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2017年5月

2017年5月 1日 (月)

4月の読書記録 読書メーター

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今月は「ビブリア古書堂・最終巻」と「アンの青春」が読めただけで幸せです。

4月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:5557
ナイス数:1267

花を呑む花を呑む感想
【図書館】 珍しく風邪を引いた信次郎、伊佐冶親分の調査を聞いて、引っかかる事が。 亡骸の口に牡丹の花が溢れていた・・・信次郎と清之介が鎬を削る捜査が始まった、清之介はそんなにも積極的ではないが、徐々に巻き込まれていく。 信次郎と清之介の心に潜む闇がもつれ合いほどけていく、どこまで行っても相容れる事は無い。 今回、伊佐冶親分の嫁のおけいが思わぬ活躍をする。 それにしても、伊佐冶親分の言葉に救われる思いがする、この作品の良心だと思う。 お常の使い方が又憎い。
読了日:04月01日 著者:あさのあつこ
乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)感想
パリヤのお話が続く、結婚を前に、いろいろ考えていることがある。 人見知りで口下手のパリヤは、どう表現して良いか悩む。 いろいろな行動をするのだが、パリヤの一生懸命さに心を打たれる。 徐々に、でも熱く静かに寄り添って行く、パリヤ!ガンバレと応援している自分がいた。 静かに受け止めるウマルも良い。 ママゴトしてるみたいだけど。 アミルの出番が少ないのがちょっぴり淋しい。 しかし、森薫氏の描きこみは相変わらず凄い!
読了日:04月03日 著者:森 薫
LIMBO THE KING(1) (KCx)LIMBO THE KING(1) (KCx)感想
スタートからして興味をそそられる。 「眠り病」? 「タフな海兵隊員」? 「伝説の英雄」? 判らんことだらけで唐突に物語は始まる。 徐々に「眠り病」の脅威が判る、その脳にダイブする人たちの話とか、これって「サイコダイバー」の話?  ダイバーとコンパニオンのコンビで潜脳するのか、そこで観られる世界がLIMBO、そこの最高権威がKINGって訳だ。 夢の世界が「田中相」のファンタジックな画で描かれるって事か・・・ 一風変わった作品の多い田中氏、輪を掛けて変わってる。 でも、凄い話になりそう、先が期待させられる。
読了日:04月03日 著者:田中 相
ランド(4) (モーニング KC)ランド(4) (モーニング KC)感想
ますます混迷を深める世界観、一体、作者は何を語ろうとしているのか? 果たして株式会社ランドとは、杏とアンを育てる和音の目的とは・・・判らない、全体像が全く読めない。 全体を統べる男・阿比留天音は何の目的があるのか。 徐々に判った感じでもあるが、謎が広がっただけだったりして。 ますます目が離せない。
読了日:04月03日 著者:山下 和美
晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫)晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫)感想
高田郁さんのエッセイ。 漫画原作者時代の「川富士立夏」のペンネームで書かれたもの。エッセイですからいろんな事柄が提示される、その時々で出来る事も出来ない事も起こる、でもその際、出来るだけ真摯に向き合うかと言う気持ちの表れが感じられる。 「みおつくし・シリーズ」が終わって次のシリーズ物に手を出していないが、そろそろ・・・あっ「あい」も読書途中だった(笑)「海文堂書店」さん出版社営業時代、私もお世話になった書店です。時代が終わったと感じます。 神戸の老舗だったのに・・・高田さんの真面目な生き方が伝わる本です。
読了日:04月05日 著者:髙田 郁
(P[こ]7-1)くるくるコンパス (ポプラ文庫ピュアフル)(P[こ]7-1)くるくるコンパス (ポプラ文庫ピュアフル)感想
【図書館】相変わらず良い味出している、話は修学旅行の中学将棋部3人の冒険譚。 と言えば大冒険と思うが、これが計画倒れのハチャメチャ行状記。 京都旅行を抜け出して大阪の転校生に会いに行く計画をしたカズト等一行、不良高校生やガラの悪いオッチャンにからかわれたり、大阪のおばちゃんや宅配便のお兄さんに親切にしてもらったりのテンヤワンヤ。 笑って泣けてシンミリする青春小説。 越路オサムの独壇場、最後はホロリとしてしまいました。
読了日:04月05日 著者:越谷 オサム
あなたに贈る×(キス) (PHP文芸文庫)あなたに贈る×(キス) (PHP文芸文庫)感想
