読書の愉しみ♪ 書店員・篇
最近読んだ本で、書店を取り巻く状況が益々壊滅的になってきたと感じました。 オンライン書店、電子書籍などの台頭で、中小の書店はもとより大書店の売上も落ちています。 大型書店でもネット注文を受ける時代になった。 街の本屋さんは地域密着型で凌いでいる。 しかし、時代の波は確実に近づいているようだ。
「傷だらけの店長」 伊達雅彦・著
PARCO出版・刊
この本は、書店チェーンの駅前・中規模店の店長の苦悩と努力の奮闘記です。 出版業界紙に連載された記事は「街の本屋さん」の日々の生活を克明に書かれていた。 そして、こうして一冊にまとめられると圧倒的な迫力で迫ってくるものがある。 いかに本屋は報われないか、個人の努力ではどうしようもない壁があること、客という名の理不尽が服を着ているような人たち。 出版業界に身を置いたことのある私は理解できても、普通の読書人は「本を買う」ということに本屋さんの重みをどう感じているのか。 本のアンテナショップとしての役割しか与えられていない(中には見本代わりに内容を確認して、ご丁寧にもオンライン書店に注文する不届き者すらいる始末)そんな「街の本屋さん」は、ただ消え行くのみなのでしょうか・・・いや、違う! 「読書の楽しさ、素晴らしさ」を教えてくれたのは「近所の本屋さん」でした。 取り寄せも、いつ来るかとワクワクして待ったものでした。 本屋さんには夢と愛情があふれています。 あなたも本屋さんに行ってみませんか。
そういえば、書店員の方の書いた本が何冊か手元にあったことを思い出しました。 出版営業として都内はもとより、色々な土地に行って沢山の書店員の方とお会いした。 そんな「顔馴染み」が本を出したと聞くと、直ぐに手に取ったものでした。 あの時代は本と書店と書店員に「夢と希望」のある時代でした。 そんなノスタルジー溢れる本たちの紹介です。
「遊ぶ本屋」 南端利晴・南端裕子・著
1986年 新文化通信社・刊
まだ、「コミック専門店」など無い時代、大阪の堺市のローカル駅・深井駅にオープンさせた「まんが専門店・わんだ~らんど」は、たった5坪だった。 この本はなんとか軌道に乗り始めた開店6年目に出版した若き夫婦の愛と涙と笑いの記録である。 開店当初は客足も無く、生活に困るが好きで始めた道と苦労も遊びに変えてゆく浪速節。 店と客とをつなぐ新聞「わんだ~らんど通信」の発行や上京して直接、東京の出版社に新刊の配本を依頼するなど、パワフルに展開。 以後、何店か開業と閉店をしたが、現在は「なかもず店」と「難波店」の2店舗である。 右の短冊状のものは、縦に懸ける「帯」です。 開店当時から支援者である「いしいひさいち」氏の書き下ろし4コマ漫画付きのユニークなもの。 4種類のうちどれが付くかは判らないという遊び心に富んだ代物です。 4冊買ったのかって、もう時効でしょうから白状します。 直接著者から買ったので、帯だけ4種セットでいただきました。 今となっては良い記念です。
「遊びにおいでよ」 南端裕子・著 1993年 本の雑誌社・刊 前出の「遊ぶ本屋」の共著をした、「わんだ~らんど」社長にして店長夫人、そして2児の母、裕子さんの子育て、本屋経営、ドタバタありの涙ありの日々を描く、心がすっと軽くなる業界紙連載分に書下ろしを加えた「本屋女将さん読本」です。 大阪に出張に行った折、店長の利晴さんが留守の時は裕子さんと事務所で話すことが楽しかったものです。 新刊注文が、いつしかコミック話に、はたまた鈴鹿のF1レースの話になってしまう・・・ 古き良き時代でした。 「本屋さん読本」 本の雑誌社・編 1987年 本の雑誌社・刊 本屋さん大好き人間に贈る、本屋さんの全てが判るお宝本(笑) 本屋さんの業務から出版流通、歴史から未来まで、そして当時カリスマ店員と言われた書店員の本音と意見を載せて現在(当時)の世相をあぶり出す。 大型店からデパートの書店、郊外店から駅前書店まで、これでもかというように「ビッシリ」本屋さん情報を満載。 「書店人のしごと」 福島 聡・著 1991年 三一書房・刊 当時はジュンク堂・京都店の人文担当をしていた福島さんが始めて書いた書店論。 