2月に読んだ本♪ 読書メーターより
2月に読んだ本をまとめました。
16冊、まあまあでしょうね。
あまり読む時間がありませんでした。
読書メーターも、やっと一年経ちました。
2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3699ページ
ナイス数:3368ナイス
裏閻魔3 (ゴールデン・エレファント賞)の感想
【図書館】やはりラストは泣かせますね。 あんな裏ワザがあるとは! 女心ですね。 第三部では、マッドサイエンティストまで出てきて閻魔、夜叉ともに絶体絶命の危機!江戸から現代まで駆け抜けた「不死人間伝説」一応の終幕です。 渋谷のハチ公前で待ち合わせとは憎い演出ですね。 ラストが爽やかで良い余韻です。
読了日:2月3日 著者:中村 ふみ
和をあそぶ江戸の切り紙―粋な切り紙155点を収録の感想
新しい発見もあり、楽しかったです。ただ、型紙がシャープで無いのが残念。それに、切り見本もたどたどしく、先生とは呼べません。
読了日:2月8日 著者:エキグチ クニオ
夜桜: 吉原裏同心(十七) (光文社時代小説文庫)の感想
吉原裏同心シリーズも早17巻目、幹次郎も貫禄が付いてきました。2つの事件を解決するが、剣劇シーンが少ない。花邨騒動は七助親方の人情に涙しますが、走り屋騒動は尻窄みの感じがします。大感動のエンディングは用意できなかったのでしょうか…
読了日:2月8日 著者:佐伯 泰英
花祀りの感想
第一回 団鬼六大賞受賞作。後にも先にも、感想は此れに尽きる。ただ、二作目の「寂花の雫」を読む限り、この作家を世に出すきっかけを与えた事は、大収穫かと思います。特殊なジャンルなので要注意!言い訳ではありませんが、古本屋で100円棚にあったので…(笑) バスガイドで培った京都案内が小説に華を添えています。
読了日:2月9日 著者:花房観音
ねこみち (ねこぱんちコミックス)の感想
岩岡さんのネコ漫画です♪ 手足の色が濃いので「タイツ」と名付けられた猫と、お母さんのほのぼのした毎日を描くホームコメディ。 岩岡さんの着眼点が活きる主婦ワールド。単なる猫っ可愛がりに、ならないのが岩岡流。併録の3編の短編も女心を描いて秀逸! あの絵が…なんとも言えず和みます♪
読了日:2月11日 著者:岩岡 ヒサエ
繕い裁つ人(3) (KCデラックス)の感想
あい変わらず、此処にはゆったりとした時間が流れている。生活に追われ、自分のことしか考えない殺伐とした現代。 昭和を思わせる下町人情、静かに寄り添おうとしての気遣い、いろんな場面で他人との触れ合いが感じられる。主役二人の仲は揺れ動く振り子細工、少し振幅が小さくなりつつある。同一著者のコミック「サウダーデ」の芳乃さんが気心の知れた同級生でゲスト出演するのも嬉しい。
読了日:2月11日 著者:池辺 葵
鉄楽レトラ 1 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)の感想
作家さんは好きでペンタッチなど最高です。しかし、パラパラっと立ち読みしたのですが、新シリーズはイマイチ分かりません。古本屋の100円棚に並んでいたので、可愛そうになり購入して来ました。で、じっくり読んでみると「良い」これは良い、心揺さぶられた。何にも希望の無い生活に小さな光が・・・男の子の「スパニッシュダンス」、さてどうなるのか。家族、友人の設定も悪くない、特に妹のキャラが良い。スポ根とは違う熱血物の雰囲気、まだ序の口続きを読もう。TUTAYAにレンタルコミック確認済。さあ、少年よ、この先どうなる!
読了日:2月11日 著者:佐原 ミズ
鉄楽レトラ 2 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)の感想
【レンタル】今回は銘椀がメインのお話。 いろんな事に悩み、切り開いてて行く性格が、主人公に発破を掛ける。スタジオも無事開設され、そこで新たな出会いが…ともかく、物語は始まったばかり、主人公の夢と希望は、まだまだ先になりそうです。 さあ、三巻に行きましょうか!
