9月の読書メーター♪
良く読んだ方だと思います。 本ばかり読んでいて良いのかと・・・
2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:5930ページ
ナイス数:1147ナイス
金曜のバカ (角川文庫)の感想
金曜日に勝負を繰り返す女子高生と気弱なストーカー、果たしてその結末は…不器用だけど一途な思いを抱えた「バカ」を鮮烈に描く短編集。 何かに掛ける胸のときめきをほっこりと伝えるキュートなラブストーリー。 内気な女子高校生の心情を我が身と愛犬に対比させて描く「ゴンとナナ」が心に沁みる。
読了日:9月2日 著者:越谷オサム
夕影 風の市兵衛 (祥伝社文庫)の感想
風の市兵衛シリーズ第十五弾! 旗本の息子の調査を依頼された市兵衛、ひょんな事からヤクザの縄張り争いに巻き込まれる。 一方、返弥陀ノ介の頼みで、あの女始末人「青」の行方を追う。 双方が一緒になる時、大きな問題になる。 市兵衛、美人三姉妹に手を貸し獅子奮迅の活躍を描く。 一件落着後、爽やかな風が吹く一編です。
読了日:9月6日 著者:辻堂魁
石ノ森章太郎選集6・7・8 おかしなおかしなおかしなあの子 【コミックセット】の感想
懐かしさに手にした本、石ノ森章太郎のギャグ少女マンガ。 「さるとびえっちゃん」が縦横無尽に飛び回る傑作です。 ギャグだけで無く、SF、シリアス、ペーソス、アクションが満載。 えっちゃんの活躍は痛快ですが、最後にホロリとさせられる話もあり、人間愛に包まれる世界観。 少女マンガは得意では無いが、やっぱり読み耽ってしまう作品です。
読了日:9月10日 著者:
光 (集英社文庫)の感想
読んだ…何ともやりきれない物語です。 登場人物すべてが「心の闇」を持っている、それが時折浮かび出る。 誰もが持っている「狂気」それがふとした瞬間に起き出す。 信之の心の闇が次第に大きくなっていく…人間不信に成りそうです。 せめて椿だけは豊かな感性で育って欲しい、でもこんな環境では駄目だろうな…三浦しをん、感性の作家です。
読了日:9月11日 著者:三浦しをん
夜さん 1 (ゼノンコミックス)の感想
2巻を見つけたので「再読」、一度読んでるので大まかなストーリーは甦りました。 風変わりな美術教師と気の強い同い年くらいの女の子と暮らす事になった俺は不思議な経験をする事に・・・果たして、上手くやって行けるのか。 佐藤ミズの不思議で素敵な物語。
読了日:9月11日 著者:佐原ミズ
夜さん 2 (ゼノンコミックス)の感想
夜(いつや)さん二巻目、で、完結編。 夜と気の強い女の子(昏=こん)との暮らしにも慣れた頃、高校受験が迫っていた。 果たして主人公(農=とき)と将来はどうなるんだろう。 夜と昏の秘密が開かされる本編で素敵な奇跡が起こる。 優しくて、切なくて、あたたかい、ちょっぴり不思議な物語、堂々の完結です。
読了日:9月11日 著者:佐原ミズ
浪人若さま 新見左近 日光身代わり旅 (コスミック・時代文庫)の感想
【図書館】 若様シリーズも六巻目、今回も思惑と違い世のため人のため活躍する家宣を描く。 綱吉の代参のため日光に参る若様、その道中で刺客の手が…「日光身代わり旅」他、四編を収録。
読了日:9月15日 著者:佐々木裕一
浪人若さま新見左近―浅草の決闘 (コスミック・時代文庫)の感想
【図書館】 シリーズ、第七弾! 甲州から戻っても、いろいろな事に巻き込まれる綱豊様。 お互い判っているのに頑固者の浪人仲間、竹光で決闘をする羽目に。 今回は介入しなかったが、なかなか面白い設定でした。 「浅草の決闘」他、四篇を収録。
読了日:9月16日 著者:佐々木裕一
煙とサクランボの感想