独特の棚構成理論を持つ著者の書店SA(ストア・オートメーション)化、相反する理論に思えるが、現在の「レジ情報管理システム」の構造を思わせる書店の未来像を探る先駆的な書でした。 物静かな紳士で京都時代は、地域や仕事の面でいろいろご教授いただきました。 「女たちの本屋」 多田淳子/他・著 1993年 アルメディア・刊 「本屋をやりたい」という強い願望のもと書店を開いた女性経営者達の奮闘記。 目的、規模、形態も、さまざまな10店の書店、でも読者に届けたい思いは一緒です。 女性同士のコミュニケートの場所を作りたい「徳島・BOOKsみるくうゆ」 23歳、地元に本屋をとUターン「岩手・ブックス青山」 幼稚園の先生から絵本と児童書の専門店の経営者に「愛知・ミルハウス」 女性3人で出版社、後に女性・家族の専門店「広島・ブックス家族」 作家のかたわら子供の本、女性、自然食材の「東京・クレヨンハウス」 攻撃こそ最大の防御と多店舗化「岡山・津山ブックセンター」 会員制の無店舗書店「兵庫・ヒントブックス」 販売データと書店紙発行、まんが専門店「大阪・わんだ~らんど」 子育てしながら共同経営、読み聞かせなど地域密着「神奈川・子どもの本の店 ともだち」 最初の女性問題専門店「京都・ウイメンズブックストア松香堂書店」 女性達が自己表現の場として選んだ「本屋さん」 業界を離れた私には各店のその後は不明ですが、益々発展していることと思います。 神保町「書肆アクセス」半畳日記 畠中理恵子/黒沢説子・著 2002年 無明舎出版・刊 かつて神田・神保町のすずらん通りにあった10坪ほどの小さな書店。 「地方・小出版流通センター」(文字通り小出版と地方出版の本だけ扱う流通取次店)の展示センターとして発足した店舗です。 小さなスペースにギッシリと埋まった本たち、いつも出会いを待っている。 そんな小さな店の日々のあれこれや町内のなんやかやを綴った女性店長と女性店員の日記風エッセイです。 前半を黒沢さん、後半を畠中さんとくっきり分かれた章立てです。 というのは、最初に黒沢さんがこの本の出版社のH.P.に「店の日記」を掲載した経過があり、黒沢さんの退職後、後を引き継ぐ形で畠中さんが続きを書いたという次第です。 そして目出度く書籍一冊分の分量が確保され上梓されました。 そのお蔭で出版社のH.P.など観ていない私のような一般人の目にも止まった訳です。 まあ、業界紙には出版のことは載っていましたが。 書店員としてだけではなく人としての本音もちらりと覗く、神保町すずらん通り・喜怒哀楽日記です。
「書店繁盛記」 田口久美子・著
2006年 ポプラ社・刊
前作「書店風雲録」2003年/本の雑誌社・刊 2007年/ちくま文庫・刊に続く、第二弾。 同社のウェブマガジン「ポプラビーチ」連載のものをまとめた一冊。 前作はリブロ(当初は西武ブックセンター)を中心に書店事情を紹介し本好きに好評を得ました。 そして本作はジュンク堂に舞台を移して、本屋さんの内外を題材に著者の視点で語る書店論です。 たまに出る辛口の批評もどきも本好きにはたまらないシーンでしょう。 後半、各フロア担当者の奮闘振りを本人の口から発言させる第3章も、著者との年齢差(温度差)を感じられて微笑ましくもあり、応援したくもなってしまいます。 田口さんには渋谷・西武時代にお世話になりました。 あの頃なんてユニークな書店かと思いました。 イベントや棚構成が異色に感じました、それに新しいものに貪欲な感じも受けました。 本書もポプラ文庫にて文庫化されています。 たかが本、されど本、オンラインと違う「本を手渡す職人」さんの熱い思いを感じていただけたらと思います。
「書店員タカクラの、本と本屋の日々・・・ときどき育児」
高倉美恵・著 2006年 書肆侃侃房・刊
高校時代のタカクラさんは年間の半年以上遅刻していました。 就職にするにあたり「絶対に遅刻しない職業は」と考えて・・・大好きな本に囲まれての仕事ならと書店員を選んだというほどの「本の虫」。 そんな著者の「本と酒の日々・・・少しは育児」をつづった本書は、本と本屋さんに対する愛情溢れる一冊です。 タカクラさんは前代未聞、伝説の「コミックカタログ」を企画制作した方でもあります。 以前にも紹介いたしましたので、ご興味のある方は、拙ブログのカテゴリー「書籍・雑誌」の項をご参照下さい。
