぎでは。 もっと観音様らしい小説が読みたいと思った。 
読了日:2月13日 著者:花房観音
運命 鬼役(二十) (光文社時代小説文庫)運命 鬼役(二十) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】遂に蔵人介の出自が・・・読んでいるこちらとしてはどうでも良い事だが、今後ストーリーに関係するかな。 著者も京都編と言う事で「思い付き」で書き足した感がある。 まぁ、鬼役は鬼役でしかありませんからね。 折れた来国次の変わり「鳴狐」粟田口国吉を拝領し良かった良かった。 長柄刀で無いのが残念ですが。 これからのストーリーがどう動くのか楽しみである。
読了日:2月14日 著者:坂岡真
あなたの本 (中公文庫)あなたの本 (中公文庫)感想
【図書館】誉田さんの「引き出し」が沢山楽しめる本。 何の気なしに図書館の棚から抜き出して借りたがお宝本。 誉田氏の作品は読んだ事が無いのだが、警察物を得意にしている感じがして、未だ手にしたことが無い。 なかなか、バラエティに富んでいるが「最後の街」のオフビート感が良い。 若い荒削り感が話に似あっている。 でも、誉田作品を読もうと言う気が湧いてこない、「武士道シックスティーン」でも読んで見るか・・・
読了日:2月18日 著者:誉田哲也
大人になったら淋しくなった (幻冬舎文庫)大人になったら淋しくなった (幻冬舎文庫)感想
【図書館】 OLから小説家にバツイチ、独身・・・紆余曲折があったんだろうな。40歳のひとりごとを20年後の今、読んでいる。 もの書きと言う仕事はいつの時代でも晒されてしまうから大変だなぁと思う。 やっぱり、今の考え方をエッセイで読まないとダメだな、だって、その時々で考えって変わるものだから。40代の女性にしては老成してる感が強い、そんなに外出しないのかと思った。 今の藤堂志津子を感じてみたいと思う。   
読了日:2月19日 著者:藤堂志津子
PEPPER (ぶんか社コミック文庫)PEPPER (ぶんか社コミック文庫)感想
画像は文庫本の表紙になってるけど、読んだのはB5判のハート―カバー本、描き下ろしで410Pの大作。 描き下ろしだけにスクリーントーンを使わず、斜線で雰囲気を出すが、荒削り感が否めない。 何となく気になりあの時代の作品を手に取った。 1990年代、よく西部劇なんて描いたよなぁ。 迫力は有るんだけど、ストーリーが知りつぼみ・・・まぁ、描き下ろし400Pを良しとしよう。 ほんと、ずっしりする本です。 今、たがみは生きているのかな・・・
読了日:2月20日 著者:たがみよしひさ
精霊紀行 上 (BIG CUSTOM SERIES)精霊紀行 上 (BIG CUSTOM SERIES)感想
【再読】 懐かしくなって本棚から引っ張り出した。 初期の短編集だが「たがみ」らしさがコマのあちこちに見える。 民話を題材にした話から徐々にルポルタージユ形式になっていく。 デビュー作の「ざしきわらし」が光る。
読了日:2月21日 著者:たがみよしひさ
精霊紀行 下    BIG CUSTOM SERIES精霊紀行 下    BIG CUSTOM SERIES感想
【再読】デビューから2年後辺りまでの作品。 ペンもこなれて来て連作のキャラも出来上がりつつある。 若者が若者を描いているって感じがヒシヒシと感じる。 この頃「依頼人から一言」書いてたんだなぁ朝日ソノラマはデビュー2年目で連載を依頼したんだ、やはり見る目があったんだよね。(…遠い眼) 85年の漫画を読んで懐かしんでる、後が無いね。(笑) すっかりあの頃にタイムスリップしてしまった。
読了日:2月21日 著者:たがみよしひさ
座頭市 レジェンドコミックシリーズ3 (レジェンドコミックシリーズ (3))座頭市 レジェンドコミックシリーズ3 (レジェンドコミックシリーズ (3))感想
【再読】平田弘史の漫画を読みたくて、本棚を漁って見つけました。 懐かしいなぁ「朝日ソノラマ版」 はるか昔に出していたんだよなぁ・・・1967年遠い昔だよね(笑) やはり、平田版は味があるな、ちょっとコミカルな座頭市、子供版を意識して描いたんだろうな。 37年後に復刻された物を、更に13年後に読んでる、そりゃあ昔になる訳だぁ。 やっぱり、座頭市は勝新だよな、平田版もその辺は押さえてる。 平田と座頭市のコラボ、何とも言えない気分です。
読了日:2月24日 著者:平田弘史
首代引受人 (SPコミックス SPポケットワイド)首代引受人 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