読了日:2月13日 著者:佐原 ミズ
鉄楽レトラ 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)の感想
今回は、友達の菊池君がメインのお話。挫折を経験して目立つことを止め、怠惰に生きることで折り合いを付けるが・・・徐々に膨らむストーリー、着々とフラメンコに打ち込む姿勢を見せる主人公。恋の行方はまだ見えず、キャンデーのメッセージに気持ちを托す。もどかしいような思いのまま続刊を待ちます。
読了日:2月13日 著者:佐原 ミズ
木暮荘物語の感想
【図書館】とある東京近郊のおんぼろアパートの住人たちのグランドホテル形式のオムニバスドラマ。と、簡単に片付けられない人生の深みを感じるお話。これを読んで、あれだけの雑学もどきの読書量は作品に活かされてるなと思った。「穴」の神崎のエピソードが顕著だが、「江戸川乱歩」の世界を彷彿させる。登場人物それぞれが曰くありげな性格です。しかも、微妙な接点を持つ・・・ さすがはストーリーテラーですね。
読了日:2月16日 著者:三浦 しをん
心がわり 狸穴あいあい坂の感想
【図書館】狸穴あいあい坂シリーズ、第三弾! 恙無く暮らす結寿の婚家に巻き起こる難題事、大火、盗人、そして懐妊…幸せの中にも何かと心休む暇も無い日々。今回は婚家の人物に焦点を当てた連作短編集。最終話の感じではシリーズ終焉にも思えるのですが、出来れば永く続けて欲しいシリーズです。
読了日:2月17日 著者:諸田 玲子
夏目友人帳 15 (花とゆめCOMICS)の感想
【レンタル】相変わらず小ネタをやっているような気がする。友人帳をどうするのか、先が見えない。もう15巻10年という事だが、「友人帳」の意味は「妖」が見える様にする小道具にしか思えないのだが・・・書いてある「妖」に名前を返すとのテーマはどうなったのだろう。その場その場でストーリーを考えている感じが、あとがきからも感じる私ひとりだろうか?そろそろ主軸・方向性を示しても良い頃かと思います。ロングに続けたい気持ちは判りますが・・・
読了日:2月19日 著者:緑川ゆき
お慕い申し上げます 3 (ヤングジャンプコミックス)の感想
今回は「節子」中心のお話。 悔しさ、縋り、安定・・・節子の煩悩は深い。 映像プロデューサーの兄が登場、否応なく現実を突きつけられる。 そんな中、檀家を離壇するという家や三回忌の「お布施」が空だったり、志納料、お布施のあり方が問われる。 檀家とはお寺とは 「三宝を敬え」住職の言葉が沁みる。 坊主頭にも欲情する節子の煩悩は続く・・・
読了日:2月20日 著者:朔 ユキ蔵
ストーリー・セラーの感想
女流作家と読書家の夫婦のお話。 小説と現実が交錯してどこまでが真実か判らない点がキーポイント。 しかし、ここに描かれている夫婦の愛情は共感します。 多分に著者の狙い通りの「甘々」ですが・・・ 夫婦はこう有りたいという寓話です。 夫婦の視点を換えたBサイドを書下ろしで加えたと言うがどうでしょう、短編集のままで良かったかも・・・
読了日:2月22日 著者:有川 浩
ぎんぎつね 8 (ヤングジャンプコミックス)の感想
何をやってもうまくいかない「小杉」、「まこと」の一途さなに触れ、明るさを取り戻す。一方「悟」は、体育祭を通じて少しずつ心を開いていく。 突然、現れた狼姿の神使と孤独な女性小説家の心の触れあいを描く「1000年の孤独」など、あい変わらず盛りだくさんの神社コミック。「まこと」の神主への決意が固まる第8巻! 巻末の神社の作法や諸事が分かる「おまけ物語」が好評です。
読了日:2月24日 著者:落合 さより
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)の感想
口絵が良い、重要なシーンに登場する鶴岡八幡宮の桜、裏は登場人物の雰囲気たっぷりのイラスト。そして、遂に謎の母親が登場する。テーマは「江戸川乱歩」誰でも1度は読んだ、少年探偵団、怪人二十面相、乱歩の秘密に栞子が挑む!そこに母の影が…サブタイトルの「二つの顔」が全編に活きている、見事な乱歩世界の二重構造。最後の最後まで目が離せないジェットコースター・ミステリーの傑作!
読了日:2月27日 著者:三上延
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