【図書館】 タイトルからコージーミステリーかと思いましたが違いました。 それも・・・長編です。 幽霊を主人公にした回想録と言うか懺悔物と言うか、一風変わったミステリー。 持って回った表現が鼻につく、もっと、もっと、という引き込まれる要素が無い。 もう少しお洒落にしてもらいたかった。 松尾由美の弾んだ感じが良いんだけどな〜 単行本なので解説も袖文も無かったのも判断ミスでした。
読了日:9月19日 著者:松尾由美
浪人若さま新見左近―風の太刀 (コスミック・時代文庫)の感想
【図書館】なんと、左近が大悪党と間違われた。 襲った相手にも事情があった…左近は事情を知り協力を申し出るが…浪人若様・第八弾! 相変わらず剣と人情あふれる若様を描き絶好調。 勧善懲悪の心地よさが何とも言えぬ快感です。
読了日:9月19日 著者:佐々木裕一
かどわかし: 再問役事件帳(二) (光文社文庫)の感想
【図書館】 再問役事件帳、第二弾である。母親殺しと誘拐事件の二編を収録。 思えば鳴海 丈という作家は「官能時代小説」を得意としていました。 それを封印して本格時代小説をシリーズしている。 元々、エンターティンメントには定評のある作家で良く書けていると思う。 娘の義母愛のカラクリ、犯人の良心の呵責にて自殺など、ちょっとくびを傾げるが…人間ドラマとして良しとしよう。
読了日:9月21日 著者:鳴海丈
光る女: 再問役事件帳(三) (光文社文庫 な 20-20)の感想
【図書館】再問役事件帳・第三弾 何となくウマが合ってきた源兵衛と参九郎。 冤罪捜査のため大江戸を飛び回る。 美人画のモデルが殺された、犯人の物と思われる凶器が見つかるが…表題作の「光る女」ほか二編を収録。
読了日:9月22日 著者:鳴海丈
木枯し紋次郎(上): 生国は上州新田郡三日月村 (光文社時代小説文庫)の感想
【図書館】 懐かしくなって手に取った。 再読である、と言ってもこれは傑作選なので再読とは言えない。 思えば紋次郎一作目を手にしたのは、1971分…かれこれ40年以上前の事。 この傑作選には紋次郎のルーツが描かれている。 姉の「お光」の事、「蒟蒻」が食べられない事、「楊子」をくわえている事、など紋次郎を読む上で必要な事が判る様になっている。 続けて「下巻」に移ります。
読了日:9月23日 著者:笹沢左保
木枯し紋次郎〈下〉長脇差一閃!修羅の峠道 (光文社時代小説文庫)の感想
【図書館】 木枯し紋次郎傑作選・第二弾! 今回は容赦ない凄みの喧嘩殺法が爆発する。 十人、二十人がまとめて紋次郎に襲いかかる。 頼れるものは、己れの腕と腰の長脇差。どうしても巻き込まれてしまう修羅の道の紋次郎に同情を禁じ得ない、木枯し紋次郎 虚無と孤独の人である。
読了日:9月23日 著者:笹沢左保
とっさの方言 (ポプラ文庫)の感想
なかなか味のある本でした。 総勢64人の作家・著名人が故郷に愛を込めて綴る方言エッセイ集。 北は北海道から南は九州・沖縄まで47都道府県の方言が各作家の味のある表現により浮かび上がって来る。 いろいろな言葉が有るもんだなぁ、読んでいるだけで楽しい一冊です。 巻末の「おはよう」と「ありがとう」の各地表現一覧表がお国情緒を出している。 ちなみに私は生まれも育ちも、埼玉だが「おくらっせー」は、言わなかったな(笑)
読了日:9月27日 著者:小路幸也,大崎善生
夢幻: 吉原裏同心(二十二) (光文社時代小説文庫)の感想
【図書館】最近の佐伯作品の中では良かった。 謎解きもサクサク進むし、テンポも良い。 相庵の風邪騒ぎも、幹治郎の負傷も、一生懸命、働いてきた者への労いかと思う。 孫市の無念を考えると世の無情を禁じ得ない。終盤で甚吉が裏同心からの引退を仄めかすが、まだまだ続けて欲しいシリーズである。
読了日:9月28日 著者:佐伯泰英
媚薬行 ((青林傑作シリーズ・20))の感想
【再読】 欲望に操られる人生を、媚薬に託した哀れさを描写する村野守美の筆致。 1978年の出版だが、まだ出ているか?
