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2015年11月 1日 (日)

10月に読んだ本♪ 読者メーターより

0021
今回は読んだ方でしょう。 「けむりの居場所」が年月を感じさせて感慨深い。

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7173ページ
ナイス数:1367ナイス

夜叉萬同心 親子坂 (学研M文庫 つ 4-11 夜叉萬同心)夜叉萬同心 親子坂 (学研M文庫 つ 4-11 夜叉萬同心)感想
夜叉萬シリーズ、第三弾! 序章で各章のさわりが紹介される、何か凄まじい展開になりそうな予感…  ただ、健太がスーパースターに描かれ過ぎ。  後、幻影のキャラをもっと強烈に出した方が良い。  いつの間にか出てきて、すぐ殺される。  音三郎との邂逅も、取って付けた感じがしてならない。  夜叉萬のキャラは良くなって来た、酸いも甘いも噛み分ける感じが出ている。
読了日:10月4日 著者:辻堂魁
閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻) (ハルキ文庫 さ 8-46 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 26の巻)閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻) (ハルキ文庫 さ 8-46 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 26の巻)感想
鎌倉河岸シリーズも、なんやかんや26巻。  よくも続いたものだ、むじな長屋の三兄弟も、ますます意気軒昂である。  ところで、今回は馴染みの寺坂毅一郎に難儀が降りかかる。  これには北町奉行所を揺るがす大陰謀が隠されていた、寺坂の窮地を救うため金座裏が動く。 やがて奉行交替にも発展する大問題に宗五郎と政次は走る。
読了日:10月4日 著者:佐伯泰英
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
【拝借本】 SFと時代物を併せ持つ作品。  新人作家の作品としては着眼点が良い。  肩の凝らない作品をとの作者の思惑通り。  ただ、細部に遺漏が多いのも目につく。  証拠を分析する分析官役の青年だが、ちょっと首を傾げてしまう状況も…  二転三転するストーリーも、少し冗漫な気もする。  400頁近くの大作である、紆余曲折の上とはいえ、ちょっとしんどかった。  次巻に期待します。
読了日:10月6日 著者:山本巧次
ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)感想
【図書館】 特殊技能を持つ女性の職業を三浦しをんがインタビュー。  しをん節が炸裂する突っ込み、妄想にまみれた聞き込み、楽しくて、ためになるインタビュー集。  登場する女性たちの考え方がユニークでしをんとの掛け合いが絶妙です。
読了日:10月7日 著者:三浦しをん
星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)感想
【図書館】星間商事株式会社 社史編纂室は、ぐずぐずでだらだらな職場、閑職である、しかし、飛びきりの技能を持った職場から左遷されたエリートだった。  川田幸代は堂々と職場で同人誌(やおい)を造っている腐女子である。  そんなゆるゆるな雰囲気を壊す様な大問題が。  会社の重大な秘密に敢然と挑む。  果たして社史は出せるのか、そして幸代の恋の行方は…
読了日:10月8日 著者:三浦しをん
子連れ同心 (IKKI COMIX)子連れ同心 (IKKI COMIX)感想
絵に味がある、親子の情愛が溢れている。  そして、周り近所の江戸っ子気質が嬉しい。  八木氏の巳太郎を見つめる眼差しが暖かい。 初鰹、七夕、月見、煤払い、雪うさぎ、花見、江戸の四季の移ろいを親子の情愛と共に描く、オノ・ナツメの気配りが感じられる作品。  最後に火事で焼け出される伊織と巳太郎、災難に負けずガンバレー!
読了日:10月10日 著者:オノナツメ
けむりの居場所けむりの居場所感想