【再読】 「首代」とは、昔、戦場で生死を争い敗れた者が手形を発行し命乞いをしたものである。 首代すなわち命の代金である、諸々の理由で代金を受け取りに行けない者も出る、そこで引受人が代理を務める、すなわち「首代引受人」が必要とされてきた。 これは、首代引受人を専業としている「首代半四郎」の物語です。 約束も時間が立てば、いろいろな事が起きる、そこに人間としての生きざまを問われる。 平田氏の筆致が極限まで突き詰められた人間の本性を炙り出す、平田劇画の真骨頂である。 やはり、迫力のある画風に圧倒させられる。
読了日:2月26日 著者:平田弘史
新首代引受人 1 (アフタヌーンKCデラックス)新首代引受人 1 (アフタヌーンKCデラックス)感想
【再読】 首代引受人から約20年後、寄る年波で眼が悪く成りつつある平田氏がマッキントッシュにて描き上げた作品。 確かに綺麗に出来上がってはいる、しかし、やはり筆の迫力が無い。 物語の悲哀は昔のままだが小奇麗に纏まっている感がする。 それに昔の様な荒ぶる気迫と言うのか勢いが薄れた。 これも首代半四郎の老いのせいか、平田氏の人生のせいか、物語と言う物はそういう物かも知れない。 そういう私もこんな歳になってしまったのだから・・・(笑) その時々で描ける物と言うのはそれなりに情緒ある物に変わっていくものなのかも。
読了日:2月26日 著者:平田弘史
鬼平犯科帳 Season Best 仲冬の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳 Season Best 仲冬の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
鬼平の世界、570P丸々、堪能しました。 うさ忠が小柳が、粂八がおまさが、縦横無尽に駆け巡る。 もちろん、平蔵の剣技も冴える、たっぷり楽しみました。
読了日:2月28日 著者:さいとう・たかを,池波正太郎

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2017年2月 3日 (金)

1月の読書記録 読書メーターより

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「遠い唇」が印象的だった、北村薫のほのぼのとしたミステリーが読みたいな。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4765ページ
ナイス数:1041ナイス

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)感想
お笑い芸人・オードリーの若林氏の好エッセイ。 読書家と聞いていたので、その辺りもチラホラ。 自分を見つめ直す4年間の心の移り変わりが描かれる。 芸人としての「生き様」が隠れているのが何ともやるせない。 オードリーというグループがどうして出来たのか興味深い。 春日のパワーが大きいのではと思わせる記述がそこかしこに散見される。 ワンテーマに絞った若林氏のエッセイを見たいと思う、例えば「本」とか、「笑い」とか・・・若いうちは悩むものなんだなぁ。 
読了日:1月28日 著者:若林正恭
プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)感想
大崎梢の作品と言う事で手に取った。 本を巡るミステリーは何冊かあるが、これはお仕事小説。 最初はキラキラ、ピカピカの文章が気になり内容が頭に入って来ない。 もう少し人間関係に話を持って行って欲しかった、少女ファッション誌の世界に興味が無いから余計判らない。 「クローバー・レイン」の工藤君が出てくるが、そういった話を期待していたのだが・・・業界の裏仕事の世界は確かに納得させられる。 でも、最後まで乗れなかったな。
読了日:1月26日 著者:大崎梢
ランド(3) (モーニング KC)ランド(3) (モーニング KC)感想
いよいよランドの存在が明らかになる、しかし、謎は深まるばかり。 ランドとはバーチャル世界なのか、それとも現実世界・・・和音の行動が、ますます不可解になる。 ランドで死んだ人が、こちら側で花を育てる。 ランドに起こる災害とは、これは、高齢者社会を描いているのでは。 文字を覚えた杏(アン)は、新たに歴史を作るのだろうか。 鳥に乗って飛び回るというのは時間と距離を手に入れると言う事か、構想が読めない物語、そこが面白い。