「すごい本屋!」 井原万見子・著
2008年 朝日新聞出版・刊
人口100人の山奥の本屋さん、味噌や洗剤も売ってます。 でも、この本屋さんすごいんです。 絵本の読み聞かせから、絵本の下絵(エスキース)や原画を展示したり、「かいけつゾロリ」の作者まで訪ねて来る、子どもの笑顔のためなら夜行バスで東京へ・・・山奥の本屋さんで起こる奇跡に子ども達の目が輝く。 あなたも、その奇跡を体験してみませんか。 この著書も以前紹介しましたので、詳しくは拙ブログのカテゴリー「書籍・雑誌」をご参照下さい。
いつまでもノスタルジーに浸っていないで、本の未来にこんな方法もあるのでは、という2冊を紹介して幕を引きたいと思います。
「百年読書会」 重松 清・編著
2010年 朝日新聞出版・刊
重松清が時代を時代を超えて読み継がれる12の名作を選び、全国の読者が朝日新聞紙上で感想を寄せ合った。 子どもと感想を競うお母さん、遠距離介護をしながら読んだ人など、12歳から97歳まで参加者の投票総数が13000通におよんだ大読書会。 活字離れと言うなかれ、良い本には良い読者が付くものです。
「あの声優が読む あの名作」 監修・斎藤 孝
2010年 マガジンハウス・刊
「声に出して読みたい日本語」の著者が選んだ名作の名場面を、人気アニメ声優が朗読するCDブック。 あらすじ、朗読箇所、作品解説を紹介し、タイトルは知っていても読んだことも読むこともないだろうと思っている方たちに、耳から入る物語は意外と理解できるものですと監修者は説く。 韻を踏んだリズミカルな文章は目で追うより素直に感じるものだと思います。 作品は「こころ」「金閣寺」「我輩は猫である」「人間失格」「銀河鉄道の夜」「雪国」など18篇。 声優は「石田彰=新世紀エヴァンゲリオン他」「田中理恵=機動戦士ガンダムSEED他」「杉田智和=銀魂ほか」「平野綾=涼宮ハルヒの憂鬱ほか」、名作=古い、という図式を聴き慣れたアニメ主人公の声で語りかける、という現代的な空間に置き換えるアプローチです。
2作とも、面白い取り組みと思いませんか? 本屋さんを取り巻く状況の解決にはなりませんが、本を好きになる人が増えれば色々な解決策が生まれるかも知れません。 本の好きな先達がいて、それに続く後輩がいる。 本を創る人がいる、本を手渡す人がいる、本を待ってる人がいる。 物語はデータでは伝わらないのでは・・・と思います。
いつもありがとうございます。
では、又♪
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コメント
書店員さんが書いた本て、こんなにあるんですね。
どんなお仕事にも苦労はつきものですが、お客相手の仕事は大変です。
この中で読んだのは「すごい本屋!」だけですが、どれも興味をひきます。
すぐ読みたいと思うのは重松清さんの『百年読書会』
本の感想や受け取り方はさまざまなので、どんな本にどんな感想があるのか、興味があります。
このブログ見ていて思ったんでけど、ぶんぶんさんのレイアウトって、とても見やすいですね。
私も自分のブログがあるけれど、思い通りにできなくて、イライラします。
こんど、このレイアウトを真似しちゃおう、と思いました。
投稿: しいか | 2010年11月14日 (日) 21時15分
しいかさん、こんばんは♪
意外と書店発の書籍は多いです。
業界紙に連載して書籍にというパターンが多いですね。
今なら、インターネットやブログで発表してweb本として世に出るケースなんでしょうね。
ここに紹介した本は、出版社営業員としての「思い出本」なんです。
著者の性格や人となりを判っていてのメッセージを受け取ったものがほとんどです。
「すごい本屋!」の井原さんと「女たちの本屋」の一部の方たちは存じ上げておりませんが・・・共感したことは間違いないです。
同時代を駆け抜けた同志へのノスタルジーなのです。
で、未だに所蔵している訳です。
