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2020年5月

2020年5月 1日 (金)

4月の読書記録 読書メーターより

4月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:6177
ナイス数:3558

佐武と市捕物控 (1) (小学館文庫)佐武と市捕物控 (1) (小学館文庫)感想
【再再読】また手に取ってしまった、佐武と市の江戸情緒が心地良い。 また石ノ森章太郎のコマ運びが面白い、漁網が囲碁の盤面に、まったりとして良いですなあ。 しかし、手持ちの本は飽きて来たなあ。先日、一ノ関圭の事で調べたいので「ビッグコミックゴールド」(雑誌)を読み返していたら読みふけってしまった。 1巻~13巻まで資料に保管しているが、これは面白い、一時代のコミックス史と言うような感じ。 これもいつか感想を載せたいものですね。
読了日:04月01日 著者:石ノ森 章太郎
●洋画映画チラシ【スピード 】キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック ●状態コレクター品 良品(yti778)●洋画映画チラシ【スピード 】キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック ●状態コレクター品 良品(yti778)感想
「スピード」のDVDを観る。 あっけにとられるスピード感が凄い、ビルのエレベーター爆破から市営バスの爆弾犯の乗っ取り、息もつかせぬ展開が見事。 これも、「ダイハード」を撮ったヤンデ・ボン監督。 スピードが落ちると起爆装置が入る設定は面白い。 急遽、運転を任されたサンドラ・ブロックが生き生きしてる。 閉塞感をふっとばす 良い映画かと思います。 してみると、ヤンデ・ボン監督作品は結構コレクションしてるな「トウムレイダー2」とかもそうだな。 「スピード」の疾走感が凄い、コロナなんてぶっ飛ばせ。
読了日:04月02日 著者:洋画映画チラシcinemaTAKA,洋画映画チラシcinemaTAKA
黒澤明MEMORIAL10 4:7人の侍 (小学館DVD&BOOK)黒澤明MEMORIAL10 4:7人の侍 (小学館DVD&BOOK)感想
【DVD】「七人の侍」を観る。 やっぱり良いなあ、野武士が下見に来るところから物語が始まる、惹きつけるよなぁ。 徐々に侍が集まりだして村に入るところまで描かれる。 そして、合戦になるのだが、火縄銃が不気味に鳴り響く、その後、ひとり、ひとりと倒れていく。 姿なき恐怖が凄く迫ってくる、その火縄銃を奪取に行く侍も凄い。 全編緊張に囚われた3時間半があっという間(途中、「休憩」が入るけど)大スペクタル・ロマン! いゃ~良いもんですね。
読了日:04月05日 著者:
007 死ぬのは奴らだ 復刻版: LIVE AND LET DIE (ビッグコミックススペシャル)007 死ぬのは奴らだ 復刻版: LIVE AND LET DIE (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】マンガなので再読と言うかどうか不明ですが、また手に取った。 読む物が無いんです、小説は再度となるとシンドイし・・・(笑) 007の縦横無尽の活躍を描く冒険ロマン編、しかし、いろいろと敵が出て来るが原作にはないものばかり。 それもそのはず、さいとう氏のオリジナル007だった。 少年版という事は判るが余りにも原作とかけ離れている。 そもそも、「ミスター・ビッグ」って誰だよ。アクションに終始し面白い事は面白い、さいとう版007だな。しかし、この復刻版をこうして繰り返し読める事の幸せ、昔は絶版だったのだ。
読了日:04月08日 著者:
007 サンダーボール作戦 復刻版: THUNDERBALL (ビッグコミックススペシャル)007 サンダーボール作戦 復刻版: THUNDERBALL (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】前作に続き「サンダーボール作戦」に手を伸ばす。 前作で判って通り少年向けお色気なしの007です。 さいとう版とはいえ、007らしさを残したスパイ・アクションです。 原爆を人質に脅迫するシーンは健在、しかし、原爆のスイッチはどうにかならなかったのか。 あんな手動式のスイッチ見たことない。 止め方も超アナログ、おいおい・・・ ご都合主義のストリーに何でもアリか、「ボーイズライフ」初出だからなあ。 さいとう・たかおの初期作品として楽しもう。
読了日:04月08日 著者:
007 女王陛下の007 復刻版 (ビッグコミックススペシャル)007 女王陛下の007 復刻版 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】引き続き第3弾を読んでます。 相変わらずのストリーです、もうこれは007と題しているが全くの別物です。 原作者が良く許してた思います、版権料だけでチェックしていないんだな。 要するにジェームス・ボンドを使いたいだけで、お話しは何でも良いという事だ。 そこでこちらも007を主人公にしたさいとう・たかおのアクションものとして楽しむ事にした。 とすると違和感なく楽しめました。 古き良き時代、さいとう・たかおもガンバってた時代があった、それだけで最高です。 さいとう・たかおはMI6も知らなかったと思う。
読了日:04月09日 著者:
007 黄金の銃を持つ男 復刻版 (ビッグコミックススペシャル)007 黄金の銃を持つ男 復刻版 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】徐々に007の形式に変化して来た。 Mの使い方からマネーペニーまで原作らしさが出て来た。 スカラマングがどうも役不足のようで実力者の貫録が無い。 ボンドの活躍はさいとうアクションで快調に飛ばしている。 ゴルゴのエピソードや無用ノ介の物まで、いろいろ工夫している。 しかし、そのエピソードに出て来るキャラクターまで一緒と言うのはエピソードとセットで考えているのか。 最後の一巻になってしまったが、さいとう版・007はアクション劇画として最高である。 007と名乗らないと掲載できなかったのが残念。
読了日:04月10日 著者:
自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
【再再読】007に次いで「無用ノ介」に手を伸ばした。 これは古本屋で買って手元に置いていた物。 劇画の走りの時、時代劇をやりたいとさいとう氏が自分で売り込んだもの。 その点、気合が入っている、シナリオの「小池一夫」氏や作画の「フジ山城」氏などの起用など一番油の乗っている時期だった。 無用ノ介に託す思いはいろいろあるけど、自分自身が遣り切れない思いがあったのだと思う。 描いて行くにつれ少年誌での限界が見えたんだと思う。 しかし、無用ノ介は劇画の良い方向性か表れた良い作品だと思う。
読了日:04月10日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
【再再読】暇に飽かせて本棚から2巻目を取り出す。 れっきとした武士の渡徹馬と野良犬・無用ノ介、交わる事のない人間通しがほんの一瞬の歯車が狂ったため相対するはめに。 藩の秘密が公にされる時、うごめく悪の手が。 無用ノ介に明日は有るのか、渡の武士としての矜持は。 やむを得ず切り結ぶ剣と剣、その結末は・・・子連れの無用ノ介の心情を通して、母と子を通して母親の有り方を鋭く描く「無用ノ介の子守歌が・・・」併録。 無用ノ介は賞金稼ぎなのにこんなに感情移入していて務まるのか心配になる驚きの浪花節です。
読了日:04月10日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第3集 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第3集 (My First Big SPECIAL)感想
【再再読】続いて最終巻・3巻目に突入。やはり、良いものは時を忘れる。「ふぶきが無用ノ介の肩で舞う」が秀作である。 大小コンビの悪者を二組用意するだの、冒頭の春と冬の対比など、やれるアイディアを駆使している。頼母の心の動き、無用ノ介の何とか助けたいとの願い。賞金稼ぎのバイオレンスに振り切れない、お涙頂戴のおセンチ時代劇になってしまうのだ。最後、頼母が敵討を諦め故郷に帰ると決心するが間の悪い事に敵役が現れる。もう少し無用ノ介の動きに何でも出来たのではと脚本に文句をつける・・・でも、これが無用ノ介なんだろうな。
読了日:04月10日 著者:さいとう たかを
自選影狩り 第2集―画業60周年記念企画 (My First Big SPECIAL)自選影狩り 第2集―画業60周年記念企画 (My First Big SPECIAL)感想
【再再読】無用ノ介に続いて、「影狩り」に続く。 幕府隠密を狩る商売が「影狩り」、徳川幕府が緊縮の為各地の大名を取り潰すため、その原因を探りだし、無ければでっちあげる。 潰されないために隠密を殺す、そのためのすぺシャリスト「影狩り」それが面白い。 手を変え品を変え攻撃する忍者、迎え撃つ影狩り三人衆。 いろいろなドラマが作れるだろうな、さいとう・たかをの面目躍如である。 コロナなんか影狩りで叩き潰せ。 今日も自粛の日々である。
読了日:04月11日 著者:さいとう たかを