読了日:1月22日 著者:山下和美
日々是反省 (ポプラ文庫 エッセイ)日々是反省 (ポプラ文庫 エッセイ)感想
セイコちゃんのほのぼの四コママンガエッセイ。 いつも常に反省しているのだが、繰り返すと言う事は「反省」していないのでは・・・(笑) でも、読んでいるうちに、「こんな事あるよな」「そういえば・・・」という物事にぶち当たる。 太田垣晴子のいいところは深刻に考えない事だと思う。 それもこれも仕方が無い事だと思う事が必要である事を教えてくれる。 無理をしないでとささやいてくれるセイコちゃんです。 何かに疲れているとき手にすると癒してくれる本です。 疲れてなくてもリラックス時に広げて欲しい一冊です。
読了日:1月22日 著者:大田垣晴子
剣客商売 26 (SPコミックス)剣客商売 26 (SPコミックス)感想
ある日、小兵衛は、とある女性と知り合う、その女性の気高さをこうも知ることになるとは・・・女性の愛と心情を儚くとらえた「余花」他3篇を収録。 類い稀なき後継者を得た柔術指南役、しかし、後継者は技の高みを望み、他流の強敵を次々と殺戮して行くのだった。 遂には、師範との対決が・・・ 勝っても負けても、遺恨が残る、どう生きれば良いのか、考えさせられる一篇でした。 徐々に大二郎に活躍の場が増えているが、これも時勢なのかも知れない。 大島氏の健筆を祈る。
読了日:1月21日 著者:大島やすいち,池波正太郎
剣客商売 25 (SPコミックス)剣客商売 25 (SPコミックス)感想
秋山小兵衛の見つめる闇は何処までも深い、人の営みの裏にあるものは・・・ シリーズも長くなり、脇役の人情が表れる。 老境に入った小兵衛の脳裏に去来する者は、果たして・・・大島やすいち、人情剣客、このままのペースで行って下さい。 人は生きてるだけで哀しい生き物ですね。
読了日:1月20日 著者:大島やすいち,池波正太郎
「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」初恋本屋。 (花とゆめCOMICS)「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」初恋本屋。 (花とゆめCOMICS)感想
夢物語のような一篇です。 前作のように「奥さん」は一生懸命です。 ちょっと変わった本屋さん、お客のための棚を作る本屋さん。 普通の本屋でも客が買いたい棚づくりを目指すものですが、客が読みたい棚づくりをするというのは至難の事と思う。 ハチ君の親友が亡くなった旦那さんというエピソードが語られる。 奥さんを支えるハチ君、それだけの感情だけでは無さそうな・・・図書館司書との対決は理解不能だった、なんとなく、ほんわかしたストーリーでした。 高橋しんの着地点かな。
読了日:1月20日 著者:高橋しん
十三人の刺客 (ビッグコミックススペシャル)十三人の刺客 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】 前に読んだ事があるにもかかわらず、古本屋で買ってしまった。 100円と安価であった事も確かだが、13人の刺客と言う設定が好きなのと、森秀樹の画力に魅了されたのである。 本を手放す時の決心と又読みたいと思う気持ちは、未だに判らない気持ちです。 読みたい時に手に入る奇跡の瞬間があるものだ。 漫画化に関してはピックアップする場面がちょっとずれている感じがする。 戦闘場面がクライマックスのはずが、妙に戦術面に頁数を割いている。上映時間に対して全頁が少なすぎるのが原因と思う。 大ボリュームで読んで見たい。
読了日:1月19日 著者:池宮彰一郎
通りゃんせ (角川文庫)通りゃんせ (角川文庫)感想
宇江佐真理の時代小説だと思って手に取った。 しかし、違っていた、いわゆるタイムスリップ物、SF小説なのだ。 現代青年の連は小仏峠で道に迷い江戸時代にタイムスリップしてしまう。 ここから話は面白くなっていく、現代に戻れる保証は無く普通の青年は江戸時代で一年半暮らしてしまう。 「天明の飢饉」はおぼろげながら知ってはいるが、真っ只中に放り出されるとは。 江戸時代と現代、何が便利で不便なのか考えさせられる物語であった。 現代で江戸時代に心を寄せた女性の末裔と巡り合うのが良かった。 これは完全に「時代小説」である。
読了日:1月14日 著者:宇江佐真理