【図書館】これは感慨深い一冊でした。  煙草に関する想い出を33人の作家や著名人が語るエッセイです。  野坂昭如、開高健、市川崑、藤沢周平、遠藤周作、仰木彬、高峰秀子、赤塚不二夫などタバコまつわる数奇な運命を語る。なかで喫煙者で無い、杉浦日向子や佐藤愛子が執筆しているのが、ご愛敬です。  JT協賛、「週刊文春」連載  「喫煙室 くつろぎの時間」より
読了日:10月11日 著者:
文庫 定年後のリアル (草思社文庫)文庫 定年後のリアル (草思社文庫)感想
今日を生きるのに、漠然とした不安がある。  で、手に取った本。  一般的に言うような定年後指南の本ではない。  それは帯でも袖文で判っていた。  そうじゃなくてメディアやマスコミに踊らされるなよ、という考え方が読みたいと思った。  この考え方は一理あるんじゃないかな〜  自分のことは自分しか判りません。  思い悩むよりなるしかない、と割り切った方が精神的に良いと思った。
読了日:10月11日 著者:勢古浩爾
岩田専太郎さしえ画集 (1976年)岩田専太郎さしえ画集 (1976年)感想
壁紙を張り替える為、本棚を移動。 本棚の一番下にあった本書を発見、見ようかなって思っていたけど、なかなか手にする機会の無い一冊。 改めて読むというより眺めて見ると、「やっぱり良いなぁ」線が良い、流れるような線が何とも言えない。 時代物に現代物、それぞれに良さがある。 20,000円と当時はお高い買い物だったが、やはり手元に置いて良かった。 今は古本で6~7,000円で手に入るらしいが・・・木枯し紋次郎が良いけど少ない、紋次郎挿し絵画集が出ないかな? 出たら絶対買います
読了日:10月12日 著者:岩田専太郎
狼: 仕舞屋侍 (徳間文庫)狼: 仕舞屋侍 (徳間文庫)感想
【図書館】 御家人の女房が寝取られた、交渉はすんなり行った、後は手間賃を貰うだけ。  ところが、相手の旗本が殺されてしまう。  相手の御家人と共に九十郎にも嫌疑がかかる、調べる内に更なる殺人事件が…今回の九十郎の決着の仕方が腑に落ちない、もうちょっと綺麗な納め方があった様に思います。  ともあれ、仕舞屋侍・第二弾 好調な滑り出しです。  ますます老けて来たな(笑)
読了日:10月15日 著者:辻堂魁
少年幻燈館 (ビッグコミックススペシャル)少年幻燈館 (ビッグコミックススペシャル)感想
久し振りに本棚の移動があったので手に取った、やはり懐かしい昭和の頃が甦って来ます。 メンコや駄菓子屋のくじ引き、野外映画会やミゼットの想い出・・・懐かしき昭和30年代ですね。 絵のペンタッチがほのぼのして良いんだよな~ すっかり昭和に浸ってしまいました。 勝川克志、未だ健在だろうか・・・
読了日:10月16日 著者:勝川克志
現代漫画博物館現代漫画博物館感想
ふとした拍子に手に取った。 いつも本棚の片隅にあるけど、何かって時に役に立つ。 あれっ、いつ頃の作品だったかな~、同時代の作品は、とか何かと役に立ちます。 簡単な説明もついているので、懐かしさに、ついつい読みふける事もしばしば・・・思えば漫画と共に生きて来たんだな~(笑)
読了日:10月17日 著者:
怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)感想
【再読】暇だったので、本棚から引っ張り出した。  全編手彫りの漫画、目次からあとがきまで全て版画。  しかも、ギャグがいちいちシュールである。  吹き出しから袖文まで版画、2色カラーやら総天然色まで、ほんとに苦労したんじゃないかな?  これは、一種のレジスタンスだよな、貴重な本だと思う。  価値はあるとは思わないが…  118頁・豪華箱入り1050円+税は漫画では破格である。
読了日:10月18日 著者:唐沢なをき
桜吹雪 新・酔いどれ小籐次(三) (文春文庫)桜吹雪 新・酔いどれ小籐次(三) (文春文庫)感想
新・酔いどれ小藤次、第三弾!  第二回目の「大酒飲み会」が開催される、小藤次は行司として招かれる。  だが、そこには重大な陰謀が…からくも逃れた小藤次だが、一難去ってまた一難、新兵衛の代参で向かった身延山詣での一行に襲いかかる闇の魔手!  小藤次一家の結束が固まる作品です。  また、「決定版」が出ると言うが、若書きは若書きのままで良いのではと思うのだが…
読了日:10月19日 著者:佐伯泰英
エイリアン通り 全・豪華愛蔵版エイリアン通り 全・豪華愛蔵版感想
