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2017年11月 3日 (金)

10月の読書記録 読書メーターより

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望月三起也の「秘密探偵JA」に終始したひと月でした。 懐メロに浸りだしたと言う事は、歳を取った証拠ですね。 子供の頃に読んだ漫画、今でもワクワクします。

10月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4992
ナイス数:1336

猫弁と指輪物語 (講談社文庫)猫弁と指輪物語 (講談社文庫)感想
猫弁シリーズ、第三弾! 相変わらず良い雰囲気を醸し出したいる。 二弾を読んでだいぶ間が開いたが、スッとこの世界に戻れる感じ。 婚約中だが不安定な感じが、何とも言えない。 弁護の処理能力と婚約者に対する態度が、どうも判らないが、猫弁の誠実さゆえの勘違いなんだろうな。 こういう夢のある話は、たまに読むとゆったりした気持ちになれるので良いですね。 猫弁シリーズ、図書館に予約しようかな。 大山敦子、脚本家上がりだからシーンのメリハリが効いていて好きです。 「あずかりやさん」シリーズも大山氏でした、雰囲気が良い。
読了日:10月02日 著者:大山 淳子
秘密探偵JA (1) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (1) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】久しぶりに本棚から引っ張り出した。 懐かしいJAが笑っています。 もう望月氏も居ないんだなぁ・・・思えば少年キングを読んでた頃が、一番ワクワクしてた時期だと思います。 飛鳥次郎の活躍はこの香港からスタートしたのでした。 心変わりをする薬を武器に世界転覆を図る組織に密かにスパイの独りとして単身挑む次郎、武器の調達、華麗なるガンアクション、熱い心の次郎が魅せる友情、望月漫画のすべてが詰まっている熱血漫画。 もう少し描いてもらいたい作家でした、合掌!
読了日:10月04日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (2) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (2) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】2巻は舞台がアメリカへ、西部劇を思わせる街で調査をする次郎。 白人と黒人の憎しみを煽って内乱を起こし、その裏では金儲けを企む暗殺集団、大統領の特命を受け調査を続ける次郎に魔の手が迫る。 傷だらけになりながらも暗殺団壊滅までの活躍を描くアクション巨編。 望月三起也のアイデアが縦横無尽に生かされている。 出てくる悪役が何ともバタ臭い顔でアメリカ映画を観ているようです。 初期の傑作「ムサシ」を彷彿させる絵柄とアクションである。 「オンブ」がアメリカに来ている事も不思議な偶然(笑)
読了日:10月04日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (3) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (3) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】3巻は毒ガス兵器で世界征服を企む秘密結社のアジトに潜入破壊工作をするJA飛鳥次郎とスペード・ワンの活躍を描くスリリング編。 治外法権と完全武装で守られた要塞のようなアジトに潜入する次郎、幾重にも張り巡らされた罠を掻い潜り次郎は果たして捉えられた博士を助け出せるか、そして壊滅までの打撃を与えられるのか。 望月アクションが冴えに冴えるノンストップ・アクション。 秘密兵器の「火器自転車」も登場!
読了日:10月04日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA 4 (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA 4 (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】J機関の空母シーアルプスで行われる「JA昇進テスト」に秘密結社「赤い天使」のスパイが潜り込んだ・・・炙り出すため次郎もそのテストに参加するが、次々とテスト生が事故で死ぬ。 JAテストで、いろいろなカリキュラムが行われるが、JAになる行程がひとつひとつ判って嬉しい。 果たして、次郎は敵の正体を暴くことが出来るのか。 このテストで貴重なJAの一人を失った事は大きい。 最愛の恩師との死闘を描く「影の誘拐魔」も併録。
読了日:10月06日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (5) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (5) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】秘密結社「赤い天使」が開発中の秘密兵器の設計図を奪取するためルシアン国に潜入する次郎の活躍を描く。 難攻不落の要塞のような本拠地の様々な罠をくぐり抜け次郎は無事設計図手に入れられるのか。 いろいろな武器が登場する、これぞスパイ・アクションの醍醐味。 ついつい、読み耽ってしまう、ユーモアを交えた望月アクション、もう再読でしか読めないんだなぁ。 最後の「新撰組」読みたかったなぁ。
読了日:10月06日 著者:望月 三起也
横濱エトランゼ横濱エトランゼ感想
【図書館】大好きな大崎梢の本、タイトルは面白そう。 しかし、読み進める内に観光ガイドかと思ってしまう。 まぁ、タウン誌の高校生アルバイトが主人公なので、仕方が無いと言えばそれまでなのだが・・・高校生の揺れ動く心情に古くからある街の謎らしきものを絡めて描く。街の情景に心が言ってしまい、主人公の心情が着いて行かない。 高校生だからかフラフラ揺れる、お相手の感情は一切書かれていない。 いろいろ成長過程の迷い道、新たな生き方を見つけた「千紗」ちゃんは、まだ大学一年、これからだ! もっと千砂ちゃんに添えればベスト。
読了日:10月10日 著者:大崎 梢
俺の新選組 上 望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)俺の新選組 上 望月三起也新選組マンガ傑作選 (ミッシィコミックス)感想
【再読】 古本屋で手に入れた。 一回読んだコミック本、定価650円は高いので。 懐かしの「新撰組」それが、望月三起也ペーストとくれば面白い。 しかし、意外とアクションシーンが無い、ぐじぐじ話し合ってる場面や歴史の解説シーンが続く、こんな話だったっけ? 中編と下編で転がり始めるのかな。 まぁ、望月三起也のチャンバラとペンタッチが見られたからいいや。 あの、独自の視点のカットは三起也節ですよね。 しかし、刀のすり替えとか、小さなやり取りを忘れてストーリーが終わってしまう相変わらずボケ倒してる、お約束通りです。
読了日:10月10日 著者:望月三起也
秘密探偵JA 6 (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA 6 (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】「鉛のパンチ」休暇中の次郎がプロボクサーのボディガードを頼まれる。 忍び寄る魔の手を必至の攻防、相手が殺人結社と判るラストとプロボクサーの出生が「王子」と判明した事がグッド。 しかし、J機関上げてのガードは遣り過ぎでは。 秘密基地を作ろうと画策する結社と凄まじい身体能力の犬神一族の争いに巻き込まれる次郎を描く「謎の犬神一族」を併せて収録。
