先月の読書のまとめ 読書メーターより
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4998ページ
ナイス数:1624ナイス
浪人若さま新見左近―将軍の死 (コスミック・時代文庫)の感想
若さまシリーズも四巻目、身辺が騒がしくなった。 綱吉が将軍になるが、綱豊の動静を探る目が…相変わらずの勧善懲悪、快刀乱麻で人々の暮らしを助ける左近だが、今回は退っ引きならぬ状況に。 果たして今後の展開は…
読了日:5月3日 著者:佐々木裕一
剣客商売 20 (SPコミックス)の感想
しっとりと池波世界に遊ばさせてくれる、大島やすいちの画風が良い。 原作を読んだ事は無い、読んでみようという気分になるのだが、しばらくは大島やすいちの世界に遊ぼうと思う。 男の世界にワビサビを取り込んだ絶妙な世界観が好きです。 このようなコミックが好きになるような歳になったのであろう、しばらくは余韻に浸ろう。 次巻も出ているが、ゆるりと参ろうと思う。
読了日:5月5日 著者:大島やすいち,池波正太郎
孤独のグルメ (扶桑社文庫)の感想
【再読】単行本の初期版を持っていた、でも引っ越しで処分した。 どうしても気になり、古本屋で購入。 やはり良い、繰り返し読める。 谷口ジローは良いなぁ♪ 文庫本、買ったけど絵を見るなら単行本だよなぁ。 でも、ストーリーを再確認できたから良いか、コーヒーでも飲もう♪
読了日:5月5日 著者:久住昌之,谷口ジロー
大江戸釣客伝(上) (講談社文庫)の感想
時は元禄、将軍・綱吉の時代、「生類憐みの令」が発布される。 とかく生きにくい世の中、津軽采女は唯一の趣味である「釣り」を楽しんでいた。 徐々に憐みの令も厳しくなり、遂に「釣り船禁止令」が出されてしまう。 釣り師・夢枕獏による長大釣りロマン、上巻の終りである。 以下、下巻に続く…
読了日:5月6日 著者:夢枕獏
鬼平犯科帳Season Best秋冷の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)の感想
またまた、鬼平の世界に遊びました。 各話に情緒があり、鬼平話を全七話、じっくり堪能しました。 さいとう・たかをの絵がゆったりと楽しませてくれました。 秋を感じる作品集でした。
読了日:5月9日 著者:さいとうたかを,池波正太郎
うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)の感想
人が死んでも未練は残る、そんな未練を探しに来る、うせもの宿。 今回は宿の従業員にスポットがあたる。マツウラと女将さんとの関係は、番頭さんの気になる言動とは…次巻、いよいよ完結。 今回は、何故か感情移入ができなかった。
読了日:5月10日 著者:穂積
ちはるさんの娘(2) (アクションコミックス)の感想
面白い、シュールなギャグが詰まってる。 西炯子の独特な世界はゆったりしててもシャープな切れ味、登場人物に持ち味を持たせている。 四コマの短編仕立てはまとまっていて良い。
読了日:5月10日 著者:西炯子
大江戸釣客伝(下) (講談社文庫)の感想
【図書館】ふうーっと息をついてしまった。 上・下巻併せて820頁、執筆時間・五年の大作をほんの数日で読んでしまう贅沢、なんと至福の時であろう。 ここに書かれているのは釣りの解説書ではない、津軽采女を筆頭に釣りを愛し、釣りに取り付かれた人物伝である。 しかも、どんな人より釣り好きな獏ちゃんが書いてる、これが面白く無い訳がない! 色々な歴史の背景を散りばめ、其角がいる、朝湖、水戸黄門、吉良上野介がいる、紀伊国屋文左衛門、将軍綱吉がいる、幾多の釣りバカを描く、堂々の大河釣りロマン、完成です。
読了日:5月10日 著者:夢枕獏
すかたん (講談社文庫)の感想
爽快な話です。 ちゃきちゃきな江戸娘・知里は任地の大阪で旦那に倒れられた若後家さん、ひょんな拍子から青物問屋に女中奉公に入る事に。 格式のある老舗問屋で苦労をするが、若旦那がハチャメチャな性格だった。 青菜に情熱を掛ける若旦那の無鉄砲ぶり、ハラハラと心配しながらも何となく放っておけない知里。 果てしてこの恋の行く末は・・・朝井まかて「花競ベ」に続いて二冊目、前回は花屋、今回は青物問屋、お仕事の世界を描きながらも一途な心を一貫して貫く情熱小説。 やはり面白い、次は「ぬけまいる」にしようかな?
