梅雨の晴れ間 其之六 中仙道・桶川宿♪
桶川駅からほど近い東側、鉄道と南北に貫く国道17号線の間に挟まれる形で、手前古い町並みと近代ビルの混在する中山道が走っています。 いにしえの宿場町「桶川」を探してそぞろ歩きと洒落込みました。 少しお腹が空いているのが気になりますが、いざ、散策に!
「べに花GO」で桶川駅に到着して、「木戸跡」(下)の石柱を観ながら桶川宿の散策です。 江戸は日本橋から数えて、中仙道6番目の宿場「桶川」は手前の「上尾宿」から、これより宿内に入ります。 今は「魚屋」さんの建物も往時を偲ばれ、のっけから雰囲気満点です。
江戸時代から続く「旅籠・武村旅館」創業200年を越す風格が感じられます。 お向かいは名物の「べに花まんじゅう」のお店「べにっこ」です。 「浄念寺」 門前の鐘楼が見事なお寺さんです。 今は数少なくなった「火の見やぐら」を見て、今もお茶屋さんの「島村家三階建て土蔵」の立派さを眺めながら、お隣りの「矢部家」の蔵造りにも、うっとりです。 お向かいの「小林木材店」の趣に心が揺れて、併設している「喫茶店」も気になりますが、お腹の虫が騒いでいます。 お茶は後ほどにして「うどん屋」さんを目指します。 「桶川宿本陣跡」、皇女和宮も泊まった本陣も今は門を残すだけです。(立て看の文字が選挙に抵触してはとペイントしました 笑) 「桶川観光協会・中仙道宿場館」 館内には親切な係員の方がおられて、桶川のことを丁寧に教えてくれます。 真ん中の写真は宿場の浮世絵が三色刷りで体験出来る簡易版木です。最後の写真は表の絵看板と同じ作家さんによる木版画、べに花を眺め楽しそうな旅の家族の図です。 「稲荷神社」 力比べをした名残りの「力石」が奉ってあります。 この「石灯籠」は江戸の紅花商人が寄進したもの、もう一つあり対になっています。 鳥居を出て右に折れたら木の洞にお稲荷さんが仲良く並んでいます。 こういう趣向も楽しいものですね。 「木戸跡」(上) ここで桶川宿は終点です。 上としたのは京に上るという意味の(上)です。 この後の宿場は「鴻巣宿」です。 通りを挟んで木戸跡の正面に、待望の「うどん屋」さんがあります。 もう二時過ぎです、ここまで何軒かの本格的なうどん屋さんも有ったのですが、こちらが「味・量・値段の安さ」が三拍子揃っているとの情報に、迷わずこの「今福屋」さんに決めました。 店内は落ち着いた雰囲気の木造建築。 表のテラスは気兼ねなくタバコが吸えそうで、こちらの席をキープしました。 暑かったので「冷やしタヌキ」とか「冷麦」とかも良かったのですが、やはり定番の「宿場うどん」にしました。 お汁は熱々です、中身は鶏肉、なす、長ネギ、茗荷、油揚げ、大根と具沢山で、麺も太めで腰があります。 これで580円はお徳ですよね。 なすのてんぷら80円を付けても660円でした。 隣で食べていたお客さんの「ごまダレうどん」涼しげで美味しそうでした。 さっ、お腹も膨れました、駅に向かって戻りましょうか。 宿場の北側から見た「中仙道・桶川宿」です。 珍しい「レンガ造り」の建物が現存しています。 「大運寺」さんです。 広い境内と立派な鐘楼、山門の造りも優雅です。 古い三階建ての建物の向いに先ほどの「喫茶店」が見えてきました。 食事の後のお茶にしましょうか。 店内はアンティークな食器類が展示販売されています。 アイスコーヒーで喉を潤します、ふと見ると変わった公衆電話があります。 「鹿鳴館」と名づけられ20年近く前に山梨のNTTが売り出した物とのことです。 明治時代の手回し式電話を模しています、現在も立派に使えるのですが、お客様は携帯があるのでほとんど使わないと店長さんが言っていました。 駅に向かう商店街の一角に派手な旗と案内板。 「街かど紅花館」とあります、閉店したお店を商店街婦人部の方が復興を念じてさまざまな学習と展示の場として活用しているとのことです。 はい、「桶川駅」に到着です。 朝の10時半に着いて、今は16時。 一日たっぷり遊んでしまいました。 べに花畑と桶川宿、いかがでしたか? 次回、又どこかでお会いしましょう。 お土産の「べに花まんじゅう」をご覧いただいてお別れといたします。 では、又♪
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