8月に読んだ本をまとめてみました。
相変わらずコミックが多いです(笑) 暑いのと通勤帰りに座ると本を広げて寝てしまうので活字本が進みません(笑) 25冊はまあまあかと・・・
8月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:5342ページ
ナイス数:1978ナイス
オトノハコ (KCデラックス Kiss)
田辺きみ、高校一年生、ひょんな事から、合唱部に入部。それは、たった二人しかいない廃部間近の部だった。コンサートに出たい!と練習に明け暮れる毎日。高校生活をピュアに描き、涙と笑いを誘う岩岡ワールド。心のなかにある小さな痛みを乗り越えて、コンサートを目指す。「章前」が、同著者の学園オムニバス短編集「花ボーロ」に掲載されている。
読了日:08月31日 著者:岩岡 ヒサエ
天女湯おれん これがはじまり (講談社文庫)
天女湯が出来るまでお話、どうして男女斡旋密会部屋が出来たのか、なんであんなにもおれんが「お上」を恨んでいるのか、湯屋の従業員がどういう経過で集まったのか、「天女湯おれん」の成り立ちが判って爽快です。火事により全てを無くしたおれん、折れる心に発破をかけて、粋に乗り越え明日へと繋ぐ、粋でいなせな江戸っ子気質、天女湯おれんは女でござる。続編も単行本で出ている模様、文庫化が待ち遠しいシリーズです。
読了日:08月29日 著者:諸田 玲子
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
三巻目にして、いよいよ「母」の昔と妹の現在(いま)が、描かれる。古書の魅力とビブリア古書堂の謎は、ますます深まるばかり…そんなとき、宮沢賢治の初版本が盗まれた、取り返して欲しいとの依頼が来る。栞子がたどり着いた意外な犯人とは!
読了日:08月27日 著者:三上 延
花ボーロ (IKKI COMICS)
やっぱり、「岩岡ヒサエ」の世界は良いですね〜。絵柄のせいか、まったりほんわかしてしまいます。そんな世界に人の弱さをちょっぴり入れて、やさしく、そして大丈夫だよって肩を抱いてくれる、そんな物語が多いです。この「花ボーロ」も、そのひとつです。学校を舞台にしたオムニバス・ドラマ、その中の1エピソード「オトノハコ」がシリーズになって1冊のコミックスになってます。ライバル社からの出版です(笑)はい、続けて読んでます。花ボーロのキャラのさりげない再登場が読者サービスとしても、嬉しいです。「岩岡ワールド」奥が深いです。
読了日:08月25日 著者:岩岡 ヒサエ
繕い裁つ人(2) (KCデラックス)
やっぱり、良いです。服を取り巻く人たちの物語、服に対する思いがそれぞれの人生を垣間見るストーリーになっている。若き感性を持つデザイナーとの交流に刺激を受けたり、又、老練なる仕立て屋の腕を惜しみ、生涯現役を説く主人公。周囲の人たちとの会話もセンスある表現が増えて来た。特に主人公のお母さんのキャラ設定が抜群です。「僕は服だけの事を考えていた、あの人は服を着る人の事を考えている」心に残るセリフが随所に現れます。三巻目も楽しみです。私、惚れ込みました(笑)
読了日:08月23日 著者:池辺 葵
残り鷺―橋廻り同心・平七郎控 (祥伝社文庫)
橋廻り同心シリーズも、本作品で10巻を数える。主人公の平七郎と瓦版屋のおこうとの仲も依然はっきりしない。折しも二人に縁談が持ち上がる。亡父の書いた瓦版を読本にと、提案する縁談相手の読本屋。その言葉に瓦版稼業の心が揺れるおこう。一方、平七郎にも奉行直々の見合い相手が…難事件を解決し、冬の屋根舟におこうを誘う平七郎。急展開の兆しのシリーズに、当分目が離せません。
読了日:08月22日 著者:藤原 緋沙子
ビブリア古書堂の事件手帖 (1) (カドカワコミックス・エース)
コミックス版・ビブリアです。カバー画に騙されました(笑)原作を読んでいたので謎解きの部分には期待してなかったのですが、中身のキャラクターがイメージと違いました。人みしりの栞子さんというイメージが、何となくキャピキャピしてる感じなんです。ほっぺもふっくら丸顔だし・・・カバー画の人物像での動きが欲しかったです。 一枚画の静止画とは勝手が違うのは仕方ないのですが・・・雑誌掲載時に読んでいない、ビニール袋入りのコミックスは要注意ですね(笑)
