先月の読書のまとめ♪ 読書メーターより
今月はやや少ない、家の事とかいろいろやることが多くて・・・
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4509ページ
ナイス数:1944ナイス
思い出のとき修理します (集英社文庫)の感想
思いでのとき修理します…こんなプレートの飾られた時計店。仕事も恋も疲れ、小さい頃少し過ごした想い出の商店街に引っ越して来た明里。やがて時計店の青年と知り合い、神社の変わった大学生とも知り合い、商店街で起こる不思議な出来事に巻き込まれていく。 過去の出来事は変わらない、でも記憶はどうか、その人の想い出を整理して、美しい想い出を蘇させる。どこか懐かしい商店街を舞台に、どこか懐かしいドラマです。
読了日:6月1日 著者:谷瑞恵
花束に謎のリボン (光文社文庫)の感想
ちょっと松尾由美らしくない、オチがないのだ。結末を読者に委ねたのだと、解説者は言うのだが…話事態が無責任な推理を並べ立てるだけ、主人公二人に感情移入出来なかった。アーチーやハートブレイク・レストランは良かったのに…起承転結の無いお話は、やっぱりだめだ。
読了日:6月2日 著者:松尾由美
ファントム・ペイン: 天命探偵 真田省吾3 (新潮文庫)の感想
相変わらずのノンストップクライムノベル。今回敵は復讐に燃える麻薬犯罪王・亡霊。 山縣が、公香が、絶体絶命のピンチに。助っ人に前回、登場した鳥居を巻き込み、真田と志乃は果たして救出なるか! それに強力なもう一人の助っ人とは…探偵チームの結束が強まる第三弾! しかし、柴崎刑事がいい味出してるな〜。
読了日:6月3日 著者:神永学
黄泉の女 公家武者 松平信平8 (二見時代小説文庫)の感想
【図書館】公家武者・松平信平の第八巻! 相変わらず飄々とした信平、稀代の女盗賊を逮捕獄門にしたが、なんと黄泉の国から甦り復讐を企てる。15万両の金も絡み巨悪が這い出て来る。ますます勧善懲悪に磨きがかかる痛快編。読んでいてスカッとします、日頃のウサを晴らしてくれる一冊です。
読了日:6月4日 著者:佐々木裕一
掌の中の小鳥 (創元推理文庫)の感想
巧みな伏線と魅力ある登場人物、これぞ加納朋子、ゆっくり、じっくり味わって下さい。風変わりな青年と我が道を行く女性、小粋で洒落た文章に酔って下さい。カクテルと共に「エッグ・スタンド」は、今宵も貴方をお待ちしております。
読了日:6月6日 著者:加納朋子
花合せ 濱次お役者双六 (講談社文庫)の感想
田牧大和の作品は「女錠前師」のシリーズに続いて3作目です。でも、順番が逆でこの作品がデヴュー作らしいです。なるほど良く出来ている。若手女形の梅村濱次を主人公に師匠や座元、茶屋の女将などを巻き込んで変化朝顔の騒動を描く。歌舞伎の世界を解りやすく解説し役者の心も書き込んで、爽やかな作品になっています。一ノ関圭がカバー画で華を添えています。
読了日:6月8日 著者:田牧大和
理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)の感想
ひょんなことから幽霊騒ぎに巻き込まれてしまった葉山君。仲間を集めて高校生探偵団を結成。夜な夜な芸術棟に現れる幽霊とは…コミカルで面白いが途中なかだるみの要素がある。第一作目という事を考慮すれば、まずまずといったところか。2弾3弾とあるらしいので今後に期待します。
読了日:6月8日 著者:似鳥鶏
きみはポラリス (新潮文庫)の感想
凄く良い、どこがって言えないけど、感性なんだろうな。三浦しおん、独特の世界観を持っている人ですね。恋愛、ちょっとしたことでのめり込むものなんだろうな。いろいろな「愛」を見せてもらった。言葉に表せないものも…人間って素晴らしいですね。でも、そうじゃない人も…
読了日:6月13日 著者:三浦しをん
さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)の感想
学園ミステリ、シリーズ第二弾! 女子高を舞台にした怪文書事件、葉山君の初恋の人を救うため東西奔走する名探偵の活躍を描く。相変わらず葉山君は頼り無いが、名探偵・伊神の登場で鮮やかな幕切れが…伊神君の卒業を交えての四編を収録。 そして、「新学期編」と続く前編。
読了日:6月15日 著者:似鳥鶏
さよならの次にくる<新学期編> (創元推理文庫)の感想
シリーズ三作目です。「卒業式編」に続く第二弾! 今回も葉山君が八面六臂の大活躍。 奇妙なストーカー事件に巻き込まれてしまう。謎を解くうちに伊神さんの重大な秘密が…学園コミカルミステリー! ハラハラドキドキ、ちょっぴり、ホロリの青春編。 葉山君はやっぱり良い男だなぁ♪
読了日:6月17日 著者:似鳥鶏
桜さがし (文春文庫)の感想
遅咲きの桜はどこにある、花を巡って謎が深まる…歌義、陽介、まり恵、綾は、中学時代からの仲間同士、26歳、揺れる青春時代。京都を舞台に移り行く季節の中で、恋愛、進路など人生の岐路に差し掛かった四人が巡り会う事件の数々。愛あり笑いあり、しっとりとした京都の風景を交えて贈る青春ミステリーロマン!
読了日:6月22日 著者:柴田よしき
寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)の感想
つくづく本好きで良かったなぁと、思える本。児玉 清…まごうことなき本好きです。本に対する姿勢から違う、彼の本好きになった過程が分かる。しかし本好きが高じて原書を読むまでになるとは…本を棄てないと豪語する。しかし、日本の住宅事情を考えると無理が有るように思います。最近、やむを得ない事情で本を整理した。年齢と読み直しをしないのでは?と思った次第です。私が死んだら処分される運命です。
読了日:6月25日 著者:児玉清
キミは知らない (幻冬舎文庫)の感想
【図書館】憧れの「先生」が姿を消した…足取りを追ううちに巻き込まれる事件。しかも「自分」が中心人物になっている? 忘れられた村、巫女、旅先で死んだ父の秘密、大富豪の後取り、スリルとサスペンス、ハラハラドキドキの5日間を描くジェットコースターノベル。各章の終わりに必ず新たな展開が用意されている。果たして女子高生・悠奈は無事に帰れるのでしょうか。
読了日:6月29日 著者:大崎梢
本をめぐる物語―栞は夢をみる (角川文庫)の感想
【図書館】それぞれアプローチが違うブック・アンソロジー。変わったブックガイドと言った感じです。「1冊の本」が洒落たミステリーになっている。「解釈」も良いけど、ちょっと遊び過ぎの感がします。とにかく、本好きには堪えられない1冊です。SFありブラックユーモアあり、盛り沢山の逸品です。
読了日:6月30日 著者:
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