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2019年11月21日 (木)

10月の読書記録 読書メーターより

9月の読書記録が飛んでしまいました、読書メーターの「まとめ」の具合で先々月は纏められないようです。

スミマセン!

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:7433
ナイス数:3500

一日江戸人 (新潮文庫)一日江戸人 (新潮文庫)感想
【再読】病院に持って行く「待合本」を選んでこれにした。 ちょうど図書館本が読み終わり、図書館も休館中なので比較的軽い読み物をと言う事で。 流石に杉浦日向子、すんなり江戸情緒に誘ってくれる。 食べ物から着る物そして住まいに関する事、相撲や殿様の事、最後は大奥から春画まで、ふんだんに盛り込んだ江戸の案内書。 余計な雑音が聴こえなければ(待合室の)、もっと良かったのに・・・(笑) 再読にも耐える一冊です。
読了日:10月01日 著者:杉浦 日向子
孤独のグルメ (扶桑社文庫)孤独のグルメ (扶桑社文庫)感想
【再読】病院の診察を終わって本棚の一冊に手を伸ばした。 深い意味もなくパラパラと頁を捲ると止まらなくなった。 井之頭五郎、そうだったよな良く食べる男だ。 何処にもある何でもない食べ物がこいつの手に掛かれば、何とも美味しそうに見える。 情緒と言うのか雰囲気と言うのか食に夢を持ってるな、たかが食事されど食事、こだわりの時間が流れている。 独りで酒も飲めない、それが献立に向かう姿勢に表れている、ほんとに食べる事が好きなんだな。 谷口ジローの筆が尚一層美味しさを演出している。 ふらっと読むには絶好の書!
読了日:10月01日 著者:久住 昌之,谷口 ジロー
あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (時代小説文庫)感想
【図書館】やっと六巻を読む事が出来た。 六代目の葬儀から初七日ここから幕開けとなる。 当主の急逝による跡継ぎ問題が起こる、いろいろ考えて「おんな名前」での立て直しを図るが三年だけの代用と知る。 それでもと幸は決める、それに六代目と夢見た「江戸店」の実現もある。 今回は大阪から江戸の店を立ち上げるまでの幸の苦労を描く。 大阪で何とか決着をつけ、浅草・田原町の新店開業まで幸の苦労は続く、でもそんな難事も無く順調にラストに至る。 手拭い、小型衣桁の工夫もしていざ開店へ。これからが正念場と幸の清々しい笑顔で次巻。
読了日:10月03日 著者:髙田郁
検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
【図書館】ヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代の優秀な側面を描く連作短編。 いろいろな年代を取り上げて佐方のエピソードを語り掘り下げていく。ある時は主役に又ある時は脇役に、柚月裕子、生半可な筆致では無い。 いろいろなシーンに登場するが、その都度カッコいい。 ヤメ検シリーズも手が伸びそうです。
読了日:10月04日 著者:柚月 裕子
朽ちないサクラ (徳間文庫)朽ちないサクラ (徳間文庫)感想
【図書館】続いて柚月裕子の作品を借りて来た。 同一作家の作品を読み比べるのは楽しい、動機がトリックがといろいろと考えられる。 ストーカー殺人と警察の慰安旅行、一見、関係ない事件と思われる事が違う事件を引き起こす。 何故、殺されなければならなかったのか、いろいろ疑問が残る。 死人が相次いで起こるのもやり過ぎだと思う。 もう少しスッキリと公安警察に寄せられたら良かったと思う。 ともあれ柚月裕子の作品には違いない、グイグイ引き込まれる手腕は最高。 世界観が弱いのは難点、次の作品に期待。
読了日:10月05日 著者:柚月 裕子
あなたが愛した記憶 (集英社文庫)あなたが愛した記憶 (集英社文庫)感想
