長勝院ハタザクラ♪ 埼玉県・志木市

とある４月の一日、ぽかぽか陽気に誘われて、柳瀬川に桜を観に行きました。　染井吉野は終わってしまいましたが、遅咲きの長勝院のハタザクラを観に出掛けました。

最寄駅は東武東上線の「柳瀬川駅」です。　その名の通り駅前には「柳瀬川」が流れています。

さほど大きな川ではありませんが、流れは強いようです。　この堤防沿いが桜並木になっていて約４ｋｍにも及ぶそうです。

空はあくまでも澄み渡り、少し歩くと汗ばむくらいです。

駅から少し上流に歩いてみます。　河原は春草が萌え出り、菜の花もいっぱいです。

流れのの中に「河童」を発見！　この子の名前は「流ちゃん」です。　志木市には河童伝説が残っており、市内には沢山の河童像があります。　この子もその一人です。

水辺には鴨ものんびり泳いでいます、長閑な昼下がりです。

のんびりとした気分で駅前のスーパーで買ってきたお弁当を広げます。　遠くには少し桜も残っています、桜と菜の花でお花見です。　少しお酒も飲んでしまいましょう（笑）　風も無い、ぽかぽか陽気に眠くなって来ます。

お腹も膨れましたので、志木中学校近くの長勝院にハタザクラを観に行きます。

「チョウショウインハタザクラ」は、５弁の花びらの中に雄しべが異様に長く花弁のように変化したものが見られます。　これが旗状になっていて「旗弁」と呼ばれています。　世界で一本しか無い天然記念物「長勝院ハタザクラ」の所以です。　少し判りづらいのですが、丸で囲った弁が旗弁です。

桜の根元にも河童さんが花を眺めています。　こちらは「さくら子」さんです。　ちょっと色っぽいですね（笑）　ハタザクラは樹齢４００年を超えて、樹高１１．２０ｍ、目通り３．０７ｍ（目の高さくらいの樹の周囲）の巨木です。　ただ平成５年に市の天然記念物に指定されるまで手当をしていなかったためか、勢いが無くなっています。　まあ、４００年以上生きていますので、弱って来るのも判りますが。　この木から挿し木にて２世が市内の数か所に育っています。　今後はそちらも名所になることでしょう。

帰りがけに見かけた入り口付近の「ウコンザクラ」です。　この桜もこれからですね、市民の森近くにも咲いています。

以上、志木市・柳瀬川の桜見物の一席でした。
いつもありがとうございます。

では、又♪