初期のUrasawa―浦沢直樹短編集 (ビッグコミックス ワイド版)初期のUrasawa―浦沢直樹短編集 (ビッグコミックス ワイド版)感想
【再読】 初期作品集。 何となく「大友克洋」に似ているペンタッチ、それに良く動いている。 若い頃はガムシャラだった浦沢さんのタッチが良い。 何か昔を思い出し、懐かしい感じです。 しかし、良くストーリーを考え付くもんだなって思った。 天才は若い頃から天才だったんだ。
読了日:1月12日 著者:浦沢直樹
もう一枝あれかし (文春文庫)もう一枝あれかし (文春文庫)感想
架空の小藩を舞台にした「女の戦い」、愛する者の為に一途に貫く恋の道。 梅、菊、桔梗、竜胆に桜、花の香を纏わせながら一人立つ。 なかなか良い短編集である、女たちの心根が泣かせる。 あさのあつこ、何でも書ける作家である。 児童文学者というレッテルはもう古いのだろう。 と言っても児童書は少ししか読んで無いのだが・・・この作家の時代小説は、目が離せない。
読了日:1月9日 著者:あさのあつこ
空色メモリ (創元推理文庫)空色メモリ (創元推理文庫)感想
越谷オサムの青春小説ミステリー風。 越谷在住のせいか川越や鶴ヶ島の地名を思わせる描写が多く、親近感を感じる。 高校生の恋愛ドタバタを描くが、ちょっとした謎を潜ませグイグイ読ませる。 ポプラ文庫でもいいのに創元文庫に入っているのがミソ。 果たして、新入部員の秘密とは・・・ 越谷は青春物しか書けないのかな? でも、ワクワク、ドキドキも大事だけど心の痛みを書かせたら秀逸、これが越谷の良い所だな。 
読了日:1月9日 著者:越谷オサム
流鶯: 吉原裏同心(二十五) (光文社時代小説文庫)流鶯: 吉原裏同心(二十五) (光文社時代小説文庫)感想
静かな話である。 事件と言う事件は無い、身辺が慌ただしくなる。 「女裏同心」の登場、突然の半右衛門の死、太夫の身に起こる一大事、いろいろな事が重なり合う二十五作目です。 幹次郎は今後、どういう生き方をするのだろうか。 女裏同心にシフトを変えていくのかな。 そろそろ、終盤の様子が・・・
読了日:1月9日 著者:佐伯泰英
遠い唇遠い唇感想
北村薫お得意の日常の謎、ふとした勘違いが描かれる。 北村薫、健在ですね。 アンソロジーだから、作風に統一感が無かったせいか、北村ワールドに浸りきれなかった。 「二銭銅貨」の新解釈は面白いと思った。 「しりとり」「解釈」は以前読んだ物でした。 表題作に懐かしい想いを感じた、しみじみと珈琲が欲しくなる一篇です。 久々の文学系でない北村作品を堪能した。また日常の謎シリーズを発表してほしい、「中野のお父さん」のような小粋な感じが良いな。
読了日:1月6日 著者:北村薫
プリンセスメゾン 1 (ビッグコミックス)プリンセスメゾン 1 (ビッグコミックス)感想
「縫い裁つ人」の著者が熱く送るマンション購入コミック。 一人の女性のマンション購入を計画し夢見るお話。 不動産屋、モデルルーム見学会、只、夢見るだけでなく生活を考える、それぞれの考え方、生き方も編み込んだ群像劇。 なんか引き込まれる、面白そう、続きを読んでみたい。 沼越さんに感情移入している自分を感じる、アパート暮しから本当に脱出できるのかな。 ガンバレー!
読了日:1月5日 著者:池辺葵
仕掛人 藤枝梅安 SeasonBest 春雷遠く (SPコミックス SPポケットワイド)仕掛人 藤枝梅安 SeasonBest 春雷遠く (SPコミックス SPポケットワイド)感想
古本屋に「鬼平犯科帳」(コンビニ版)が無かったので「梅安」さんに浮気。 同じ池波作品なので風情は同じ、おまけに「さいとう作品」なので相性ピッタリ。 梅安さん560頁、堪能しました。 時系列がバラバラなのでちょっと前後がちぐはぐするけど全体世界が見えるので良いと思う。 春に合せたアンソロジーなので仕方が無いか。 仕掛け人の末路を想うと感慨深い・・・
読了日:1月5日 著者:さいとう・たかを,池波正太郎

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2017年1月 2日 (月)

12月の読書のまとめ 読書メーターより

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エッセイ集が多かった月だと思います。 「女の人差し指」が考えさせられた。

今年もよろしくお願いします。

