書籍・雑誌

2020年9月 2日 (水)

8月の読書記録 読書メーターより

「剣客商売」の世界に遊びました。 その合間に入る新作が新鮮でした。

 8月の読書メーター
読んだ本の数:24
読んだページ数:8483
ナイス数:2000

剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)感想
【図書館】遂に「剣客商売」シリーズに手を伸ばしてしまった。 鬼平、梅安、と来て、仕方ない事だと思う。 なんで、読んで無かったのかな。 秋山小兵衛と息子・大冶郎の世界に女剣士・三冬が絡んだ江戸情緒剣豪物語。 その他、登場人物にいろいろな関わりがあり、池波文学の集大成だと思う。 一巻目でその全貌が判る感じがする。 新装版だからか「解説」が後追いならぬ先走りをするのが興ざめ、常盤新平、どうにかならぬか。今後、解説は読まぬ方が良いのか・・・ネタバレは止めて貰いたい。先ずは、端緒についたと言う事で、先は長そうです。
読了日:08月01日 著者:池波 正太郎
剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)感想
【図書館】なかなか力作が揃っていて楽しめる。 「鬼熊酒屋」はグッとくるものがあるが、表題作の「辻斬り」はパッとしない。 ひょいひょいと大治郎と二人で十四人を斬ってしまうのはどうか・・・テレビドラマでは無いのだから。 永井が切腹をするのも簡単すぎて原稿の加減かなと思ってしまう。 そこは、商売しなければ(笑) 「小雨坊」は凄かった火付けもそうだが、小兵衛に一矢報いたのだから凄い剣客だ。 生い立ちが哀れ。 ずーと常盤新平の解説だがこのまま行くのだろうか、そろそろ違う人が見たいと思う。
読了日:08月02日 著者:池波 正太郎
剣客商売 三 陽炎の男 (新潮文庫)剣客商売 三 陽炎の男 (新潮文庫)感想
【図書館】だいぶ「剣客商売」の世界にも馴れて来た。 小雨坊に家を焼かれて不二楼に仮住まいの小兵衛とおはる、しかし、小兵衛には相変わらず危難の連続である。 半分は自分から首を突っ込むきらいがあるが。 三冬が大治郎を意識し始める「陽炎の男」と小兵衛の裁量の元、香具師の元締めの娘と旗本の跡取りを結びつける「嘘の皮」など七編。 小兵衛の超絶剣技に安心して物語に集中できる安心感、これは物語を楽しむ真髄のひとつかも知れない。 小兵衛を中心とした物語を楽しんで行こうと思います。
読了日:08月03日 著者:池波 正太郎
剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)感想
【図書館】「剣客商売」は、小兵衛、大治郎の親子にスポットを当てたのが良かったと思う。世代間の世界が違うと言う事が、ストーリーを大きくさせている感がする。 今回は「天魔」にとどめを刺す。天性の使い手と小兵衛のからみ、それも昔からの事、どうなるハラハラの一瞬であった。常盤新平の解説は続くようだ、少しづつ間違いを悟ったのか、大治郎と三冬の動性をどうなるかと書いているが、一巻目で結婚するとバラしているので緊張感は無い。読者が全巻読み終えているとの先入観か原因か。しかし、世代間の違いと言うのは面白い、毛饅頭問答も。
読了日:08月06日 著者:池波 正太郎
剣客商売 五 白い鬼 (新潮文庫)剣客商売 五 白い鬼 (新潮文庫)感想
【図書館】今回も気持ち良く「剣客商売」の世界に酔う。 今回もとんでもない奴が登場する、悪気も無く婦女子を惨殺する殺人鬼。 そして、剣の腕前も天才肌、こんな悪鬼にどう立ち向かうのか、秋山親子が鎬を削る大迫力の一篇。 同時に、大治郎と三冬が急接近。 男女のあられもない姿を目撃する三冬がどうしようもない性愛に悶える姿がいじらしい。 ますます面白くなる剣客商売、親と子のジェネレーションギャップがますますヒートアップする大河絵巻。
読了日:08月06日 著者:池波 正太郎
剣客商売〈6〉新妻 (新潮文庫)剣客商売〈6〉新妻 (新潮文庫)感想
【図書館】新装版が出て来ない、キンドルばっかし。 電子版で読んでる読者ばかりで無い。今回の「新妻」が、もう一人の「秋山大次郎」の妻と言うのがミソ。この新妻も凄い人だ。秋山親子が人を殺害するのが少なくなってきた。 大治郎は棍棒を使い始めた、これは殺してしまってはその人の人生が終わる、反省の人生は無いのかとの問いかけだと思う。しかし、右腕を失った剣豪に未来はあるのかとも思う。ただ、他のシリーズと比べ小兵衛親子に淡々と過ごしてもらいたいとの作家の希望があるのでは。ますます小兵衛親子の世界にのめり込んでいきそう。
読了日:08月08日 著者:池波 正太郎
剣客商売 七 隠れ簑 (新潮文庫)剣客商売 七 隠れ簑 (新潮文庫)感想
【図書館】「剣客商売」ももう七巻、巻を追うごとに面白くなる。 ひとえに、小兵衛親子の世界に馴染んで来たのだろう。 老武士と老僧の組み合わせに興味を持つ大治郎、それがアッと驚く関係とは、誰も判らなかったと思う。 二人の情愛に涙した、そんな感覚になったのは読み手の歳も段々老境差し掛かった事と関係すると思う。 この物語は若い人には理解できない事もあろう、やはり大人の物語だと思う。 小兵衛と同じくらいの年代には、さもありなんと頷ける話が多い。 つまり、日がな一日読むのにちょうど良い。
読了日:08月09日 著者:池波 正太郎
剣客商売 八 狂乱 (新潮文庫)剣客商売 八 狂乱 (新潮文庫)感想
【図書館】小兵衛の物語ももう八巻目、この情緒に馴れると他の本には戻れない。 思想も小兵衛の考えにも判るような感じがする、池波さんの指向とリンクしているんだろうな。 「人は良い事をしながら、悪い事をする」という池波流、つまり人間のどうしようもない感覚が引き起こす場面という事なんだろうな。 いろんな事件に巻き込まれる小兵衛親子、こんな老後なら退屈はしないでしょうね。小兵衛の物語、まだまだ続くようです。徐々に老境に入っていく小兵衛のこれからを見てみたいと思います。各話の感想より小兵衛の世界にどっぷりと浸りたい。
読了日:08月11日 著者:池波 正太郎
剣客商売 九 待ち伏せ (新潮文庫)剣客商売 九 待ち伏せ (新潮文庫)感想
【図書館】人の二面性が絡むお話が多い様に感じた。 小兵衛が、やけに死に対する心境が多くなって来たようだ。大治郎も、素直に世の中を渡って行くのがしんどくなって来た。「待ち伏せ」は生きていく限り、どうしても二つの生き方がある。そこをどうやって折り合いを付けるかが問題。 小兵衛の初めて女を知る女性が現れるが想いとは勘違いの女性に会いに行く話、男とは思い込むと一途になるものなのだという事かも知れない。叔母が亡くなったと気付かず、そっちに持って行ってしまうところが小兵衛らしいが。隠居の生き方を教えてくれる物語だ。
読了日:08月12日 著者:池波 正太郎
剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫)剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫)感想
【図書館】シリーズ、初めての長編。 頭巾を被り「秋山大二郎」と名乗って辻斬りを繰り返す凶賊が出現。 殺されたのは水野一派と松平定信の家臣たち、入り組んだ謎を解き明かした時、驚愕の陰謀が・・・ 謎を追って小兵衛が推理するが、様々な登場人物が入り乱れ、息もつかせぬ緊迫感。 やはり、長編は良いですね。 謎に追われ小兵衛さん、若返ったような、今回は大二郎はお休みです。 そのかわり、手裏剣お秀と三冬が活躍する。 登場人物が多いのが、ちと判り辛い。 原因は水野と松平の確執を密かに企てた第三者の陰謀か・・・
読了日:08月15日 著者:池波 正太郎
風間教場風間教場感想
【図書館】シリーズ完結編とも読み取れる作品。 今回は人とそれを教える方法、人となりと物に対処する仕方に苦労する風間を描く。 最後の光が無くなると言う衝撃のラストに向かうが、いろいろな所に伏線が・・・登場人物の妹出現で時間と歴史を思わせるのが凄い。 果たして風間教官は丸くなったのでしょうか。 しかし、いろいろな場面で警察学校を描き、勉強になった。 ドラマの「未満警察」と重なる場面を想像し楽しい。 教官サイドか生徒サイドかが違うだけ、別物と思いつつ面白かった。
読了日:08月16日 著者:長岡 弘樹
剣客商売 十一 勝負 (新潮文庫)剣客商売 十一 勝負 (新潮文庫)感想
【図書館】早いもので、もう十一巻、後が少なくなった。相変わらずの小兵衛の暮らし、少しづつ老境に差し掛かり、淋しい話しも増えて来た。いよいよ、初孫・小太郎の誕生する。老いを感じる小兵衛にとって、嬉しい出来事だ。小太郎の成長と小兵衛・大二郎の暮らしをこれからも見て行きたい。三冬も徐々に落ち着いて来た感じ、おはると同い年なのが親子の妻と言う感じで凄く違和感があるのが、この物語のキモである。片や六十歳以上の妻、片や二十代の妻、これが突拍子もない事で無くてなんであろう。これが物語に影響を与えて続く事になるだろう。
読了日:08月17日 著者:池波 正太郎
剣客商売 十二 十番斬り (新潮文庫)剣客商売 十二 十番斬り (新潮文庫)感想
【図書館】ますます小兵衛と大治郎の比較が楽しい作品が増えて来た。「十人斬り」小兵衛の日常も小川宗哲との碁打ちが増えて来た、その話から悪党相手に十人を始末すると決めた重病の剣客、しかし病はそれを待ってくれない。左手を切り落とされた時、運よく小兵衛が駆けつける。後はいつもの通りに大団円なのだが、死病に憑りつかれた剣客が女の名前をつぶやいて死ぬのが哀れ。「逃げる人」敵討ちの話しだが討つ方も討たれる方も、悲惨な人生を送る。仇の影に怯え逃げる老人の、討つ侍が突然死も悲惨です。果たして大治郎は知らせをしたのかどうか。
読了日:08月19日 著者:池波 正太郎
花唄の頃へ くらまし屋稼業 (時代小説文庫)花唄の頃へ くらまし屋稼業 (時代小説文庫)感想
【図書館】やっと読む事が出来ました。 シリーズも、もう6巻目、ますます人間関係が複雑になる。 今回のお仕事は無頼の旗本のボンボンの尻拭いのくらまし作業。 だが、この仕事闇の社会が入り組んでひと筋縄ではいかない。 くらましの前に下手人探しが入って来る。 今回は平九郎の一人仕事になりそうだ。 新たな、闇の仕掛け人が現れる、花唄・長兵衛とは何者か。 仕事人の棲ざましい掟と人情の間に苦悩する平九郎を描く、堂々のエンター・テインメント作品。 平九郎に明日はあるのか、そして離れ離れの妻子の行方は。
読了日:08月20日 著者:今村翔吾
さよなら願いごとさよなら願いごと感想
【図書館】ちょっと変わったミステリー、時系列物と思うと作者の思うつぼです。 しかし、こねくり回したものだ、ここまで登場人物増やす必要があったのか。 大崎さんらしからぬ展開にちょっと判らない一面も。 シリアスなミステリーと思わなかったので(表紙カバーのイラストからも)ちょっと拍子抜け。 高校生・新聞部の活躍もちょっとやり過ぎの感がある、こんな高校生いないよ。 もっと、すんなり解決する青春ミステリーであって欲しかった。 違和感だらけの作品でした。
読了日:08月21日 著者:大崎 梢
波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)感想
【図書館】ますます円熟味が出て来た。 「夕紅大川橋」のラストに泣ける。 年寄りはどうしても親友の死に際が気になってしまう。 明日は我が身が先に立ってしまうのだろう。 老後を気にしない若者には判らぬ境地かと。 エピソードも小兵衛の老いを感じさせられる描写が多くなって来たように思う。 そろそろ、大治郎の話しも欲しいが、池波氏の心境を想うと若手の話しは難しいのだろう。 大人のお伽噺で満足するが良かろう。 おはるさんが、すこし図太くなって来た。(笑)
読了日:08月21日 著者:池波 正太郎
剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫)剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫)感想
【図書館】久々の長編、息もつかさず読み切りました。 「暗殺者」仕掛人の世界も描き2編読んだ感じ。 仕掛人・波川周蔵と萱野の亀右衛門が登場する。 と言うと秋山大二郎は極悪人なの・・・それが、全然違う人がターゲットと判りひと安心。 三つ巴、四つ巴、の複雑に絡んだ糸は、徐々に解きほぐされる。 大治郎が蚊帳の外状態が何とも気がかり、それも小兵衛の考えと判り、親子愛だなあと感心する。 そろそろ、終盤も近いので読む手も遅くなる。 淋しいなあ、どう終わりを迎えるのか、楽しみでもあり、淋しさでもある。
読了日:08月22日 著者:池波 正太郎
剣客商売 十五 二十番斬り (新潮文庫)剣客商売 十五 二十番斬り (新潮文庫)感想
【図書館】いよいよ、ラストが近づいて来た。 小兵衛の眩暈に始まる「二十番斬り」、とうとう老齢の入り口に来た感がする。 それに伴い、耄碌も少々感じる。 小兵衛もこれまでか・・・ しかし、登場人物は沢山出て来るが、今回は小兵衛一人の活躍、いろいろ情報を与えるが実行部隊は、ただ一人。 杉原秀などは敵をおびき寄せただけ、乱闘シーンは秀の活躍、傘徳の動き方、いろいろあったと思う。 二十人の乱闘騒ぎもいちいち対処があって然るべき、最後の刺客との決闘はおはるの気絶を良い事にサラッと描いている。 それも、一巻を残すのみ。
読了日:08月24日 著者:池波 正太郎
剣客商売 十六 浮沈 (新潮文庫)剣客商売 十六 浮沈 (新潮文庫)感想
【図書館】最終巻と言う事で読んだが、池波氏の想いはまだまだ続くと感じた。 たまたま本作が最終巻になってしまったとの感が強い。 巻を重ねて小兵衛の先行きが無いとの表現も多いが、九十三歳まで生きるって書いている。 池波氏は実年齢と合せて長生きしたかったんじゃないのかな。 それにしては愛煙家らしいが・・・伊太郎と勘之介との対比を描いて人間の変わり様を描いて「浮沈」とは如何に生くべきかを問う。 人間と言う物は奇妙な生き物だなあ、永遠の課題である。 池波氏のご冥福を改めて祈る。 合掌
読了日:08月26日 著者:池波 正太郎
黒白 上巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-17)黒白 上巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-17)感想
【図書館】「剣客商売」の番外編。 小兵衛さんの若かりし時代を描いている。 初めての奥さん・お貞さんとの新婚時代を描き、小野派一当流の達人・波切八郎との決闘の後日談、しばらくは波切の話しが続く。 何故、決闘の日に波切は現れなかったのか。 剣客の転落の仕方を丁寧に綴っている。 それと男色のあり方を小兵と波切に対比させて、柔らかく表現してる。 仕掛人の世界を彷彿させる二重構造、上下・各500頁を超える大長編。 読み出がありそうです、本編に負けず面白そうです。  
読了日:08月27日 著者:池波 正太郎
黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18)黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18)感想
【図書館】番外・長編の完結編。いろいろ山あり谷ありの物語だったが、充分楽しめました。1000頁を超す大長編、良くぞ書き切ったという印象が強い。波切八郎と秋山小兵衛を中心とした大河ドラマだ。とりまく登場人物が多彩、しかも、それぞれの暮らしが見える作品。仕掛人あり、お家騒動あり、男同士の友情あり、いろんな視点から楽しめる作品。小兵衛さんと言う人は若い時から好奇心いっぱいだったんだなと判る一遍。黒白だけじゃなくいろいろなカラーある人生、剣客商売の世界でも味あわせてくれる。池波先生、大きな物語をありがとう。
読了日:08月27日 著者:池波 正太郎
剣客商売 番外編 ないしょ ないしょ (新潮文庫)剣客商売 番外編 ないしょ ないしょ (新潮文庫)感想
【図書館】剣客商売・番外編 一人の少女の成長を描いた長編である。 少女に関わった人たちが次々と殺害される、ある一人の浪人の仕業だ。 少女は幼いころから「手裏剣」を修行していた。 年を経て浪人を見つけ復讐しようとする、そこへ秋山小兵衛の登場である。 小兵衛の物語と言うより、少女・お福の紆余曲折した一代記です。 しかし、池波正太郎の様々な作品の要素が含まれている。 登場人物も各作品の主要なお店とか人物が配されている。 番外編だから許される事だと思う。 お福の人生、良かったのかどうか。 これにて、全巻終了。 
読了日:08月28日 著者:池波 正太郎
時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫)時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫)感想
【図書館】時代劇研究家の選んだ、名作あり迷作ありで楽しい。時代劇の入り口編という事で良いんじゃないかな。読んでいると著者の役者の好みが判る本。中村錦之介の出番が多い気がする(笑)「これだけは押さえておきたい50本」に16本観た映画が入っている事に、素直に嬉しい。 「個人的な趣味で選んだ25本」やたらセックスと残酷が多いのは、ビックリするやら好みやらで頬が緩む。これを見て時代劇が好きな人が増える事を喜びます、ほんとに、良い映画、文学的にも良い映画があると思うんだけどな。「十三人の刺客」とか「腹切」は良いよ。
読了日:08月31日 著者:春日 太一
この世の春(上) (新潮文庫)この世の春(上) (新潮文庫)感想
【図書館】宮部みゆきの3巻もの、何が何やら、まだ序盤なので設定と登場人物の紹介編。 宮部独自の人物紹介に心躍らせながら、まてまて、それに引っかかってはいけないよと、考えながら読んでます。 これから、どんな展開になるのやら、頁を捲る手が止りません。 癖のある登場人物が、いかに絡んでくるのか、楽しみです。
読了日:08月31日 著者:宮部 みゆき

