さらば!歌舞伎座♪
2010年4月30日の「閉場式」を以って『歌舞伎座』が3年間の永い休館に入ります。 歌舞伎に愛着が有る訳では無いのですが、永く『銀座の顔』として親しんできた「歌舞伎座」に、お疲れ様を言いに昼休み出掛けて来ました。
歌舞伎座の前は、別れを惜しむ人たちの群れで押し合いへし合いです。
近づくにつれてカメラマンの方たちもたくさんいて、警察官が交通整理していました。 なかには車道に出て撮影する人も出る始末・・・
やはり独特の佇まいですね、この前に立つと「伝統芸能」という言葉が自然に出てきます。
閉場式の垂れ幕が、いよいよかと感じさせられます。 カウントダウンを刻んで来た「デジタル・カウンター」の文字も、いよいよ「1」になってしまいました。
庇や提灯、行灯(?)も、しばらく見納めです。
細かいところに贅を尽くしています。
こんな細工を見るだけでも、文化財の価値をひしひしと感じますね。
歌舞伎座、木挽町、閉場式・・・懐かしい響きですね。
別れを惜しむ人の群れは、まだまだ続いています。 最後の姿を絵筆に託す方もおりました。
「歌舞伎」は重要無形文化財に指定され、また、ユネスコにも世界無形遺産として登録されています。 その歌舞伎の殿堂である「歌舞伎座」、120年以上ある歴史のなかで、過去3回姿を変えてきました。 現在の建物は、大正14年に竣工した建物を、昭和26年に改修・再建されたものです。 築84年・改修後58年の歳月は建物の老朽かも進んでいます。 2013年・春、歌舞伎座は最新工法の建物として3度蘇ります。 それまでの「永きお別れ 」です。 歌舞伎座、ご苦労さまでした。
独特のフォルムを持つ外観とも、しばしのお別れです。
屋根の瓦も、外壁も、お疲れ様でした。 3年後ビルをバックに建つ、この瓦屋根の建物。 又、お会いしましょう。
以上、歌舞伎座のお別れレポートでした。
では、又♪
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コメント
朽ち果てるまで ・・
とイウノヮ もってヮイケナイ感覚なんでしょうか??
まだまだ 充分すぎるほどの と思いますが
建てかえられて ビルになるという
ちょっと淋しい気もします
前を通ったことがあるだけで
外観を見たことがあるだけの私ですが
ナンか淋しい気がします ・・
投稿: 台所のキフジン | 2010年5月 1日 (土) 19時35分
キフジンさま、こんばんは♪
いや、違うのです。
今の外観は残るのです。
言葉が足りませんでした。
今の建物の後ろに、ビルが併設されるのです。
地下鉄「東銀座駅」直結とか、バリアフリー
構造とか、便利にはなるのです。
朽果てるまでは、消防法に照らし合わせても
無理だし、危険でしょう。
新生「歌舞伎座」の、お披露目を待ちましょうか。
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年5月 1日 (土) 21時21分
残ります ・・
とかテレビでチラッと聞いてたから
明治村 とか ・・ ああいう風にして
何処かに移築されるんだと思って居ました^^v
ありがとう
歌舞伎座に瓦がないのヮ 淋しすぎるよね
ネ!! ぶんぶんさん^^v
投稿: 台所のキフジン | 2010年5月 1日 (土) 22時31分
キフジンさま、こんにちは♪
そうですね、あの「数奇屋風」というのか、なんか
判りませんが、独特の造りは「歌舞伎座」そのもの
ですものね。
詳しくは、↓ 下の「歌舞伎座」の歌舞伎座ホーム
ページをご覧下さい。
http://www.kabuki-za.co.jp/
いつもありがとうございます。
では、又♪
投稿: ぶんぶん | 2010年5月 2日 (日) 13時16分