読了日:10月11日 著者:望月 三起也
猫弁と少女探偵猫弁と少女探偵感想
【図書館】百瀬の周りでは、相変わらず小さなもめごとが起こる。 登場人物全員に愛を振りまくが、見当違いの事も・・・ こういう書き方って好きです、ひとつのエピソードから次へ、人物が絡まって次のエピソードへ、そして、伏線が回収される。 猫弁の結婚観というのは、ハッキリしないが、それでよいと思う。 いろいろあるのが人生、二人でその場しのぎの生活もありだと思う。 いろいろ考えて、頭の良すぎる事も考え物だと。 とはいえ、後、一巻で完結、さてはて、どのような着地点を用意してるのか・・・
読了日:10月11日 著者:大山 淳子
秘密探偵JA 7 (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA 7 (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】日本における傭兵組織・流血兵団を壊滅すべく、独り潜入し兵団の精鋭・スパイキラーとの死闘を繰り広げる次郎の活躍を描く「流血兵団」と、子供たちが殺人鬼に変わる謎を探る次郎の前に、次々と襲い来る刺客たち。「ちいさな暗殺者」(前篇)を併せて収録。 潜入ルートとか秘密武器の見せ方が上手い。 次郎の葛藤とか少年誌故の描き方等、苦労の跡が見受けられる。 やはり、望月氏は少年の気持ちに沿った漫画家ですね。 アクションと秘密探偵の悲哀をさり気なく描いた好編。
読了日:10月14日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (8) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (8) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】K国副大統領の暗殺は次郎の活躍により阻止できた、しかし、そこにおける経緯に次郎の悲しみがあった。 少年マンガで、そこまで裏を描く必要があったのか・・・痛快アクションのJAには珍しいしんみりとしたラストが異彩を放つ「小さな暗殺者」(後編)と、謎の組織「ハンギングツリー」によるミサイル製造、発射を阻止しようとするJ機関の精鋭部隊の潜入破壊工作を描く「ミサイル事件」を併録。 手練れのハンギングツリーと次郎の手に汗握る攻防と秘密武器の数々、これぞスパイアクションの決定版! 007も真っ青の傑作です。
読了日:10月15日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (9) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (9) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】世界的に有名な殺人集団「赤い骨」、司法取引で幹部の情報で日本への工作は失敗に終わった。取引の一つに、「家に置いてきた息子の命を守り助け出して欲しい」との条件があり、次郎はマカオに飛ぶ。 しかし、子供は誘拐され「赤い骨」の本拠地に連れ込まれてしまった。 見習い機関員と堂々乗り込む次郎と敵のボス・プリンス・ジョーとの駆け引きと一騎打ち。 次々と襲いかかる暗殺者、傷つきながらも任務を遂行しようとする次郎の姿が見事! 単独短編「吸血鬼」を併録。
読了日:10月16日 著者:望月 三起也
猫弁と魔女裁判猫弁と魔女裁判感想
【図書館】遂に完結編。 この文体が良いですね、ゆったりした書き方と転調の良さ、大山ワールドですね。 母との再会は百瀬にどんな変換点をもたらすのでしようか。亜子もこういう人と付き合ってゆくのは大変だと思う、それでなくても結婚は大変な労力を使うものですから。最後と言う事でオールスターの登場でした、まこと先生と帆巣の結婚は、やっぱりと言う感じでピッタリ。百瀬と亜子、お互いの事を想っているのに擦れ違い、このケースは極端だけどこういう事もあるよって大山氏は言っているのだろう。個人的には「ぶんぶん」の登場が嬉しい。
読了日:10月16日 著者:大山 淳子
宿敵 鬼役(二十二) (光文社時代小説文庫)宿敵 鬼役(二十二) (光文社時代小説文庫)感想
【図書館】今回は奇しくも蔵人介の家族が巻き込まれる危難を描く。 先ずは義父が奥儒者が斬られた件に巻き込まれる、殺された儒者の側に血にまみれた刀を持つ義父が立っていた、折から密命を受けた蔵人介が動く。 次は卯三郎が恋に落ちた町娘、その親がらみで密命が転がっていく、果たして卯三郎は・・・ 最後は志乃が薙刀の果し合いを求められる、その裏には悪事を企む女官の姿が・・・三篇を通して不気味な「痩せ男」の寿詞が響く、更に強大な敵の気配が・・・蔵人介が斬られるなど、次巻に期待を持たすシリーズの始まり。坂岡時代劇、快調!
読了日:10月22日 著者:坂岡 真
秘密探偵JA (10) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (10) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】「脱走列(前篇) 一枚の写真から、獣に襲われた列車が人の手に寄るものだった、解明するために一路インドに向かう次郎。 話を聞く内に、取り残されたサーカス団150名を脱出させるため便宜を図る事に協力する次郎。 さまざまな陰謀を抱え最終手段の「脱走列車」は出発する、果たして次郎は降りかかる危機を乗り越えられるのか・・・ 望月アクションが、これでもかと襲いかかる、急襲軍と向かい打つ次郎との虚虚実実のやり取り、思わず興奮しました。 オンブの取り扱いが、やや雑ではあるがアクション重視の望月氏の遊びと考えたい。
読了日:10月27日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA 11 (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA 11 (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】「脱走列車」(後編) 一進一退を繰り返す列車は脱線の最大の危機に、そこでも次郎は機転を効かす。 内なる危機と押し寄せる暴徒軍、四面楚歌の次郎に協力者が現れる。 最大の悪を目の前にして次郎の怒りが燃える、手にしたアーマライトM16が火を噴く時、すべてが終わる。次郎をより困難な状況に置く設定と列車での集団脱走という状況が人間ドラマを生む、良く練られたストーリーかと思います。こんな自由な感性の作家がいないのは漫画の明日にもつながる事なんだろうなとしみじみ思ってしまった、今の子供はつくづく不幸なんだなと。
読了日:10月27日 著者:望月 三起也
秘密探偵JA (12) (ホーム社漫画文庫)秘密探偵JA (12) (ホーム社漫画文庫)感想
【再読】「幻のハーケンクロイツ」 イタリア旅行中の次郎とオンブが巻き込まれた事件。 旧ドイツ軍の制服に身を包み、イタリア各地を襲撃する「幻のハーケンクロイツ(鍵十字)」。ハーケンクロイツの野望と真の目的を探る様指令が出された。 手がかりを追ってローマに着いた次郎を襲うハーケンクロイツ、何故、執拗に襲ってくるのか、判らぬまま反撃に終始する。 次郎の攻撃のアイデアとナチス軍の武器・コスチュームにドイツ戦線の楽しみも味わえる。 望月三起也の魅力いっぱいの一冊。 ストーリーが突然、終わるのが、やや不満。
読了日:10月28日 著者:望月 三起也