やっぱり読みきれなかった。  なんで手に入れたか思い出せない、たぶん豪華本が廉価だったので買ったんだろう。  少女マンガは読めない、ストーリーがしっかりしていれば、それなりに読む事もあるが…  有名な作品なので読みたいと思ったのだろう。 時間があったので手に取ったが、やはり挫折した。  再チャレンジはしないと思う。
読了日:10月21日 著者:成田美名子
マッド・ドッグマッド・ドッグ感想
望月アクション、てんこ盛り。 古きよき時代のアクションだなあ〜  理屈でなく浪花節、後先考えぬ行動力。  ガンアクションのためストーリーを考えた感じ。  望月三起也の短編集、さすがに1983年は古いな〜(笑)
読了日:10月21日 著者:望月三起也
鬼平犯科帳 Season Best 新秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)鬼平犯科帳 Season Best 新秋の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)感想
鬼平の世界にたっぷり浸れる秋の六編を収録。  面白かったです。  さいとう・たかおの画は実に味わい深い、たまに満喫したいですね。
読了日:10月24日 著者:池波正太郎(作)さいとう・たかを(画)
あしたのジョーに憧れて(1) (KCDX)あしたのジョーに憧れて(1) (KCDX)感想
作者(川三番地)が新米アシスタント時代に経験した実録ドキュメントである。  ちばてつや邸の朝は早い、そこで繰り広げられる激闘の数々を活写した物語である。  漫画を描く道具、テクニック、物の見方、情熱すべてを解りやすく解説している。  いや〜漫画って、奥が深いものなんですね〜  忘れていた昔が甦る作品です。
読了日:10月25日 著者:川三番地
数寄です! 1数寄です! 1感想
前から興味があったエッセイ・コミック、ブックオフで見つけた読んでみた。  面白いです、数寄屋造りの家を建てるまでの長い道程を赤裸々に描く。  何しろ何も分からない筆者が、土地探しから引っ越しの準備まで全部やる事に…そこに、強力な協力者が現れる。  蔵田徹也氏である、斯くして「都内、一戸建て、数寄屋造り」の偉大なる計画はスタートする。 本の値段が高いのは、建築予算のためか?(笑)
読了日:10月25日 著者:山下和美
どぶがわ (A.L.C.DX)どぶがわ (A.L.C.DX)感想
いろいろ考えさせられる作品。  老婆の夢と現実とのリンク、どちらが幸せなのか…いろいろな読み方があると思う。  人は繋がっているんだな〜  静かに去って逝ったあの人、生きていた記憶を遺して。  池辺葵、静かに人の心に寄り添う作家です。  タイトルは戴けない、「川辺にて」とか「想い出…」「夢見る頃」なんていうのが良かったなぁ(笑)
読了日:10月25日 著者:池辺葵
夜が運ばれてくるまでに (メディアワークス文庫)夜が運ばれてくるまでに (メディアワークス文庫)感想
あまりピンと来なかった…  会わないみたい。
読了日:10月25日 著者:時雨沢恵一
あかり-あきんど百譚(1) (双葉文庫)あかり-あきんど百譚(1) (双葉文庫)感想
この作家が好きで、他のシリーズも良く読んでいる。  「あきんど百譚」初めてのシリーズである。  案の定、期待を裏切らない出来である。  放蕩無頼をしつくした、蝋燭屋の長男が十年振りに家に帰って来た。  家は弟が継いだが、往時の繁栄ぶりはなかった…長男の必死の活躍を描く表題作を含む四話の短編集。  他に「米つき屋」「廻り髪結い」「打物屋」などいろいろな職業を舞台にした人情絵巻。  次作も読みたく一作です。
読了日:10月26日 著者:佐々木裕一
重蔵始末 (講談社文庫)重蔵始末 (講談社文庫)感想
何気無く手にした一冊、逢坂 剛が書いた時代物という事で、手に取りました。  火盗改・近藤重蔵は並々ならぬ学識の持ち主、それに持って生まれた大力漢、そんな重蔵が奇怪な事件を解決する痛快時代小説。  物知りの重蔵が知識を駆使してのやり取りは魅力である、ミステリーの醍醐味もある。  続編があるようなので興味を覚える…
読了日:10月28日 著者:逢坂剛

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