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2020年6月 1日 (月)

5月の読書記録 読書メーターより

5月の読書メーター
読んだ本の数:31
読んだページ数:11011
ナイス数:4100

『鬼滅の刃』コミックカレンダー2019 (ジャンプコミックス)『鬼滅の刃』コミックカレンダー2019 (ジャンプコミックス)感想
「鬼滅の刃」アニメをUtubeで見ています。ストーリーがよく判らないけど、アクションは面白いです。 掘り下げ方がいまいちかな。 登場人物も必然性を感じられないし・・・暇つぶしには恰好と思います。
読了日:05月01日 著者:吾峠 呼世晴
サブマリン707 1 (ラポートコミックス)サブマリン707 1 (ラポートコミックス)感想
【再読】懐かしい「サブマリン707」の復刻版です。 1993年に復刻されました。 初出は昭和38年に週刊「少年サンデー」に連載され人気を博した海洋冒険スペクタクルロマンです。 何しろ潜水艦の戦闘が中心で毎回ドンパチやってました。 陸に居るより海上の方が多い完全に戦闘もの。 作者の「小沢さとる」は横山光輝の絵に非常に似ている。「ジャイアントロボ」を共作した事もある。 一度読めば潜水艦の知識が豊富になる漫画です。 一気に中学生時代にタイム・スリップ出来ます、プラモで遊んだなあ(笑)
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
サブマリン707 2 (ラポートコミックス)サブマリン707 2 (ラポートコミックス)感想
【再読】だんだんと戦闘が面白くなくなった。 そりゃあそうでしょう、潜水艦同士の戦いは「音」が主流の戦い。 見詰め合ってピクリとも動かずでは漫画の良さが無い。 爆雷、魚雷は飽きられる、新機軸を作らねば・・・
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
サブマリン707 3 (ラポートコミックス)サブマリン707 3 (ラポートコミックス)感想
【再読】第1部「U結社」編、終了。 第2部「謎のムウ潜団」が始まる。 といっても敵が変わるだけで戦法は同じ、やや近代兵器が出て来たと思うが基本設定のムウが生かし切れていない。 だんだん読むのが苦しくなって来た。 何で取ってあったのか、ノストラジーだけなのかな・・・
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
サブマリン707 4巻サブマリン707 4巻感想
【再読】まじ「しんどく」なってきた。 惰性で読み進めて来たが、そろそろ限界か・・・しかし、こんな起伏のないドラマを毎週読んでたんだ。 まあ、他の漫画も連載してたしな。 あと、何巻で終わるのだろう、とにかく終わりまで読もう。
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
サブマリン707 5巻サブマリン707 5巻感想
【再読】もう作者も判らなくなっている。 話が途中で切れてよく判りません。 唐突にラストになったり、ハチャメチャである。 あと何巻だ・・・読むために読んでいるという矛盾が・・・もう、絵だけ見よう(笑)
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
サブマリン707 6巻サブマリン707 6巻感想
【再読】読み終わりました。 辻褄の合わない箇所とかいろいろとありましたが、やっと最後になりました。 サブマリン707、そんなにしっかり読むもんではありませんね。 一時の洒落として読むのは良いでしょう、完全復刻全6巻は大き過ぎました。 「アポロ・ノーム」にしても、最後は自爆というのは無いんじゃないかな。 潜水艦の話という事で覚えていた方が良かったかも。 コアなファンにはなれそうもありません。 とにかく、サブマリン707に栄光あれ!
読了日:05月01日 著者:小澤 さとる
リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13感想
【再再読】もう何回も読んだ、気が付くと頁を開いている。 ゴルゴには何か惹きつけるものがある。 ベストに選ばれているのは「出生編」が多いが、私は[檻の中の眠り」とか「喪服の似合う時」の様に最初の頃のゴルゴが好きだ。 小池一夫氏の脚本に痺れているのかも知れない。 初期のゴルゴはおしゃべりだけど洒落たストーリーが多い。 ゴルゴ13は何時どんな時もどこから読んでも面白い。 
読了日:05月02日 著者:さいとう たかを,さいとう・プロダクション
伊藤晴雨 自画自伝伊藤晴雨 自画自伝感想
縛り、責め絵、大家「伊藤晴雨」の自伝とその周辺を描いた作品。 収集家の福富太郎氏の所蔵品を多数展示し在りし日の晴雨翁を忍ぶ。 意外と下種かと思われたが、そこは「新潮社」刊、そのへんは程よくまとまっています。 夢二のモデル・お葉を縛り、当代の人気女優・栗島すみ子と暮らす破天荒の暮らしの中に真実を見る。 自らの数奇な反生を書き綴った挿絵が入った自叙伝。 新潮創立100年記念出版
読了日:05月02日 著者:伊藤 晴雨
さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selectionさいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection感想
【再再読】ステイ・ホームでゴルゴを。 とは言っても毎日がステイ・ホームなのだが・・・(笑) 作者自身が選ぶといっても「リーダース・チョイス」とだぶらないという事は作為を感じつつ、作者が出来栄えの良い作品と言うものを選んだというシリーズを読む。 やはり、好みは争えない「檻の中の眠り」とか「駅馬車の通った町」等、初期の作品を選んでしまう。 「モスコー・ドール」の3部作が悲しみを誘う。 何も良かった事が無かったミーナ、唯一ゴルゴに向けた眼は、悲恋になってしまった。 情報員の悲哀が悲しい。
読了日:05月06日 著者:さいとう たかを,さいとう・プロダクション
各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13感想
【再読】静かな時間に、又ページを捲っています。 各界の著名人が名を連ねておりますが、やはり好きなゴルゴのエピソードを読んでしまう。 何を描いても面白いけど、好みは初期作品。 「デロスの咆哮」「白夜は愛のうめき」「銃殺人ひとり」辺りがゴルゴ個人に焦点を当てて面白い。 「ロックフォード野望」がゴルゴの口座を封鎖するという暴挙に出るが、どうにか解決し狙撃をしようとするが、とんでもない人物から横やりが・・・これは凄いスケールのお話しです。 ゴルゴ13だけで1000ページ以上、じっくり浸れた至福のひとときでした。
読了日:05月06日 著者:さいとう・ たかを
PEPPER (ぶんか社コミック文庫)PEPPER (ぶんか社コミック文庫)感想
【再読】久々に出して来た、描き下ろし410ページと言うのが凄いという感想は、やはり本当だと改めて思う。しかも、スクリーン・トーンを使わず網掛けなど手作業で行っている。これは凄い!お話しは記憶喪失の賞金稼ぎが自分の記憶と秘密のお宝を探すという西部劇。ドンパチあり、謎解きありのエンターテイメント。しかし、描き下ろしの常ですが、最終的な詰めが弱くストーリーはズタズタ、ドンパチ場面は最高なんだが。各所に出て来るペッパーボックスのデザインが秀逸、登場人物も抑えてストーリーを判りやすくしている。これはB5・豪華版 。
読了日:05月07日 著者:たがみ よしひさ
彼女の想いで…大友克洋短編集(1) (KCデラックス ヤングマガジン)彼女の想いで…大友克洋短編集(1) (KCデラックス ヤングマガジン)感想
【再再読】やはり大友克洋は面白い! 「武器よさらば」と「ファイヤー・ボール」が好き。特に、「fire-Ball」は「アキラ」の前哨戦として良くできている。 大友は真面目なのかふざけているのか、よく判らないところが好きですね。「ザッツ・アメージング・ワールド」完全にあちら版のパロディ。 老人と海が・・・(笑) さぁ、大友克洋アンソロジー2巻目の「SOS大東京探検隊」 移ろうか。
読了日:05月07日 著者:大友 克洋
SOS大東京探検隊 (KCデラックス)SOS大東京探検隊 (KCデラックス)感想
【再再読】「彼女の思いで・・・」と一緒に本棚から抜き出した。 これまた強烈な大友作品。 大友版西部劇「サン・バーグズヒルの想い出」とか大友版時代劇「火之要神」等、多彩な手腕を披露する。 東京の地下を冒険するひと夏の想い出を描く表題作「SOS大東京探検隊」がステン・バイ・ミーを彷彿させる楽しい作品です。 「危ない! 生徒会長」初の少女マンガに挑む(笑)
読了日:05月07日 著者:大友 克洋
木造モルタルの王国―ガロ20年史木造モルタルの王国―ガロ20年史感想
【再再読】暇を持て余して引っ張り出して来た。 重い、何キロあるんだろうか。 何しろ1,200頁もある、今見ても難解なマンガが多い。 ただ、白戸三平、水木しげる、小島剛夕、林静一、池上遼一、矢口高雄などの有名作家が名を連ねているのは壮観である。 布張り・箔押し・3,500円は当時の頃でも高額でした。 熱狂的な友人に推されて買った記憶があります。 でも、良かったそれがなければ、この記念碑的漫画アンソロジーは手元に無かった。 1984年で20周年・・・あれから30数年経ってしまったのか。 感無量・・・
読了日:05月08日 著者:
しんきらり (ちくま文庫)しんきらり (ちくま文庫)感想
【再再読】ふっと本棚に手を伸ばす。 主婦の眼から見た家庭像の在り方を考える。 ふっとした瞬間のきらめきが女性目線になっている。 多少怖い雰囲気がある。 しかし、漫画の世界でこの表現、1980年代に描いてたんだから凄い。 線もシンプルでサラッとしているのが好き。 日常生活の中の危うさをチクッと風刺しているのがまた凄い。 たまに手に取りたい一冊です。
読了日:05月08日 著者:やまだ 紫
孤独のグルメ 【新装版】孤独のグルメ 【新装版】感想
【再再読】ぶらりと寝転んで、本棚から抜き取った「孤独のグルメ」に目を通す。 やっぱり、良いなぁ、細々した描写が井之頭五郎にピッタリである。 最初に出会って何年になるかなぁ、作画家の「谷口ジロー」は亡くなった。 でも、その世界は私の目の前にある。 文庫版もあるので比較する、駄目だ、トーンの目が潰れすぎて真っ黒になる、文庫版だけでは気が付かないけど、こんなにも違うんだな。 絵師の命を懸けた絵は、大事にしなくては・・・原寸に近い方が、やっぱり良い。 「センセーの鞄」も、観たくなって来た。
読了日:05月09日 著者:久住 昌之
センセイの鞄 1 (アクションコミックス)センセイの鞄 1 (アクションコミックス)感想
【再再読】また、手に取ってしまった。 良いなぁ~、じっくりと読むと原作の良さが甦ってくる。 センセイとツキコさんの関係に憧れる。 この微妙な距離感、酒を交えての会話、良いですねぁ。 もう大人なのに純愛を感じている、しかし、身体は・・・ツキコさんが風呂に入るシーンがある、どう見ても37歳のカラダだよな、とても現実的。 その上での会話、深いよね。 ますますのめりこんで行くツキコさん、この世界をもう少し。 2巻に移ります、移りたくないな~
読了日:05月10日 著者:川上 弘美
センセイの鞄 : 2 (アクションコミックス)センセイの鞄 : 2 (アクションコミックス)感想
【再再読】後半になって来た、いろいろな事があり、センセイと島に行く事になった。そこで、静かに身体を預けるが、何もないまま終わる。ちょっと身体に触ったくらい。その後もデートしたり、センセイから恋愛を前提とした交際を求められたり、急速に近くなっていく。やがて、二人は結ばれる。ここからが早い、なんと2ページ過ぎるとセンセイのお葬式に。もう少し大人の付き合い方を観てみたかった。番外編の「パレード」はあるが、これは付けたしという事で。「センセイの鞄」の余韻を楽しみましょう。ツキコさんの、ちょっとした仕種が楽しい。
読了日:05月10日 著者:谷口ジロー,川上弘美
いざなうもの (ビッグコミックススペシャル)いざなうもの (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】谷口の遺稿集にたどり着く。 いろいろな想いが浮かび上がって頁を捲る手が止まる。 1頁読んでは1頁戻る、説明文を見る、また頁に戻る。 全然、進まない、嗚呼、もう居ないんだ・・・谷口ジロー、良い絵描きだったなぁ。 「何回も、何回も、ボロボロになるまで読み返す漫画で在って欲しい」それが最後の言葉らしい。 何度でも、何度でも、読んでいますよ。 谷口はそんな作家です、何回読んでも発見がある作家です。 静かに冥福を祈りながら、また読んでいます。 天の上から見てますか~ 合掌
読了日:05月11日 著者:谷口 ジロー
『坊っちゃん』の時代 (第3部) (双葉文庫)『坊っちゃん』の時代 (第3部) (双葉文庫)感想
【再読】文庫本が出て来た、谷口の本は基本A5版以上としている。 アミが潰れて読みにくい、これは古本屋で安く買って来たものだろう。 石川啄木の話である、「坊ちゃんの時代」シリーズの第3巻目である。 どうしようもない借金魔として描かれる。 事実、借金は相当なものであったらしい。 どんな啄木を描いても谷口ジローは優しい、完全に悪には描けない、どこか憎めないところがある。 石川啄木、夏目漱石と同じ「朝日新聞社」の社員だったんだよな。 新聞社つながりで愛着がある、ただそれだけですが。 谷口は良いなぁ・・・
読了日:05月11日 著者:
坊っちゃんの時代 : 1 (アクションコミックス)坊っちゃんの時代 : 1 (アクションコミックス)感想
【再読】結局、「坊ちゃんの時代」に戻って来た。 改めて見直すと石川啄木も平塚らいてうも小泉八雲も伊集院景昭も太田仲三郎も出ていた。 後の話はそれを細分化したものでした。 啄木の借金もらいてうの奔放さも全て1巻目で描いてある。 明治と言う時代をいろいろに角度から書き分ける谷口ジローの素晴らしさと思う。 もちろん、関川夏央の脚本も素晴らしいだが。 谷口ジロー関連でいろいろ読んでしまった。 手に取れるところにあって良かったと思う。 また思い出して読む事もあるだろう。 しばしの別れを・・・
読了日:05月11日 著者:谷口ジロー,関川夏央
デジタルペーパークラフトデジタルペーパークラフト感想
【再読】デジタルペーパークラフトの本、いろいろな模型や動物が作れる本。 CD-ROMが付いていてパソコンと連動できる。本は観てるだけでも楽しい、懇切丁寧に作り方の説明もある。 道具や紙の説明もいろいろあり、広げるだけで作れる気がしてくる。 ちょっと難しい所もあるが、こんな時期だから時間はある。 是非、チャレンジを!
読了日:05月13日 著者:
スターバックスマニアックス (小学館文庫)スターバックスマニアックス (小学館文庫)感想
【再読】2001年の活気を伝える本。 スターバックスのあれこれを伝える、マニアの本。 読んだから別にどうって事が無いほんとに好きな人が沢山の情報(2001年時点の) 診療所の待ち時間用に持って行ったが読む時間が無かった。 待ち時間なしだった(笑)
読了日:05月21日 著者:小石原 はるか
イエスタデイをうたってEX ~原点を訪ねて 冬目景 初期短編集~ (愛蔵版コミックス)イエスタデイをうたってEX ~原点を訪ねて 冬目景 初期短編集~ (愛蔵版コミックス)感想
【再読】何となく、手に取った昔の本。 「イエスタディをうたって」が好きだった、冬目景の考え方、描き方が心地良い空間だった。 「イエうた」の原点、初期の冬目のインタビューが掲載されていて、その時分に戻れる自分がいる。 ちょっと人と違った考えと言うのは芸術家として必須なんだろうな。そこに到達できないから普通人なんだろうと思う。初期短編集を見ると、たどたどしさが何となく嬉しい。こんな時代もあったなぁと自分でも感じる、もう戻れない時代だなぁと年を取ると感じる、ノストラジィーなんだなぁ・・・懐かしい、何もかも・・・
読了日:05月23日 著者:冬目 景
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)シャーリー 2巻 (ビームコミックス)感想
【再読】日曜の昼下がりに読むには、うってつけの本。 メイドのシャーリーと女主人・ベネットの20世紀初頭のロンドンの暮らし。 13歳のシャーリーと28歳のベネット、歳の差もあり、何とか仲良く暮らしている。 古き良きロンドンとメイドの暮らし、何となくゆったりとした気持ちにさせられます。 1巻から10年の歳月を経て刊行、次は早くて2024年か、というか、まだチョコチョコ描いているのだろうか。 描いていると思いたい、著者曰くライフワークだそうだから・・・
読了日:05月24日 著者:森薫
孤独のグルメ2孤独のグルメ2感想
【再読】のんべんだらりとしている時に読む本。 相変わらず井の頭ゴローは自由に食堂巡りをしている。 食う事だけに特化した漫画は面白いね。 飲めないのも良いんだろうな、純粋に食べる事に専念する。 いっそ潔い、食べ始めると節操が無く次から次へと頼んでしまう、少しはお腹と相談したらと、突っ込んでしまいます。 しかし、料理の絵が上手いなぁ、完全に浮き上がっていない。 谷口ジローを忍んで少し淋しくなった。
読了日:05月24日 著者:久住 昌之
首代引受人 (SPコミックス)首代引受人 (SPコミックス)感想
【再読】平田弘史の劇画は凄い、迫力満点です。 「首代引受人」と言うのは、戦国時代、己の命を金に換えて支払うという約束手形を相手に発行したもの。 戦争が終わって代金を引き取りにいないもの、代金を出し渋るもの、そこで凄腕の引受人が出来たのである。 虚居実々の支払い模様を描く迫力巨編。 全七話、武士道のしきたりを貫くためそこに愛売り涙あり、迫力の絵と共にグッと迫るものがある。 改めて平田は良いなぁと思う。 時代劇はドラマですね。
読了日:05月27日 著者:平田弘史
不穏な眠り (文春文庫)不穏な眠り (文春文庫)感想
【図書館】3月に予約してやっと手に入った、喜びもひとしおです。 読み始めて直ぐにすんなり話に入っていけました。 相変わらず苦労が絶えない晶さん、四十の坂を上りつつ、怪我が多い。 最初は楽な仕事と思っているがどんどん深みにはまって行く。 いろいろな社会的状況の問題を抱えつつ、時には能天気に切り抜ける。 羽村の性格、嫌いじゃないです、いつまで独り身でいるのかな、探偵という職業柄、結婚は無理だろうな。 でも、歳とってミス・マープルのような生活も楽しいだろうなとも思う。 これからもがんばれ、羽村晶、白髪に負けず。
読了日:05月29日 著者:若竹 七海
鬼平犯科帳(十三)鬼平犯科帳(十三)感想
【図書館】図書館から借り受けて「鬼平」の世界に遊んでいます。 やっぱり良いですね、文体がスッキリハッキリしてる、人の裏表を描いて定評のある池波正太郎つまらぬはずが無い。 やっぱり、「一本眉」にとどめを差す。 何も知らない木村忠吾と盗賊の頭「清州の甚五郎」との酒の付き合いを経て意気投合する。 しかも、盗賊の仁義は話の外でキッチリつける。 甚五郎という盗賊、「雲霧仁左衛門」みたいでかっこ良い。 好きになりました、またの登場はあるのかな。 年齢を重ね酸いも甘いもかぎ分けた鬼平、もうしばらくは楽しめそう。
読了日:05月29日 著者:池波 正太郎
新装版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)新装版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)感想
【図書館】順調に14巻目に入りました。 まさかの、伊三次が死んでしまった・・・なんで、死ぬ理由が・・・話の流れでは関係ないと思うけど・・・は~っ!だ・・・「五月闇」で何とか持ち直してくれるのでは、と思っていた。 だけど、次の「さむらい松五郎」冒頭で木村忠吾が墓に参っている、やはり死んでしまったのだ。 伊三次の冥福を祈って・・・
読了日:05月30日 著者:池波 正太郎