【図書館】興信所の所長が生後7ヶ月の赤ん坊を殺した。 のっけから凄い状況に置かれる、慌てる読者を更に不可解な状況に追いたてる。 誉田作品の面目躍如である。 一人の少女が興信所を訪れる、所長の「娘」だと言う、しかも、探しているのは連続殺人犯だと言う。 俄に信じられない話が信憑性を帯びて来た時、思いもよらない事件に巻き込まれて行った。 記憶の連鎖、到底信じられないのですが・・・SFサスペンス・スリラー小説、誉田節が冴えわたる、どうも騙されてしまう。 エンターテイントメントはこの位で良い、変則恋愛物として良い。
読了日:10月07日 著者:誉田 哲也
公方: 鬼役(二十七) (光文社時代小説文庫)公方: 鬼役(二十七) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】相変わらずの面白さ、もう二十七巻目、ますます面白くなる。 今回は独立した短編三編、志乃さん編、串部編、それから公方に鬼役がお灸を据える公方編の三篇。 季節感を出し江戸情緒が楽しめる。 ただ、短編では短い、そろそろ長編が読みたい。 如心尼の秘密とか、金さんの野望とか・・・ あと宿敵が死んでしまい強力なライバル不在なのが淋しい。 鳥居耀蔵では実在の人物なので各所で使いづらい、宿敵が出来ないものか。 そろそろ終わっても良いかとも思うので、何か爆発的な展開が欲しいところ。 
読了日:10月09日 著者:坂岡 真
波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)感想
【図書館】奥祐筆シリーズが終わって、このシリーズを読んで見た。 一巻目は序盤なので背景説明に終始する。 次期将軍の候補者に選ばれた加賀藩主は揺れに揺れるが、確たる進展が判らぬまま流されて行った。 そんな、お家騒動に巻き込まれる瀬能数馬の流転を描く、留守居番シリーズだが1巻目ではその職業すら出て来ない。 偶然見知った加賀藩の重鎮・前田直作の護衛を頼まれた数馬の江戸への道中の襲撃の端緒を描く。 最初はまだろっこしい説明過多だが旅に出てからテンポが良くなる。 もう少し、付き合ってみようと思います。
読了日:10月10日 著者:上田 秀人
思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)感想
【図書館】前巻が陰謀を描く「事件編」とするなら今回は「解決編」、やはり時期将軍の道は閉ざされた。 歴史から加賀が出て来る事は無い事は判っていた、それを攻防の暗躍として描くのがフィクションの面白さ。 流石、上田秀人いろいろと搔きまわしてくれる。 それに剣戟の激しさも相まって本当らしく見せてくる。政略の元、江戸までの道中を無事済ました数馬だが「留守居役」の抜擢を受ける。果たして、このお役を全うできるのだろうか。新参・数馬の奮闘は続く、以下次巻!大きすぎる仕事のシリーズが開幕、最後までお付き合いしましょう。
読了日:10月11日 著者:上田 秀人
最後の証人 (宝島社文庫)最後の証人 (宝島社文庫)感想
【図書館】柚月裕子のデビュー第二弾! 流石は柚月と思わせる心理の片鱗がもう見えている。 法廷劇を扱った、実は巧妙に構築された復讐劇だった。 上手いね~被告の描き方も誤解させられる書き方でした。 佐方の描き方が良い、それに、どうして検事を辞めるはめになったのか。 いろいろな生き方が描かれるが真実は一つ、そういう描き方がスッキリする。 佐方貞人・検事時代の活躍も面白そう、弁護士と検察官、立場を変えての書き方がまた面白い。 「検事の死命」も読んで見ようと思います。 柚月に嵌まって遡って読みたい自分がいます。
読了日:10月13日 著者:柚月 裕子
検事の死命 (角川文庫)検事の死命 (角川文庫)感想
