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2019年4月

2019年4月 4日 (木)

3月の読書記録 読書メーターより

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「大名やくざ」明け暮れた、ひと月でした。「ビブリア~」と「春告鳥」が読めたのは良かったです。

3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3461
ナイス数:1846

ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
【図書館】ビブリア古書堂シリーズの後日談。 一気に7年の年の流れがあり、栞子さんは五浦くんと結婚し子供を持っていた。 いろいろなエピソードから過去に出会った人たちの話が展開する、それを六歳の子供・扉子に話して聞かせる。 子供だからどこまで理解できるか不明だが、そこを上手くあわせて話す。 本にまつわる話、いろいろ料理が出来そうです。 又の登場をお待ちします。
読了日:03月02日 著者:三上 延
んまんま―あの頃、あの味、あのひとびと (角川文庫)んまんま―あの頃、あの味、あのひとびと (角川文庫)感想
【図書館】軽い本を求めて借りて来た。 著者の幼年期から現在まで、食と人とその味を想い出話を交えて綴ったエッセイです。 犬丸りんさんは初めて読む作家さんです。 ちょっと変わった感性の人なんだろうな、フットワークが軽い女性と思われます。 食に纏わるアレコレ、楽しく時間を過ごせました。 こういう想い出があるのは良いですね~あの人と食べた想い出が目に浮かぶ。 「おじゃ丸」くんから想像も出来ない感性です。
読了日:03月06日 著者:犬丸 りん
大名やくざ (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】何気なく気楽に読む本を探して手に取った。 考え無しに読めば面白い。 考えても見なさいよ「やくざ」と「大名」ですよ、月にスッポン提灯に吊がね、全く相反する境遇ですよ。 遠山の金さんもビックリの二重生活、こんな暮らし出来るのかなぁ。 風野真知雄氏は流石です、何とか理屈を付けて持って行ってしまう(笑)こんな痛快な人物が一人くらい居ても良いかなぁと感じてしまう。 赤穂浪士のエピソードを加えて、ますます面白くなってしまう。 さあ、頭をからっぽにしてエンターテイントメントを楽しみましょう。 
読了日:03月07日 著者:風野 真知雄
初しぐれ (文春文庫)初しぐれ (文春文庫)感想
【図書館】思えば北原亜以子の作品を手に取ったのは、「深川澪通り木戸番小屋」が最初だったか、「恋忘れ草」だったのか、ハッキリしない。 しかし、北原の世界は私のイメージ良く合った、私くらいの歳になると心情が良く判る。 じっくり作品と向き合う作家でした、直しも度々とか・・・女性の心情と江戸情緒、しっとり書ける女性でした。 ふと、この作品に図書館で手にしたが、改めて早逝したんだっけなぁと思いを馳せる。 「初しぐれ」が著者の老成と相まって心が揺れる想いです。 改めて、合掌!
読了日:03月13日 著者:北原 亞以子
大名やくざ2 火事と妓が江戸の華 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ2 火事と妓が江戸の華 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第2巻、今回もいろいろ苦労している。 最初のエピソードは「贈り物」現代でも悩んでしまうのが何にするかだが、虎之助は相手を見てそれなりの物を用意する。 講釈の付け方が洒落ていると思う。 痛快ドラマだから考えなしで読んでも良いと思うが、ついつい深読みをしてしまう。 登場人物もいろいろ増えて増々面白くなる予感、もう少し続けて見るか。
読了日:03月15日 著者:風野 真知雄
春告鳥 女占い十二か月 (文春文庫)春告鳥 女占い十二か月 (文春文庫)感想
【図書館】初めて読んだ作家さんです、凄く良い短編が12編入っているのですが、その1作ごとに濃密な話が綴られている。 「女用知恵鑑宝織」という江戸時代の実存した占い本を軸にして12ヶ月、ひと月毎に生まれ月の女の恋愛を描かれる。 濃密な割に判りやすい四季の移ろいも語られる、上手いなぁと感心させられる。 時代小説のいろはが判っているのでしょうね、お話し毎に起承転結がある。 杉本章子、凄い作家である、今まで手に取らなかったのが残念でならない。 他の作品も読んで見たいと思った、図書館で探して見よう。 