読書メーター

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2020年2月 2日 (日)

1月の読書記録 読書メーターより

相変わらず時代小説に終始しています。  「駆け込み宿 影始末」のシリーズに嵌っています。 梶よう子の「朝顔同心」が面白い、こんな同心が居てもいい。
 1月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4691
ナイス数:4891

彼方のゴールド彼方のゴールド感想
【図書館】待望の「千石社」シリーズ、第4弾! 今回はポ―ツ編集部の新米記者の話。 前回、前々回のような感動は無い、淡々とスポーツ記者の心得を説く。 幼馴染にスポットを当てすぎたキライがある、これが書きたかったのだと思うがやや小粒。 出版社ネタであるのなら、編集、営業だけでなく総務や進行など蔭で苦労している人も多い。 日の当たらない人にスポットを当てる物語が欲しいと思います。 ますます「千石社」の発展を祈ります。 大崎梢氏の発展も併せて祈ります。 新しい書店物も読みたいものです。
読了日:01月06日 著者:大崎 梢
八本目の槍八本目の槍感想
【図書館】良かった、多少混乱したところもあったが静かに石田三成を描いている。 賤ヶ岳七本槍の主人公を題材に石田三成の活躍を描く。佐吉の自由な発想と行動は、目を見張るものがある。ゆえに八本目の槍という名称も成り立つ。賤ヶ岳七人衆の一人ひとりを丁寧に描き佐吉=三成を浮かび上げる手法は見事。ひとり、ひとり良きところも弱点もある、しかして小姓組で培った年月は最後まで一つでした。 戦いの中に何を感じ、何を学び取ったのか、静かに静かに溢れ出している。男のロマン、男の生き様がここにある。幼名と歴史名が混乱するのが難点。
読了日:01月08日 著者:今村 翔吾
一朝の夢 (文春文庫)一朝の夢 (文春文庫)感想
【図書館】シリーズ、第一巻目だが単独で完結してる。 朝顔同心と井伊直弼の暗殺事件を絡めて読ませる。 市井には市井の暮らしがあり、天下には天下の政治がある。 ありようも無い、細やかな繋がりを見事に絡ませる。 梶よう子、凄まじい書き方をする作家のデビュー作である。 日毎の行いと雲の上の出会い、こんな事もあるのかなあと思わせる一編である。 賞狙いの為、興三郎の一生を書いているが、続編で細かな事を書いている。 梶よう子にしても、まだまだ書き足りないエピソードがあるみたい。 ずっと読んでいたい物語である。
読了日:01月10日 著者:梶 よう子
夢の花、咲く (文春文庫)夢の花、咲く (文春文庫)感想
【図書館】「一朝の夢」の姉妹編。一朝の夢の年前に遡る、朝顔同心・中根興三郎、登場編である。前巻が賞狙いであった為、一作に纏め過ぎたきらいがあった。今回は伸び伸びと描いている。朝顔栽培を役務と並行してやっている興三郎、植木職人の殺人に巻き込まれてしまう。そこへ、安政の大地震が重なるように起こる、震災後のゴタゴタが先の「大震災」につながる。どうにか希望を持って生きよ、と作者の声が。そういえば、植物好きになったのは生きる張りが無くなった時、芽が出るまでと種を植えたのが最初だった。生きるを考えさせてくれる物語だ。
読了日:01月11日 著者:梶 よう子
殺人は女の仕事 (光文社文庫)殺人は女の仕事 (光文社文庫)感想
【図書館】短編らしい短編を読んだ、書き方が良い、ウィットにとんだ会話に思わず引き込まれる。 古い作品だ1984年に他社から出ている。 この本にしても2019年だから、たいして新しいものでもない。 1985年に51歳で急逝したとの事だが、亡くなってからの再刊という事になる。 外国ミステリーに造詣が深いとの事でシャープな展開を見せている。 女にまつわる8編を収録しているが、皆、秀逸。 惜しい作家を亡くしたと言わざるを得ん、合掌。 たまには何の思い入れも無い、こんな作品も良いものだ。
読了日:01月12日 著者:小泉 喜美子
人を乞う人を乞う感想
【図書館】天・地・人のシリーズ最終巻。 父を死に追い込み一人生きていくと誓った伊吹藤士郎、江戸から故郷に戻った。 どう生きるか、どう暮らしていくのか、まだまだ先は見えない。 友の間者の事、義兄の医者に鞍替え、山麓に起こる地震、不作、周りはどんどん変わって行く。 一応の答えは出たが、やりきれない終止符であった。 著者の思惑がずれたのだと思う、下らないことにページを割きすぎたの思う。今回は、母と姉の生きざまを描き切った回だと思う、それぞれが立派だと思う。もう少し際立たせても良かったのでは、締まらない最後かと。
読了日:01月14日 著者:あさのあつこ
御子柴くんと遠距離バディ (中公文庫)御子柴くんと遠距離バディ (中公文庫)感想
【図書館】「御子柴くんの甘味と捜査」に続く第2弾! 警視庁に出向中に事故に遭い、療養(と口封じ)の為、長野県警に戻る。 そこで、起こる数々の事件をのほほ~んとしながら抜群の推理で解決に導く。 相変わらず信濃のスィーツは健在で、いたるところに顔を出す。旧知の小林警部補も顔を出すが、定年の為畑仕事に精を出している。若竹七海のコージーストーリーのようなミステリーは少ないと感じる。バカバカしいだけでなく、ちゃんと謎を解き明かす面白さがある。自分だけ面白がっている物語が如何に多い事か、ミステリーなんだよな、最後は。
読了日:01月16日 著者:若竹 七海
京都三無常殺人事件 (光文社文庫 は 34-4)京都三無常殺人事件 (光文社文庫 は 34-4)感想
【図書館】花房観音のミステリー、ミステリーでも完成してないし、恋愛ドラマとしても中途半端。 ガイドの職を駆使して京都ガイドといった具合。 文中、たびたび出るガイドが煩わしい、ちょっと入れすぎ。 犯人探しも、なんとなく判ってくる仕組み。 場所の説明、歴史的な説明、バスガイドそのもの。 花房観音は官能だけで行くべきかと思う、ミステリーを書こうとしても書けない。 そんな簡単なものでは無いと思う。 最初から判っていたが「読んだ時間、損した」 ミステリーに官能を絡ませれば、そんなに損したとは思わないのだが・・・
読了日:01月19日 著者:花房 観音
黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零 (祥伝社文庫)黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零 (祥伝社文庫)感想
読みたい本が応募で当たった、大変感激しました。 「ぼろ鳶シリーズ 零巻」 源吾が若い! 何と16歳の頃の源吾と再会。 いろいろと苦労して、火消しのなんたるかを覚える源吾。 親父との確執、それも火消しの心得を得る為、通らねばならない道、親父は黙って指し示してくれた。取り巻く輩が皆、若い、気性は変わらずそのまんま。奇妙な火事に、尾張藩の判らん全滅、源吾は推理する。衰退する老火消、血気盛んな若火消、それぞれの思惑を孕んで爆発する。若い頃の「深雪」さんが、ちょっこと登場するのもお約束、良いですね~ ぼろ鳶、万歳!
読了日:01月25日 著者:今村翔吾
御隠居剣法 駆込み宿 影始末(一) (講談社文庫)御隠居剣法 駆込み宿 影始末(一) (講談社文庫)感想
【図書館】良いですね~ 鳥羽氏の書き方はスムーズに読んでいける。 とかく、途中で説明の説明になる作家がいるが、主眼を何に置いているのか忘れてしまい、説明だらけになる、そんな作家と一線を画している。 のんべんだらりと心も体も預けられる、こんな作家はそうそう居るものでは無い。 さて、今回の主人公は引退した御徒目付の組頭、日頃口入屋でもめ事仲裁業をしてる。 そこへ「母親が誘拐された」と子供が大金を持って現れた。 果たして親子の運命は・・・
読了日:01月26日 著者:鳥羽 亮
霞隠れの女 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)霞隠れの女 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ1巻抜かしてしまい3巻です。 相変わらずサクサク読める。 ほんと、話の腰を折らない書き方ですよね。 たとえば、本郷菊坂を紹介する場面では「樋口一葉」を書きたがる馬鹿が居るが、この時代は、まだ影も形も無い、単なる地名でスルーする。 主眼がぶれない、エンターティンメントには必要な事だと思います。 さて、お話しは、町娘のかどわかしに端を発した事件が幕閣をも揺るがす大事件に、宗八郎たち「お助け御用」の者たちの運命は如何に・・・ 今回、お庭番の「霞「が登場するが、なかなかの手練れ、今後に期待する。
読了日:01月27日 著者:鳥羽 亮
のっとり奥坊主 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)のっとり奥坊主 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズも4巻目、ますます安定して来た。 さて、今回は旗本の世継ぎと幕閣入りを企む旗本と策略をめぐらす奥坊主に天誅を下す宗八郎の活躍を描く。 徐々に仲間の生き様も判り、隠居生活の世界観も面白くなった。 今回の目玉は凄腕の剣豪と鉄砲の登場に総一郎が絶体絶命の危機に。 しかし、お庭番「霞」の出現が総一郎を救う、危機になると霞の登場を期待してしまう。 もうそろそろ、お仲間入りしても良いのでは? もうちょっと続けてみたいと思います。
読了日:01月28日 著者:鳥羽 亮
ねむり鬼剣 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)ねむり鬼剣 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ2回目、1巻前後しましたが問題なしのエピソードでした。 今回もコンビネーションは上手く進めています。 宗八郎、佐久、神谷の剣豪トリオと平次、徳兵衛の町人コンビ、これがうまく回っている。 今回のお話は繁盛店の娘が立て続けに姿を消す、「命が惜しければ1000両出せ」との脅迫が。 辻斬りやら悪徳幕臣をも巻き込んで、宗八郎らが大暴れ。 果たして、無事、救い出す事が出来るのか・・・ 鳥羽亮の筆が益々ノリに載っている、絶好調である。
読了日:01月29日 著者:鳥羽 亮
かげろう妖剣 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)かげろう妖剣 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)感想
【図書館】駆け込み宿 影始末シリーズ、第5巻。 ますます陰謀の手口は巧妙になる、でも、捕えて口を割らせるストーリーが多くなって来たな。 そうでもしないと解決には行き着かないとは思うけど・・・今回は、家老と年寄が陰謀を図り、手先に「闇蜘蛛」と称する忍者集団が暗躍するストーリー。 果たして、黒幕までたどり着けるのか、宗八郎の剛剣で立ち向かえるのか。 今回も「霞」が大活躍、お庭番として利用しているだけでなく、もっと活用する立ち位置があるのではと思う。 仲間入りも直ぐだと思いたい。 鳥羽亮、ますますの健筆を祈る。
読了日:01月30日 著者:鳥羽 亮
霞と飛燕 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)霞と飛燕 駆込み宿 影始末 (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ、第6弾。 遂に、タイトルに「霞」が出て来た。 お話しは、御用達の立場を得ようとする呉服屋と更なる高みを目指す御納戸頭、密かに探索をしていた御徒目付が殺された。 御目付筆頭の藤堂の「影御用」を受け、探索に乗り出すが・・・今回の目玉は「霞隠れ」の霞と「飛燕打ち」を得意とするきえとの一騎打ちである。 なにかと世話になる霞に秘密がありそうだが、御庭番としての側面支援しかしてない。 かすかに猫のたまに心を寄せる霞が可愛い。 相変わらず剣戟シーンは迫力がある、これで余韻があればいう事なし。
読了日:01月30日 著者:鳥羽 亮