【図書館】シリーズ第3弾! 検事時代の佐方貞人の奮闘を描く、鉄壁に固められた痴漢容疑者の容疑に迫る熱血上下編。 あと、貞人の父の冤罪がある方面から漏れて白日の下にさらされる「業をおろす」郵便配達夫の犯罪を見つけ出す「心を掬う」4編の短編集。 テーマを貫いているのが「罪をいかにまっとうに裁かせるか」と言う事、そこには犯罪の大小は無い、如何に犯罪に寄り添うのかと言う事。 保身も打算も投げ打って臨む佐方の姿勢が眩しい、一件が決着して一服する姿が、ホッとしたようでこちらも 安心する。「検事の信義」を続けて読もう。
読了日:10月15日 著者:柚月裕子
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理感想
【図書館】なんかの拍子で読んだレビューに誘われて図書館へリクエスト。面白かった、交番勤務の警官が、ひょっとした会話から謎解きをする。「古畑任三郎」や「福家警部補」に繋がる倒叙ドラマ。主人公・狩野のキャラクターが良い、飄々としてつかみどころがない。エピソードが続いて、狩野に重大な案件が影を落としている事が判る。だから、交番勤務なのか、昔はヤリ手の刑事だったのか、と言う事が判る。どちらにしても、人情味が言葉の端端に浮かび上がる狩野にぞっこん。 続編に期待したい。 プロットと執筆担当の二人のチームプレイの勝利。
読了日:10月16日 著者:降田 天
新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ第3巻、やっと留守居役の端緒に着いた。長い1、2巻のプロローグが終わって、やっと留守居役の任に当たる数馬の姿が登場。やる事成す事、初めての出来事に面食らう数馬、留守居役の役目をいろいろと伝授されるが身になっていない。そんな折、「妾」を持つ事に、いろいろ考えて正室である「琴姫」の言葉もあり、加賀より付いて来た「佐奈」を妾に選ぶ。今回は留守居役の役目をしないうち将軍が逝去する、混乱の真っただ中に放り出された数馬、果たして運命やいかに・・・琴姫、佐奈、と女性陣も加わりこれからが楽しみだ。
読了日:10月17日 著者:上田 秀人
遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)感想
【図書館】やっと4巻目に突入。 徐々に留守居役の仕事が回って来たが、相変わらずの下調べくらい。 一方、酒井雅楽守が家光暗殺を謀り、その疑いが加賀藩に掛かるように仕向ける。 なんとか、解決できそうだが、数馬に難問が押し寄せる。 妾・佐奈と婚約者の琴姫との二人の女性に挟まれ、尻に敷かれる事は、これからを見ずとも明らか。 しかし、歴史的説明の重複で話がなかなか進まない、もう少しテンポよく進まないものか。 留守居役の仕事とは、こんなものなのか。 上田氏の書きたい世界とはこれの繰り返しか、ちょっとシンドイ・・・
読了日:10月18日 著者:上田 秀人
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明合理的にあり得ない 上水流涼子の解明感想
【図書館】面白い!サクサク読み進める事が出来る。 上水流涼子、上水流エージェンシー、所長。 貴山伸彦・助手、この二人がいろいろな難問を解決する、調査料は破格の金額。 弁護士資格を巧妙な手口で剥奪された過去を持つ、以来、法に捉われない表に出せない難問を受け持つ。 貴山もIQ140、いろいろな用途にいろいろな利便性を持つ。 スカッとする勧善懲悪、涼子の鮮やかな解決法は、読んでいて気分がスッとする。 ドラマ仕立てのエンタメにはちょうど良い感じ、米倉涼子とかでドラになりそう、似たようなのがあった感じ。先ずは読良。
読了日:10月21日 著者:柚月 裕子
古書古書話古書古書話感想
【図書館】萩原魚雷、全然知らない。 古書の話しと言う事で借りて来た、全然方向が違う、面白くない。 普通、エッセイと言うかコラムと言うか、なにか共感するものがあるのだが、全然流れに乗れない。 面白そうな本もあるのだが、アプローロチが、全く違う方向からで性格的に相容れないんだと感じた。 ともかく、流したり、飛ばして読んだが、一向に、すんなり来ない。 こんな読後感は初めて、こういう生き方もあるんだと思った本です。