2月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4648ナイス数:1117まひるの散歩 (新潮文庫)まひるの散歩 (新潮文庫)感想【図書館】 角田光代の食に対する好奇心いっぱいのエッセイ。 作家で多忙な著者が、あれこれと考えているんだなぁと感心する。 しかも、七年間もに渡る記録。 「食」だけで、まとめる才覚が凄い。 ちょくちょく居酒屋にも行っている様なので、居酒屋ルポも面白いだろうな、と思った。 「よなかの散歩」も読んでみるか。読了日:12月03日 著者:角田 光代
柳に風 新・酔いどれ小籐次(五) (文春文庫)柳に風 新・酔いどれ小籐次(五) (文春文庫)感想【図書館】 小藤次・新シリーズ第五弾。 前シリーズから数えて24巻目、思えばこんなに来たんだなぁ。 可も不可もない一巻である、大きな事件が起きる訳でも無く、淡々と日常が描写される。 酒も飲まなくなった、もはや酔いどれの称号もいらなくなった。 シリーズも永くなるとホームドラマに変化するのでしょうか。 作品に取り組む姿勢が変わった、著者が歳を取ったせいですね。 このまま平々凡々な小藤次の一生と付き合うのでしょうか・・・池波正太郎みたいな書き方を望むのは無理なのでしょうね。読了日:12月05日 著者:佐伯 泰英
ほのエロ記 (角川文庫)ほのエロ記 (角川文庫)感想【図書館】 作者のエロに対するスタンスがしっかりしているので読んでいて楽しい。 思えば、エロというのは、この位のほんわかさが良いのでしょうね。 あるある、鶴光のオールナイトニッポン、雨に濡れたエロ本、熟女、SM・・・思い出せば青春の一ページですね。 懐かしいシーンが甦る一冊でした。 箸休め程度な作品です、お気楽に読んで下さいね。読了日:12月05日 著者:酒井 順子
日曜日の捜しもの (朝日文庫)日曜日の捜しもの (朝日文庫)感想【図書館】 エッセイが読みたくて借りて来た。 都会に住む妙齢の女性の日常の話。 細々な出来事に、いろいろな解釈をし解決したのか、しないのか・・・解説を読んで「詩人」だと判る、詩人って、いつもこんな事考えているんだと感心したり。 沁みこむように入って来るのだが、客観視している感じ、もっと自分の感性で書いて欲しいな、なんて思ったりして。 でも、静かに一日の終わりを感じられるエッセイです。 お酒の話が無いから、そんなに好きではないのかも、だから、あっけらかんとしたした表現が無いのかも。 独り暮らしの日が暮れる。読了日:12月07日 著者:白石 公子
糸車 (集英社文庫)糸車 (集英社文庫)感想一人の女性の半生を綴った記。母と子のお話として、また一人の女のお話として身に抓まされる物語。 いろいろな節目があった、その時その時の運命を選択して来た、人生って思う様にならないものですね。 あの時、こうだったら・・・お絹さんの生き方は、これで良かったと思う。 少し、淋しい気もするが。 蝦夷松前藩のお話は宇江佐作品を四作読みました、凄いご苦労があった様です。 宇江佐さんのライフワークですね。 しみじみと著者を偲んで・・・読了日:12月08日 著者:宇江佐 真理
待つ春や 風の市兵衛18 (祥伝社文庫)待つ春や 風の市兵衛18 (祥伝社文庫)感想今回の市兵衛は俳句の宗匠の護衛役、その給金の破格さに危惧するが・・・相変わらず市兵衛は飄々として清々しい。 久々の道中物、鴻巣、熊谷は近いので親近感を感じる、忍田藩は「忍藩」、行田の事だろう。 しかし、事件を拵えるのが上手い、某大作家も毎回目先を変えてくれないかな。 終盤、市兵衛に嫁という話が、とうとう落ち着くのか興味があります。 個人的には「独り身」が良いのですが・・・ 気が付けば十八作目、ますます面白くなって来た。 これからも市兵衛の活躍に期待したい。読了日:12月10日 著者:辻堂 魁
ペットのアンソロジー (光文社文庫 こ)ペットのアンソロジー (光文社文庫 こ)感想【再読】読んだかどうか、うろ覚えで買ってしまった。 100円本だから良いかと・・・ でも、再読して意外と細部を読んでなかったと再確認した。 ストーリーも忘れてしまっているものもあった。 いろいろなストーリーを詰め込んで100円は安かったなぁと思った。 ガラ携でも「読メ」が見られれば、こんな事は無かったんだろうな。 でも、負け惜しみじゃ無いけど、二回読んでも面白いものは面白い、しかも、数年経っていれば、初めてと同じだと思う。 二回目の「出会い」に感謝!読了日:12月12日 著者:我孫子武丸,井上夢人,大倉崇裕,大崎梢,太田忠司,柄刀一,汀 こるもの,皆川博子,森奈津子
ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)感想現代の世相を抉る連作短編集。 日々の生活に疲れ、明日も見えないそんな日常に電車は走る。 レールが続く限り、電車は走る、そこに終点は必ずあるのだから・・・著者の初めての現代物、泣かせます。 「晩夏光」が老いる事をしみじみ感じさせる、息子の使い方が上手い。 マンガ原作の作品を何冊か読んだ事があるが、心に沁みる作品が多かったと思う。 現代物の作品も読んでみたいと思いました。読了日:12月16日 著者:高田 郁
髪結い伊三次捕物余話 擬宝珠のある橋髪結い伊三次捕物余話 擬宝珠のある橋感想【図書館】 遂に読み終わってしまった、このシリーズは良い作品だったなぁ。 「月は誰のもの」一回読んだので読んでないけど、最後に読み返して宇江佐さんを偲んでみたいと思います。 新作が読めないと思うと淋しいけど、そんなこんなで生きていくんだなって宇江佐が言っている様な気がします。 気丈で快活な女性を思い浮かべます、宇江佐さん、ありがとう。 読了日:12月18日 著者:宇江佐 真理
らくだ 新・酔いどれ小籐次 (六) (文春文庫)らくだ 新・酔いどれ小籐次 (六) (文春文庫)感想【図書館】小藤次が見世物小屋に連れて来られた「らくだ」と遭遇、その後、盗まれてしまう。 らくだ探索に骨を折るが、何とか解決。 らくだ捜索の過程がまだるこしぃ、ちょこちょこ小ネタを入れるせいかスピード感が無い。 往年の剣戟シーンを見たいのだが武芸の奉納ではね。 老いても剣豪、腐っても酒豪、そういう小藤次を期待しているのだが・・・ときどき入る新兵衛さんのくだりも話に水を差している感じが・・・ 余生を描くなら竹細工とか行燈造りにシフトしたストーリーを構築するとかガラっと変えて欲しいな。読了日:12月19日 著者:佐伯 泰英
よなかの散歩 (新潮文庫)よなかの散歩 (新潮文庫)感想【図書館】 「まひるの散歩」に続きエッセイ二冊目。 オレンジページに掲載されたため、割と生活感の漂うエッセイになっている。 日常、気が付いた事を、ちょっとした感想を含め意見する。 食に関するものが多いように感じる、相変わらず食わず嫌いが多いみたい。 「まひる~」と「よなか~」順番を逆に読んだためタイムスリップ感がはなはだ激しい。 エッセイもそうだけど発行年は重視しないとね・・・(反省)いつも元気で緩やかなカクタさんの日常が独自の筆致で語られている、好きだなぁ。 読了日:12月23日 著者:角田 光代
大人の説教 (文春文庫)大人の説教 (文春文庫)感想【図書館】 堅物親爺のご意見集。 スパッと切れるような啖呵が嬉しい、ほろっとさせる日常の一コマに頷く。 山本一力、時代小説の作家ですが昔気質を持っている、真は優しい人だと思う。 借金二億円もあったんだって・・・そんで作家になったんだと。 聞いてみなければ判んないよね。 初出が「天理時報」なのが気になります。 しかし、人の考え方は人それぞれだから、それは良いんだけどね。 お説ごもっともなエッセイでした。読了日:12月23日 著者:山本 一力
女の人差し指〈新装版〉 (文春文庫)女の人差し指〈新装版〉 (文春文庫)感想【図書館】 このところ、エッセイずいている。 なにかエッセイをと図書館の棚を見て回る、「向田邦子」そう言えば読んだ事無いなぁ。 放送作家で飛行機事故で無くなった事は知っていた。 日常、食、旅に関するエッセイ集。 凛とした戦前の女性らしい生き方が良い、それに博識である、尚且ついろんな所を旅してる。 こんな自立している女性、今はいないと思う、いや向田邦子だからの感性なんだろうな。 良い人は早くなくなるのだろうか、もう何年も前の事に思う。 「寺内貫太郎一家」を懐かしく思い出した。読了日:12月26日 著者:向田 邦子
劇画・長谷川 伸シリーズ 一本刀土俵入 (イブニングKC)劇画・長谷川 伸シリーズ 一本刀土俵入 (イブニングKC)感想【再読】 何気なく手に取った、「小林まこと」版・駒形茂兵衛、お蔦、小林のキャラクターが生きている。 浪花節、義理人情、やくざの節目、たまには、こんな世界も良いですね~ 相撲取りを諦め、無職渡世の世界に入った茂兵衛、最後に恩返しをしての土俵入り。 良いですね~日本人です、やっぱり泣けます。 また書いて置きます。 「十年前、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんに、せめて、見て貰う駒形の、しがねえ姿の、土俵入りでござんす」読了日:12月27日 著者:小林 まこと