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2019年11月21日 (木)

10月の読書記録 読書メーターより

9月の読書記録が飛んでしまいました、読書メーターの「まとめ」の具合で先々月は纏められないようです。

スミマセン!

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:7433
ナイス数:3500

一日江戸人 (新潮文庫)一日江戸人 (新潮文庫)感想
【再読】病院に持って行く「待合本」を選んでこれにした。 ちょうど図書館本が読み終わり、図書館も休館中なので比較的軽い読み物をと言う事で。 流石に杉浦日向子、すんなり江戸情緒に誘ってくれる。 食べ物から着る物そして住まいに関する事、相撲や殿様の事、最後は大奥から春画まで、ふんだんに盛り込んだ江戸の案内書。 余計な雑音が聴こえなければ(待合室の)、もっと良かったのに・・・(笑) 再読にも耐える一冊です。
読了日:10月01日 著者:杉浦 日向子
孤独のグルメ (扶桑社文庫)孤独のグルメ (扶桑社文庫)感想
【再読】病院の診察を終わって本棚の一冊に手を伸ばした。 深い意味もなくパラパラと頁を捲ると止まらなくなった。 井之頭五郎、そうだったよな良く食べる男だ。 何処にもある何でもない食べ物がこいつの手に掛かれば、何とも美味しそうに見える。 情緒と言うのか雰囲気と言うのか食に夢を持ってるな、たかが食事されど食事、こだわりの時間が流れている。 独りで酒も飲めない、それが献立に向かう姿勢に表れている、ほんとに食べる事が好きなんだな。 谷口ジローの筆が尚一層美味しさを演出している。 ふらっと読むには絶好の書!
読了日:10月01日 著者:久住 昌之,谷口 ジロー
あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (時代小説文庫)感想
【図書館】やっと六巻を読む事が出来た。 六代目の葬儀から初七日ここから幕開けとなる。 当主の急逝による跡継ぎ問題が起こる、いろいろ考えて「おんな名前」での立て直しを図るが三年だけの代用と知る。 それでもと幸は決める、それに六代目と夢見た「江戸店」の実現もある。 今回は大阪から江戸の店を立ち上げるまでの幸の苦労を描く。 大阪で何とか決着をつけ、浅草・田原町の新店開業まで幸の苦労は続く、でもそんな難事も無く順調にラストに至る。 手拭い、小型衣桁の工夫もしていざ開店へ。これからが正念場と幸の清々しい笑顔で次巻。
読了日:10月03日 著者:髙田郁
検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
【図書館】ヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代の優秀な側面を描く連作短編。 いろいろな年代を取り上げて佐方のエピソードを語り掘り下げていく。ある時は主役に又ある時は脇役に、柚月裕子、生半可な筆致では無い。 いろいろなシーンに登場するが、その都度カッコいい。 ヤメ検シリーズも手が伸びそうです。
読了日:10月04日 著者:柚月 裕子
朽ちないサクラ (徳間文庫)朽ちないサクラ (徳間文庫)感想
【図書館】続いて柚月裕子の作品を借りて来た。 同一作家の作品を読み比べるのは楽しい、動機がトリックがといろいろと考えられる。 ストーカー殺人と警察の慰安旅行、一見、関係ない事件と思われる事が違う事件を引き起こす。 何故、殺されなければならなかったのか、いろいろ疑問が残る。 死人が相次いで起こるのもやり過ぎだと思う。 もう少しスッキリと公安警察に寄せられたら良かったと思う。 ともあれ柚月裕子の作品には違いない、グイグイ引き込まれる手腕は最高。 世界観が弱いのは難点、次の作品に期待。
読了日:10月05日 著者:柚月 裕子
あなたが愛した記憶 (集英社文庫)あなたが愛した記憶 (集英社文庫)感想
【図書館】興信所の所長が生後7ヶ月の赤ん坊を殺した。 のっけから凄い状況に置かれる、慌てる読者を更に不可解な状況に追いたてる。 誉田作品の面目躍如である。 一人の少女が興信所を訪れる、所長の「娘」だと言う、しかも、探しているのは連続殺人犯だと言う。 俄に信じられない話が信憑性を帯びて来た時、思いもよらない事件に巻き込まれて行った。 記憶の連鎖、到底信じられないのですが・・・SFサスペンス・スリラー小説、誉田節が冴えわたる、どうも騙されてしまう。 エンターテイントメントはこの位で良い、変則恋愛物として良い。
読了日:10月07日 著者:誉田 哲也
公方: 鬼役(二十七) (光文社時代小説文庫)公方: 鬼役(二十七) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】相変わらずの面白さ、もう二十七巻目、ますます面白くなる。 今回は独立した短編三編、志乃さん編、串部編、それから公方に鬼役がお灸を据える公方編の三篇。 季節感を出し江戸情緒が楽しめる。 ただ、短編では短い、そろそろ長編が読みたい。 如心尼の秘密とか、金さんの野望とか・・・ あと宿敵が死んでしまい強力なライバル不在なのが淋しい。 鳥居耀蔵では実在の人物なので各所で使いづらい、宿敵が出来ないものか。 そろそろ終わっても良いかとも思うので、何か爆発的な展開が欲しいところ。 
読了日:10月09日 著者:坂岡 真
波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)感想
【図書館】奥祐筆シリーズが終わって、このシリーズを読んで見た。 一巻目は序盤なので背景説明に終始する。 次期将軍の候補者に選ばれた加賀藩主は揺れに揺れるが、確たる進展が判らぬまま流されて行った。 そんな、お家騒動に巻き込まれる瀬能数馬の流転を描く、留守居番シリーズだが1巻目ではその職業すら出て来ない。 偶然見知った加賀藩の重鎮・前田直作の護衛を頼まれた数馬の江戸への道中の襲撃の端緒を描く。 最初はまだろっこしい説明過多だが旅に出てからテンポが良くなる。 もう少し、付き合ってみようと思います。
読了日:10月10日 著者:上田 秀人
思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)感想
【図書館】前巻が陰謀を描く「事件編」とするなら今回は「解決編」、やはり時期将軍の道は閉ざされた。 歴史から加賀が出て来る事は無い事は判っていた、それを攻防の暗躍として描くのがフィクションの面白さ。 流石、上田秀人いろいろと搔きまわしてくれる。 それに剣戟の激しさも相まって本当らしく見せてくる。政略の元、江戸までの道中を無事済ました数馬だが「留守居役」の抜擢を受ける。果たして、このお役を全うできるのだろうか。新参・数馬の奮闘は続く、以下次巻!大きすぎる仕事のシリーズが開幕、最後までお付き合いしましょう。
読了日:10月11日 著者:上田 秀人
最後の証人 (宝島社文庫)最後の証人 (宝島社文庫)感想
【図書館】柚月裕子のデビュー第二弾! 流石は柚月と思わせる心理の片鱗がもう見えている。 法廷劇を扱った、実は巧妙に構築された復讐劇だった。 上手いね~被告の描き方も誤解させられる書き方でした。 佐方の描き方が良い、それに、どうして検事を辞めるはめになったのか。 いろいろな生き方が描かれるが真実は一つ、そういう描き方がスッキリする。 佐方貞人・検事時代の活躍も面白そう、弁護士と検察官、立場を変えての書き方がまた面白い。 「検事の死命」も読んで見ようと思います。 柚月に嵌まって遡って読みたい自分がいます。
読了日:10月13日 著者:柚月 裕子
検事の死命 (角川文庫)検事の死命 (角川文庫)感想
【図書館】シリーズ第3弾! 検事時代の佐方貞人の奮闘を描く、鉄壁に固められた痴漢容疑者の容疑に迫る熱血上下編。 あと、貞人の父の冤罪がある方面から漏れて白日の下にさらされる「業をおろす」郵便配達夫の犯罪を見つけ出す「心を掬う」4編の短編集。 テーマを貫いているのが「罪をいかにまっとうに裁かせるか」と言う事、そこには犯罪の大小は無い、如何に犯罪に寄り添うのかと言う事。 保身も打算も投げ打って臨む佐方の姿勢が眩しい、一件が決着して一服する姿が、ホッとしたようでこちらも 安心する。「検事の信義」を続けて読もう。
読了日:10月15日 著者:柚月裕子
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理感想
【図書館】なんかの拍子で読んだレビューに誘われて図書館へリクエスト。面白かった、交番勤務の警官が、ひょっとした会話から謎解きをする。「古畑任三郎」や「福家警部補」に繋がる倒叙ドラマ。主人公・狩野のキャラクターが良い、飄々としてつかみどころがない。エピソードが続いて、狩野に重大な案件が影を落としている事が判る。だから、交番勤務なのか、昔はヤリ手の刑事だったのか、と言う事が判る。どちらにしても、人情味が言葉の端端に浮かび上がる狩野にぞっこん。 続編に期待したい。 プロットと執筆担当の二人のチームプレイの勝利。
読了日:10月16日 著者:降田 天
新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ第3巻、やっと留守居役の端緒に着いた。長い1、2巻のプロローグが終わって、やっと留守居役の任に当たる数馬の姿が登場。やる事成す事、初めての出来事に面食らう数馬、留守居役の役目をいろいろと伝授されるが身になっていない。そんな折、「妾」を持つ事に、いろいろ考えて正室である「琴姫」の言葉もあり、加賀より付いて来た「佐奈」を妾に選ぶ。今回は留守居役の役目をしないうち将軍が逝去する、混乱の真っただ中に放り出された数馬、果たして運命やいかに・・・琴姫、佐奈、と女性陣も加わりこれからが楽しみだ。
読了日:10月17日 著者:上田 秀人
遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)感想
【図書館】やっと4巻目に突入。 徐々に留守居役の仕事が回って来たが、相変わらずの下調べくらい。 一方、酒井雅楽守が家光暗殺を謀り、その疑いが加賀藩に掛かるように仕向ける。 なんとか、解決できそうだが、数馬に難問が押し寄せる。 妾・佐奈と婚約者の琴姫との二人の女性に挟まれ、尻に敷かれる事は、これからを見ずとも明らか。 しかし、歴史的説明の重複で話がなかなか進まない、もう少しテンポよく進まないものか。 留守居役の仕事とは、こんなものなのか。 上田氏の書きたい世界とはこれの繰り返しか、ちょっとシンドイ・・・
読了日:10月18日 著者:上田 秀人
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明合理的にあり得ない 上水流涼子の解明感想
【図書館】面白い!サクサク読み進める事が出来る。 上水流涼子、上水流エージェンシー、所長。 貴山伸彦・助手、この二人がいろいろな難問を解決する、調査料は破格の金額。 弁護士資格を巧妙な手口で剥奪された過去を持つ、以来、法に捉われない表に出せない難問を受け持つ。 貴山もIQ140、いろいろな用途にいろいろな利便性を持つ。 スカッとする勧善懲悪、涼子の鮮やかな解決法は、読んでいて気分がスッとする。 ドラマ仕立てのエンタメにはちょうど良い感じ、米倉涼子とかでドラになりそう、似たようなのがあった感じ。先ずは読良。
読了日:10月21日 著者:柚月 裕子
古書古書話古書古書話感想
【図書館】萩原魚雷、全然知らない。 古書の話しと言う事で借りて来た、全然方向が違う、面白くない。 普通、エッセイと言うかコラムと言うか、なにか共感するものがあるのだが、全然流れに乗れない。 面白そうな本もあるのだが、アプローロチが、全く違う方向からで性格的に相容れないんだと感じた。 ともかく、流したり、飛ばして読んだが、一向に、すんなり来ない。 こんな読後感は初めて、こういう生き方もあるんだと思った本です。
読了日:10月22日 著者:荻原 魚雷
密約 百万石の留守居役(五) (講談社文庫)密約 百万石の留守居役(五) (講談社文庫)感想
【図書館】何とか5巻目に突入。 相変わらず多岐に及んで数馬の身辺は慌ただしい。 老中と藩主の密談の場所選びから、加賀藩・江戸家老と叔父の旗本と大立ち回り、いろいろな事が起こる。 しかし、そんな数馬に海千山千の篠田角有無斎が指導掛けとして白羽の矢が立った。 これで益々面白くなる、そんな予兆がする。 数馬の周辺には反逆の猪野もいる、逆賊の小沢も、留守居役はあれやこれや大変である。 そんな中、紅葉の宴が留守居衆から持ちあがりその役目が数馬に、その眼を眩ます為、数馬は会津に旅立った。 先が見えずに、次巻に続く。
読了日:10月23日 著者:上田 秀人
使者 百万石の留守居役(六) (講談社文庫)使者 百万石の留守居役(六) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ六巻目、徐々にキャラクターに色が付いて来た。 しかし、それも一過性の物かも、ストーリー(あるのか・・)が一定しない、この物語の着地点は何処なのか。 会津に行くが結果が判らない、貸しを作るだけに造られたエピソードか。一応、猪野たちとの決着は付いたが、いつでも出来た事だと思う、引っ張り過ぎ。側女は皆、くノ一凄い事になって来た、側を固めるだけでなく本筋を進めて欲しい。一巻、一巻同じ説明が多すぎる3分の1がそのように思える、ストーリーに添って進めて貰いたい。 数馬の成長なら成長に絞って貰いたい。
読了日:10月25日 著者:上田 秀人
盤上の向日葵盤上の向日葵感想
【図書館】凄い作品だ、ミステリーでもあり、将棋小説でもある。 過去と現在を交互に描き現在に集約させる、「砂の器」的サスペンス手法。 啓介の描き方が上手い、幼い時のトラウマがどうしても出てしまう、そんなジレンマが・・・男の世界を描く柚月だが、東明をもっと掘り下げて欲しい、小池重明がモデルと思うがもっと破天荒に。 刑事と犯人のせめぎ合い、いかに真相に近づけるか、このピリピリ感が何とも言えない。 柚月裕子、いろいろな引き出しがある作家だ。
読了日:10月27日 著者:柚月 裕子
貸借 百万石の留守居役(七) (講談社文庫)貸借 百万石の留守居役(七) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ7巻目、相変わらず交渉事とその説明が長すぎる。 一つの事を説明するのに家康の故事まで引き出すのはどうかと思う。 あとこの巻から読みだす読者の事を想っての事だと思うが、主人公周辺の説明が毎回毎回では白ける。 しかし、今回から悪党の首魁が現れた、これで場面ごとにアクセントが付けられる。 本筋(あるかどうか判りませんが・・・)とは違う戦いがスリリングな展開に。 武田二十四将をもじった新・武田二十四将の出現が今後どうテンポよく絡んでくるのか楽しみです。 そろそろ、小沢の出番も無くなるか。
読了日:10月28日 著者:上田 秀人
参勤 百万石の留守居役(八) (講談社文庫)参勤 百万石の留守居役(八) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ、8巻目で少しテンポが上がってきたようだ。 しかし、参勤道中なので余計な説明を省いたのかも・・・ 加賀に着いて、また戦国武将の成り立ちとか始めるのではないだろうな。 道中の駆け引きで数馬も成長が見られる、富山藩にどうお仕置きをするのか、また富山藩はどう動くのか見物。 新武田は皆さんが言っておる通り、ポンコツ過ぎる、もっと凄い悪役を作れなかったのか。 さあ、いよいよ加賀に帰る、琴姫との再会が楽しみ。
読了日:10月31日 著者:上田 秀人