読了日:03月20日 著者:杉本 章子
大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ3巻目、相変わらずいろいろ考えている。 藩の借金の多さに驚くがそれを難なくこなしてゆく虎之助が凄い。 娯楽小説なので理屈を言ってはつまらない、如何に目先を変えて楽しませるかに尽きると思う。 独眼竜が死んでしまったけど、やけにあっけない最期であった。 もうちょっと工夫のある死に際が欲しかった、まあ「鎌倉の万五郎」がいるから、まだ楽しめるが・・・痛快シリーズまだまだ続きます。
読了日:03月21日 著者:風野 真知雄
あかんやつら 東映京都撮影所血風録あかんやつら 東映京都撮影所血風録感想
【図書館】やっと読み終わりました、いやー労作です。 しかし、如何せん詰め込み過ぎ、視点が右往左往する、読み難い。 春日氏の初期作品と言う事もあり、言いたいことがあり過ぎて筆が付いて行かない。 東映映画京都撮影所の栄枯衰勢が書かれているのだが、登場人物の生々しい事、良くリポート出来ていると思う。 しかし、東映と言う会社はワンマンで持っていたんだなぁと、つくづく感じる。 今後の春日氏の活躍を祈りたいと思います。 春日氏の時代劇評論は流石と思うところが多々ある、時代劇の復活を願う。
読了日:03月26日 著者:春日 太一
大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第4弾、登場人物もどんどん増えて面白くなってきた。 相変わらずあの手この手で借財金を減らす努力をしている、紀伊國屋文左衛門、大丈夫かぁ、このままでは終わらない気がする。 万五郎と五寸釘のおしまの動きが気に掛かる、遂にふくろう三八が命を落とす、狙われたお辰の運命は・・・ いつもは連作短編で終わるがお辰の危機でこの巻が終わる、次が気になるよ~ 
読了日:03月26日 著者:風野 真知雄
大名やくざ5 徳川吉宗を張り倒す (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ5 徳川吉宗を張り倒す (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第5弾、ますます拍車のかかる乱暴振り。 「馬鹿につける薬」に奔放する虎之助、しかし、ある訳が無い。 そこに、徳川吉宗も関わり無茶苦茶な結末に・・・ しかし、お辰が無事帰って来て良かった、背中の悪戯はやるせないが。 復活シーンも度肝を抜く場面で爽快! 赤穂浪士の秘密も徐々に判って来た、さて誰をゆするか。 一方、虎之助にも刺客が向けられ不穏な空気が。 ますます眼が離せなくなってきた。 
読了日:03月27日 著者:風野 真知雄
大名やくざ6 虎の尾を踏む虎之助 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ6 虎の尾を踏む虎之助 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】国許に帰る参勤交代、なんだかんだと言って先延ばしにして来たが、それも、そろそろ潮時か。 影武者を仕立ててお国入りを企てるが・・・そんな矢先、どすぐろ権左がおしまに遣られた。 いきり立つお辰、しかし、直ぐにどうする事も出来ない。 そんな矢先、加賀前田の綱紀公が花魁との騒動に乗り出し虎之助と対立する、一方、国許の影武者も国許勢を相手取り丁々発止の活躍だが、いつまでバレないのかと・・・江戸と国許を往復し相変わらず暴れん坊振りを示す虎之助。 荒唐無稽も板に付いて来た第6弾! やっぱりスカッとする話だ。
読了日:03月29日 著者:風野 真知雄
大名やくざ7 女が怒れば虎の牙 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ7 女が怒れば虎の牙 (幻冬舎時代小説文庫)感想
【図書館】シリーズ第7巻、とうとう影武者がやられてしまった。 それに、虎之助の正体もバレてきた。 大名の4悪人もじわりじわりと攻めてくる。 どうする虎之助・・・敵対する万五郎が亡くなった、しかし、おしまが後釜で攻めてくる。 化け猫騒動なんてやってる場合じゃないのに、にっちもさっちも行かない状況に虎之助の起死回生の手はあるのか。 いよいよ次巻で最終巻、大活躍を期待する。 波乱万丈の物語もいよいよ大詰め、ワクワクしますね。
読了日:03月30日 著者:風野 真知雄

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