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2010年10月19日 (火)

秋の七草♪

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10月に入って、めっきり「秋」らしくなりました。 空には「ひつじ雲」が浮かんでいます。 サンポリングのあちこちで見つけた「秋の七草」ご披露いたします。 覚え方に「お好きな服は」という方法があるそうです。 その順番にご紹介したいと思います。 秋の七草は、山上憶良が「万葉集」に詠んだことが最初と言われています。

秋の野に咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七草の花

萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花

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女郎花(オミナエシ)

開花期 7月下旬から10月上旬

撮影場所 足立区都市農業公園

黄色の小さなツブツブが粟飯に似ているため、もち米の「おこわ」=男飯に対して、「女飯」→「オミナメシ」→「オミナエシ」となったという説があります。 ちなみに、「女郎花」の字は平安時代からとのことです。 根が漢方薬になり、利尿・排膿の効果があるそうです。

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薄(ススキ)

開花期 9月中旬から11月上旬

撮影場所 伊奈ジョギングロード

お月見には欠かせない花、古くは屋根を葺いたり、俵の材料や家畜の飼料に使われたとのこと。 お月見のススキは、その姿がたわわに実る稲穂を連想させるため「豊穣祈願」で飾るといわれています。

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桔梗(キキョウ)

開花期 6月上旬から8月上旬

撮影場所 足立区都市農業公園

根に、風邪薬の主成分=サポニンを含んでいる、せきや喉あれに効果がある。 このサポニン、昆虫に有害なため自身が外敵から身を守るために有効なことから、武士の家紋に使われたり、部屋の名前にも多く使われています。 ちなみに山上憶良が「朝貌(あさがお)」と詠ったのは、桔梗のことです。

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撫子(ナデシコ)

開花期 6月中旬から8月中旬

撮影場所 伊奈ジョギングロード

小さな可憐な花を我が子になぞらえて「撫でるように愛でる」という表現から「なでしこ」となったといわれています。 「大和撫子」つつましく控えめな女性の代名詞ですが・・・ 写真が唐撫子=石竹 なのが残念です。 「河原撫子」は、本当に見かけなくなりましたね、「大和撫子」も? さみしい限りです・・・ 

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藤袴(フジバカマ)

開花期 10月上旬から11月下旬

撮影場所 大宮第二公園

小さいピンクの花姿が藤色の袴に見えるところからこの名前に。 平安時代の女性は茎を乾かし芳香剤や防虫剤に使用したとのこと。

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葛(クズ)

開花期 8月上旬から9月下旬

撮影場所 見沼・緑のヘルシーロード

繁殖力が旺盛で、他の植物を凌駕する勢いで伸びる。 蔓がひと夏で10m以上伸びるとも言われている。 利用価値のある植物で、蔓は編んで籠に、根は「くず粉」にして葛餅などの食用に。 また漢方の「葛根湯」として解熱の効果があります。

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萩(ハギ)

開花期 6月上旬から10月下旬

撮影場所 見沼グリーンセンター

草冠に秋、萩は秋を代表する花でしょうね。 屋根材や帚(ホウキ)、炭俵に、漢方では根を煎じて「のぼせ」「めまい」の薬として、花は染料に使われたそうです。 ちなみに秋のお彼岸の「おはぎ」は、この萩から。 春のお彼岸には「ぼたもち」(牡丹)、もともとは同じですが秋の小豆は柔らかいため「つぶあん」に、春は硬くなるので「こしあん」に仕立てたと言われています。

秋の七草、なかなか普段見かけませんね。 開花時期がまちまちなので全て同時期というのが無理なんです。 桔梗や撫子も見かけなくなりました、藤袴は「絶滅危惧種」(レッドデータ)に指定されているそうです。 なんとか次世代に残したいものです。

以上、「秋の七草」全巻の終わりです。 虫の音も途切れました・・・

いつもありがとうございます。

では、又♪

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コメント

コンバンワ^^v
・・秋の ・・ って云っても 花の時期ヮ夏なんですネ
旧暦とかナンでしょうね
「おすきなふくは」 って 面白いですネ
おみなえし すすき ききょう なでしこ ふじばかま くず はぎ
^^v タブン??覚えてると思います??

投稿: 台所のキフジン | 2010年10月20日 (水) 17時26分

 ぶんぶんさん こんばんは。

 「ひつじ雲」っていう名前なんですね。
私は雲が大好きですが、名前は全然しりませんでした。

 キキョウの紫色がとっても美しいです。

 花の名前の由来すごいですね!
ぶんぶんさんの頭の中は花図鑑?
すっごく天才になった気分で拝見しています。

 お礼のお品物はなけれど  え?
お礼の言葉だけ、ありがとうございます。

投稿: あにどる | 2010年10月20日 (水) 19時01分

キフジンさま、こんばんは♪

「秋の七草」・・・
ほんと、花期がそれぞれですので、なかなかすべてという訳にはいきません。

「春の七草」は、意外と覚えているのですが、「秋の七草」は、知らない人が多いみたいです。

はい、「お好きな服は」とお憶え下さい。

いつもありがとうございます。
では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2010年10月20日 (水) 20時09分

あにどるさん、こんばんは♪

雲の名前は、和の国、独特の表現ですね。
秋の雲は、「ひつじ雲」「いわし雲」など、気流の変化で姿形を刻々と姿を変えます。
「空」が好き、「雲」が好き と言っていましたね。

「雲の本」あった様な気がします。
見つかったらプレゼントしますね。

ケーキ、ありがとうございます。
貴女の気持で、お腹より「胸がいっぱい」です(笑)
いつの日か、本物を食べたいものです。

いつもありがとうございます。
では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2010年10月20日 (水) 20時50分

ぶんぶんさんのブログは、とても勉強になります。
何故にそんなにたくさんの事をしっているのでしょう。

 秋の七草、道端に咲いていても、私はきっと気がつかないと思います。

 それぞれに意味があって、由来がある、というのに感嘆しています。

 写真がどれも美しくて、見ているだけで心が和みます。

投稿: しいか | 2010年10月21日 (木) 22時14分

しいかさん、こんばんは♪

秋の七草・・・
昨年は何枚かネットで借りましたが、今年は全て「自前」で用意出来ました(笑)

都市農業公園の「七草花壇」を知り「桔梗」と「撫子」を撮影出来たのがラッキーでした。
「河原撫子」で無いのが残念ですが・・・
七草花壇の撫子は「河原~」だったと思いますが、咲いていなかったのです。
少々、遅かったようです、次回はゲットしたいと思います。

こうして並べてみると、「和の国」の花という風情は和みますね。
しかも、ほとんどが「薬草」として漢方で使われています。
見た目が美しく、身近で人知れず役に立つ・・・
ほんと日本女性の奥ゆかしさを感じさせる花たちでした。

次回は「お絵かきギャラリー・秋の章」をご覧いただきたいと思っています。
いつもありがとうございます。
では、又♪

投稿: ぶんぶん | 2010年10月21日 (木) 23時09分

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