俺の新選組 上 望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)俺の新選組 上 望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)感想
【再再読】自粛生活でマンガを読んでます。 今回は、望月三起也の新撰組の話。 冒頭はアクションで始まり良いのだが、その後は新撰組を立ち上げる話が続きチャンバラ・シーンが少ない。 望月らしさが無く物足りない。 好きな話なので事実にない話をでっち上げるのに苦慮したのだろう。 公家侍暗殺の頃から面白くなりそうだったが尻つぼみ。 「山崎蒸」が女だったのは新機軸、「山崎譲」のダジャレだろうが発想が面白い。 この本の良い所はいろいろ資料的なものが多い所だろう。 各巻のイラストなど多数紹介している。  
読了日:04月11日 著者:望月三起也
俺の新選組 下―望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)俺の新選組 下―望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)感想
【再再読】やっぱり望月の「新選組」は良いなぁ。 いろいろな苦難を抜けて、芹沢一派の暗殺で、さあこれからと言うところで終わる。 池田屋事件、鳥羽伏見の戦い、まだまだ描きたかったと思う、しかし、発表誌が上手く見つからない。 最後は五稜郭の戦いまで描きたかっただろうな。 やっと、その気運が向いてきた時はガンに蝕まれていた。 残ったメモを見るだけでも、その無念さが通じる。 「俺の新選組」想った通りのエピソードで描かせて上げたかった。 一世一代の傑作を。
読了日:04月12日 著者:望月三起也
御用金 (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (6))御用金 (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (6))感想
【再読】再読だが記録が無い。 まあいいか、時代劇の劇画化だが、スッキリしない。 平田劇画は人間性を大事にするため、心地良さは求めていない。 究極に至ったもの(人)はどんなことをするか、思わぬ残忍性を発揮する事もある。 しかし、1,600円と言う値段は凄いな、そんなに部数が見込まれなかったんだろうな。 誰でもが読もうと思わない劇画です。 ストーリーもやや、難解です、本当に完結したのかも疑問です。 御用金の使い道にいろいろな解釈が出来る物語です。 次は、判りやすい「座頭市」を読む予定です。(笑)
読了日:04月12日 著者:平田 弘史
【バーゲンブック】 座頭市 レジェンドコミックシリーズ3【バーゲンブック】 座頭市 レジェンドコミックシリーズ3感想
【再読】これも再読だが記録が無い、古い記録は消えちゃうのかな。 まあいい、平田弘史の時代劇はかっこいい。 原作付は「やりたくない」とおっしゃるけど、この出来の良さはどうだろう。 凄い、市のポーズが決まっている。 それに、平田節を十分に感じる。 勝新太郎の座頭市、やっぱり最高だ、平田版・座頭市も負けてはいない。 昔、務めていた会社の本の37年ぶりの復刻とは感慨深いですね。それでも20年前になるのだが・・・一時代前の出来事の様です。 これも1600円と高価なマンガ、レアもの感覚で持っていたんだと思います。
読了日:04月13日 著者:平田 弘史
徳川家康 上巻 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド)徳川家康 上巻 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド)感想
【再読】シリーズは違うのだが絵がないとつまらないのでこちらにした。 本当は「小学館」の「ビッグコミック・コミックス」の1~3巻のコミクス。 家康の幼少年期の人質時代を描く。 我慢強い性格はこの頃培われたものと思われる。 史実の情報がほとんどないため小池一夫の独壇場である。 果たして「竹千代」はどのようにして「家康」となったか、フィクションのドラマだが、それなりに面白い。
読了日:04月20日 著者:小池 一夫
徳川家康 下巻 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド)徳川家康 下巻 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド)感想
【再読】家康の考え方が短絡的という考えは、小池一夫が短絡的という結論になる。 エピソード、一つ一つが小池流である。 女性観を描いていると見せかけて小池の主観である。 小池流・徳川家康、まあまあである、さあ、これからというところで終わるのが良い。 そういう小池さんも亡くなってずいぶん経つな。 想えば、面白い原作を書く人だったなあ。 「ゴルゴ13」や「無用ノ介」も小池さんが書いてた時があったんだよな。 理屈っぽいのが難点でした(笑)