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2019年9月10日 (火)

8月の読書記録 読書メーターより

8月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3244
ナイス数:2650

アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係感想
【図書館】一気に即読み、いつもの「いきもの係」の世界に入れました。謎解きと須藤・薄のボケとツッコミ、他を寄せ付けない薄の動植物の博学と、群を抜く世界観で面白い一冊です。しかも、「福家警部補」が出て来ると来れば面白くない筈が無い。しかし、ほんのおまけ程度、本編は他社の福家シリーズ新刊で、これは詐欺だよ。 顔見世程度なら表紙その他に出し過ぎだよ。いつもワサワサしてるうちに事件が解決、これで良いのだろうか、最初の頃はもっと謎解きしてたと思うけれど。最近は「名探偵コナン」の脚本で忙しいから、こちらは手抜きか・・・
読了日:08月01日 著者:大倉 崇裕
夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
【図書館】今回の主役は彦弥、纏い持ちの軽業師です。 一方、舞台となるのは不夜城・吉原です。 彦弥との約束を楽しみとしている花魁の花菊、二人の情愛を縦軸に吉原の火付けの下手人を炙り出す源吾ら行動を横軸に豪華に織り上げた一代絵巻。 花菊と彦弥、花魁・時里と本荘藩火消・鮎川転、縺れに縺れた糸はどう解きほぐしていくのか。 そして、やっぱり最後は団結力、新庄藩火消の心意気だ。 良く練れたストーリーである、今村翔吾ますます期待できる作家である。 最後に花菊に掛けた一言が泣かせる、「〇〇、行ってくる」泣いちゃうよ。
読了日:08月02日 著者:今村翔吾
北斎まんだら北斎まんだら感想
【図書館】面白そうなので借りて来た、「まんだら」と言うほど曼荼羅化していない。 信州・小布施から北斎の弟子入りに来た高井三九郎(後の高井鴻山)の眼から見た北斎、お栄(葛飾応為)池田善次郎(渓斎栄泉)らの営みを描く。 お栄と三九郎のやり取りからかいま見る江戸情緒、もう少しつき進んだエピソードがあっても良かったと思う。でも、筆運びというのかスムーズに話が進む、良い作家と思う。もっと色っぽい仕草があればなあと、でもお栄40歳三九郎16歳ではどうにもならないか。 善次郎がその点大人として絡むが淡泊。読み足りない。
読了日:08月06日 著者:梶 よう子
前夜 奥右筆外伝 (講談社文庫)前夜 奥右筆外伝 (講談社文庫)感想
【図書館】それぞれの「前夜」、そうだろうな、昨日があって今日がある。 奮闘前のほのぼのが良い、一人、違う人がいるけど。 こうして見ると女性のその前も読みたくなる、瑞紀と母の関係とか、絹の少女時代とか。 続編は要らないと思う、一応の決着を見たし。 ダラダラ続けても良くない、印税が欲しければ別だけど。 佐伯某氏になって欲しくないから。 後日談とか番外編で充分、永い戦いの余韻に浸りたいと思います。 ご苦労様でした。
読了日:08月08日 著者:上田 秀人
玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
【図書館】シリーズ第8弾! 二年とちょいで、ここまで書きつづけて来たとは凄いの一言。 しかも、一定の水準を保ちながら・・・力量があるのでしょうね。 今回のヒーローは新庄の麒麟児・鳥越新之助、とある一件で火付け盗賊に仕立てられてしまう。 火盗改め方、役人、火消軍団に追い詰められ窮地に嵌まってしまう。 窮余の一策はあるのか、源吾はどう動くのか、好漢・新之助の明日はあるのか・・・凄い凄い、ジェットコースター時代小説、息もつかせない。 今村翔吾、ますます乗って来たようです。 田沼と治済の確執が徐々現れてきた。
読了日:08月13日 著者:今村翔吾
お茶壺道中お茶壺道中感想
【図書館】ちょっと序盤に力が入った感じ、スケールの割にコンパクトな話題が多い。 「お茶壺道中」に付随する侍の話しと思って借りて来た(笑) ところが、お茶に関する知識と出世譚だった。 いろいろなエピソードを盛り込み過ぎ、整理してストーリーを考えれば良かったのに。 仁太郎の生涯ではこのページ数では物足りない、帯に短しの感が強い。 それに、いろいろな場面に飛ぶことが読んでる者の気分を落ち着かせない。 お龍は何で登場したの? 横浜店の話しも中途半端だし。子供の話し、かと思ったら、最後の最後に仁吉と三吉が出て了。
読了日:08月15日 著者:梶 よう子
死神刑事死神刑事感想
【図書館】「福家警部補」「生き物係」の大倉崇裕の刑事物と言う事で読んで見た。 少し強引と言うか御都合主義が見受けられる、どうも世界観が見られない。 何のために捜査するのか、その基準は何に基づいてなされるのか、「逃げ得は許さない」だけでは弱いような・・・死神のネーミングも少々弱い、すべてを壊す様なインパクトがあればまだしも。 大倉ドラマとしては響かなかった、心象に残るシーンも無かった。 ただ、登場人物の余生が幸福になるのが救いだったと思う。 それも、ひとりよがりだけど・・・余り好きでは無い物語。
読了日:08月23日 著者:大倉 崇裕
因業探偵 リターンズ: 新藤礼都の冒険 (光文社文庫)因業探偵 リターンズ: 新藤礼都の冒険 (光文社文庫)感想
【図書館】「リターンズ」しか置いて無かったので借りて来た。 先に「死神刑事」を読んで、同じ流れの作品かと思い読み進めると丸っきり違う。 探偵と銘打ってはいるものの、いろんなバイトをしている新藤礼都さん。 ホラーあり、ミステリーありのハチャメャお嬢さん。 面白かったけど、どう商売と結びつくかが問題だ。 小林泰三氏は初めてだけどユーモアじゃないんだ。 暇つぶしに付き合うのも一興かと思う。 次は無いな。
読了日:08月26日 著者:小林 泰三
同潤会代官山アパートメント同潤会代官山アパートメント感想
【図書館】「ビブリア古書堂」以来の三上延作品、あっという間に読み終わってしまいました。 同潤会アパートに暮らす事になった夫婦の4世帯年代記。 このアパートに住むことが震災を経験した事による安全が前提だった。 暮らしと家、切っても切れない日常に潜む罠、それをひとつひとつ解決していく人間性。 10年ごとに経過する家族の歴史、そっと寄り添うような文章は三上延も歳を取ったなぁと感じさせます。 しっとりした文章は「江ノ島西浦写真館」を彷彿させる雰囲気です。 じっくり余韻に浸って下さい。
読了日:08月28日 著者:三上 延
鬼を待つ鬼を待つ感想
【図書館】「弥勒シリーズ」も、もう9巻目、良く続いたものだ。今回は新展開がある、おりんのそっくりさん、おちやの登場。これからいかに絡むのか興味津々、結論を後回しにする癖が出ている感がする。 信次郎、清之介、それぞれの生き方が交差する、清之介はいったいどこを目指しているのか。伊佐治親分の心労は当分続くだろう、おみつが良い味を出している、女版伊佐治がもう一人いる様な感じ(笑)タイトルの「鬼」は何を差しているのか、自分の中のもう一人の自分なのか。 長すぎて、今後の展開が読めない、たぶんあさのさんもそうなのでは。
読了日:08月30日 著者:あさ の あつこ

読書メーター

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2019年6月 4日 (火)