【図書館】キスが禁止されて何年経つのだろう、キスが死に至る病とは。 キャリアとの接触が無ければ心配することは無い、しかし、誰がキャリアなのか判別する手段は無い。 全寮制の学園で「その死」が噂される。 真相を探る美詩がたどり着いた結末とは・・・近藤史恵が描く哀しくも綺麗な青春ミステリー、アッと驚くどんでん返しにご期待下さい。 あとがきにもあるが、絶望からの脱出に少しでも役立てば。 人生捨てたもんじゃ無い! 近藤史恵、ほんとに引き出しの多い作家です。
読了日:04月07日 著者:近藤 史恵
アンソロジー 隠すアンソロジー 隠す感想
【図書館】アミの会(仮)のアンソロジー第3弾! 今回は「隠す」をテーマに展開する、物理的な物から心理的なものまで、密やかに進行する。 ミステリーだから隠すのはお手の物、しかし、隠し方が一様では無い。 手練れ達の手練の技をご堪能ください。 全11編に隠された共通のなにかとは、謎解きの合間に探すのも一興かと・・・(笑) 個人的には「少年少女飛行倶楽部」のメンバーの幼少期を描くスピンオフ短編が楽しかった。 アンソロジー第4弾も待ち遠しい!
読了日:04月10日 著者:大崎 梢,加納 朋子,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,永嶋 恵美,新津 きよみ,福田 和代,松尾 由美,松村 比呂美,光原 百合
神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (文春文庫)神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (文春文庫)感想
【図書館】宇江佐真理の江戸市井編の短編集。 やはり、泣かせる、一篇一篇淡々と進むのだが、そこに気になる状況が浮かび上がる。 いつもの様な一日、お江戸の昼下がり、そんな商いの一日にも気になる事が出てくる。 各河岸に暮らす人々の暮らしを描く好編です。 「おちゃっぴい」の続編で、菊次郎や伊勢蔵が登場するのが嬉しい。
読了日:04月15日 著者:宇江佐 真理
市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)感想
【図書館】YouTubeで春日太一氏の論説を聞いた。 なかなか面白かった、で、この本を知り借りてみた。 なるほど丁寧に市川論を展開している。 初めて聞く話もあり、共感する部分も多い。 石坂氏のインタビューは役者から見た監督論という感じでリアルでした。 やはり、「犬神家~」のリメイクを面白くないと思っていたのは私だけでは無かったと納得。 市川昆が画にこだわり抜いた監督と言う事が良く判る本です。 時代劇にも造詣が深い方の様なので他の著作も読んで見ようと思いました。
読了日:04月16日 著者:春日 太一
自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第1集 虎穴にはいった無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
古本屋で買って来た、以前は文庫本で全巻揃っていたのに古本屋に売ってしまった。 懐かしさに手に取ってしまった。 当時の記憶が甦ります、懐かしいなぁ「少年マガジン」毎週本屋に駆け込んだものです。 一作目の「虎穴に入った無用ノ介」は流石劇画家さいとう・たかお良く出来ている。 地獄自斉か懐かしい・・・(笑)
読了日:04月17日 著者:さいとう たかを
自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)自選無用ノ介 第2集 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 (My First Big SPECIAL)感想
「さむらい渡とのらいぬ無用ノ介」 1巻と一緒に古本屋で買って来た。 中の一編が母と言う心情に無用ノ介らしく解釈されて泣かせる。 マンガで泣くか(笑) 実の母と育ての母、実の母が注ぐ子への愛情、守り抜く意気地、母を知らない無用ノ介の胸裏に浮かぶものは・・・「無用ノ介の唄が」子供を守って戦う無用ノ介が何とも人情味がある。 これって、賞金稼ぎの話だよな(笑)おセンチ劇画の面目躍如! でも無用ノ介は何と見ても面白い!
読了日:04月18日 著者:さいとう たかを
何が困るかって何が困るかって感想
【図書館】坂木司のショートショート。 日常のちょっと気になる事を綴った少し気持ちが悪いお話を集めたもの。 感情移入して行くと、肩透かしを喰らう。 そんな話の連続で、頭がクラクラしてくる。 読んでいて、どこか別の次元に引っ張り込まれる感覚を味わえる本です。 「短劇」が似たようなテイストかな。
読了日:04月19日 著者:坂木 司
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想