今日もいい天気 田舎暮らし編 (アクションコミックス)今日もいい天気 田舎暮らし編 (アクションコミックス)感想【再読】 自然は良い、そんな気楽な気分で福島に引っ越しを決めた「山本おさむ」氏、ところが、引っ越し早々で過酷な状況に遭遇する事に・・・自然相手に悪戦苦闘する山本氏、しかし、相手は自然ばかりでは無い、愛妻や義父母と愛犬クロ、毎日の生活を通して、いろいろな障害に一喜一憂する日々。 読んで行くたびに自然が過酷なのでなく、人間が脆くなって来たのだと痛感する物語。 なんだかんだ言っても伸び伸び暮らすのは良いなぁと心から感じられるコミックです。 二巻ではそんな事も言ってられない3・11が来る。 続けて、二巻に。読了日:12月28日 著者:山本 おさむ
今日もいい天気 原発事故編 (アクションコミックス)今日もいい天気 原発事故編 (アクションコミックス)感想【再読】 原発編を読む。 やっぱり悲惨さに胸が痛む、いい加減な情報を流した「東電」「政府」に怒りが込み上げてくる。 あれから15年、未だに避難生活を送られている方たちがいる。 脱出してきた子供がいじめを受ける。 この国はどうなっているんだろう、オリンピックで浮かれてる場合か。 最初に読んだ時「福島に春を」と結んだ、春はまだまだ遠い。 再度「地震」と「原発」の怖さを認識した。 もう一度、防災意識と政府のいい加減さを肝に銘じるべきだと思った。 第一巻の「ほのぼの感」が懐かしい気分だ・・・読了日:12月28日 著者:山本 おさむ
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2016年12月 1日 (木)

11月の読書記録 読書メーターより

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ゆったりとして読み進めた、ひと月でした。 「あつあつを召し上がれ」「本屋さんがなくなったら困るじゃないか」「燦」の最終巻が心に止まりました。

読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3764ページ
ナイス数:1077ナイス

つぐみの佐平次-帳尻屋始末(2) (双葉文庫)つぐみの佐平次-帳尻屋始末(2) (双葉文庫)感想
【図書館】どうも展開が地味だな。 自然描写は良いのだが、頻繁に入れすぎる。 肝心のアクションが死んでしまう。 どうも、キャラクターを生かし切れていない感じ、忠兵衛もたいして強いと感じられない、暗黒街ににらみを利かすとは思えない。 抜かずの又四郎もたいして活躍をしない、仲間にしているのが判らなくなって来た。 読むのを止めようかな? 検討中。
読了日:11月1日 著者:坂岡真
燦8 鷹の刃 (文春文庫)燦8 鷹の刃 (文春文庫)感想
【図書館】 やや、急ぎ足の感が否めない最終巻だった。 全8巻のペース配分が上手くいかず、最終巻でバタバタと帳尻を合わせたような気がする。 今までは淡々と話を進めて来たのに、急に風呂敷をたたんだ感じ。 いろいろなエピソードに〆を付けるゆとりがあって然るべきだと思う。 書きながら考えていたのだろうか。 あさのあつこ、らしからぬ完結であった。 後、2巻くらいのエンディングを期待したのだが・・・ ともあれ、シリーズ完結、ご苦労様。
読了日:11月3日 著者:あさのあつこ
土風-帳尻屋仕置(1) (双葉文庫)土風-帳尻屋仕置(1) (双葉文庫)感想
【図書館】 新シリーズが始まったが、リニューアル感が強い。 もう少し、殺し技とか出て来ないかな~ 相変わらず、忠兵衛はチンピラのようで「闇の重鎮」の貫録が無い。 又四郎もグズグスしてるし、左近だけだけ際立っている。 もっとスカッとしたストーリーに期待したのだが・・・でも、あと1巻借りてるから読んでみます。 坂岡真さんは「鬼役」だけで良いかなあ。
読了日:11月6日 著者:坂岡真
007 女王陛下の007 復刻版 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)007 女王陛下の007 復刻版 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)感想
やっと手にする事が出来ました。 昔、読んだ記憶が甦り感激でした。 原作とは違うけど、茶目っ気のあるボンド氏も、なかなかです。 版権がらみで復刊は無理だろうと思っていましたので本当に嬉しいです。 後は、「死ぬのは奴らだ」だけだ! 