読了日:10月22日 著者:荻原 魚雷
密約 百万石の留守居役(五) (講談社文庫)密約 百万石の留守居役(五) (講談社文庫)感想
【図書館】何とか5巻目に突入。 相変わらず多岐に及んで数馬の身辺は慌ただしい。 老中と藩主の密談の場所選びから、加賀藩・江戸家老と叔父の旗本と大立ち回り、いろいろな事が起こる。 しかし、そんな数馬に海千山千の篠田角有無斎が指導掛けとして白羽の矢が立った。 これで益々面白くなる、そんな予兆がする。 数馬の周辺には反逆の猪野もいる、逆賊の小沢も、留守居役はあれやこれや大変である。 そんな中、紅葉の宴が留守居衆から持ちあがりその役目が数馬に、その眼を眩ます為、数馬は会津に旅立った。 先が見えずに、次巻に続く。
読了日:10月23日 著者:上田 秀人
使者 百万石の留守居役(六) (講談社文庫)使者 百万石の留守居役(六) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ六巻目、徐々にキャラクターに色が付いて来た。 しかし、それも一過性の物かも、ストーリー(あるのか・・)が一定しない、この物語の着地点は何処なのか。 会津に行くが結果が判らない、貸しを作るだけに造られたエピソードか。一応、猪野たちとの決着は付いたが、いつでも出来た事だと思う、引っ張り過ぎ。側女は皆、くノ一凄い事になって来た、側を固めるだけでなく本筋を進めて欲しい。一巻、一巻同じ説明が多すぎる3分の1がそのように思える、ストーリーに添って進めて貰いたい。 数馬の成長なら成長に絞って貰いたい。
読了日:10月25日 著者:上田 秀人
盤上の向日葵盤上の向日葵感想
【図書館】凄い作品だ、ミステリーでもあり、将棋小説でもある。 過去と現在を交互に描き現在に集約させる、「砂の器」的サスペンス手法。 啓介の描き方が上手い、幼い時のトラウマがどうしても出てしまう、そんなジレンマが・・・男の世界を描く柚月だが、東明をもっと掘り下げて欲しい、小池重明がモデルと思うがもっと破天荒に。 刑事と犯人のせめぎ合い、いかに真相に近づけるか、このピリピリ感が何とも言えない。 柚月裕子、いろいろな引き出しがある作家だ。
読了日:10月27日 著者:柚月 裕子
貸借 百万石の留守居役(七) (講談社文庫)貸借 百万石の留守居役(七) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ7巻目、相変わらず交渉事とその説明が長すぎる。 一つの事を説明するのに家康の故事まで引き出すのはどうかと思う。 あとこの巻から読みだす読者の事を想っての事だと思うが、主人公周辺の説明が毎回毎回では白ける。 しかし、今回から悪党の首魁が現れた、これで場面ごとにアクセントが付けられる。 本筋(あるかどうか判りませんが・・・)とは違う戦いがスリリングな展開に。 武田二十四将をもじった新・武田二十四将の出現が今後どうテンポよく絡んでくるのか楽しみです。 そろそろ、小沢の出番も無くなるか。
読了日:10月28日 著者:上田 秀人
参勤 百万石の留守居役(八) (講談社文庫)参勤 百万石の留守居役(八) (講談社文庫)感想
【図書館】シリーズ、8巻目で少しテンポが上がってきたようだ。 しかし、参勤道中なので余計な説明を省いたのかも・・・ 加賀に着いて、また戦国武将の成り立ちとか始めるのではないだろうな。 道中の駆け引きで数馬も成長が見られる、富山藩にどうお仕置きをするのか、また富山藩はどう動くのか見物。 新武田は皆さんが言っておる通り、ポンコツ過ぎる、もっと凄い悪役を作れなかったのか。 さあ、いよいよ加賀に帰る、琴姫との再会が楽しみ。
読了日:10月31日 著者:上田 秀人

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