そのシーンに私もいたとのアルバムなんですね。
レイアウトはいつも考えています。
いかに見やすく読みやすくメッセージを伝えられるか。
独りよがりになっていないか。
動に対して、いつ静を対比させるか。
無駄なスペースはないか、情報が詰まりすぎないか。
なんて、常に頭の隅に置いています。
しいかさんのレイアウトは見やすいですよ。
すっと、その世界に入っていけます。
試行錯誤も到達点への一歩なんでしょうね。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年11月15日 (月) 22時19分
早速やってきましたらすごい!の一言です。
ほぼみんな知っている方々ですが仲間にであったような感覚です。
この業界は、閉鎖的な面もありますがみんな本を通じてかなり哲学的な?方もいますから・・・。
今年行った神戸の海文堂さんの社長?さんもめちゃくちゃ面白いですよ。
地方でもがんばっている書店があることに改めて頑張らなくちゃって気にさせられました。
ぶんぶんさん!ありがとうございます。
ダンナにもぶんぶんさんのブログをみてもらいました。
感想は編集テクニックさすがプロですなぁ・・・と申しておりました。
最初に紹介の本『傷だらけの店長』泣けてきます。同業だけに辛いですし、泣き笑いになりそうです。
では、また
投稿: 本屋のオバさん | 2010年11月16日 (火) 11時31分
オバさん、こんばんは♪
すみません、催促したみたいで・・・
今回は、書店さんにエールをという気持ちが強かったので、ついつい・・・
おっしゃる通りです、この業界では有名な方たちばかりです。
でも、一人ひとりは個性豊かですが、良い人ばかりです。
活字になると自論を展開しますが、話をしていると「普通」の人たちばかりです。
皆んな、熱い思いを持っていました。
本の、本屋の、世界に居て良かったなと思います。
少し距離はありますが、今もその気持ちは変わりありません。
もう少し、本を手渡す人たちの気持ちが、読者(お客さん)に伝われば・・・と思います。
「再販制」、離島の人たちにも「定価」で届けられる。
この制度は画期的なものです。
「自由定価制」にしたら、金持ちしか本を読めなくなってしまいます。
図書館の利用も本の普及に良いことだと思いますが、経済で成り立っていることを思えば、「ただ」だから、「部屋が狭いから」の理屈は通りませんよね。
だって、衣服を借りて着ている人はいませんものね。
ほんとうに「街の本屋さん」が消えて行く時代です。
それは社会現象ではなく、訪れる(応援)する人がいなくなったからです。
これからも「本屋稼業」を続けて行って下さい、とは言えません。
しかし、形態が変わっても「本」への愛情をお願いします。
そして、読者(お客さん)にも・・・
いつもありがとうございます。
次回、お会いした折は「本屋談議」をしましょうね。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年11月16日 (火) 22時52分
ぶんぶんさん、 こんばんは~!
本屋さんの苦悩や思いを書き綴った本があるんですねぇ。
改めて言わなきゃわかってもらえないと思います。
本屋さんを営んでいる経営者さんたちが
オンラインでの読書家を集めてお話しするチャンスがあればいいなと思います。
あるTVで観たのですが、本屋さんには夢があると。
その反対は、書店の店員だった若者が、本が売れるたびに
自然破壊が進んでいると思い悩やみ、退職して田舎留学を選んだドキュメントです。
その若者は多分、本の良さ、本とはなんたるかを吸収できないまま書店で働いていたのだと思います。
私は、大きな書店に行けばどこに視線を置いても本です。
それがとっても好きで、つい長居をします。
読みたい本を探すとき、今ではコンピューターを使って検索しますが
店員さんに訊いて「その関連の本はこの通路にもありますよ」
と、その一言が嬉しいですよねぇ。
新しい発見もいっぱいあるし、小さな書店に行けば
心地いい圧迫感も味わっています。
書店経営者さん、書店員さん └(´▽`*)┘ガンバロ゙ー!!
