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2011年4月23日 (土)

たまには読書を♪ 昼下がり編

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雨と風の午後、時ならぬ春の嵐にサンポリングの出鼻を挫かれて、昼下がりに珈琲を片手に開く本の紹介などと思います。

先ずは、本年度「マンガ大賞」第一位に輝く作品から・・・

「3月のライオン」
羽海野チカ(うみのちか) 白泉社・刊

孤独な少年の自立と再生を、将棋と彼を取り巻く人々の情熱と温かい触れ合いで描く感動巨編。 前回紹介した時は反応が無かったのですが、今回の受賞で興味を示す方が増えそうで嬉しいです。 ほのぼのタッチの絵とは、うらはらに人生の喜怒哀楽を静かに伝えてくれる愛読の一冊です。

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「えてがみブック」
杉浦さやか 角川文庫・刊

携帯やメールにもいいけど、たまには手紙はいかがですか。 手作りの便せんや封筒、季節の手紙、遊びのお誘い・・・ あたたかい気持ちを伝える「ひと手間」を何気ないイラストと手書きの文字で教えてくれる、ほのぼのとした世界です。

「おてがみデイズ」
竹村真奈 BNN新社・刊

こちらも、手紙を書くときのアイデアがいっぱい詰まった楽しい本です。 筆記用具から便せんの選び方、切手の種類からスタンプのいろいろ、既製品から手作りまで送り手の気持ち沿った手紙の活用法がたっぷりと紹介されています。 授業中のコソコソレターやおじいちゃんからの手紙、「りぼん」や「なかよし」の付録のレターセットの思い出など、著者の手紙にまつわるあれこれなども載せて、手紙文化の乙女のこだわりも満載。

さあ、一筆啓上いかがですか。

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「花おりおり」 その五
湯浅浩史 朝日新聞出版・刊
朝日新聞・朝刊に五年間の長期連載されたフォト・エッセイの最終巻です。 たくさんの花を綺麗なカラー写真と説明文で一年間の季節を伝えてくれます。オールカラー・258ページの植物エッセイ、巻末に全五巻の総目次も収録の愛蔵版です。

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「すずちゃんの鎌倉さんぽ」
吉田秋生(監修)&海街オクトパス・編 小学館・刊
鎌倉を舞台にした「海街diary}(写真右)、その世界を主人公の「すずちゃん」が紹介する鎌倉案内。. お話に出てきた場面や場所を中心に鎌倉の魅力を伝える、ひと味もふた味も違ったガイドブックです。 ゴールデン・ウイークには鎌倉に行ってみませんか。

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「女子魂 ジョシタマ」
蝶々 よしもとばなな  マガジンハウス・刊
類まれなるスピリチュアルパワーにあふれた日本を代表する作家とニッポン女子の救世主が雑誌「Hanako」に連載した往復書簡。 迷えるニッポンの女子に元気と活力を与えるパワフル対談も併録。 奇才同士のぶつかりは我々をどこに導くのか・・・

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「阪急電車」
有川 浩 幻冬舎文庫・刊
隣に座った女性は、いつも図書館で見かけるあの人・・・ 片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡、たまたま乗り合わせた乗客たちの人生が交錯するあたたかい触れ合い。 往路での出会いが復路で後日談と変わるシーンがあったかな余韻を残します。 映画「阪急電車」中谷美紀・主演で本日(4/23)出発進行です。

「蒼林堂.書店へようこそ」
乾くるみ 徳間文庫・刊

書評家の林雅賀が店長の古本屋に集う4人。 彼らが持ち寄る日常の小さな謎を解決しながら14か月が過ぎるとき・・・ 毎回紹介されるミステリーの数々とその本たちに秘められたひそかな想いとは。 かたわらに猫、そして一杯の珈琲と推理小説、ようこそ蒼林堂へ!

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「詩歌の待ち伏せ」 1
北村 薫 文春文庫
本の達人・北村薫が人生折々の詩歌との出会いとその後のつきあいを優しい筆致で描くエッセイ評論集。 思いもよらない場所や状況で詩歌に出会ったとき、まさに待ち伏せを受けたと表現する著者の感性と感謝の心をていねいに綴る第一集。 石川啄木、西条八十らに交じり三歳児の詩にも向けられる著者の温かいまなざし・・・ 第3集まで刊行、是非、ご一読を!

