5月の読書メーター♪
5月に読んだ本の一覧です、コミックが無いとさすがに少ないですね。
通勤書斎なのでこんなものでしょう(笑)
5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3755ページ
ナイス数:71ナイス
作家の放課後 (新潮文庫)
タイトルが良いですね。放課後・・・なんとなく、お勉強って雰囲気が伝わりますものね。著名な作家22人が本業を離れて、一度はやって見たかった事に挑戦するアンソロジー。角田光代、森見登美彦、辻村深月、山本文緒などが体験する冒険(お茶、富士登山、釣り、和裁など)の数々を自身の筆で活写した爆笑エッセイ。
読了日:05月31日 著者:
恋と軍艦(2) (講談社コミックスなかよし)
香菜と晶、二人の多感な女子中学生を主人公に、ちょっとだけ背伸びの思春期ライフを描くほろ甘コミックの第二弾。イケメン町長にぞっこんの香菜とアンニュイな雰囲気の漫画家に興味津々の晶の毎日はハラハラドキドキの連続です。女子中学生の世界でも「西ワールド」は健在です(笑)
読了日:05月30日 著者:西 炯子
ころころろ (新潮文庫)
このシリーズも8巻目、今回は若旦那の眼が見えなくなってしまう!どうにか若旦那の眼の光を取り戻そうと奔走する「妖」達の活躍を描く連作短編集。佐助、仁吉それぞれの優しさに触れるエピソードが素敵です。佐助が所帯を持った?「思わず、え~っ」の展開も・・・ラストの物語は、おとぎ話をモチーフにした解釈と、時間の流れの概念が人の世のあわれ描いて涙を誘う。次巻も期待します。
読了日:05月29日 著者:畠中 恵
草子ブックガイド(1) (モーニングKC)
幼い頃から「本」の世界を旅している中学生の草子(そうこ)、その感想文が古本屋店主の目に止まる。「ロビンソン漂流記」「ティファニーで朝食を」「山月記」などを、魅力たっぷりに紹介します。学校司書と司書教諭の違い、ブックトークの必要性など、本を取り巻く状況も物語の中で解説しています。本を愛する方、全てに読んでいただきたいコミックスです。
読了日:05月27日 著者:玉川 重機
ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)
37歳、独身、大手音楽事務所、係長。 キャリア・ウーマンの仕事に対する姿勢が、男の私から見てもうなずけるシーンが満載です。しかし、著者の柴田女史はOL経験があるのでしょうか。いちいち細かいトラブルに丁寧に対処する主人公の行動は、「物書き」の視線だけでは無理があるのではと、感心しました。ブレーンがいるのかも・・・働く女性に是非、読んでいただきたい一冊です。もちろん、私のように男性が読んでも女性の悩みや達成感など、読んで納得、爽快感のある小説です。 続刊の「やってられない、月曜日」も、読んでみようと思います。
読了日:05月24日 著者:柴田 よしき
はじまりは青い月 <スカーレット・パラソル1> (創元推理文庫)
子供向けの児童書ということもあり、短時間で読み終えてしまいました。江戸川乱歩の児童版を彷彿させる世界です。昔の怪盗「紅蝙蝠」二代目は「赤い日傘」(スカーレット・パラソル)、二代目名探偵(?)も表れて・・・何で創元推理文庫に入っているのかが不思議。偕成社かポプラなら判るのですが・・・だって推理物じゃないですよ?これ。解説文をよく読めば良かったな、でも本文の中に挿し絵を組み込むなど創意工夫がされていて、児童図書の世界を久しぶりに遊んだ気分。 投資額が100円ですから元は取れたということで・・・
読了日:05月20日 著者:新庄 節美
おくれ髪―吟味方与力人情控 (学研M文庫)
