川島町探訪♪ 遠山記念館・聖天宮
「ぐるっと・かわじま」後編の始まりです。 遠山記念館からスタートです。 川島町が生んだ偉大なる名士・遠山元一氏(日興證券の創立者)が、母親の美以さんのために建設された建物です。 現在は美術館を併設し財団法人遠山記念館として公開されています。
お濠のある門前を渡り、玉砂利を踏んで入口の長屋門に向かいます。
立派な長屋門です。 門構え自体に風格を感じさせる雰囲気です。
門から見た庭園は四季折々の樹木が植えられていて、落ち着いた佇まいです。 長屋門の一部は休憩所になっています。 ここの壁に庭園の花の種類がパネルになって紹介しています。
遠山美術館です、ここには遠山氏の所蔵品が入れ替わりで展示されています。 入場券もこちらで購入します。
表玄関から靴を脱いで館内へ。 かつて梅屋敷と呼ばれた農家の趣を残す茅葺き屋根、欅(けやき)造りの建物です。
玄関の天井は木目を生かした見事なものです、玄関からこんなに感心していますので、中の様子は推して知るべしですね。 他の二人と比べて遅々としています(笑)
囲炉裏を残す、18畳の和室。 畳の変則的な敷き方がモダンです。
こちらは「中棟」です。 田舎風の東棟からがらっと変わって「書院造り」です。
こんな感じで、畳の敷いてある渡り廊下で繋がっています。 欄間の透かし彫りも見事なものです。
襖も屋号の丸に二の字の印章が模様になっています。 壁の漆喰の色分けなど凝った造形へのこだわりが感じられます。
蹲(つくばい)に濡れ縁、こちらは「西棟」です。 数寄屋造りの贅を尽くしています。
何ともいえぬ落ち着いた佇まいに、いつまでも居たいと思ってしまいます。 そろそろ外へ。
東棟を表から見ると、梅の古木が花を咲かせています、まさしく梅屋敷ですね。
名残惜しい「遠山記念館」ですが、そろそろ後にしたいと思います。
これより、「反省会」の場所を求めて「若葉駅」に向かいます(笑)
建立した大法師が若い頃、大病を患い「三清道祖」に祈願して病が完治した事から、感謝の気持ちで人びとも「三清道祖」にすがれるようにと、この地に建立したとのことです。 建立には15年の歳月がかかっているそうです。
場所は東武東上線「若葉駅」東口から2.5kmのところにあります。 フジテレビの「西遊記」(香取慎吾・主演)のロケ地にもなったそうです。 また、独特な造りからテレビ朝日の「ナニコレ珍百景」で紹介されたとのことです。
この後、「反省会」が行われたのですが、当然のようにカメラはしまいっぱなしで、飲んでおしゃべりに花が咲き、写真どころではありません(笑)
当然、オバさんはドライバーなのでウーロン茶でお付き合い・・・オバさん、ゴメンなさい! しかも、帰りも自宅付近までお送りいただいて、感謝してもしきれません。 有難うございました。
長らくのお付き合い、有難うございました。 これにて「川島町探訪」の一巻の終わりです。
最後は、やはり白鳥でお別れしたいと思います。
いつもありがとうございます。
では、又♪
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コメント
”川島町 ” 第二弾 拝見しています。
囲炉裏端の部屋の畳のヘリがないですね。
古い建物ですがモダンな雰囲気を感じます。
愛妻のために建てたというロマンスもステキですね。
梅の花が良く似合います。
各ポイントをしっかり掴んだ写真に感服です。
私なら絶対に見逃している所々が
ひとつひとつアップされていて、ぶんぶんさんの感性ですねぇ。
ええーー?! 反省会のおつまみも撮ってないんですかぁ。
本屋のオバサン・ しいかさん お疲れ様でした。
"川島町" たっぷり楽しみました。
投稿: あにどる | 2011年1月16日 (日) 20時30分
あにどるさん、こんばんは♪
遠山記念館、随所に贅を尽くして素晴らしいものでした。
豪華=華美という概念ではなく、調和の取れた最高級の技が織り成す芸術品。
しかも、日常生活の中での「美」という捉え方が鑑賞品とはまったく別の輝きを放っていました。
ひとつ、訂正を。
愛妻のためにではなく、母上のための建築です。
ずっと、不遇を囲っていた遠山家、苦労した母に安住とそして、功なり得た遠山家の隆盛を示すための建築とか・・・
それは、随所に家紋を入れた品々にも表れているようです。
反省会は会話が命、酒も肴も所詮は添え物です。
楽しい一日を過ごさせていただきました。
お二人に感謝! です。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2011年1月16日 (日) 23時03分