読了日:5月14日 著者:朝井まかて
MUJIN -無尽- 1巻 (ヤングキングコミックス)の感想
伊庭八郎の物語、あの剣豪がどの様にして出来上がったか。 幕末を駆け抜けた隻腕の天才剣士の生き様を活写した一代記。 天才・岡田屋鉄蔵が描く魅力と迫力の一大絵巻。 まだ滑り出しだが、グイグイ引き込まれるます。
読了日:5月16日 著者:岡田屋鉄蔵
ランド 1 (モーニングKC) (モーニング KC)の感想
不思議な物語、ちょっと昔の物語と似ているけど設定が違う、独特の世界観に引き込まれる。 果たしてこの世界はどうなっているのか、人間50歳で寿命が尽きるって・・・四人の神様って・・・小さな村の物語は謎に包まれている。 まだまだ謎だらけで、何が何だか判りません、しかし、この物語は重要な問題を抱えている。 山下和美は何を描こうとしているのか、ついつい先を考えてしまう。 「不思議な少年」っぽいキャラクターが鍵のような・・・次巻が楽しみです。
読了日:5月17日 著者:山下和美
倅の了見: 読売屋 天一郎(三) (光文社文庫 つ)の感想
【図書館】錦修斎の甥の道助が苛めが原因で亡くなった。 原因究明に奔走する修斎、そこには御家の事情が絡んで…時を同じくして、天一郎の父親の古い友人が越後から天一郎を訪ねて来た。 父親の死の真相が判る時、過去の悪が蘇る。 読売屋・天一郎シリーズ、第三弾! 世に隠れた悪を天一郎の正義の筆と華麗な剣で暴き出す、痛快な筆致が胸を打つ。
読了日:5月17日 著者:辻堂魁
さよならの手口 (文春文庫)の感想
【図書館】読んだ、面白かった、凄い!。 羽村晶が帰って来た、そして巻き込まれる事件の数々。 この人の面白いところは、どんなに困難な場面でもユーモアがあるところなんだよね。 若竹七海、余り量産しないけど好きな作品が多い。 やっぱり良いんだよなぁ、ミステリーでもコージー・ミステリーの雰囲気がある。 しかし、十三年振りは長かった…
読了日:5月22日 著者:若竹七海
介錯人別所龍玄始末 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)の感想
【図書館】首切り人と介錯人、その違いとは…三代続く介錯人・別所龍玄の清冽な生き方を描く。 首を落とす、その心理を生き様を静かに説く。 龍玄の家庭的な一面が、あらゆる事を表現している。 また新しいキャラクターが一人生まれた。 続編希望。
読了日:5月23日 著者:辻堂魁
茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)の感想
児童書なんだろうな、新潮文庫だから読んでみた。 心地良いテンポでサクサク進む、良いんじゃない子供向きの小事件を扱ってる短いストーリー。 商店街の雰囲気は出ていた、二巻目以降読むかは・・・(笑)
読了日:5月25日 著者:令丈ヒロ子
悶絶スパイラル (新潮文庫)の感想
やっぱり、感性が良い。 何気ない日常に気になる点を見つける、作家的着眼点が良い。 漫画をこよなく愛する人だと思う。 フリーターっぽく書いてるけど作家さんなんだよな、と思わせる表現がしばしば、それにサービス精神が旺盛な人だと思う。 どこまでが本気でどこまでがギャグか判らないところも良い。 しをんのブスな事が判ると益々面白い。
読了日:5月28日 著者:三浦しをん
福家警部補の追及 (創元クライム・クラブ)の感想
【図書館】シリーズ第四弾! 相変わらず福家の推理は冴える。 倒叙式だから犯人は判っている、しかし、行き着くまでの過程が凄い。 そして関係者の問題をさり気無く解決してる。 大倉嵩裕の書き方が構成力がこう言うドラマを創るんだろうな…好きだな。 二岡君が相変わらずで同情する(笑) 福家の新作というので、未解決の爆弾犯が登場かと思ったら、違ってた。 いずれ会いたいですね。
読了日:5月30日 著者:大倉崇裕
橘花抄 (新潮文庫)の感想
読んだ、読み終えてしまった。 本を開く前は480頁か、長いな〜と思っていた。 しかし、読み終えてみると、あっという間だった。 黒田騒動の後を引く後日談、馬鹿殿との不毛な駆け引き…しかし、武士というものは、いつまでも清廉であるべきものだなぁ。 「泣くでない、泣かなければ明日は良い日が来るのだ」「やがて嬉しい涙を流す日も来よう」重根の言葉が胸に沁みる。
読了日:5月31日 著者:葉室麟
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