5月の読書記録 読書メーターより

信太郎、お狂言師シリーズと姫川玲子シリーズに終始した、ひと月でした。 堪能しました。

5月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:8014
ナイス数:2360

きずな 信太郎人情始末帖きずな 信太郎人情始末帖感想
【図書館】シリーズ第4弾! おぬいの昔の男から文が届く、もって回って卯兵衛が機転を効かす。流れは貞五郎の兄の死に関係する、信太郎は何とか手がかりを繫いで解決を見る。 しかし、ちょんの間で登場する同心・三上をも巻き込んで思いもよらぬ方向へ。 短編集の体裁を取っているが堂々の長編作、巻き込まれる芸者が哀れ。貞五郎と小つな、信太郎とおぬい、二人の仲は付かず離れず、じれったいが仕方ない。そんな中、信太郎の親爺の卯兵衛が心臓の病で・・・いよいよ、佳境と言う所で幕、次を次を読まねば落ち着かぬ。杉本さん、罪な人です。 
読了日:05月01日 著者:杉本 章子
火喰鳥―信太郎人情始末帖火喰鳥―信太郎人情始末帖感想
【図書館】河原崎座が焼けた、おぬいの伯父の久右衛門が巻き込まれて死んだ。 その際、助けに走った信太郎が火に巻かれ眼が見えなくなってしまう。 信太郎の見舞いに行きたいおぬい、しかし、伯父の葬式手配もある。 じりじりするおぬい、でも手立てが無い、時を待つしかない。 おぬいと信太郎、千代太とおみち、四人の生き様が大きく動く。 という訳で、今回は捕物騒ぎは一切ない。 信太郎とおぬいの、これからの事である。 早く一緒になりたいおぬいの激情はどうなるのか。 次を読みたいが図書館が休みだ~
読了日:05月01日 著者:杉本 章子
その日―信太郎人情始末帖その日―信太郎人情始末帖感想
【図書館】信太郎を取り巻く周囲が騒がしくなる、渦中の信太郎は、そんな中、奇跡的に眼が見える様になる。 喜ぶおぬい、初めて見えたその光景がおぬいの指先とは。 おゆみの祝言、卯兵衛の一周忌も終わり、後は信太郎・おぬいの祝言と思いきや、安政の大地震が起こる。 何とか無事だった家族で祝言を執り行うが、そこには彦作・お勢夫婦の姿は無い。さぁ、これからだ、信太郎・おぬいの明日は明るい。 捕物帳の話しは変わってしまった様だ商い物に話は変わってしまうのか。思えば「火喰鳥」から装丁も話も変わって来たようだ。いよいよ最終巻。
読了日:05月03日 著者:杉本 章子
銀河祭りのふたり銀河祭りのふたり感想
【図書館】とうとう読んでしまった。 結論から言うと良いシリーズでした。 途中、捕物帳から商人物に変革するが、その頃には信太郎とおぬいに夢中になり、どうでもよくなってしまう。 今回は最終回に相応しい大長編でした。 信太郎の腹違いの兄、おすずの弟たち、貞五郎のその後の顛末やら、オールメンバーの顔揃え。 信太郎・おぬいはこれからも寄り添って生きていく事だろう。 でも、最終話で捕物を持ってくるとは杉本さんらしいですね。 しかも、全員顔を揃えるとは、嬉しい大団円です。 杉本さんのご冥福を祈ります、合掌!
読了日:05月03日 著者:杉本 章子
臨床真理 (このミス大賞受賞作)臨床真理 (このミス大賞受賞作)感想
【図書館】「このミス大賞」につられ、借りて来た。 いろいろ選評の意見があるが、グイグイと読ませて一気読み。 デビュー作でここまで書けるのは実力がある証拠。 特殊能力に頼るのはどうかと思うが、それを唯一として無いのが良い。 柚月裕子か、もうちょっと読んで見ようか。 「孤狼の血」なんて、読んで見たいな。 タイトルに一捻りしているのも良い。 臨床心理だよなぁ普通、真理かなるほどね・・・
読了日:05月05日 著者:柚月 裕子
お狂言師歌吉うきよ暦お狂言師歌吉うきよ暦感想
【図書館】「信太郎シリーズ」に続いて狂言師・歌吉シリーズを読む。 こちらも、江戸情緒あふれ良い感じ。 大名家の奥向きで狂言や踊りを披露する「お狂言師」歌吉は水木歌仙の弟子である。 そのお吉がひょんな事から隠密仕事に関わる事に、姉弟子の歌津代の旦那を探れとの指令だが、良く判らない。 気丈なお吉が将来をお狂言師に生きる事を宣言し強く羽ばたくまでを描いた作品。 次があるとの事で今度はどんな冒険譚になるのやら楽しみ、一先ずは、老中水野忠邦絡みの話しは終わり。 お小人目付という公儀隠密の仕事が面白い。 
読了日:05月07日 著者:杉本 章子
ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)感想
【図書館】ドラマが面白かったので原作を読んで見ようと手を伸ばす、結果、引きずり込まれて一気読み。 あ~面白かった、テンポが良いですね、ポンポーンとストーリーが進む。 出て来るキャラも立っていて良いと思いますよ、各自キャスティングして読むのも面白いでしょうね。 姫川=松嶋奈々子のイメージがありますね。 菊川玲が頭に浮かぶのはなぜ?(笑) 続きを読もうか、考慮中。
読了日:05月08日 著者:誉田 哲也
大奥二人道成寺 お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)大奥二人道成寺 お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ第2弾! 遂に、「大奥」に水木流が入る、連れ舞いの相手は坂東照代は十九の時、大奥で舞を披露して、お手付きにもなった大物。 大奥に渦巻く陰謀と女たちの嫉妬を絡めて物語は進む。 いろいろと複雑に絡まる想いを解きほぐすと、そこに大きな愛が。 話は分かりやすいのだが、時々入る過去の注釈が話の腰を折る。 連作短編でもあまりに入り過ぎではないか。 この巻から読んでも話の内容が理解できるのでは。 お江戸物として面白いとは思うのだが、少々疲れて来た感は隠せない。 最後まで読み通せるか・・・
読了日:05月10日 著者:杉本 章子
精姫様一条 お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)精姫様一条 お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)感想
【図書館】前巻で登場した精姫が御家騒動に巻き込まれる、と言っても登場シーンは無いのだが。 大筋に関連して、またまた「お糸」が登場してくる。 しかも、心中騒ぎの後の不倫もの、お糸という女は懲りないですね。 精姫の輿入れ騒ぎに井伊家と有馬家に将軍側の新吾が乱れ飛ぶ。 新吾と有馬家の静馬との友情が泣かせる。 歌吉と新吾の仲は相変わらず進まぬ、名入れ手拭いを渡そうかどうしょうか、うーんイライラする。 しかし、心中騒ぎの犯人が意外だったな、でも、解決があっさりし過ぎているような。 持って回った言い方がやや不満。
読了日:05月11日 著者:杉本 章子
凶犬の眼凶犬の眼感想
【図書館】やっぱり読んでしまった。 「孤狼の血」が来るまで(図書館から)待っていようと思ったが我慢できずに読んでしまった。前作の流れを引いているため、続けて読んだ方が良いと思いつつ、読んでしまった。 呉原東署警捜査二課の日岡は「ある事」が原因で広島北部の山間の派出所に左遷されていた。 そこで知り合った指名手配の極道と意気投合する、仁義と正義との間で揺れ動く日岡。 最後に捜査四課に返り咲くが、駐在勤務じゃやっぱり身を持て余すようですね。やはり、一巻の暴力団編を読んで見よう。 伝説の「刑事ガミさん」を見ねば。
読了日:05月11日 著者:柚月裕子
孤狼の血 (角川文庫)孤狼の血 (角川文庫)感想
【図書館】遂に読めました、凄い!グイグイのめり込めます、まるでジェットコースターの様。 プロローグの「削除部分」が気になるが、それがそもそもの伏線であった。 出て来る人物造形に唸るものがある。 「推理作家協会賞」を貰ったのもむべなるかな。 しかも、アッと驚くどんでん返しが何回も続くのでビックリした。 女性でこれだけ書けるとは、凄い人も出て来たもんだ。 大上は味を出している、最後はあっけないが、もう少し大上らしさがあっても良いと思った。 ジッポーの使い方が上手い、日岡はタバコを吸うのかな? 
読了日:05月13日 著者:柚月裕子
カナリア恋唄 お狂言師歌吉うきよ暦カナリア恋唄 お狂言師歌吉うきよ暦感想
【図書館】遂に来てしまった、遺作と聞いていたので未完なのかなと思っていました。 比較的順調に流れていたので、唐突に終わってしまったので、茫然! いろいろと想像するがお話は作者の物、結末は持って行ってしまった。 しかし、あの江戸情緒ゆっくり流れる日々の生活感、好きだったなぁ。 いろいろと書きたい事もあったと思う、無念です。 杉本章子、教えられることの多かった作家です。 合掌!
読了日:05月14日 著者:杉本 章子,深井 国
鯖猫長屋ふしぎ草紙(六) (PHP文芸文庫)鯖猫長屋ふしぎ草紙(六) (PHP文芸文庫)感想
【図書館】シリーズ6巻目、不気味な「家鳴り」が続く鯖猫長屋。 拾楽は、ずーっと思い続けていた、自分のせいで死なせてしまった「以吉」の事を・・・ 拾楽と「おはる」の恋に発展が、同心・掛井の窮地とは。 収まる所に収まった今回だが、どうにもやるせなさが残る。 田牧大和の最長シリーズと言うが、たかが6巻目、長続きしない作家なんですかね。 文章のメリハリを付けないと持たないと思う。 お話の核を作らないとダメだとも思う。 一話完結を目指すべきでしょう。 もっと描いて欲しい作家です、ガンバレー! 応援してます。
読了日:05月16日 著者:田牧大和
シンメトリー (光文社文庫)シンメトリー (光文社文庫)感想
【図書館】刑事・姫川玲子シリーズ、第3弾! 今回は短編集、姫川のいろいろな顔を観られる。 シンメトリー=左右対称です、表題の目次がシンメトリーになっている。 洒落てるよね、しかも内容が対称になっている。 サクサク読める短編集と言う事もあるのか、そんなに難しい話になっていない。 しかし、スッと読めるから中身がスカスカでは無いのかと言う疑問は皆無。 心に沁みる話ばかりだ、誉田哲也、恐るべし。 「ストロベリー・ナイト」シリーズ、もう少し追いかけてみたいと思います。 
読了日:05月17日 著者:誉田 哲也
インビジブルレイン (光文社文庫)インビジブルレイン (光文社文庫)感想
【図書館】シリーズ第4弾! チンピラが殺された、追って掛かって来た電話での密告。 犯人は「柳井健斗」だ、しかし、警察上層部は「柳井は追及不用」との命令を・・・不可解な謎に巻き込まれる姫川、やがて姫川班も巻き込む大事件に。 今回、玲子は意外な出会いを果たす、心の闇を抱く自分と同じ匂いを纏う人物。 あってはならない出会いに心は引き寄せられる。 玲子、危うし! ますます面白くなる姫川班シリーズ、異動になってしまったが、どうなる!
読了日:05月18日 著者:誉田哲也
ソウルケイジ (光文社文庫)ソウルケイジ (光文社文庫)感想
【図書館】姫川玲子シリーズ、第二弾! 「シントメリー」「インビジブルレイン」を先に読んでしまったが直接影響は無かった。 ただし、「姫川班・解体」の結果が判って読むのは、ちょっと苦しい。 捜査方法の違いが各捜査員で異なる事が正しい、こういった小説は今まで無かったと思う。 どちらが良いという事でなく、追いつめる手法が違うというか、面白い。 小出しの証拠品など、小説作法も上手いと思う。 姫川班シリーズ、もう少し追いかけて見ようと思います。 次は「汚染遊戯」か・・・図書館に「予約」しようっと。
読了日:05月20日 著者:誉田 哲也
感染遊戯 (光文社文庫)感染遊戯 (光文社文庫)感想
【図書館】いや~面白かった、三人の主人公と相前後するストーリー、ややもすれば繋がりが判らなくなってしまいそうなジェット・コースター感。 誉田哲也、何て作家だろう、こうまでストーリーを練り上げるとは。 「シンメトリー」の関連も凄いと思う、倉田の意識が崩れる所が良い。 三者三様のストーリーが一点に集約する「推定有罪」が圧巻、誉田哲也の面目躍如、いゃ~良いものをみせて貰った! ますます、のめり込んでしまいそうです。
読了日:05月23日 著者:誉田 哲也
ブルーマーダー (光文社文庫)ブルーマーダー (光文社文庫)感想
【図書館】姫川玲子シリーズも、もう6弾。 今回の主人公は「ブルーマーダー」、凄い殺し方で悪人どもをバッタバッタとなぎ倒す。 おいおい、これはヒーローものじゃないよね。 その生い立ちを考えると、さもありなんと何となく納得。 でも、負の連鎖だけでは、どんどん被害が広がるとも思う。 安東は最後にガンテツが逃がして木野が殺すのかと思った、それぐらいやっても良いよね。 菊田が、あっさり所帯を持ったのが不思議、もっと、ひと波乱あるのかと思った。 まだ判らないが・・・ これからどう展開するのか、姫川班復活はあるのか?
読了日:05月24日 著者:誉田 哲也
インデックス (光文社文庫)インデックス (光文社文庫)感想
【図書館】刑事・姫川玲子シリーズの短編集。 いろいろな角度から姫川を描く、過去のシーンを甦りさせたり、未来の端緒を描いてみたり、総合的に「姫川像」を見られる一冊です。「彼女のいたカフェ」は事件とは関わりなく姫川が警察に入ろうとして勉強の為カフェで猛勉強する姿をブックカフェの店員が見かけるシーンを描く。 最後は警官になった姫川が痴漢を逮捕する話に書店員が巻き込まれ、双方気が付いていたとのエピソードが微笑ましい。いろいろな玲子像を描きながら次回作につなげる手腕は相変わらず上手い、ついつい読んでしまうんだよね。
読了日:05月26日 著者:誉田 哲也
硝子の太陽R-ルージュ硝子の太陽R-ルージュ感想
【図書館】姫川班・番外編 とは言え、大切な人がまた「殉職」してしまう。 これは、ガラスの太陽・ノワール編とのコラボらしい、ジウ・シリーズは読んで無いのでNはいいかな・・・それとも読んだ方が良いのか。 しかし、ベトナム帰りの陸軍の兵士、狂ってるな、後遺症だよ、なんか手は無いのだろうか。 玲子は玲子で、菊田や井岡と何とかやっている。 新しい陣容を率いて新生・姫川班、発動です。 あの人が、統括主任で来ることが決まっているし。 
読了日:05月27日 著者:誉田哲也
ノーマンズランドノーマンズランド感想
【図書館】シリーズ、最新刊! 例によって、あっちフラフラ、こっちフラフラ、ストーリーが見えてこない。 その間、馴染みのキャラクタ―、新規のキャラクターが見え隠れする。 しかし、上手いなあ、あれよこれよと言っているうちに本筋のストリーに誘導させられる。 拉致問題が絡むと姫川の問題だけでは済まないな。 冒頭の青春路線は、大人になっても一途であった。自衛隊まで入ってしまうか、純愛の果ては・・・今回、ガンテツがどうして悪の道に入ったのか少し判る。検事の武見が姫川の微妙な男として登場する、果たして、どうなる事やら。
読了日:05月29日 著者:誉田哲也
ドルチェ (新潮文庫)ドルチェ (新潮文庫)感想
【図書館】魚住久江シリーズ、第1作! 姫川とはちょっと違った所轄強行犯係、と言うのも、死体を相手にするより、その前に何とかしたいため。 捜査一課の実力がありながらも所轄で頑張る十年選手。 ちょっぴりほろ苦い思い出もあるが、今日も今日とて歩いている。 四十二歳という年齢もあるが、もう決して若くは無い、そんな人情もプライドも全部受け取めて今日を生きる。 所轄刑事・魚住久江、良いぞー! また、新しいシリーズが増えた。
読了日:05月31日 著者:誉田 哲也

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2019年4月 4日 (木)

3月の読書記録 読書メーターより

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「大名やくざ」明け暮れた、ひと月でした。「ビブリア~」と「春告鳥」が読めたのは良かったです。