読了日:11月10日 著者:
本屋がなくなったら、困るじゃないか: 11時間ぐびぐび会議 (棚ブックス)本屋がなくなったら、困るじゃないか: 11時間ぐびぐび会議 (棚ブックス)感想
【図書館】 本屋さんの衰退が激しい、構造的に問題があるのだろう。 何とか状況を打破しようと「書店」「取次」「出版社」「新たなる勢力」が、喧々諤々論じ合うトークの時間を共有する本。 一冊の本でもいろんな意見がある、一般読者と割り切れば「アマゾン」でも良いのだろうが、「手に取って確かめたい派」の私には「本屋さん」は重要な場所である。 本屋さんガンバレー、と言ってもどこをどうして良いのか判らない私です。 元出版社の私は考えさせられる話だが、誰が手に取ってくれるのでしょうか、町に本屋が無くなったら・・・
読了日:11月11日 著者:
大泉エッセイ 僕が綴った16年 (角川文庫)大泉エッセイ 僕が綴った16年 (角川文庫)感想
【図書館】 ふと目に付いたので、興味もアリ手に取った。 俳優・・・という肩書だけに収まらない「大泉洋」のエッセイ。 24歳から40歳までの生き方をありのままに書きなぐったエッセイ集。 未熟な所もあるし、達観したところもある、しかし、仲間と家族と、仕事関係の人達との交流を通して「大泉洋」の姿が浮かび上がる、いかに洋くんが時代を駆け抜けたが判る本。 四十代の文章と二十代の文章、青春の迸りが、「しがらみ」が実に良く感じられる。 大泉洋・・・ますます興味のある役者である。
読了日:11月12日 著者:大泉洋
キリンビール大学 超人気講座 ビールでいただきます!キリンビール大学 超人気講座 ビールでいただきます!感想
太田垣晴子が開くビール大学の講座。 ビールを取り巻く薀蓄と状況を、面白おかしく俎上に乗せた一篇。 キリンビールが協力してコラムも社員が載せているのでビールの事が良く判る本。 といっても、太田垣のこと、肩っ苦しい理屈はさておき呑めれば幸せのスタンスは崩していない。 ビールとおつまみに終始したお楽しみの一冊。 とにかくビールを飲めれば最高! という本。
読了日:11月13日 著者:大田垣晴子
獄門島 (角川文庫)獄門島 (角川文庫)感想
何となく懐かしく手に取った。 獄門島・・・おどろおどろしいイメージがあるが、島のカラッとした空気感が良い。 もう何回読んだのだろう・・・「備中笠岡から南へ七里」この書き出しで始まる俳句見立て殺人事件。 あれだけヒントを貰いながら未然に防げなかった金田一耕助の最大の事件。 言われてみれば「動機」が弱いような気もするが、あの頃は皆が普通でなかった(終戦直後)という事を考えれば。 金田一の推理に酔いしれる数時間です。
読了日:11月14日 著者:横溝正史
本陣殺人事件 (角川文庫)本陣殺人事件 (角川文庫)感想
【再読】 「獄門島」に手を出したので、こちらも再読。 やはり、金田一初登場のシーンは忘れられませんね。 純日本風の密室造り、横溝先生の面目躍如ですね。 この時代の語り口が好きです、凄く丁寧に描写している。 「ひがん花と呼ばれる、あの曼珠沙華の赤黒い花が、いちめんに咲いているのであった」で、終わるラストシーンを何回読んだのであろうか、また、忘れたころに手に取ると思う。 まさに傑作である。 
読了日:11月16日 著者:横溝正史
かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)感想
ちょっとお腹が痛いので寝床に入って読書。 ホヤホヤの甘々だけど、こんなストーリー欲していたんだろうと思う(笑) 天才漫画家の卵が天才編集者と天才漫画家の幽霊に出会い、成長して行く物語。 皆優しくて善意に溢れているのがファタジーです。 さあ、これからどんな展開になって行くのか楽しみです。 この作家の特徴として「風早の町」に集約している。 著者が漫画家志望だったのがキーですね。
読了日:11月16日 著者:村山早紀
ガリレオの苦悩 (文春文庫)ガリレオの苦悩 (文春文庫)感想
【図書館】テレビ・ドラマでは見た事があるが、原作は初めて。 文体は「どうかなぁ」と思ったが、すんなり読めました。 ガリレオの犯人に感情移入しないのが良いですね。 純粋に「科学」を楽しんている。 東野圭吾、読んでみようかな。
読了日:11月24日 著者:東野圭吾
あつあつを召し上がれ (新潮文庫)あつあつを召し上がれ (新潮文庫)感想
【図書館】 思わずヨダレが出そうなシーン満載の短編集。 それに絡めて泣ける話が6つ。 一つは美味しそうだが良く判らない話、計7編の短編集。 みんな良いのだが、なかでも「こーちゃんのおみそ汁」が心に残る。 小川糸の心に沁みる物語。 たまにわ、ほっこりするのも良いもんです。
読了日:11月26日 著者:小川糸
お金のある人の恋と腐乱 (徳間文庫)お金のある人の恋と腐乱 (徳間文庫)感想
【図書館】 何となく不思議な本、ロンド式なのが面白い。 上流社会の怠惰と倦怠がエロスによって描かれている。 描写がとても丁寧だと思う、「三幕マリア」がシニカルで、心惹かれた。 姫野カオルコって「男」なんですか・・・
読了日:11月30日 著者:姫野カオルコ

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