辻堂氏の作品は「風の市兵衛」シリーズから入りましたが、この作品の以前・以後では人物描写がまるで違います。吟味方与力という設定ですが、そこは読み物です。剣戟シーンが少ないのは仕方がありませんが、それなら人の心理をもっと掘り下げるべきかと思います。今回も下手人を黙って見逃してしまいます。こんな捕物帳はありません。若書きは否めませんね。氏の作品は過去に遡るべきではありません。今後の氏のシリーズに期待しています。
読了日:05月18日 著者:辻堂 魁
四季の消しゴムスタンプ
図書館で借りて来ました。性懲りもなく、また趣味を増やそうとしてる(笑)
読了日:05月15日 著者:山田 泰幸
夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
艱難辛苦のドラマ傾向に入った感がする。当初は大阪の料理を江戸に根付かせる細腕繁盛記みたいな物語かと思ってました。巻を重ねるうちに、達成困難な課題を詰め込み過ぎな物語になっています。ページ稼ぎか嗅覚、味覚を奪うというエピソードまで仕立て上げてしまいました。小松原との祝言、野江の身請け、天満一兆庵再建、これだけ詰め込んだら広げた風呂敷を畳むのは至難の技かと思います。救いの無いドラマは読んでいて辛いですね。ただでさえ実生活が辛いのに・・・
読了日:05月15日 著者:高田 郁
ふたがしら 1 (IKKI COMIX)
オノナツメ時代劇の新作は、なんと泥棒稼業。頭目の死によって、跡目を取ったのは頭目の弟分・甚三郎。この采配に納得いかぬ二人、弁蔵と宗次は一家を抜けて旅に出る。東海道を行く二人が目にする出来事を軽快なタッチで描くロードムービー的痛快活劇ロマン。前作の「さらいや五葉」の暗さを感じてさせない「やじきた」道中絵巻。「でっかいことをやる」と公言する二人の明日は、果たして丁と出るかそれとも半か。まだ、旅は始まったばかりです。
読了日:05月14日 著者:オノ ナツメ
猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)
表紙に誘われて、手に取りました。最初「猫弁」ってなんだ?と思いましたが、読んで納得。冴えない風貌ながら頭脳明晰、心優しき正義の味方。まるで○田一○助さんみたい(笑)事件は盗まれた霊柩車、しかしあるはずの遺体が無い・・・まるで関係の無いと思われる出来事が、ジグソーパズルの様にピタッと収まる大団円。2時間ドラマみたいと思ったら、なんとドラマ原作賞受賞作品でした。シリーズも続く様で、次巻も楽しみです。
読了日:05月11日 著者:大山 淳子
おさがしの本は (光文社文庫)
本との出会いは不思議ですね。この本は雑誌「ダ・ヴィンチ」の紹介で知りました。普段は好きな作家やシリーズ物の新刊、人気作に限られてしまいますが、たまたま手に取った雑誌に「宝物」が隠れておりました。タイトルから単純な本探しミステリーかと思いきや、眼からウロコです。図書館司書のレファレンス係のお話ですが、本探しから図書館廃止に繋がるストーリーと怠惰な仕事から能力を認められた青年の再生のドラマを連作短編で描いた傑作です。コミック「夜明けの図書館」で、物足りなかった方にはお薦めの一冊。帯裏のデザインにも注目を!
読了日:05月08日 著者:門井 慶喜
三匹のおっさん (文春文庫)
良いですね〜。悪ガキ三人組が定年後の「暇つぶし」に考えついたのは、町内の自警団、名付けて地域限定・正義の味方。 かくして、「三匹のおっさん」の活躍が始まります。 町内の揉め事を通して、嫁姑、孫、夫婦、親子、の関係を出来るだけ音便に解決します。町内に蔓延る痴漢や詐欺、動物虐待、悪徳商法など、三匹のおっさんが裁いて叩く。ジジイとは呼ばせない、愉快痛快大爽快の人情ドラマ、是非ご一読を!
読了日:05月05日 著者:有川 浩
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