先月の読書記録♪ 読書メーターより
一月の読書記録です。 いろいろ多種雑多ですが、楽しめた一ヶ月です。
2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:5863ページ
ナイス数:1341ナイス
桜舞うの感想
【図書館】 「おいち不思議がたり」シリーズ、第二弾! 前作と違い、不思議なテイストが消えて「おいち」の日常が描かれる。 もっと不思議な話になるのかと思って読み進めると拍子抜け、不思議がたりでも何でもない。 いつも必死で生きる「おいち」の成長譚、出生の秘密を交えて盛り沢山の内容。 しかし、盛りすぎたな、主眼がぼけてしまった。 捕り物と生き方を同時に進めるのに難がある。
読了日:1月4日 著者:あさのあつこ
GBパーク (バンブーコミックス )の感想
タイトルどおり公園でゲートボールに集う人たちのお話。 歯医者のタクゾーはヤスシやマツコさんと同級生、タクゾーはリーダー役で何かと面倒を見る。しかし、タクゾーの息子がマツコの娘と恋仲になりギクシャクしてきた。 ゲートボールの仲間との親交を楽しく描くユーモアコミック。 乙女心を持つサオトメさんと西さんとの恋のさや当てが、なんとも微笑ましい。
読了日:1月8日 著者:オノ・ナツメ
深夜食堂の勝手口 (ビッグコミックススペシャル)の感想
コミック「深夜食堂」のメニューを懐かしい出来事の想い出と共に語るガイドブック。 「赤いウインナー」から始まって「コロッケ」に終わる。 中でもソース焼きそばの項で「ペヤング」が出てくる、ペヤングをベタ褒めである、同感である、しかし、ペヤングは今、休業中である…それが、悲しい…他に「ポテトサラダ」や「魚肉ソーセージ」など20品目、番外編でドラマ・深夜食堂に出てくる俳優が選ぶ4品が並ぶ。 思わず同世代感に浸れます。
読了日:1月8日 著者:堀井憲一郎
珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)の感想
【図書館】駄目だぁ、返却日は明日だけど読み切れ無い。 一巻目でも感じたけど筆運びが合わない。 どうも文章表現が好きじゃないみたい。 三巻もあるけど一緒に返却します。
読了日:1月8日 著者:岡崎琢磨
菜(1) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】静かに流れる時間、四季折々の色彩、二人の生活が続いていく。 オールカラーで癒される。
読了日:1月9日 著者:わたせせいぞう
菜(3) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】四季折々、日本の風景の中で育まれる愛妻記。 健気な「菜」にいつの間にか心すんなり。
読了日:1月9日 著者:わたせせいぞう
菜(4) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】陽だまりの縁側に、桜舞う路地裏に、日々の営みが息づいている、すっかり日本情緒。
読了日:1月9日 著者:わたせせいぞう
菜(6) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】雪の日のコタツ、野分の後の屋根瓦、四季折々の中の営み。 奥ゆかしさと静かさの中にほっこり暖かい情緒が・・・
読了日:1月9日 著者:わたせせいぞう
菜(8) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】ほろ酔い気分でくつろぐ時、ほぁっとした暖かさが。 大事にしたい日本の四季、こんなところにも幸せが・・・
読了日:1月10日 著者:わたせせいぞう
本からはじまる物語の感想
ついつい手に取るタイトルですね。 本に対するいろんな角度からのアプローチ、各自いろいろな本を取り上げている。 あ~本を読む事は「自由」なんだなぁと感じます。 短時間でいろんな国に行ける、こんな手っ取り早い娯楽があるだろうか。 思い出にまつわる話、未来の話、現在の事、いろんな味が楽しめるドロップスの缶詰のような本です。