3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3461
ナイス数:1846

ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
【図書館】ビブリア古書堂シリーズの後日談。 一気に7年の年の流れがあり、栞子さんは五浦くんと結婚し子供を持っていた。 いろいろなエピソードから過去に出会った人たちの話が展開する、それを六歳の子供・扉子に話して聞かせる。 子供だからどこまで理解できるか不明だが、そこを上手くあわせて話す。 本にまつわる話、いろいろ料理が出来そうです。 又の登場をお待ちします。
読了日:03月02日 著者:三上 延
んまんま―あの頃、あの味、あのひとびと (角川文庫)んまんま―あの頃、あの味、あのひとびと (角川文庫)感想
【図書館】軽い本を求めて借りて来た。 著者の幼年期から現在まで、食と人とその味を想い出話を交えて綴ったエッセイです。 犬丸りんさんは初めて読む作家さんです。 ちょっと変わった感性の人なんだろうな、フットワークが軽い女性と思われます。 食に纏わるアレコレ、楽しく時間を過ごせました。 こういう想い出があるのは良いですね~あの人と食べた想い出が目に浮かぶ。 「おじゃ丸」くんから想像も出来ない感性です。
読了日:03月06日 著者:犬丸 りん
大名やくざ (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】何気なく気楽に読む本を探して手に取った。 考え無しに読めば面白い。 考えても見なさいよ「やくざ」と「大名」ですよ、月にスッポン提灯に吊がね、全く相反する境遇ですよ。 遠山の金さんもビックリの二重生活、こんな暮らし出来るのかなぁ。 風野真知雄氏は流石です、何とか理屈を付けて持って行ってしまう(笑)こんな痛快な人物が一人くらい居ても良いかなぁと感じてしまう。 赤穂浪士のエピソードを加えて、ますます面白くなってしまう。 さあ、頭をからっぽにしてエンターテイントメントを楽しみましょう。 
読了日:03月07日 著者:風野 真知雄
初しぐれ (文春文庫)初しぐれ (文春文庫)感想
【図書館】思えば北原亜以子の作品を手に取ったのは、「深川澪通り木戸番小屋」が最初だったか、「恋忘れ草」だったのか、ハッキリしない。 しかし、北原の世界は私のイメージ良く合った、私くらいの歳になると心情が良く判る。 じっくり作品と向き合う作家でした、直しも度々とか・・・女性の心情と江戸情緒、しっとり書ける女性でした。 ふと、この作品に図書館で手にしたが、改めて早逝したんだっけなぁと思いを馳せる。 「初しぐれ」が著者の老成と相まって心が揺れる想いです。 改めて、合掌!
読了日:03月13日 著者:北原 亞以子
大名やくざ2 火事と妓が江戸の華 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ2 火事と妓が江戸の華 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第2巻、今回もいろいろ苦労している。 最初のエピソードは「贈り物」現代でも悩んでしまうのが何にするかだが、虎之助は相手を見てそれなりの物を用意する。 講釈の付け方が洒落ていると思う。 痛快ドラマだから考えなしで読んでも良いと思うが、ついつい深読みをしてしまう。 登場人物もいろいろ増えて増々面白くなる予感、もう少し続けて見るか。
読了日:03月15日 著者:風野 真知雄
春告鳥 女占い十二か月 (文春文庫)春告鳥 女占い十二か月 (文春文庫)感想
【図書館】初めて読んだ作家さんです、凄く良い短編が12編入っているのですが、その1作ごとに濃密な話が綴られている。 「女用知恵鑑宝織」という江戸時代の実存した占い本を軸にして12ヶ月、ひと月毎に生まれ月の女の恋愛を描かれる。 濃密な割に判りやすい四季の移ろいも語られる、上手いなぁと感心させられる。 時代小説のいろはが判っているのでしょうね、お話し毎に起承転結がある。 杉本章子、凄い作家である、今まで手に取らなかったのが残念でならない。 他の作品も読んで見たいと思った、図書館で探して見よう。 
読了日:03月20日 著者:杉本 章子
大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ3巻目、相変わらずいろいろ考えている。 藩の借金の多さに驚くがそれを難なくこなしてゆく虎之助が凄い。 娯楽小説なので理屈を言ってはつまらない、如何に目先を変えて楽しませるかに尽きると思う。 独眼竜が死んでしまったけど、やけにあっけない最期であった。 もうちょっと工夫のある死に際が欲しかった、まあ「鎌倉の万五郎」がいるから、まだ楽しめるが・・・痛快シリーズまだまだ続きます。
読了日:03月21日 著者:風野 真知雄
あかんやつら 東映京都撮影所血風録あかんやつら 東映京都撮影所血風録感想
【図書館】やっと読み終わりました、いやー労作です。 しかし、如何せん詰め込み過ぎ、視点が右往左往する、読み難い。 春日氏の初期作品と言う事もあり、言いたいことがあり過ぎて筆が付いて行かない。 東映映画京都撮影所の栄枯衰勢が書かれているのだが、登場人物の生々しい事、良くリポート出来ていると思う。 しかし、東映と言う会社はワンマンで持っていたんだなぁと、つくづく感じる。 今後の春日氏の活躍を祈りたいと思います。 春日氏の時代劇評論は流石と思うところが多々ある、時代劇の復活を願う。
読了日:03月26日 著者:春日 太一
大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第4弾、登場人物もどんどん増えて面白くなってきた。 相変わらずあの手この手で借財金を減らす努力をしている、紀伊國屋文左衛門、大丈夫かぁ、このままでは終わらない気がする。 万五郎と五寸釘のおしまの動きが気に掛かる、遂にふくろう三八が命を落とす、狙われたお辰の運命は・・・ いつもは連作短編で終わるがお辰の危機でこの巻が終わる、次が気になるよ~ 
読了日:03月26日 著者:風野 真知雄
大名やくざ5 徳川吉宗を張り倒す (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ5 徳川吉宗を張り倒す (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第5弾、ますます拍車のかかる乱暴振り。 「馬鹿につける薬」に奔放する虎之助、しかし、ある訳が無い。 そこに、徳川吉宗も関わり無茶苦茶な結末に・・・ しかし、お辰が無事帰って来て良かった、背中の悪戯はやるせないが。 復活シーンも度肝を抜く場面で爽快! 赤穂浪士の秘密も徐々に判って来た、さて誰をゆするか。 一方、虎之助にも刺客が向けられ不穏な空気が。 ますます眼が離せなくなってきた。 
読了日:03月27日 著者:風野 真知雄
大名やくざ6 虎の尾を踏む虎之助 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ6 虎の尾を踏む虎之助 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】国許に帰る参勤交代、なんだかんだと言って先延ばしにして来たが、それも、そろそろ潮時か。 影武者を仕立ててお国入りを企てるが・・・そんな矢先、どすぐろ権左がおしまに遣られた。 いきり立つお辰、しかし、直ぐにどうする事も出来ない。 そんな矢先、加賀前田の綱紀公が花魁との騒動に乗り出し虎之助と対立する、一方、国許の影武者も国許勢を相手取り丁々発止の活躍だが、いつまでバレないのかと・・・江戸と国許を往復し相変わらず暴れん坊振りを示す虎之助。 荒唐無稽も板に付いて来た第6弾! やっぱりスカッとする話だ。
読了日:03月29日 著者:風野 真知雄
大名やくざ7 女が怒れば虎の牙 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ7 女が怒れば虎の牙 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第7巻、とうとう影武者がやられてしまった。 それに、虎之助の正体もバレてきた。 大名の4悪人もじわりじわりと攻めてくる。 どうする虎之助・・・敵対する万五郎が亡くなった、しかし、おしまが後釜で攻めてくる。 化け猫騒動なんてやってる場合じゃないのに、にっちもさっちも行かない状況に虎之助の起死回生の手はあるのか。 いよいよ次巻で最終巻、大活躍を期待する。 波乱万丈の物語もいよいよ大詰め、ワクワクしますね。
読了日:03月30日 著者:風野 真知雄

読書メーター

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2019年3月 4日 (月)

2月の読書記録 読書メーターより

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ミステリーが多かった月ですね、後は再読も。

2月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3898
ナイス数:1705

宮部みゆき 全一冊宮部みゆき 全一冊感想
【図書館】暇なときに読むのが一番。 何しろ「宮部みゆき」が丸々、詰まっている。 未収録の小説やエッセイ、みゆきファンには嬉しい一冊。 なかでも、未収録の対談が嬉しい、いろんな作家の心の奥が垣間見られて、思わずオーッと言ってしまう。 三〇年、一区切り、しかしこんなに書ける作家は他にいるんだろうか。 しかも、いつも水準以上の作品を。 益々、健筆をお願いいたします。
読了日:02月02日 著者:宮部 みゆき
子連れ同心 (IKKI COMIX)子連れ同心 (IKKI COMIX)感想
【再読】何回読んでも「ほっと」してしまう。 伊織と巳太郎の親子の歳時記、同心仲間との生活や上司の思いやり、日々健やかに育つ子供との触れ合い。 ほんわかムードの中に、ピシッと何かが通っている、そんな八丁堀を描いた掌編。 しかし、オノ・ナツメという作家はシンプルな線で情の細やかさを出せる唯一な作家だと思う。 この画柄で無くては出せない情感かと思う、シンプル・イズ・ベストが似合う作家です。 いつまでも、続けて下さい。 
読了日:02月05日 著者:オノ ナツメ
よっつ屋根の下 (光文社文庫)よっつ屋根の下 (光文社文庫)感想
【図書館】大崎梢の家族小説。 ミステリー以外の作品は珍しい、「ふたつめの庭」以来かな? 医療ミスに絡んで正義を貫き左遷されて銚子に暮らす父と子のお話からスタート。 次に「夫」「妻」「妹」そして「兄」に戻る一家四人の物語。 各自の視点で描かれる場面は同じ物を見ていても違う景色に写るという普遍的な事柄が描かれる。 ただ、全体的に家族は一緒という観点から書かれているので読んでいて希望が湧く。 それぞれの10年の歩みを描いて結束の強さを表現する、大崎梢の「こっちの世界」も面白い。
読了日:02月07日 著者:大崎 梢
江ノ島西浦写真館 (光文社文庫)江ノ島西浦写真館 (光文社文庫)感想
【図書館】「ビブリア古書堂~」の作家が描く写真館の話。 写真館の孫に当たる「繭」は祖母・富士子の遺品を整理する為に江ノ島に訪れる。 遺品整理の七日間に「未渡し写真」なるものが現れる、注文主に返すように分けられているのだろう。 その写真を巡っていろいろな事が起こる、カメラに詳しいのにカメラを持とうとしない繭、それは、昔一枚の写真を巡る出来事があった。 「ビブリア~」に似ている様な謎解き、そして、遠くセピアの彼方に消えつつある記憶。三上延が描くちょっぴり切ない、写真館を舞台にした青春物。 カメラの薀蓄も良い。
読了日:02月09日 著者:三上 延
自選影狩り 第2集―画業60周年記念企画 (My First Big SPECIAL)自選影狩り 第2集―画業60周年記念企画 (My First Big SPECIAL)感想
【再読】また、手を伸ばしてしまった。 このテーマが良いよね、幕府は全国各地に「影」=隠密を放ち、領地没収の落ち度を探る。 それを阻止する為、各大名は「影狩り」と称する浪人衆を雇った。 領地に潜入した忍者をことごとく殲滅する集団これが「影狩り」である。 いろいろな策謀を巡らす影に対抗する影狩り・十兵衛・日光・月光の三人衆。 何も考えないでスカッとするエンタメである。 マンガはこれでなくてはマンガと言えない、映画に勝る娯楽である。
読了日:02月13日 著者:さいとう たかを
体育館の殺人 (創元推理文庫)体育館の殺人 (創元推理文庫)感想
【図書館】キャクターに惹かれて、ついつい手に取ってしまった。 体育館で殺人が起きるのだが、現場が「密室」になってしまう。 不可能犯罪に、あの天才探偵がいやいやながら挑む。 「鮎川哲也受賞作品」だから論理中心になるのは仕方ないが、もう少し「人物」が書ければ良いと思う。 しかし、判りづらい密室だなぁ。 傘がポイントなのは「ブラック・アンブレラ・ミステリー」と謳ってあるので、何となく判る。 エピローグでダメ押しとズルい性格が判明するのがミソ。 とっても時間が掛かりました。
読了日:02月13日 著者:青崎 有吾
空色の小鳥 (祥伝社文庫)空色の小鳥 (祥伝社文庫)感想
【図書館】主人公の心がどこあるのか判らず見込み発車、読み進める内に、これは大崎梢の心の中ではと思う。 青年の思惑とは別に周囲の感情が徐々に少女に向けられる。 空色という色は何色だろう、その時々で色を変える空色、思ったまま生きてゆけば良いんだ、そんな思いがつのる大崎文学であった。 家族とは何かを感じさせる一篇である。出版絡みの作品が多かったが、そろそろ人間性に焦点を当てた作品が書きたくなったみたい、またこの路線で読んで見たい。 最近、大崎梢の家族小説に嵌まっている。書店物はもう書かないのかな、それも淋しい。
読了日:02月17日 著者:大崎梢
自選無用ノ介 第3集 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第3集 (My First Big SPECIAL)感想
【再読】何となく手を伸ばしてしまう、無用ノ介の世界に郷愁があるのだろう。 この作品集収録で感慨深いのは「吹雪が無用ノ介の肩で舞う」であろう。 敵討ちの少年を何とか敵討ちを思い止まらせ、明日への希望を持たせ旅立たせるまで行ったのに、運の悪い事に仇の本人が現れる。 返り討ちにあった少年の誇らしげな横顔、これが侍の子としての本懐か。侍をとうに捨てた無用ノ介の胸に去来するものとは何か・・・ 他に、12ページ見開きで無用ノ介の胸の内を描く「牙・・・無用ノ介」他2編も収録。単なるチャンバラで無いセンチメンタルがある。
読了日:02月19日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
【再読】やはり、処女作は面白い! 「虎穴に入った無用ノ介」ストーリーの造り上げから、シーンの設定まで見事に作り上げている。 母を想っての足を延ばした「しもふだの宿」で、とんだ跡目相続に巻き込まれる無用ノ介を描く「夏の終わり無用ノ介はひとり」他2編収録。 どうも無用ノ介は良い人過ぎるんだなぁ、だから殺伐とした世界に巻き込まれる、そしてきりたく斬りたくも無い人を斬って切ってしまう。 賞金稼ぎの非情さが感じられない時代劇である。
読了日:02月20日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
【再読】また手に取ってしまった、これは面白い。 飼い犬の渡、のらいぬの無用ノ介、交わる事の無い二人が御家の権力闘争に巻き込まれる。 兄弟の確執に親も子も無い無用ノ介がどう考えるのか、「さむらい渡とのらいぬ無用ノ介」 ひょんなことから子供と道連れになった無用ノ介、母を探して尋ねる旅に現れるのは道中師と鳥追い女、御用聞きに、小料理屋の女、果たしてどんに結末が・・・「無用ノ介の子守唄が」親子の情に鋭く挑んだ一篇。 その他2編を収録。
読了日:02月20日 著者:さいとう たかを
引導: 鬼役(二十五) (光文社時代小説文庫)引導: 鬼役(二十五) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】相変わらず、堂々と対峙する蔵人介。 シリーズも25巻目に突入。 アクションの間に季節感あふれる描写が何とも言えない。 「痩せ男」は段々と正体を現したが、未だに謎のまま。 如心尼に心から信用が置けず苦悩の日々、その間、母の出奔。 はてさて、如何になります事か・・・ 25巻ともなるとマンネリと言うより安定感の方が強い、どう幕を閉じるのかが期待する。 悪は沢山いるけれど殺しのパターンは出揃った感じです、鳥居は殺せないしな。 
読了日:02月22日 著者:坂岡 真

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2019年2月11日 (月)

1月の読書記録 読書メーターより

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妙にミステリーづいたひと月でした。 「錆びた滑車」が読めただけでもラッキー!