読了日:9月28日 著者:村野守美
懐かしのソノシート世界(宇宙船別冊)の感想
【再読】 いわゆるムック本です。 懐かしさに眺めています。インタビューで朝日ソノラマの元・編集長が答えている。 顔写真出てる懐かしいなぁ。 あの頃のソノシート製作の苦労話をしています。
読了日:9月28日 著者:朝日ソノラマ
浪人若さま新見左近―大名盗賊 (コスミック・時代文庫)の感想
【図書館】早いものでシリーズ9巻目である。 いつもの通り事件を解決していく若様、ところが今回は逆襲されてしまう。 将軍家御用達の商家を襲う凶悪盗賊団、一方、幕府は盗賊改方を増員し、徹底的に捜査する。 ひとり捜査を続ける左近に思わぬ逆襲が…この盗賊団、捕らえてみれば意外な正体が…凄ざましい展開に今回はびっくりの1巻でした。
読了日:9月30日 著者:佐々木裕一
どうしても嫌いな人―すーちゃんの決心の感想
すーちゃんの部下に嫌いな人がいる、いとこのあかねちゃんにも嫌いな人がいる、オールドミスの上司である。 ささいな事で心が乱れる、部下は社長の縁戚、上司は自分の失敗を押し付ける。 ふたりとも会社を辞めたい、どうか良い着地点を探してる。 いろいろな不条理を最終的にきめる、はっきり言えないジレンマに押し潰されるんだよね、ある程度、社会に出て経験を積むと余計判る様になる。 すーちゃん、会社を辞めて良かったよね、あのまま居たら必ず精神が参っちゃうもんね。 でも、お話だからすんなりいったけど、悩んでる人は多い
読了日:9月30日 著者:益田ミリ
3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)の感想
雷堂棋竜と妻子捨男(仮)とのダブルヘッダーは終った。 しかし、朝五時起きの大阪 日帰りはキツイ、対局の後、うざったい復縁騒ぎ、いやはや桐山君、ご苦労様。 しかし、一難去ってもう一難…ひなとの婚約も定まぬまま、あかりの将来も…たった独りで生きてきた桐山の必死さが胸を打つ。 相米二の想いが大きく立ち塞がる、みんなが幸せなる必勝の一手はあるのか!
読了日:9月30日 著者:羽海野チカ
お父さん、チビがいなくなりました (フラワーコミックスアルファ)の感想
日々平安だと思っていた…それが、すれ違いと誤解の上の平安だった。 ネコがいなくなった、美男子のペット探偵が現れる、突然の妻からの離婚の通告、父は妙齢の女性とデート? 一方、三女は課長に昇進、それが原因で失恋で傷心…そこに十歳年下の男がチョッカイを出す、なんやかんやのドタバタコメディ。 夫婦の思いと絆を描く感動のホームドラマ。
読了日:9月30日 著者:西炯子
読書メーター
| 固定リンク
« 秋の一日♪ | トップページ | 秋風サンポリング♪ »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 五月の読書記録 読書メーターより(2021.06.02)
- 4月の読書記録 読書メーターより(2021.05.02)
- 3月の読書記録 読書メーターより(2021.04.01)
- 2月の読書記録 読書メーターより(2021.03.01)
- 12月の読書記録 読書メーターより(2021.01.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
田んぼはいいですよね。
家の裏の田んぼが稲刈りをしていました。
まだ半分ですが。
近所でコミックレンタルをしていたツタヤが潰れました。近隣のゲオとの競争に負けたようです(>_<)
投稿: スマッシュ | 2015年10月 2日 (金) 22時27分
スマッシュさん、こんにちは♪
TSUTAYA、潰れちゃったのですね。
ゲオは安いからな〜。
稲刈りも終って、いよいよ秋も深まりますね。
いつも、ありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2015年10月 3日 (土) 13時38分