読了日:1月11日 著者:恩田陸,今江祥智,朱川湊人,三崎亜記,有栖川有栖,二階堂黎人,阿刀田高,本多孝好,内海隆一郎,梨本香歩,篠田節子,市川拓司,石田衣良,山崎洋子,大道珠貴,いしいしんじ,山本一力,柴崎友香
菜(9) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】二人の間に時は流れる、時に激しく、時に静かに二人だけの時間が流れる。 菜と耕平の触れ合いを、静かに見つめる四季の花々、こんな自然が日本にあります。
読了日:1月11日 著者:わたせせいぞう
菜(10) (KCデラックス モーニング)の感想
【再読】海があり、山がある。 寒さがあり、暖かさがある。 菜と耕平は今日も仲良し、そりゃ~風も吹けば嵐の日もある、でも、いつも暖かい日差しに包まれている。 翳った日でも雲が晴れれば上天気、また元気でいこうという気になれる愛妻物語。
読了日:1月11日 著者:わたせせいぞう
隠居の日向ぼっこの感想
【図書館】杉浦日向子が懐かしいそして江戸の匂いを残す品々を紹介する一冊。 品物だけでなく当時の雰囲気も伝え、ほっこり出来る。 筆者がその状況に愛着があるのが、ひしひしと伝わる本です。 踏み台、肥後之守、はいちょう、おひつ、ねんねこ、湯湯婆など、もう見かけない懐かしい品々が並ぶ。 お婆ちゃんちの縁側にいる、暖かい雰囲気に浸れます。
読了日:1月12日 著者:杉浦日向子
仏師の感想
古本屋でジャケ買い。 絵が凄く良い、鬼気迫るものを感じる。 仏とは、信仰とは、まるで関係ない時点で始まっている。 仏像とは人の信じるものに宿るものだろう、しかし、信じるものが無かったら・・・ 考えさせられるドラマです。 人とは、仏とは、考えれば考える程、判らなくなる・・・自分自身で思ったように生きる・・・これが難しいんだけどね。
読了日:1月15日 著者:下村富美
コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)の感想
特異なコンビニを舞台にした話では無い、日常を生きる人々の話である。 人は時に一人ぼっちになってしまう、しかし、そうでは無い、そっと他人の声を聞いてみれば、同じように悩んでいるのが判る。 そんな心の隙間に入り込む淋しさをそっと癒してくれるそんな物語。 とても良い話が三篇、想い出も、未来も、現在も、そのまま信じて行けばいいんだ、と優しく寄り添ってくれる著者の愛情が伝わってくる。 児童書に括ってしまうのが惜しい本です。 誰にでも願いはある、今宵、星に願いを。
読了日:1月17日 著者:村山早紀
一日江戸人 (新潮文庫)の感想
面白い、日溜まりの縁側で読む格好の読み物。 しばし江戸に遊ぶ、語り口も優しいし、自筆のイラストも的を得ている。 粋だよね、こんな作家を早く亡くすなんて…本当に「江戸」好きだったんだなぁ。 もう一冊「お江戸でござる」で江戸情緒に浸ります。
読了日:1月18日 著者:杉浦日向子
読まずにはいられない―北村薫のエッセイの感想
ミステリーから日常まで北村薫のエッセイ。 読んだ本もあるし、そうでない本も、豊富な知識と記憶力で案内をする。 語り口が良いんだよね、さすがに元・高校教師。 こんな文章を読んでると読みたい本、懐かしい本が次々と浮かんで来る…充実した時間でした。
読了日:1月18日 著者:北村薫
お江戸でござる (新潮文庫)の感想
「コメディ・お江戸でござる」を下敷きにした解説本。 直前に読んだ「一日江戸人」とカブルところがあるが、こちらの方がより詳しい。 監修とあるが、そのまんま杉浦日向子の世界です。 江戸と現代、その共通点を探すのも、面白いことですね。 長屋の生活、少し知っている、そんな世代になってしまった…火鉢、なんて知らない人もいるんだろうな。
読了日:1月20日 著者:
浪人若さま新見左近―闇の剣 (コスミック・時代文庫)の感想
第四代将軍・徳川家綱の甥っ子で甲州藩主。第六代将軍・徳川家宣の若き日の活躍を描く。 窮屈な殿様暮らしを嫌い、新見家の養子となった左近は自由気ままな生活を謳歌していたのだが…勧善超悪を意識しているが若書きのせいか、いろんなところにほつれが見える。次回作に期待!