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コメント

ぶんぶんさん、こんばんは(^^)

「つばき文具店」をやっと読み終えました。
テレビ版はモリカゲさんの登場が早くく、ポッポちゃんとのラブストーリーの一面が多かったですが、原作の方はモりカゲさんの登場が遅くやっと最後にプロパーズでは無く交際の申し込みというのがじれったかったです。
原作では「絶交の手紙」が2回続いたり、ポッポちゃんもたいへんでした。
バーバラ婦人は「江波杏子」さんがぴったりの役柄で演じておられました。
よく覚えていないのですが、先代から親友の静子さんへえんえんとポッポちゃんとのあれこれが書かれていて、救われました。最後のポッポちゃんの亡き先代に対する手紙もお互いの思いが交差する中でも心が繋っていたと思いたいです。

心が暖まるやさしい文章で読んでいてほっとする本でしたm(_ _)m

投稿: スマッシュ | 2017年11月 5日 (日) 18時03分

スマッシュさん、こんにちは♪

「ツバキ文具店」読み終わったようですね。
色々なシーンに、いろいろな葛藤、心に残るシーンの連続でした。
ともすると、あっさり流れて行ってしまう想い出、大切にしたいものです。
次巻「キラキラ共和国」も、続けて読みたいですね。

いつもありがとうございます。
では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2017年11月 6日 (月) 10時33分

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