秋の一日♪
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暑かった割には読んだ気がします。
ブログの更新も「読書メーター」だけになってしまう傾向にあります。
何か探したいと思います。
2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4941ページ
ナイス数:1109ナイス
浪人若さま 新見左近 陽炎の宿 (コスミック・時代文庫)の感想
シリーズ第五弾! 初めて江戸を離れて甲州へ、悪代官の待つ国許に帰還。 度重なる計略をなんとかしのいで世直し旅を終了。 ひとまわり大きくなった左近を描く。
読了日:8月12日 著者:佐々木裕一
むかしのはなし (幻冬舎文庫)の感想
あと3ヶ月で地球が崩壊する…その時、何を考えるべきか。 三浦しをんが贈る「地球最期の日」その中に「日本昔話」を交えて新たな「むかしのはなし」を構築する。 隕石が衝突したか…語られない、しかし、これは「昔々の物語」全て終わった後の物語。 果たしてどう生きるのか、考えることが多い。
読了日:8月13日 著者:三浦しをん
カフーを待ちわびて (宝島社文庫)の感想
きっかけは、一枚の絵馬だった…「嫁に来ないか。」 沖縄で独り暮らす「明青」のもとに花嫁が舞い降りた。 南国・沖縄を舞台に、やさしく、あたたかく、ちょっぴり切ないラブストーリー。 恋の話を書かせたら天下一品、原田マハのデビュー作。 遅れ馳せながら初読です、いろいろ揺れる沖縄の状況を交えて進む恋のさや当て。 最後に「あっと言わせる」どんでん返しが鮮やかな、やさしい気持ちになれる作品です。
読了日:8月16日 著者:原田マハ
燦 6 花の刃 (文春文庫)の感想
【図書館】いよいよ、藩の改革に乗り出す圭寿、しかし、道は遠い…一方、燦の生き方にも何やら動きが… 伊月の今後に影が…三人の行く末に大きな変化が起きる巻です。 ますます判らなくなる静門院、果たして闇神波と田鶴藩の関係は…第六巻にして僅かに動き出す、少し展開が遅すぎる様ですが、何とかならないものか。 また一年、待たなければならないのか…
読了日:8月17日 著者:あさのあつこ
いとみち 二の糸 (新潮文庫)の感想
【図書館】「いとみち」第二弾! 相変わらず津軽弁は抜けないが、高校二年生になっても「いと」は、元気です。 気になる後輩の登場、親友・早苗との初ケンカ、そして、それぞれの旅立ち、多感な青春を描く好短編。 智美の新たなる決意の短編「ジャンピングニー」も収録。
読了日:8月18日 著者:越谷オサム
いっぺんさん (文春文庫)の感想
静かに怖い咄だ…少年が主人公になっている話が多い。 民話伝承の様な形をとっている、しかし、現代なのだ…少し昔の話しになるが…自然描写が凄く良い、しかし、そこが怖い。 「八十八姫」の底知れぬ怖さと終末の清々しさに合間った怖さは独特である。
読了日:8月19日 著者:朱川湊人
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)の感想
面白い、ミステリーとして卓越している。 「しあわせの書」自体が狂言回しになっている。 断食道場まで舞台にするとは…最後にこの文庫全体に仕掛けられた壮大な労力に「拍手」を!