余談ですが、与野駅前の居酒屋でこんな状況になった経験が・・・(笑)

春の嵐の昼下がり、つれづれに書き散らかした、本の紹介もこの辺でお開きです。
今度の読書会にはこの中の一冊を持参しようと思っています。
さて、どれにいたしましょうか・・・悩みますね(笑)

最後に、このトピックスのB.G.M.をご紹介してお別れといたします。
竹内まりや「ボナペェティ」です。

いつもありがとうございます。

では、又♪

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コメント

 一番乗り~~~。

 こんどこそ早くぶんぶんさんに予約しちゃいます。

 この中で一番読みたかったのは『阪急電車』。
映画も観たいんだけど、今、有川さんはブレイクしていて、作品が次々とドラマ化、映画化していますね。
図書館で予約してあったのですが、100人以上待ちなので、断念。
 ぶんぶん様、お貸し下さいませ。

 あと、『3月のライオン』もお願いします

 『謎解きはディナーのあとで』も図書館で予約したら、なんと、231番目。
何年後になるかわからないので、諦めました。

投稿: しいか | 2011年4月24日 (日) 14時24分

しいかさん、こんばんは♪

『謎解きはディナーのあとで』の件では、失礼をいたしました。
はい、『阪急電車』、『3月のライオン』ご予約承りました(笑)
この二つの内どちらかを「読書会」にと思っていました。
読書会までお待ち下さいませ。

「蒼林堂書店へようこそ」も洒落たストーリーの作品です。
ミステリー好きには応えられない逸品です。

じゃなくて、しいかさんには最後の作品にコメントをいただきたかった
ですね。
「しいかの待ち伏せ」ね、出会いがしらにうむを言わせず・・・
なんて感じでしょ?
でも、タイトルに惹かれて買った訳ではなく「北村薫」のファンで、
前から探していたのです。
昔の作品だから新刊で買うのも惜しくて、古本屋の出物をチェック
しているのです。
2巻3巻も「出会ったら」買うつもりです。
こんな古本屋さんの利用方法も楽しいものです。

いつもありがとうございます。
では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2011年4月24日 (日) 20時45分

ぶんぶんさん こんばんは♪
たいへんご無沙汰でした~(^^ゞ

遅ればせながら110,000アクセス
(20,000とは大違いだね)笑
おめでとうございます
いつもながらにたくさんの写真と共に
丁寧なレポート、ご一緒させて頂いてるような気分で
楽しませて頂いています♪
今回も楽しそうな御本の紹介
「詩歌の待ち伏せ」 面白そうですね~
是非手にとって読んでみたいと思います
「阪急電車」は2年ほど前かな
「片道わずか15分電車は人数分の人生を乗せて・・・」
帯のタイトルに惹かれて読みました
今回映画化されるのですね
中谷美紀さん どのように演じてくれるのか楽しみ
映画も見てみたいです


投稿: kei | 2011年4月24日 (日) 20時55分

ワッ!前文訂正です
興味持ったのは「蒼林堂.書店へようこそ」でした~

投稿: kei | 2011年4月24日 (日) 20時59分

keiさん、こんばんは♪
そして、おひさしぶり♪

心配しましたよ~
全然更新しないしメールも来ないし・・・
だから、遠距離恋愛は無理があるのかと?
いやいや、恋愛は余計だったか(笑)

はい、昔通りの千夜一夜です。
画像を少し大きくして一段2枚にしたから、どうしても2部構成3部構成になってしまいます。
もう少し心を鬼にしてセレクトすれば良いのですが、250枚も撮ってしまうと愛着も湧いてしまうのです(笑)

「阪急電車」地元ですものね、地名にも親近感が出ますよね。
すごく粋なお話ですよね、関西人パワーも感じられたりして。

「蒼林堂.書店へようこそ」が気に入りましたか?
ひとつのエピソードに5~6編の内外の小説がからんだ話になっています。
それが14ケ月、70~80の書籍紹介になっています。
タイトルだけなら、その3倍の小説が紹介されています。
是非、お手に取っていただきますように。

そうそう、詩や短歌がお好きなら「詩歌の待ち伏せ」もお奨めの作品です。
北村薫の独自の視点と解釈が心豊かにさせてくれます。

久々のおしゃべりに、ついつい長くなってしまいました。
またのお立ち寄りをお待ち申しております。

では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2011年4月25日 (月) 00時03分

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