読了日:08月21日 著者:ナカノ
泥棒猫ヒナコの事件簿 あなたの恋人、強奪します。 (徳間文庫)
何か問題のあるカップルを別れさせるプロ。いわゆる「別れさせ屋」では無い、相手の心をメロメロにして自然にカップルを解消させる。アフターサービスとして、その後のケアも忘れない。一件「10万円也」果たして安いか高いのか。自ら「泥棒猫」と称するヒナコの手際の良さに、世間の憂さを忘れて下さい。すっかり惚れ込み、第二弾も仕込んでしまいました(笑)
読了日:08月21日 著者:永嶋 恵美
繕い裁つ人(1) (KCデラックス)
良い、最高です。なんか胸の底から、じーんと来ます。画は正直上手とは言えませんが、むしろそこに本質が感じられます。祖母から譲り受けた小さな洋裁店、そこにはデパートには無い人の交流が静かに流れています。服と人との結び付きを縦糸に、縫う人とそれを取り巻く人たちを横糸に人生模様が織り込まれていく。読後しばらく余韻に浸っていました。三巻まで刊行中との事、急いで続きを読まねば♪
読了日:08月19日 著者:池辺 葵
少年幻燈館 (ビッグコミックススペシャル)
いや〜ノスタルジーですね(笑)ビッグコミックの増刊号で何篇かは読んでおりましたが、やはり「勝川ワールド」は最高です。野外映画、ベーゴマ、メンコに駄菓子屋、がり版…昭和30年代にタイムスリップです。また、絵柄がほのぼのとして良いのです♪笑いあり、涙ありの心に沁みるコミックです。
読了日:08月18日 著者:勝川 克志
五右衛門 (SPコミックス)
破天荒な物語と奇想天外なシーンの多い作家でした。何しろ時代劇にロボットや戦車が登場するのですから。前作の宮本武蔵もそうでしたが、今回の石川五右衛門も期待していたのですが…未完のまま他界されてしまいました。五年前に刊行されたのは知っていたのですが、古本屋を探しているうちに、今頃になってしまいました。あらためて続き読みたいと思っています。
読了日:08月16日 著者:石川 賢,ダイナミック・プロ
マホロミ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
【レンタル】主人公は建築学科に通う大学一年生。亡くなった祖父の家に引っ越すが、それから古い建物に興味を持つようになる。そして、何かの拍子に建物の部分に触ると「建物の記憶」が見える現象にとらわれる。祖父の家に影響されたのか。ある時同じように幻想を見る女性に出会う。古い建物と残った思念、謎の女性と幼なじみの女の子、好奇心いっぱいの妹も絡んだ関係も今後の課題に。古い建物絡みの物語、これからの展開が楽しみです。
読了日:08月15日 著者:冬目 景
ジゼル・アラン(2)
【レンタル】今回はジゼルの行動を心配して、生家の堅物執事がアパートに押し掛けるが、お嬢様の仕事にびっくり。また、アパート経営に至る経緯を描くお屋敷編もジゼルの性格が良く現れていて思わず納得。そして、師匠でもあり、商売敵でもある同業者の登場で、ますます仕事の幅が広がる気配に次回も目が離せません。
読了日:08月15日 著者:笠井 スイ
乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
シリーズ4巻目、舞台はアラル海の畔の漁村に住む双子の少女ライラとレイリ。ともかく元気いっぱいです、今日も素敵な旦那さん探しに精を出してます。ところが、やること為すこと裏目に出てしまう。何とか結婚相手は見つかるが…少女から大人に変わる女心を、周囲の暖かい支援も交えて謳い上げる人間賛歌。次回は結婚式からスタートです。
読了日:08月12日 著者:森 薫
つらつらわらじ(3) (モーニングKC)
備前岡山藩の参勤行列は、順調に旅程をこなしていた。道中にて藩主・熊田治隆の豪気なエピソードが語られる。一方、間者として行列に紛れ込んだ「公儀お庭番」九作は、何故か藩主のお気に入りに。探索か探求かに迷う九作をも含めて一行は、行程半ばの岡崎宿に差し掛かる。ところが予定の本陣には、御公儀宮野家が伊勢代参として、宿泊していた。藩主・熊田は野営を命じるが…波乱必至の次巻に期待!
