年末年始に読みたい本♪ コミック編
「関の弥太っぺ」 原作・長谷川 伸/漫画・小林まこと 講談社・刊
ご存知、股旅物の代表作。 長谷川伸の世界を小林まこと作品のキャラクターを配しての人生劇場。 「柔道部物語」の三五十五や原田ひろみが演じます。 訳あって預かった幼女を甲州街道の吉野宿に送り届ける弥太っぺだが・・・忘れかけていた義理人情が蘇る、感涙必至の道中双六。
「沓掛時次郎」 原作・長谷川 伸/漫画・小林まこと 講談社・刊
劇画・長谷川伸シリーズ第二弾! 今回は「へば!ハローちゃん」から雨竜光二、服部春生などを迎えての漢・沓掛時次郎。 一宿一飯の義理でやむなく長脇差を抜いたが、女房子供に罪は無い。 親子を連れての街道筋で散るは涙か血の雨か。
「テルマエ・ロマニ」 Ⅰ Ⅱ ヤマザキマリ・著 エンターブレイン・刊
2010年のマンガ大賞、手塚治虫文化賞に輝いた、今、もっとも熱い風呂漫画。 第二弾も絶好調です。 ローマ風呂と日本の風呂の接点は・・・奇想天外の筋運びが笑いを誘う作品です。 ギリシャ彫刻と銭湯道具のシュールなカバー画にも作者の感性がキラリと光ります(笑)
「さらい屋 五葉」八巻 オノ・ナツメ・著 小学館・刊
誘拐を生業とする五葉一味、仲間を取り巻く人間関係や捜査の手が伸びる緊迫感に加えて、過去のしがらみまで顔を出す・・・好評青春群像時代コミック、これにて完結。
「つらつらわらじ」一巻 オノ・ナツメ・著 講談社・刊
さらい屋が終了しての新シリーズ。 オノ・ナツメ版 参勤交代ロードムービー。 備前岡山から江戸までの道中に起こる悲喜交々を著者独特の観点で描く参勤絵巻。
「くおんの森」①② 釣巻 和・著 徳間書店・刊
正しくは「森」の字は本が三つで森と読ませています。 本好きの高校生があらゆる本が集まる場所、「くおんの森」本好きばかりが暮らす街、栞ヶ浜で遭遇した不思議な出来事・・・日常と幻想が入り混じるファンタジーコミックの傑作。
「鋼の錬金術師」27巻 荒川 弘・著 スクエア・エニックス・刊
押しも押されぬシリーズ5000万部を誇る人気シリーズ、堂々の完結です。 人体練成の錬金術に挑んだ兄弟が、失われた肉体の一部を取り戻すまでの長い旅。果たしてその先にあるものとは・・・第一巻から味わって下さい。
「百姓貴族」1巻 荒川 弘・著 新書館・刊
マンガ家になる前の7年間、著者は北海道の実家で農業に従事していた。 牛を飼い、野菜を作り、熊に怯え、シマリスにバカにされる毎日。 知られざる牧場の実態を涙と笑いで描く百姓コミック・エッセイの決定版。
「アコニー」3巻 冬目 景・著 講談社・刊
風変わりな作品を二つ。 先ずは「アコニー」、何年経っても歳を取らないアコニーと居住するアパートの風変わりな住人たち、そもそもアパート自体も不思議な世界に取り込まれている。 全てが風変わりな世界で唯一まともな高校生・基海が体験する不思議な世界。 第3巻にて、目出度く完結です。
「八百万」全一巻 作・畠中 恵/画・みもり ソフトバンククリエイティブ・刊
ある日、長屋に現れた四人組、いろいろな騒動が持ち上がるが、この四人が手がけるとなんなく解決。 果たしてこの連中の正体は・・・「しゃばけ」シリーズで好評の畠中と「ひぐらしのなく頃に」のみもりがタッグを組んだ「妖かし大江戸捕物帖」
「ADAMAS」5巻 皆川亮二・著 講談社・刊
宝石のパワーを能力に変える「宝石使い」の美女軍団が裏社会の悪人どもを退治する痛快ストーリー。 ちょっぴり涙ありのエピソードも交えて好評シリーズの第5弾。
「PEACE MAKER」6巻 皆川亮二・著 集英社・刊
決闘が合法の世界にガンの腕はピカ一だが闘争心の無い主人公と何やら思惑がらみの友人達の旅を描く西部劇調SFドラマ。 新たな謎を含んで旅は続く・・・
「リアル」10巻 井上雄彦・著 集英社・刊
車椅子バスケの熱闘を描く著者渾身の青春群像ドラマ。 年一回の刊行が待ち遠しいシリーズの最新刊。
「ガキの頃から」全1巻 一色まこと・著 講談社・刊
人生を明るく笑う人間賛歌、読みきりシリーズの「ガキの頃から」と初期読みきり連載の「ばか」を収録、単行本未発表作の著者20年ぶりの傑作短編集。
「あのひととここだけのおしゃべり」全1巻 よしながふみ・著 太田出版・刊
マンガ家・よしながふみ=代表作「大奥」「西洋骨董洋菓子店」ほか、が女流マンガ家たちとマンガの世界を語り合う、少女漫画好きには応えられない一冊です。 対談相手は、「やまだないと」「三浦しおん」「こだか和麻」「羽海野チカ」「志村貴子」「萩尾望都」の層々たるメンバーです。
「きのう何食べた?」4巻 よしながふみ・著 講談社・刊
一風変わったゲイカップルの食事にまつわる悲喜交々を描くハートウオーム・コミックの第4巻。 各話にドラマに登場した料理のレシピが載ってます。
以上、コミックス・年末年始版のご紹介でした。 マンガは好みがそれぞれですので、私好みのセレクトと波長が合ったら、お手にとってご覧下さい。
続いて、時代小説・文庫版を掲載予定です。
いつもありがとうございます。
では、又♪
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コメント
ぶんぶんさん、こんばんわ。
今回もおもしろそうなコミックや本を紹介していただき、
長い正月休みが欲しくなります。
『テルマエ・ロマニ』は読みましたが、後のは全く知りませんでした。
コミックでは『くおんの森』『きのう何食べた?』を読んでみたいと思います。
捕物帳も大好きなので、『あくじゃれ』『こんちき』も読みたいと思っています。
また、おもしろい本を紹介してください。
投稿: ヨネゴン | 2010年12月31日 (金) 20時28分
ヨネゴンさん、こんばんは♪
大晦日です。
新しい「お孫さん」の誕生に、喜びと共に慌ただしい日々の今年でしたね。
今頃は「紅白」でしようか。
どうぞ、ゆっくりして下さいね。
はい、コミックも、それなりに知っている「ぶんぶん」です(笑)
たかが漫画と言いますが、下手な小説なんか足元にも及ばない作品もゴロゴロしています。
プレゼントは出来ないけど、お貸しする事は出来ます。
気軽にお声を掛けて下さいね。
いろいろなコミックにチャレンジして下さい。
また読書会で、お会い致しましょう。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年12月31日 (金) 21時58分