ビブリアシリーズ、完結! 古本に全く興味が無かった大輔、ひょんなことから始まった、このシリーズも、遂に大団円。 途中、長考する事もあったが、どうやら終わったようです。 終盤には古書の知識をひけらかす臭さも見られるようになったが、どうにか恋愛物で終われたようです。 初回発表当時の「古本屋さんと私」みたいな日常のエピソードが読みたいと思っていました。 番外編・後日談・前日談があるそうなので、是非、そんな話を希望します。 長い間、ご苦労様でした。
読了日:04月19日 著者:三上 延
教場 (小学館文庫)教場 (小学館文庫)感想
教場・・・何のことだ? 読んで見ると警察学校の事と判った。 警官育成機関、いろいろな特訓があるのだろうと頁を捲る。 しかし、そんなもんじゃ無かった、リンチ、共同制裁、悪事に手を染める者も・・・面白い、警察を辞めさせる篩にかける、1エピソードと1エピソードが繋がっている。 果たして無事に卒業出来るのだろうか。 ワクワク、ドキドキが止まらない! 長岡弘樹・・・「傍聞き」以来の作家だが、そのテイストは変わってはいなかった。
読了日:04月21日 著者:長岡 弘樹
書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ感想
【図書館】北村薫の1990年~2005年までのエッセイ。 本とそれに纏わる事柄を淡々と記す。 万人向けとは言えないが北村ファン、本好きなら納得の一冊。 独特の語り口が良いんだよなぁ。 しかし、読書量は半端じゃないな、一体どんな生活をしているのだろうか。 書評などは好みと好まない本が混在しているのは仕方ない事だろう。 続編「愛さずにはいられない」も図書館に予約した。
読了日:04月21日 著者:北村 薫
アンと青春アンと青春感想
【図書館】アンちゃんの奮闘録、第二弾! 一作目に続き、明るく元気なアンちゃんに出会えました。 和菓子に纏わる謎とお客さんとの触れ合い、アンちゃんはいつも考えています。 これで良いのか、何か出来る事があるのでは、そして、一歩ずつ成長しています。 立花さんとの触れ合いは乙女の事としてのなのか、それとも、恋愛の兆しの表れなのか・・・それにしても、坂木さん良く調べて書いている、脱帽物です。 「甘酒屋の荷」に含みを持たせています。 アンちゃん、まだまだ青春です!
読了日:04月22日 著者:坂木 司
口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)感想
【図書館】口入れ屋のおふくは臨時で頼まれる女中奉公にたまに駆り出される。 そんな雇先で起こる出来事に対処する、しかし、いろいろ経験するうちに自分の生き方に疑問を覚えるが、しっかりと前を向いて歩いて行く、でも、無理をしないで日々の生活を全うする生き方を選ぶ。宇江佐真理、人生は儘ならない事が多いけど、しっかりと前を向いて歩くことを教えてくれた。 惜しい作家を亡くしたと思う、まだ読みたいシリーズがあったのだが・・・冥福を祈る。 
読了日:04月24日 著者:宇江佐 真理
教場2教場2感想
【図書館】今回もいろいろな生徒が登場する、その性格と考え方などを頭に入れて物語を構築する、著者の制作姿勢に舌を巻く。 極限に至る心理描写がハッとさせられる、全部判って温情を掛ける態度にホッとする。 長岡弘樹・・・凄い思考回路かと思う、こういう「一捻り」のある物語をもっと見たいものだ。
読了日:04月26日 著者:長岡 弘樹
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)感想
【図書館】面白い、最後の最後でひっくり返される快感、これは何回でも爽快である。 まず、表紙から良い、子供が三輪車に乗っている、しかし、影は・・・ 好きな作家ばかり集まっているのが良い、一回は読んだ事がある、どっちか言うと何回もの作家ばかりだ。 しかも、小気味が良い作品ばかりだ、推理なので作品ごとには解説できないが、必ず「あっ」と言う展開が待っている。 好きな作家なので読んだ事がある作品が六作中三作あったのが惜しいところ。 でも、「掌の中の小鳥」は本編も読みたいと買って来てしまった。 ブラボー!
読了日:04月30日 著者:乾 くるみ,大崎 梢,加納 朋子,近藤 史恵,坂木 司,若竹 七海
鬼平犯科帳 Season Best 爽秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳 Season Best 爽秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
どっぷりと「鬼平」の世界に浸る。 良いですね~江戸情緒、悪を憎んで人を憎まず。 たっぷり570P、春の季節に秋を愛でる。 「季違いじゃが、仕方ない」・・・bye・獄門島(笑)
読了日:04月30日 著者:さいとう・たかを,池波正太郎

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