川島町のレポート、感心しながら見させていただきました。
来年は私も白鳥を見にいけるようにしたいなと思います。
遠山記念館もいいですね。日本の良き伝統を感じます。
私は今は体調調整の日々。ベッドで退屈しています。
投稿: しのさん | 2011年1月17日 (月) 16時49分
遠山記念館、本当に豪邸でしたね。
西洋風の豪華さではなく、ぶんぶんさんのおっしゃる通りの日常生活の「美」で、当時の最高の建築の技が駆使されています。
部屋数は20くらいあり、家のなかでかくれんぼしたら、絶対にみつからなそうです。
また「聖天宮」(名前をはじめて知りました)についても調べていただいて、ありがとうございます。
私も一番最初にこれをみた時はびっくりしましたが、いつか見慣れた風景になっていました。
「本屋のオバさん」と「ぶんぶん」さんのおかげで、初めて、ここで降りてじっくりと建物を見た次第です。
白鳥さんは、頭なでなで出来るくらい近くまで寄ってきます。
素晴らしい写真を撮っていただいて、感謝、感謝です。
投稿: しいか | 2011年1月17日 (月) 17時45分
しのさん、こんばんは♪
ご自分のブログだけでなく、他のブログにもアクセスできるようになったのですね。
一瞬、夜間のコメント返しは、病院には不味いのではと、思ってしまいました。
ブログなのにね(笑)、そう携帯メールと勘違いしたのです。
ありがとうございます。
こんなブログでも、無聊の慰めになれば幸いです。
はい是非、白鳥や遠山記念館に一緒に行きましょう。そして、いろいろな感想など話したいですね。
それには、早く良くなってもらわねば。
がんばって!
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2011年1月17日 (月) 22時38分
しいかさん、こんばんは♪
遠山記念館、最初は地方の名士の自宅だから、所蔵品展示がごろごろしていて、成金趣味は遠慮したいな、と思っていました。
しかし、美術品はともかく、邸宅は感動いたしました。
侘び寂びの境地ですね。
確かに成金趣味ではありますが、調和の取れた一級品は正に「眼福」です。
「食わず嫌い」は、いけませんね(笑)
川島町・・・まだまだ、奥が深そうです。
町のホームページに載っていない歴史もありそうですね。
機会があったら「古老」に伝承など聞いて下さい。
どうも、ホームページ作成委員の努力不足を感じます。
郷土芸能や観光に力を入れるべきです。
「平成の森公園」や「遠山記念館」の近くに観光客の落ち着ける施設(飲食・土産品・地産品の店など)を設置すべきです。
白鳥のいる、越辺川の河原に、暖を取れる飲食店・グッズ品・トイレなど置けば観光客誘致にひと役買うのでは・・・
などと思いました。
彼岸花や向日葵なども積極的に売り込んだ方が町の活性化につながると思います。
また、違った季節に訪れて「都心に一番近い田舎」を満喫したいと思いました。
ご案内いただきまして、大変助かりました。
ほんとに楽しい一日でした、機会がありましたら又ご一緒して下さい。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2011年1月18日 (火) 23時14分
こんにちは、
遅いコメント失礼いたします。
しいかさんからぶんぶんさんのブログに先日の白鳥や公園の様子が載りましたんよ!ってご連絡いただいておりました。
PCの調子が悪く動かなくなってしまいました。
直ったと思ったら今度は、孫が風邪を引き熱を出して病院通いと相なってしまいました。
言い訳ばかりで申し訳ありません。
本当に白鳥の姿が愛らしく行ってよかったと思っています。
そして細かいところまでUPされていて編集のすばらしさにさすがぶんぶんさんと感心しております。
また機会がありましたら運転いたしますので。。。。
投稿: 本屋のオバさん | 2011年1月21日 (金) 13時04分
オバさん、こんにちは♪
その節はお世話になりました。
おかげさまで効率よく川島町の見どころを回る
事が出来ました。
有難うございました。
しづちゃん、風邪ですか?
お大事になさって下さい。
早く良くなるといいですね、小さい子の病気は
見ている方も辛いですものね。
今年は「お休み」も増やしていただけるようですね(笑)
ご都合が付きましたら、次回も是非、ご一緒して下さい。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2011年1月22日 (土) 16時43分