1月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2479
ナイス数:1890

徳川家康 1徳川家康 1感想
【再読】小池一夫/スタジオ・シップによるコミックス版。 徳川家康の余り知られていない幼少時代を描く、多感な時期に人質となった精神の揺れ動く様を活写した3巻本。 第一巻は織田家から今川家に移された、八歳の家康の苦悩から始まる。 生涯の友となる幼き日の北条氏規との出会いを描く、恩師太原崇浮雪斎の描かれ方から字を習わせて貰えなかったと解釈した小池一夫の脚本にある。 雪斎を撲殺し、その後、躍進するまでを描く。 
読了日:01月07日 著者:小池一夫
徳川家康 3 (ビッグコミックスゴールド)徳川家康 3 (ビッグコミックスゴールド)感想
【再読】第二巻、家康十六歳、今川の重臣の関口義広の娘、九つ年上の瀬名姫を妻に娶る。 そして初陣、鈴木日向守重教を攻める。 しかして、織田信長との遭遇、これを撃破。 遂に念願の「母」との邂逅、三歳で別れ一七年振り、思わず涙。 拠点・大高城への兵糧運搬を請け負う、そして戦いはますます大きくなっていく。 家康の置かれた立場と、運命を切り開く機転の動きを細やかに描いた一作。 小池版の徳川家康、ちょっとカッコ良すぎでは(笑)
読了日:01月07日 著者:小池一夫
徳川家康 2 (ビッグコミックスゴールド)徳川家康 2 (ビッグコミックスゴールド)感想
【再読】第二巻と第三巻、入れ間違いをしてしまいました。第三巻のつもりで・・・遂に織田信長が今川義元に決戦を挑む、それに先立ち家康は佐久間盛重の丸根砦に攻撃をする。圧倒的に強い盛重軍に驚愕する家康、一騎討ちで勝敗を決する事を決意する.。見事、勝利した家康だが、大高城にて今川軍の桶狭間に休憩に不安を隠せない。そして、雨の桶狭間に信長軍は急襲する。遂に今川義元、没す。家康、13年振りに岡崎城に戻る、直ぐに西郡攻め、人質を奪還する。そして、一向宗との泥沼に入っていく・・・家康の幼少期を活写した良い作品と思います。
読了日:01月08日 著者:小池一夫
すずちゃんの鎌倉さんぽ―海街diary (フラワーコミックススペシャル)すずちゃんの鎌倉さんぽ―海街diary (フラワーコミックススペシャル)感想
【再読】海街ダイヤリーに特化したガイドブック。 鎌倉のあっちこっちを「すずちゃん」と散歩してる気分にさせてくれる本。 ときおり、コミックの一シーンが挿入されるがそのシーンと同じ角度で写真が入る。 ああ、そうだったんだよなぁ、こんな場所であったんだ、と確認できるのが嬉しい。 いろんな場所やお土産も沢山、どっぷり海街の世界に浸れますよ。 しかし、鎌倉は観る所が多いなぁ。
読了日:01月09日 著者:海街オクトパス
佐武と市捕物控 (1) (小学館文庫)佐武と市捕物控 (1) (小学館文庫)感想
【再読】病院へ待ち時間様に持っていく。 やはり良い、まだ少年誌からの移動で絵柄が少年誌ぽい。しかし、ストーリーは青年誌に合せて少し色っぽい。 相変わらず絵が上手いなぁと感じる、実験的なシーンもいろいろ考えている。 墨絵流しなんて秀逸、コマの割り方にも工夫がある。 少しの間に堪能するのにうってつけの作品。 石ノ森の技術が開花した作品の一つだと思います。
読了日:01月18日 著者:石ノ森 章太郎
錆びた滑車 (文春文庫)錆びた滑車 (文春文庫)感想
【図書館】葉村晶が帰って来た。 相変わらずタフで不幸な女探偵、登場そうそう巻き添えで怪我をしてる(笑) しかし、緻密なストーリーとトリックを駆使して葉村をこき使っている若竹七海は凄い。 淡々と葉村の行動を追っているうちに事件は解決する、しかも、隠された事件も陽の光を浴びる。 ちょこちょこ挿入されるミステリー本のタイトルが嬉しい、それが最後に富山店長のミステリ紹介として解説が入るのがまたまた嬉しい。 もういい歳だけど葉村にはガンバッテちょこちょこ歩き回って欲しいな。 遂に探偵事務所に寝泊まりか(笑)
読了日:01月18日 著者:若竹 七海
風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)感想
【図書館】天才が日常の謎を解く連作短編集。 裏書きが面白そうで借りて来たが、シリーズ第3弾との事、一作に戻って読みなおすべきか検討中。 五編の短編が入っているが探偵役の裏染天馬のキャラクターに参ってしまう。 飄々としてサクサク解決してしまう人柄が面白い。 学園のいろんな事を解決しながら小さな青春の悩みも解決する名探偵に乾杯! 登場編である長編「体育館の殺人」も読んで見る事にしよう。 青崎有吾、知らなかった作家さんでした。
読了日:01月26日 著者:青崎 有吾
さよならは明日の約束 (光文社文庫)さよならは明日の約束 (光文社文庫)感想
【図書館】本好きの少女とB級映画好きの少年が謎解きをする物語。 いろいろな本が出てくるのが楽しい、「9マイルは遠すぎる」にオマージュを捧げ「男は関係なさすぎる」を持ってきたのが抜群。 舞台となっている「ブック・ステアリング」ブックカフェが洒落ている。 大食いのエミール、ジャンク映画フリークのユキサキのコンビが巻き起こすドタバタ劇、やがて余韻をもってラストに向かう。 「恋文」が意表をついて好きです。過去に封じ込められた謎とは言えない「忘れ物」をさり気なく掘り起こして一応の決着を付けるロジックとしての会話劇。
読了日:01月29日 著者:西澤 保彦
水族館の殺人 (創元推理文庫)水族館の殺人 (創元推理文庫)感想
【図書館】「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」に続き読む、確かにエラリー・クインを意識した長編のようだが、犯人当てのロジックが感じられない。 十一人の容疑者も誰でも当てはめられる様な、数が多すぎるのでは。 キャラクター性で面白いと思ったが小説(ミステリー)としては、まだまだだと思う。 最後に、やっぱりと思わせる何かが足りない様な感じ。 被害者が鮫だったというのは泣かせる。 長編でこれでは、少し中ダレ気味では無いか、キャラ設定では無くストリーの起承転結で章訳けが必要だと思う。 この作家の長編は、もういいかな。
読了日:01月31日 著者:青崎 有吾

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2019年1月 4日 (金)

12月の読書記録 読書メーターより

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 「下町ロケット」シリーズを読みました、テレビ・ドラマより密で面白かった。 さすが、直木賞作家です。 シリーズ後半も期待します。

12月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4398
ナイス数:1661

下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)感想
【図書館】やっぱり面白い、「直木賞」は伊達では無かった。 ロケットの研究者が町工場の社長になる、営業・企画・技術、あらゆる面でトラブル発生、それをロケットに掛ける情熱で乗り切っていく。 これぞエンターティナー、これぞ痛快小説だ。 いささか読む事が遅れに遅れたと思うが、遅すぎる事は無い。 良いものはいつ読んでも良いものだ。 人間、良い事ばかりじゃないそんな事も、頑張っていれば好転する事もある、そんな気持ちにさせてくれる小説です。 2巻下町ロケット・ガウディ編もリクエスト済みです。
読了日:12月03日 著者:池井戸 潤
うせもの宿 1 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 1 (フラワーコミックスアルファ)感想
【再読】失くしたものを探す宿「うせもの宿」、なんでこんな宿が・・・誰が来るのだろう。 もう一度、穂積の感性に触れたくて頁を辿る。 一度読んだはずなのに新鮮な気持ちで読める、謎を抱えた客人たち。 マツウラが連れてくる客の正体は、出迎える少女の女将は・・・ 穂積の世界に翻弄されつつ、入っていく不安感、謎は始まったばかりだ。 しかし、画が上手いなぁ。 2巻に手を伸ばす。
読了日:12月04日 著者:穂積
うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)感想
【再読】一巻は「客人」がストーリーを語ったが、今回は宿の「従業員」がメインに。 探す人がいれば、それを手伝う人も、人それぞれ思いがある。 徐々にこれは死人が集まる宿と判って来た。 とすれば、ここに留まる訳は本当の幸せとは何か、番頭さんの女将さんに対する秘密とは。 未練がそれを押しと止めるか、忘れようとして忘れられないものとは何か。 穂積が書き紡ぐ愛と感動のファンタジー、いよいよ完結編がもう直ぐに。 すべての記憶を失った女将さんとマツウラとの恋、それが明らかになる、待て次号!
読了日:12月04日 著者:穂積
うせもの宿 3 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 3 (フラワーコミックスアルファ)感想
【再読】女将さん=寺島紗季とマツウラ=松浦篤志の生前の行いが明らかになる完結編。 一途に紗季を愛した篤志の純愛を静かに描く、切ない切ないラブストーリー。 後追い自殺も死にきれず未練を残したまま眠る篤志、8年の歳月が流れ微かな奇跡が・・・どうしていいか判らないまま急にラストが来る、こんな宙ぶらりんじゃやだ、と言ってもエンドマークが・・・穂積、なかなか判らせてくれる作家ではないな。 番頭さんの日常はこれからも続く、番頭さんって一体何者? 
読了日:12月04日 著者:穂積
ランド(5) (モーニング KC)ランド(5) (モーニング KC)感想
ますます判らなくなった、5巻でもストーリーは動かず。 謎は増え続けていく、続きを読まなくても良いかなと思うが、全部揃った状態で古本を探すのは無理だ。 こんなに長編になるとは思わなかった、どうすれば良いのでしょうか。 「ランド」奇妙な話に手を出してしまった。 いかし、山下和美は絵の上手な作家さんだ、これからも続けて行くか迷う作家ではある。 もう止めようかな、でも・・・
読了日:12月04日 著者:山下 和美
下町ロケット2 ガウディ計画下町ロケット2 ガウディ計画感想
【図書館】シリーズ2巻目、今度は「医学」のお話。 町場の工場が、大資本の会社にどう立ち向かうかが見所。 すべて、こう好転に結びつくか微妙な所もあるが、エンターティンメント性から言えば拍手喝采。 今回も子供のシーンで泣いてしまった、小説は作り物と判っていても泣いてしまう。 金儲けだけじゃ無いという理念が、突き動かせる原動力なんだと思わせる作品なんだなぁと思う。 続けて続刊をリクエストしてみます。 佃の生き方に共感を覚える、益々良い作品を希望します。 ガウディ=サグラダ=桜田・・・洒落てますね。
読了日:12月06日 著者:池井戸 潤
若旦那隠密 2 将軍のお節介 (幻冬舎時代小説文庫)若旦那隠密 2 将軍のお節介 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第2巻。 相変わらずフワフワしてる、若旦那のイメージは良いのだが、隠密としての凛々しい感じがない。 主水みたいに表と裏の顔がはっきり分かれると良いと思う。 それに、部下が強すぎる、得意技とかあると良いなぁ。 将棋の駒も多すぎて、どんだけ手柄を立てれば成就するのか。 見切り発車の感がするのだが、2巻目になってもこれでは、本来この路線だったのか・・・この作家は「公家武者」みたいな性格の侍しか書けないのだろうか。 二面性をハッキリした方が良いと思うのだが・・・
読了日:12月07日 著者:佐々木 裕一
若旦那隠密3 哀しい仇討ち (幻冬舎時代小説文庫)若旦那隠密3 哀しい仇討ち (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】そろそろ終わりが近いかな、ご褒美も沢山貰えるようになったし。 しかし、設定が上手く作用していない、隠密衆の強さがバラバラ、たえとみつが捕えられるが簡単に助かってしまう、夏と結婚できない条件が著者の別シリーズと似てる。 それに、藤次郎の秘剣の腕が良く判らない、いつの間にかやっつけている。いよいよ、隠密御用の旅が始まるがどのような細工になるのか、上っ面で終わらない様に期待したい。この作家はボンボンがヤリ手というストーリーが好きらしい、もうちょっと細部に手間を掛ければと思う。痛快ものだから、良いのか。
読了日:12月10日 著者:佐々木 裕一
リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13感想
またまたまた、手に取ってしまった。 時間がある時、目に止まると、もう駄目ですね(笑) やはり、「ビッグセイフ作戦」が目に止まる。 何しろ第一巻・第一話ですからね。 すごく、ゴルゴの事が調べがついてる、しかし、捕まってはいない。 変におしゃべりなゴルゴを見るのも楽しい、この辺が小池一夫の脚本だなと納得してしまう。 しかし、こんなに長期に連載するとは、当のさいとう・たかお氏も判らなかったでしょうね。 また、いつか手に取りそうな予感がする。
読了日:12月12日 著者:さいとう たかを,さいとう・プロダクション
江戸へようこそ (ちくま文庫)江戸へようこそ (ちくま文庫)感想
相変わらず「江戸情緒」に浸れる。 中島梓、高橋克彦、岡本蛍の格氏も登場して大江戸談義に盛り上がる。 粋と野暮の違い微妙なんですね。 こういう書物を広げていると「現実逃避」してしまいますね、コタツでゆっくりしてしても怒られないというか(笑) 「浮世絵」=滑稽本として楽しめば良いのか、確かに全体図を見たら不自然な構図が多いですね。 しかし、葛飾北斎は好奇心全開の人だったらしいですね。 日向子さんが居ないのが信じられない気持ちです、もっと江戸のあれこれを聞きたかったなあ。
読了日:12月16日 著者:杉浦 日向子
海街diary 9 行ってくる (フラワーコミックス)海街diary 9 行ってくる (フラワーコミックス)感想
完結、良いお話であった。 人それぞれに歴史あり、鎌倉で暮らす四姉妹を中心に四季それぞれの趣を同時に味あわせて貰った。 ストーリーは取り敢えず終わった、でも四姉妹の生活は続いていく。 これからもいろんなシーンで四姉妹の姿が見られる、そんな余韻を残すラストでした。 四姉妹の悪戦苦闘に一喜一憂した楽しい時間を思い出す。 ホームドラマの典型的な広がりを見せてくれた作品でした。 番外編の「通り雨のあとに」も併禄されていて、すずのその後が判る、爽やかな一篇です。
読了日:12月16日 著者:吉田 秋生
本屋の新井本屋の新井感想
【図書館】書店員の書く日々のあれこれ、三省堂・有楽町店の苦労を書いていると思ったが違ってた。書店員である新井さんの心の叫び(というほど切実ではない)普段の自分というくらいか。各章扉が縦で本文が横、なんかスムーズに読めない、各章扉が、右左と一定していないのも不安定。どんな版社だと見たら「講談社」 どんな苦境にあろうともダメなら辞めるの潔さ、貴女はどんな職種でも大丈夫。こんな事、言ってられるのも大企業だからだな、地方書店はバタバタ潰れているのに・・・タイトルは「こじらせ系独身女子の新井ですが」の方が良い。
読了日:12月17日 著者:新井 見枝香
合葬 (ちくま文庫)合葬 (ちくま文庫)感想
彰義隊のお話、杉浦流の解釈を加えての劇画化。 大義と現実、流れ彷徨う時代に若者の心は翻弄される。 彰義隊の事を読みたいというほども無く、杉浦日向子の絵柄に酔う。 人と人が出会いそして別れていく、そんな逢瀬を自由闊達な筆致で描く、やっぱり研究家なんですね。 ただ、まだ杉浦流の「茶目っ気」は出ていない、初期の事ゆえガチガチで描いていたんだろうな。 画にお遊びが入っていない、もう一度このテーマで描いたらどんなものになるのか見てみたい気もします。 杉浦日向子、底が知れない作家です。
読了日:12月20日 著者:杉浦 日向子

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