読了日:08月12日 著者:オノ・ナツメ
仕掛人藤枝梅安 25 (SPコミックス)
暇潰しと言っては失礼ですが、たまにはこんなエンターテイメントも暑気払いにはうってつけかと…原作のコミカライズではなく、原案を脚色したものです。遥かに原作の本数を超えています。殺しの仕掛に深みがなくなっています。池波先生もさぞかし草葉の陰でお嘆きの事と思います。
読了日:08月12日 著者:さいとう たかを,池波 正太郎
PEACE MAKER 9 (ヤングジャンプコミックス)
アクアタルカスの戦闘、圧倒的勝利で終息。息つく間もなくコニーは大闘技都市の決闘に。そこに現れた最終挑戦者とは…新たな展開を見せるシリーズ、衝撃の第9巻!
読了日:08月12日 著者:皆川 亮二
夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)
【レンタル】シリーズ最新刊!前巻は人との絡みが中心の話でしたが、今回は「妖」との触れ合いを描く短編集。著者も夏目も徐々に「妖」との距離感が掴めて来た感じです。人の世の哀れを描くには、まだまだ著者はお若いのでしょうね。ともあれ、名前返しの旅で夏目(著者)の成長を見守りたいと思います。次巻は来年初めとのこと、楽しみです。
読了日:08月12日 著者:緑川 ゆき
丹下左膳〔完全版〕
やっと巡り合えました(笑)昔(子供の頃)雑誌で読んでいました。折しも、テレビドラマで松山英太郎・主演の丹下左膳が人気を博していました。以来、漫画版をもう一度読んでみたいと思っていました。昨年に復刻版が出たのは知っていましたが、コミックに2000円近くも掛けるのはと、躊躇していたのです。読んで良かったです、小沢さとるの丹下はダイナミックな殺陣と人情を絡めて、今読んでも最高です。490ページの大作を堪能いたしました。
読了日:08月12日 著者:小沢さとる
秋思ノ人-居眠り磐音江戸双紙(39) (双葉文庫)
速水左近が甲府勤番の役を解かれて江戸に戻って来る。道中に不穏な動きを感じて磐音は笹子峠に走る。好評シリーズの主要人物が江戸に集結。新たな人物も配して、そろそろ反撃の狼煙上がるか…読み終わると同時に次巻が待ち遠しい作品です。
読了日:08月10日 著者:佐伯 泰英
れんげ野原のまんなかで (創元推理文庫)
【再読】以前に図書館で借りて読んだのですが、文庫化に伴いもう一度読んでみました。新米司書が赴任した図書館は、ススキの群れる郊外(山裾)の図書館。暇を持て余している日常に、来館者から持ち込まれるささいな「謎」。名探偵の先輩司書のアドバイスを受けて、真相に迫る文子。謎解きあり、人情ありのコージー・ミステリー。登場する「本」は一冊を除き全て現存するものばかり、さすが元・図書館司書の経験は伊達ではない。図書館業務やレファレンスにも細かく目が届いています。ススキが原がレンゲ畑に装いを変えた時、またしても事件が・・・
読了日:08月08日 著者:森谷 明子
映画篇 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
2巻目、読了。三話の途中で終わり、以下次巻に続くになるのですが、各話に共通性を持たせている。区民会館の「ローマの休日」とか、薬害問題とか、限られた時間と地理的空間の中で同時進行しているドラマを見ている感覚です。原作本は未読ですが、最後はどう集約するのか今から楽しみです。
読了日:08月05日 著者:金城 一紀
百姓貴族 (2) (ウィングス・コミックス)
やっと、読めました(笑)一巻に続き、またまた抱腹絶倒の酪農家族エッセイ・コミック。信じられない事が次々と起こる「目からウロコ」の農業生活、笑いながらふと気が付くと、農業政策の不条理が頭をよぎる。同著者の「銀の匙」ファンの方は、リアルな酪農家のガイドブックとして併読をお薦めいたします。
読了日:08月04日 著者:荒川 弘
叛き者 (徳間文庫)
天保世直党、再び!憎き鳥居燿蔵がまたぞろ悪巧み。おらんだ医者を助けつつ燿蔵に肉薄するが、またもや好敵手・目付の甘粕が立ち塞がる。乱之介の過去が次第に明らかになるシリーズ第二弾!
読了日:08月01日 著者:辻堂魁
天地明察(2) (アフタヌーンKC)
【レンタル】シリーズ2巻も読了。囲碁の世界に留まらず、好きな算術に足がかりを得た晴海。あこがれの関への問題も心が先走り、間違い問題になってしまう。それをさり気なく伝えた関もなかなかの人物かと・・・いよいよ観測の旅に出る晴海、次巻が待ち遠しいシリーズになりました。
読了日:08月01日 著者:槇 えびし
いつもありがとうございます。
では、又♪
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