本屋のオバサン フレッ!!ヽ(`・ω・´)(`・ω・´)ノフレッ!!
投稿: あにどる | 2010年11月16日 (火) 23時12分
あにどるさん、こんばんは♪
本屋さんは読者(お客さん)にとっては「夢の国」なんですが、書店員にとっては「地獄」なんです。
給与面だけ取っても、時給はマック以下です、それでいて、「マニュアル」など無い世界です。
「本が好き」の気持ちだけで働いています、いわば「本へのボランティア」なんです。
そこへ持ってきて「オンライン書店」の便利さだけを要求されるのです。
一日何千冊の書籍が発行されます、それを全て知っていて当然の様なお客という理不尽な輩が来店するのです。
少し知恵のある人が書店を見限って別の職種を選ぶのは、むしろ当然かと思います。
もう少し、小売に利幅をつけないと無理かと思いますが、今までの商習慣ではそれも無理なんでしょうね。
本屋さんの良いところは「棚構成」です。
自分の欲しい本の隣に並んでいる本に興味を持った本があったら、その本屋さん(書店員さん)は勉強しているお店です。
一冊の本から色々な世界が広がるからです。
新刊やベストセラーはオンライン書店でも手に入りますが、自分の潜在意識にまで訴えるのは「本屋さん」の知恵なんです。
普段気にしてはいませんが、そういう自然の流れの中に棚の陳列を心掛けて展開しています。
それにしても、本屋さんの業務は実に沢山のこまごました作業が多すぎます。
付録ひとつとっても、本屋さんが店でセットするのですよ。
出版社から雑誌にセットされて来るのではないのです。
中には、雑誌より大きい付録もあるのです・・・
好きな本が好きな時に手に入る、それはこういった人たちが居ての事だと外から見ただけでは判りませんよね。
改めて、「本屋さん」に感謝します。
いつもありがとうございます。
急に冷え込んで参りました、風邪など召しませんよう、ご自愛下さいね。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年11月17日 (水) 00時24分
コンバンワ^^v
『傷だらけの店長』が あまりにも魅力的だったので
この記事を読み始めましたが ・・
最後までたどり着けずに
コメント欄に来てしまいました
お調子者のダイドコですが
本屋さんって タイヘンなんだぁ って ソコだけヮ若判った様な気がします
どらま セカンドバージン を 思い返しながら読ませていただきました^^v
投稿: 台所のキフジン | 2010年11月17日 (水) 17時36分
キフジンさま、こんばんは♪
「本屋さん」が大変だ~
って、判っていただけただけでも、嬉しいです。
(しかし、「た」が多いですね、文法あってるか、見直してしまいました 笑)
電子書籍になれば、出版社も問屋も本屋さんもいりません。
作家から編集者(プロデューサー)を経て読者に直結です。
返品というムダも無くなります。
価格も安くなるでしょう。
しかし、表現の膨らみ、選択肢の狭まりは否めないでしょうね。
自分の選択肢なんて狭いものです。
いろいろな人の手渡しで、その世界を見つけることもあるのです。
ふっと、棚に並んだ「本」を手に取って、その本から違う世界観を見つけたことの方が多かった気がします。
本は、作家、タイトル、カバー、イラスト、レイアウト、物語、文体、活字、等のどれに魅せられて手に取るか、という決断の上に成り立つものです。
いろいろな人の手に掛かるということは、それだけ愛されて世に出てくる訳です。
いかに多くの人に読んで欲しいのかという沢山の人たちの「想い」が詰まっているのです。
そんな、「本」をこれからも愛して行きたいと思います。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年11月18日 (木) 22時48分