読了日:04月20日 著者:小池 一夫
MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)感想
【再読】マスターの帰還を読む。 こうして、ゆっくりと「マスター・キートン」を読むと、やっぱり・・・良いなあ。 うんちくある科白とウィットに富んだ仕草、ドラマ自体が洒落てますよね。 午後のひととき、キートンに嵌ってしまいました。 帰還という事で、娘や父の話も出て来る、美味いウイスキーは古くなっても美味い。 それ以上の熟成感をもって現れる。 昔の話を読みたくなってきた、手元にある「完全版・1、2、3」でも紐解くか(笑)
読了日:04月20日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
MASTER KEATON / 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)MASTER KEATON / 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】「マスターキートン リマスター」を再読してこちらに移った。 やはり安定の面白さですね、洋物の様で有りながら、やはり和風の詫び寂びは健在です。 キートンの行くところ新しい発見がある。 古代学者で保険会社の調査員、そして元SASの隊員、このギャップが堪らない。 泣かせる話が多いが「貴婦人との旅」が絶品です。
読了日:04月21日 著者:浦沢 直樹
MASTER KEATON / 2 完全版 (ビッグコミックススペシャル)MASTER KEATON / 2 完全版 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】2巻目に突入です。 いろいろな考古学の知識とSASの手腕を生かして難問を解決して行くキートン、やはり面白いと思う、いろいろな情報が公開されて、ちょっとした外国映画のよう。 キートンに様々な思いもあるが、最後は優しさだと思う。 お気に入りは「赤の女」どうしょうも無い女だが本性は淋しい女、ハンフリー・ボガード的なセリフが泣かせる。 余韻の残る一遍かと・・・
読了日:04月21日 著者:浦沢 直樹
MASTERキートン 3 完全版 (ビッグコミックススペシャル)MASTERキートン 3 完全版 (ビッグコミックススペシャル)感想
【再読】シリーズ3巻目、もう少し読みたいが持って居るのはここまで。 また、古本屋で探そうかな? やはり、チャーリーが登場するエピソードが良い。 チャーリーとの腐れ縁は遠い昔から続いていたんだ、頑張れ、チャーリー! でも、「マスター・キートン」は良い作品だと思う、ストーリーが良いんだと思う、それは浦沢直樹のキャラはほのぼのして良いと思うが、ストーリーあっての事だと思う。 以前に原稿料でもめた事があったけど、このストーリーならさもありなんと思う。 無事、解決したから完全版が出たんだろうな。キートンは永遠です。
読了日:04月22日 著者:浦沢 直樹,勝鹿 北星,長崎 尚志
ゑひもせす (ちくま文庫)ゑひもせす (ちくま文庫)感想
【再読】医院に持って行った待合本。 杉浦日向子の初期の初々しさが色好く出ている短編集。 良いですね~「袖もぎ様」乙女の初恋の表情が可愛い、「もず」の男と女の別れ、最後に「玄関の梅が咲いてたぜ」これが、悲しい。 「ヤ・ク・ソ・ク」の幇間と若旦那のやるせない別れ、こんな表情豊かな表現を出来る作家が、もう日向子以外はいないと思う。 つくづく惜しい作家を亡くしたと思う。 杉浦日向子を読む事に毎回思うのだろうな、なんで居ないんだよ。 また、しばらくして江戸情緒に浸りに来よう。
読了日:04月23日 著者:杉浦 日向子
現代漫画博物館現代漫画博物館感想
【再読】何気なく、手を伸ばす。 ついつい読み耽ってしまう、そうだよなぁ、そんな時代があったよなぁと思わず頷いてしまう。 1945年-2005年(2006年が発行年)までの漫画が網羅されている。 竹内オサム 米沢嘉博 ヤマダトモコらが中心となってまとめている。 4200円(税抜)と、やや高額商品。 430Pの大ボリュームだから仕方ないし、あまり部数を見込めない商品特性だし、しかし、良く買ったと思う。 まあ、何回も楽しめると思えば得なのかも知れない。 戦後漫画から現代漫画まで一気にタイムスリップできますよ。 
読了日:04月26日 著者:

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