6月の読書のまとめ 読書メーターより
2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3573ページ
ナイス数:1590ナイス
古書ミステリー倶楽部III (光文社文庫 み)の感想
【図書館】 古書にまつわるミステリーも三巻目、これでシリーズ最終巻。 やはり、本好きとしては目が離せませんね。 人の手に渡る回数が多い程謎は深まる、そこにはいろいろな状況があり、エピソードが重なる。 本を読む人は内容だけでなく、その辺りを気にしてしまうのでは。 宮部みゆき「のっぽのドロレス」を読めただけでも最高。 あと、曽野綾子「長い暗い冬」は怖い。
読了日:6月3日 著者:宮部みゆき,山本一力,法月綸太郎,曽野綾子,井上雅彦,長谷川卓也,五木寛之,小沼丹,北村薫
新友禅の謎 (鎌倉河岸捕物控〈二十五の巻〉)の感想
【図書館】いつものシリーズだから、ついつい読んでしまう。 上州まで話は拡がるが、謎解きとまではいかない。 政次親分の呉服屋時代の博学が披露される。 25巻も続きそろそろ話を流している感じもします。 遂に亮吉も年貢の納め時かも…
読了日:6月5日 著者:佐伯泰英
龍眼 隠れ御庭番・老骨伝兵衛 (祥伝社文庫)の感想
【図書館】引退した忍者・伝兵衛、将軍・家重の病を治すため秘薬を創るため奔走する。 著者初めての忍者もの、スピード感はあるのだが、ストーリーが右左する。 もう少し、練った方が良かったかも… 先ずは一巻のお披露目です。
読了日:6月7日 著者:佐々木裕一
龍眼 流浪 隠れ御庭番 (祥伝社文庫)の感想
【図書館】龍眼シリーズ、第二弾! 引退忍者・伝兵衛さん、今度は熊に襲われ記憶喪失症に。 それでも、持って生まれた技は身体に染み付いていた。 今回は記憶喪失症の伝兵衛さんが丁々発止と悪人どもを薙ぎ倒す痛快短編集。 果たして伝兵衛さんの記憶は甦るのか…一作目と比べるとストーリーに落ち着きが出てきた。 ストーリーの中心に秘薬を絡めるのが、どうなのかと思うのですが… もっと自由な伝兵衛さんが見たいです。
読了日:6月7日 著者:佐々木裕一
ぬけまいる (講談社文庫)の感想
【図書館】まかて版東海道中膝栗毛、面白い。 江戸の三人娘が伊勢神宮に「抜け参り」 お以乃、お志花、お蝶のトリオが巻き起こす道中の騒動記。 いろいろなエピソードの中、三人の得意技で切り抜ける痛快譚。 笑あり、涙ありの道中記、昔の道中の様子も判り、楽しい一冊でした。 まかてに嵌まりそうです(笑)
読了日:6月11日 著者:朝井まかて
乱れ坊主 公家武者 松平信平11 (二見時代小説文庫)の感想
【図書館】松姫に子供が生まれる、つわりの影響で生死の境に。 必死に駆け回る信平だが…表題作他、四編を収録。 何かと身辺が慌ただしい信平、サラリと解決するが…大物・紫女井左京との対決が、信平との死闘は迫力満点。 松平信平、良い漢である。
読了日:6月14日 著者:佐々木裕一
銀の匙 Silver Spoon 13 (少年サンデーコミックス)の感想
全日本高校馬術選手権の全国大会に出場する事になった八軒たち、予想通り八軒のボロ負けで散々な結果に。 3年最後の「夏」ピザづくりに、学業に、勤しむが・・・久し振りに八軒たちに会えて嬉しい、ただ、このところ休載が多いと聞く、家族の病気らしいが心配です。 クライマックスに向けて、さぁ、あと一息だ!
読了日:6月18日 著者:荒川弘
ごくらくちんみ (新潮文庫)の感想
感動ものだ…「くさや」「からすみ」「ほやの醤油漬け」「塩うに」、珍味とお酒の組み合わせ、それに、人生のほろ苦さをまぶしたお話。 病に侵され明日をも知れぬ身体で書いたショートショートが68編。 そこに命を見つめる諦念さが滲み出る。 粋でいなせで、しみじみさせる著者の生き様が垣間見える、著者最後の小説集。 惜しい作家を亡くした…
読了日:6月19日 著者:杉浦日向子
もっと、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈2〉 (ちくま文庫)の感想
半七捕物帖の傑作選の第二弾。 数ある中から11編の作品を、北村薫と宮部みゆきが選ぶ。 やはり良い、半七の名推理が江戸情緒の中に浮かび上がって来る。 いろいろな話があるが「かむろ蛇」が悲しくて怖い。 巻末の北村、宮部氏の解説対談がめっぽう面白い。 しかし、半七老人の話は引き込まれる話し方だなぁ、江戸の表情と四季か目の当たりに見えるようだ。 半七捕物帖、じっくり読んでみようかな…
読了日:6月22日 著者:岡本綺堂
夜の光 (新潮文庫)の感想
それなりの高校のそれなりの高校生、しかし、それは「見た目」、独りひとり戦っていた。 高校の天文部、そこに集う四人「ブッチ」「ギィ」「ゲージ」「ジョー」は、ゆるゆるの高校生活の中で、個性を発揮しつつエンジョイしている。 小さな事件を解決しつつ、仲を深めていく。 未だ見えぬ未来に、なんとか方向性を見いだしていく。 多感な青春の息吹をスパイ小説をもじって爽やかに描く。 読み終えて四人のこれからに幸あれと願わずにはいられません。
読了日:6月23日 著者:坂木司
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)の感想
浅草オレンジ通りの一角に、静かに佇む甘味処「栗丸堂」ここが舞台である。 主の栗田仁は若いが腕は確かだ、しかし、店の切り盛りに苦労する、そこで心配した馴染みの喫茶店のマスターが紹介したのが、若き美女「葵」だった。 そこで巻き起こる怪事件、珍騒動の数々。 和菓子の味わいと下町の温かさを、たっぷりと詰め込んだお話。 玉露のお茶と共にどうぞ。
読了日:6月24日 著者:似鳥航一
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コメント
ぶんぶんさん、こんばんは(^^)
6月も暑い日が多かったので、
プチ夏バテかもしれないですね。
私は買った本を半分ぐらいしか読めていません。
3ヶ月前に読んだ本なんか、あらすじしか覚えてません(>_<)
投稿: スマッシュ | 2015年7月 1日 (水) 23時57分
スマッシュさん、こんにちは♪
暑さは、さほど影響していないのですが、少しナーバスになっていました。
それは現在も変わらないのですが・・・
読書に向かない季節であることは確かですね(笑)
まぁボチボチ参りましょうか。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2015年7月 2日 (木) 16時45分