読了日:1月20日 著者:佐々木裕一
雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚えの感想
【図書館】古手屋喜十の第二弾。 話はしじみ売りの少年から始まる、幼子を止むに止まれず捨てた店が浅草の日乃出屋だった。日乃出屋主人・喜十の子育てが始まる。 季節の移り変わりの中に、暖かい情愛をちりばめ喜十の暮らしが描かれる。 宇江佐真理、酸いも甘いも別ったお方、いい人ばかり出て来ない、でも上遠野の最後の一両は喜十との仲を今後も示していて納得。
読了日:1月22日 著者:宇江佐真理
鬼平犯科帳Season Best盛夏の候。 (SPコミックス SPポケットワイド)の感想
いわゆるコンビニ本だから、完全にリラックス本。 でも、傑作七編・六四十頁、たっぷり鬼平の世界に浸りました。 夏の仕置きだけ集めた情緒溢れる傑作選。
読了日:1月25日 著者:さいとうたかを,池波正太郎
MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)の感想
マスターキートンが帰って来た、ちょっと歳を取ったけど健在、テイストもそのまま。 このシリーズ全巻、動物記も持ってた…断捨離で処分した。 でも、後悔してない、想い出は心の中にあるから。 しかし、キートンの洞察力は流石と思える筆運びである。
読了日:1月25日 著者:浦沢直樹,長崎尚志
イエスタデイをうたってEX~原点を訪ねて 冬目景 初期短編集~ (ビジネスジャンプ愛蔵版コミックス)の感想
昔、読んでたシリーズ、番外編ということで、古本屋で見つけた。 懐かしい、冬目景の画風、何故か落ち着く。 初期短編集だから、荒っぽさが目立つが、それが良い。 「イエスタディをうたって」の原点を探る全編、冬目カラー一色。 カラーギャラリーも良いが、「田中02」に初恋の甘酢っぽさを感じる。 また、シリーズを読み始めようかな…
読了日:1月25日 著者:冬目景
妄想炸裂 (ウィングス文庫)の感想
しをん節、炸裂! 若い頃のエッセイだと思うがどこまで本気か判らないくらい面白い。 三味線に盆栽か、趣味が老齢化してる(笑) しかし、箱根駅伝の妄想が「風が強く吹いている」を生み出すパワーとは・・・しをん氏の日常は転んでもただで起きない、作家的要素があるなぁ。 想像以上の妄想に抱腹絶倒でした。
読了日:1月26日 著者:三浦しをん
4時のオヤツの感想
【図書館】ちょっとした「食べ物」をテーマにしたショート・ショート。 何処にでもありそうな、でも、意外な一面を切り取ったシーン。 杉浦日向子は良いなぁ、ちょっぴりビターでスイート、雰囲気に合った文章です。 都内有名どころの銘菓をさりげなく溶け込ませる。 銘菓紹介のエッセイかと思ったが、しっかりとした小説でした。
読了日:1月31日 著者:杉浦日向子
新装版 東京イワシ頭 (講談社文庫)の感想
【図書館】「イワシの頭も信心から」というように、何でも有り難がってしまう風潮に、一石を投じる爆笑エッセイです。 摩訶不思議な現象に体当たり取材、北に南に神出鬼没、抱腹絶倒、阿鼻叫喚の面白イラストエッセイ。 杉浦日向子の着眼点と優しく見つめる態度が良い。 一緒に行動する「ポアール」女史が可愛いです♪(笑) とにかく、三部作の「入浴の女王」も読もうっと。 「呑々草子」は以前、読んだ。
読了日:1月31日 著者:杉浦日向子
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コメント
ぶんぶんさん、こんばんは(^^)
「桜舞う」、私はすごく楽しめました。
もう、古本屋に売っちゃいましたが(^^ゞ
相変わらず、すごい読書量ですね。
「仏師」興味を引いたので、図書館で探して見ます。今、気力が続かなくて、3冊も買ってしまった本が積続です(>_<)
投稿: スマッシュ | 2015年2月 2日 (月) 21時50分
スマッシュさん、こんにちは♪
「桜舞う」もっと不思議があっても良かったのに~
気力が・・・そうですか、読みたい時に読みたい本を読んだ方が良いですよね。
本だけで暮らしてる訳では無いですから・・・
「仏師」コミックですけど図書館にあるのかなぁ。
とにかく、凄いお話です。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2015年2月 3日 (火) 17時10分
ぶんぶんさん、こんばんは(^^)
「仏師」はコミックでしたか!
ツタヤのレンタルコミックで探して見ます
投稿: スマッシュ | 2015年2月 3日 (火) 22時08分