読了日:8月20日 著者:泡坂妻夫
光圀: 古着屋総兵衛 初傳 (新潮文庫)の感想
古着屋総兵衛と水戸光圀のコラボ。 どっちも中途半端な結末に…佐伯泰英に痛快時代小説は期待しない方が良いのだろうか。 最近特に調べて書いてる感じだが、小説のテンポが悪い。 まとめ方も支離滅裂になる傾向がある。 磐音も終わりを伸ばしているし…佐伯の時代は終ったな。
読了日:8月20日 著者:佐伯泰英
この部屋で君と (新潮文庫nex)の感想
【図書館】いろいろな生活パターンがある「二人暮らし」を集めたアンソロジー。 それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、傷心の青年と母親に棄てられた少女、出張先での先輩と後輩、住み着いた神様と僕、妹の旦那と一緒になった姉。 いろいろなパターン、いろいろなケースを詰め込んだアンソロジー。 この著者群を一気読み出来るシアワセ♪ 「いとみち」の番外編が収録されているので調べた結果、思わぬ収穫を得た。 収録作では「冷やし中華にマヨネーズ」に思わず、ホロリ…
読了日:8月21日 著者:朝井リョウ,越谷オサム,吉川トリコ,坂木司,似鳥鶏,徳永圭,飛鳥井千砂,三上延
いとみち 三の糸の感想
【図書館】「いとみち」三部作、完結! 津軽の女子高校生が馴れないメイド喫茶の店員になる、しかも、津軽三味線の名手! 魅力的なシチュエーションに惹かれて手に取ったが、気が付けば最終作。 主人公・いとの成長にあわせ、津軽の変貌を描写する、越谷オサムの筆致とリズムの良さに、思わずスイングしてしまう。 高校最後の一年間を描く「三の糸」は、いろいろな決断を強いられる「いと」の決意の日々を紡いでいる。 やや、駆け足気味なのが残念です。 無理に終わらせないで、日常のエピソードを重ねた短編を、もっと読みたいと
読了日:8月24日 著者:越谷オサム
剣客商売 21 (SPコミックス)の感想
読み応えのある一冊でした。 全四編、アクション編で小兵衛はこうでなくては、と思いました。 今回は曰く因縁のある作品が集まっている。 「消えた女」のおたみの心情が小兵衛の胸を打つ。
読了日:8月27日 著者:大島やすいち,池波正太郎
凍りの掌の感想
抑留生活は、すざまじいものだと感じた。 決して劇画チックでは無く作家さんのカラーなのであろうほのぼのしたタッチなのである。 しかし、極寒の地獄をほのぼのタッチで見せられると凄まじさを感じる。 父親の体験を聞き取り漫画にしたと言うが不明な点を併せてリアルに訴えてくる。 終戦が決まってから労働力として抑留された事実が何とも悲惨である。 今年の「漫画家協会賞・大賞」と言う事で再読してみた。 そう言えば3年前「文化庁のメディア芸術祭・新人賞」も取ってたっけ。 同人誌から一般コミック書籍に昇華した優れもの。
読了日:8月27日 著者:おざわゆき
パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)の感想
最初はパティシエが素人推理で事件を解決。と思っていたら、県警本部なんか出てきて、ちぐはぐな感じ。 この手のストーリーにしては読むのに時間がかかった。 フセンというか説明が永いのだろうな。 一話完結の短編集かと思ったら形を変えた長編だった。 事件をこねくりまわしているうち小説がおろそかになってしまった様な気がします。 似鳥だったら、もう少しテンポアップ出来るのでは…
読了日:8月28日 著者:似鳥鶏
ハートブレイク・レストラン ふたたび (光文社文庫)の感想
【図書館】待ちに待った第二弾! だが、少し雰囲気が違う。 何というか、ほのぼの感が無い…主人公のフリーライターの言動が冷たい感じなのだ。 ストーリーも素直に入り込めない… 松尾由美との相性が悪くなったか。 登場人物も増えて悪くないと思ったのだが、書き込みが中途半端に終わっている。 残念!
読了日:8月29日 著者:松尾由美
ぬるい生活 (朝日文庫)の感想
更年期障害の本、歳を途ってのんびりと人生を面白可笑しく描くエッセイかと思った。 違った、いろいろな症状が出る更年期障害に対処する本でした。 かなり危険な症状もあり、「ぬるい生活」何てもんじゃない。 群ようこ、だからお洒落な老後のしてる(してるように書く)のかと思ったら、まったく違ってた。 更年期の生活をゆっくり生きる…考えさせられる一冊でした。
読了日:8月31日 著者:群ようこ
再問役事件帳―江戸の冤罪専門捜査官 (光文社時代小説文庫)の感想
冤罪の疑いのある事件を再吟味する「再問役」。 徳川十代将軍家治の時代新たな役職を設置した、それが再問役である。 任に選ばれたのは、中堅旗本の隠居・不破源兵衛と御家人崩れの川野参九郎。 頑固老人と軟弱浪人の二人組が事件の裏を暴き出す。 快調な鳴海節が炸裂する大江戸爽快エンターティメント! 時代小説はこうじゃなきゃ。
読了日:8月31日 著者:鳴海丈
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